ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

WBC世界ミニマム級TM イーグル・デーン・ジュンラパンvsオーレイドン・シスサマーチャイ

2007年11月29日 | 海外試合(世界タイトル)
イーグルが負けた。そういった可能性を想定しなかったわけではないが、
実際にそうなってみると、かなりのショックがある。


母国タイでの試合ではあったが、声援ははっきりとオーレイドン。
イーグルにしてみれば、多少複雑な思いがあったかもしれない。
それが原因かどうかは分からないが、イーグルは普段に比べて
動きが悪かった。力んで攻撃が単調になり、空転する場面が目立つ。

また、オーレイドンが「スピードのあるサウスポー」である点も、
イーグルにとって不運だった。ただでさえやりにくい相手に、
力んで空回り。悪い条件が幾重にも重なってしまった印象だ。


1ラウンドこそよく攻め込んで上々のスタートを切ったかに見えた
イーグルだったが、2ラウンドには早くもパンチの的中率が
落ちていく。それにしてもこの挑戦者、手も足も非常に速い。
オーレイドンのスピードを前にすると、イーグルの攻めがワンテンポ
遅れてしまう。

イーグルも決して鈍重な選手ではない。時折パンチも当てていた。
そこから反撃に転じたいところだったが、どうにもリズムに
乗り切れない。

あまりにも目まぐるしい攻防のため、正直、採点はよく
分からなかった。ただ言えるのは、オーレイドンのテンポに
イーグルが終始付き合ってしまったということだ。

フルラウンド戦い、勝負は判定へ。結局、3-0(115-114、115-113、
117-112)でオーレイドンの勝ち。イーグルは王座を失った。


客観的に見れば、最軽量級らしいスピード感にあふれた、それなりに
面白い試合であった、と言えるのかもしれない。しかし、いい時の
イーグルを知っているだけに、何か煮え切らない印象が残って
しまったのも事実だ。

例えば、この両者が日本で再戦したらどうなるだろうか。
良い精神状態でリングに上がれれば、イーグルが王座を奪回する
可能性もあるが、今回の勝利でオーレイドンが自信を深め、
よりやっかいなボクサーになっている可能性もある。

海外の試合結果

2007年11月26日 | 海外試合(その他)
23日、アメリカ・ロサンゼルス。
元世界王者同士の注目カードは、リカルド・マヨルガ
フェルナンド・バルガスから2度ダウンを奪って判定勝ち。
なお、バルガスは引退する意向のようだ。

同じ興行で行われたIBF世界ウェルター級タイトルマッチは、
王者カーミット・シントロンがジェシー・フェリシアーノに
10ラウンドTKO勝ちで2度目の防衛。シントロンは来年、
WBO王者ポール・ウィリアムズとの統一戦を予定している。

また、もう一つの「元世界王者対決」は、ローマン・カルマジン
アレハンドロ・ガルシアに3ラウンドTKO勝ち。


23日、メキシコ。
WBC世界ライト・フライ級王者のエドガル・ソーサは、
元IBF世界ミニマム級王者ロベルト・レイバに4ラウンド
KO勝ちで3度目の防衛を果たした。


24日、ドイツ。
WBA世界クルーザー級王座の統一戦は、暫定王者のフィラット・
アルスラン
が、43歳の正規王者バージル・ヒルに判定勝ち。
スーパー王者、正規(レギュラー)王者、暫定王者と、
この階級には3人のWBA王者がいたが、ようやく一人減った。

同興行で行われたWBO世界ライト・ヘビー級タイトルマッチは、
ゾルト・エルデイがティト・メンドサを判定に下して9度目の防衛。

日本バンタム級TM 三谷将之vs菊井徹平

2007年11月23日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
テクニシャン同士の好カード。また、三谷は東洋太平洋、菊井は
世界と、タイトル挑戦に失敗した者同士の再起戦でもあった。

試合は優劣のつけがたい展開に終始したが、微妙ながら多くのラウンドで
上回った三谷が、結果的に大差の判定で3度目の王座防衛を果たした。

元日本スーパー・フライ級王者である菊井もよく奮闘したが、
明白に優勢を印象づけるだけの攻勢に乏しかった。
スーパー・フライ級でさえパワー不足を感じさせた菊井。
三谷と相対した時にはパワーの差がより顕著に出たように思う。

決して楽な展開ではなかったが、曲者の菊井を下したことで
三谷は復活への大きな一歩を記したと言える。一方の菊井は、
これで3連敗。今後の道のりは厳しいものとなりそうだ。

イーグルがタイへ出発

2007年11月22日 | その他
いつの間にか迫ってきたWBC世界ミニマム級タイトルマッチ。
日本の角海老宝石ジムに所属する王者、イーグル・デーン・
ジュンラパン
が、試合の地であるタイへ出発した。

タイ人のイーグルだから、「凱旋試合」として歓迎されても
おかしくないのだが、今回は挑戦者もタイ人。イーグルはかつて
一部のタイのボクシングファンに、「タイを捨てて日本へ行った」と
非難されたことがあるという。やはり、ずっとタイでキャリアを
積んできた挑戦者、オーレイドン・シスサマーチャイの方に
声援が集まりそうな気はする。


イーグルは、アマチュア、そしてプロで数戦してから日本へ
渡ってきた。タイでの試合経験が皆無ではないことから、
リングに上がってもさほど違和感を感じない可能性もあるが、
これは世界戦、そしてタイ人からの信仰が厚いフミポン国王の
誕生日祝賀イベントの一環として行われる試合なのだ。
いつも以上に緊張することが考えられる。

下馬評では、実力だけで言えばイーグルの方が上であると
言われている。つまり、それなりのコンディションで試合開始の
ゴングを聞くことができれば、イーグルの勝利は堅い、という
ことになるが、特殊な状況の中での試合だけに、精神面の
不安要素は少なくない、というわけだ。

クールな技巧を持つイーグルだが、意外と精神的コンディションに
出来が左右されることが多いように思う。トレードマークにも
なっている、試合中に出す笑顔も、熱くなりやすい本来の性格を
抑えるためのものであることは周知の通り。決して「王座は安泰」
とは言い切れない部分もあるのだ。


試合は29日。いい形で防衛し、日本のファン、そしてタイの
ボクシングファンの支持を増やすことが出来るだろうか。

女子ボクシングを正式認可

2007年11月21日 | その他
昨日、JBC(日本ボクシングコミッション)と日本ボクシング協会が
会合を開き、いよいよ女子のプロボクシングが正式に認められた。
これまでにももちろん女子の試合は行われてきたが、JBCや
協会の認可はなかったのだ。日本の女子ボクシング界にとって、
2007年11月20日は歴史に残る日となったわけだ。

男子との違いは、1ラウンドが2分であること、ミニマム級の下に
アトム級(46.2kg以下)があること、そして妊娠や出産に
関する検査やガイドラインがあること。また、この記事には
記載がないが、これまで通り、日本タイトルマッチは8ラウンド、
世界戦は10ラウンドで行われるものと思われる。


先日、スカパーのスカイAで初めて、女子ボクシングの放送があった。
世界王座を3階級制覇している、ライカの手がけた自主興行だった。

1ラウンド2分の攻防はスピーディで見やすさを感じたが、
技術レベルという点においてはまだまだ物足りない選手が多かった。
とにもかくにも、全体のレベルアップが最大の急務と言えるだろう。

ただ、選手たちは必死に頑張っているのだから、こういった
正式に認められた「場」があることは大きな励みになるに違いない。
日本ボクシング協会が主催する初めての女子の試合は、来年4月に
予定されている。

東洋太平洋Sミドル級暫定王座決定戦 クレイジー・キムvsズルフィカル・アリ

2007年11月20日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
キムが6ラウンドにボディでダウンを奪い、KO勝ちで王座獲得。
これでキムは、スーパー・ウェルター、ライト・ヘビーに続く
東洋太平洋タイトル3階級制覇を達成した。

長らく主戦場としていたスーパー・ウェルター級を離れ、
いきなり3階級上げてライト・ヘビー級王座獲得。そしてその
防衛戦も行わないままに、今回は1階級下げての戦いとなった。

この、無軌道とも思える破天荒なマッチメイクは、一体何を
意味しているのだろうか。多階級でタイトルを獲ることで少しでも
チャンスを広げようとしている、つまりキム陣営が世界挑戦へ本気に
なっている、と解釈するべきなのかもしれない。


これまでキムは、アジア圏においては無敵の強さを発揮してきた。
軽量級ならばとっくに世界挑戦していてもおかしくない実績だが、
本場アメリカ勢の層が厚い中重量級では、なかなかそうは行かない。

しかし、例え勝機が薄くとも、このような選手にこそ一度くらい
チャンスを与えてあげて欲しいと個人的には思う。

世界挑戦の資格

2007年11月17日 | その他
日本ボクシング協会は、世界タイトルに挑戦する選手を
日本または東洋太平洋王座を獲得した者」に限定する
ことを検討している。以前にも似たような決まりはあったが、
いつの間にかなくなっていた。

今回の協会の改革は、「亀田効果」であると想像される。
これまでにも実力が疑問視される挑戦者はいたにもかかわらず、
協会はこれといった対策を施してこなかったのだから。

前にもどこかに書いたが、亀田一家はボクシング界の負の部分を
露骨な形で一般層に明らかにした、という意味で役に立っている。
亀田という強烈な「毒」がボクシング界の危機感を高め、浄化の
スピードを上げていると考えることもできる。


現在では、取りあえず世界ランクにさえ入っていれば、
世界挑戦することが出来る。世界ランカーなのだから
当然とも言えるが、問題は、世界ランクに入った経緯、
そして、ランキング自体がそもそも不透明な点だ。

さしてやる気の感じられない、あるいはそれ相応の技量が
感じられない世界ランカーに勝ってランク入りするケースも
まま見受けられるし、そういった選手は世界に挑んでも
たいてい惨敗を喫している。


その意味で、今回の提案は前向きな変革と受け取ることが
でき、基本的には賛成したい。ただ、東洋タイトルマッチにおける
日本人選手の対戦相手の質の低さは以前から批判の的となっているし、
例えばフェザー級以上の階級では、日本やアジアでの実績が
そのまま世界レベルに通用するかどうかは疑問だ。

フライ級やバンタム級といった軽量級においては、日本のレベルは
なかなか高い。その中で鎬を削っていれば、実力が身につくはずだ。
日本のライバルたちを数多く退けてきたセレス小林、坂田健史、
内藤大助などはいい例だし、長谷川穂積も熟山竜一、鳥海純ら
国内の実力者に勝っている。

個人的には、日本タイトルを3度防衛し、その上で世界ランカーに
勝てば世界挑戦を認めてもいいと思う。これについては、
人それぞれ意見はあるだろう。


しかし結局、どんな規定を設けようとも抜け穴は存在する。
大事なのは選手と陣営の「心意気」ということになる。
一見前時代的な言葉ではあるが、今も昔も、心意気が伝わることが
ファンの支持を呼ぶのである。

坂田V2戦、TBSチャンネルで放送決定

2007年11月14日 | その他
今月4日に行われたWBA世界フライ級タイトルマッチ、
坂田健史が2度目の防衛を果たした一戦が、スカパーの
TBSチャンネル」で放送されることになった。

11月26日の2~3時、再放送は12月10日の2~3時。

最近の坂田の試合はこのように、試合が終わってから唐突に
スカパーで放送が決まることが多い。放送してくれるのは
有り難いが、もう少し早めに決めてもらいたいと思う。

ムニョスvs川嶋は1.14

2007年11月13日 | その他
以前から対戦がほぼ決定と伝えられていたカードの日程が
ようやく正式決定した。来年1月14日、WBA世界スーパー・
フライ級王者アレクサンデル・ムニョスに、元WBC王者の
川嶋勝重が挑戦する。


ムニョスが最初に王座を獲得し、日本人選手の挑戦を次々と
退けていた頃だろうか、「川嶋ならムニョスと噛み合う」と
いう声が少なからず聞こえたものだ。屈強な川嶋と、ハード
パンチャーのムニョス。勝ち負けは別にしても、これは確かに
面白そうな組み合わせだと思われたが、川嶋は当時のWBC王者
徳山昌守に挑戦することとなり、両者の対戦は実現しなかった。

それから数年。今のムニョスは必ずしもKOに固執せず、徐々に
相手を弱らせて自陣に引きずり込むような巧妙な戦い方を身に付け、
一方の川嶋は33歳となり、自慢の体力にもやや陰りが見え始めた。
この試合がもっと早く行われていれば・・・という思いは拭えない。


さて、そんな両者は、どのような戦いを繰り広げるのだろう。
川嶋は打ち合いを想定しているようだが、ムニョスがそれに
真正面から付き合うことはあるのだろうか。出来れば、激しい
打撃戦を期待したいところだが・・・。

海外の世界戦

2007年11月12日 | 海外試合(世界タイトル)
日付は全て10日(現地時間)。


ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた
WBA世界ウェルター級タイトルマッチは、王者のミゲール・コット
元3階級制覇王者のシェーン・モズリーを小差判定に下して
3度目の防衛に成功。

お互いがお互いの強打を警戒したのか、神経の擦り減る消耗戦
といったような印象だった。そんな中でも、決して大崩れしない
コットがまたしても堅実に強みを発揮した。


同じ興行で行われたWBC世界ライト級暫定タイトルマッチは、
1年ぶりのリングとなったホエル・カサマヨルが、元王者(暫定)の
ホセ・アルマンド・サンタクルスを僅差判定に退けて初防衛。
ただし、カサマヨルは1ラウンドにダウンを奪われた末の大苦戦で、
サンタクルスが勝っていたという声も少なくなかったようだ。


パリで行われたWBA・WBC世界クルーザー級タイトルマッチは、
噂の強豪デビッド・ヘイが、4ラウンドにダウンを奪われながらも
逆転の7ラウンドKO勝ちで王者ジャン・マルク・モルメクを下して
王座奪取を果たした。

海外の世界戦

2007年11月05日 | 海外試合(世界タイトル)
日付は全て3日(現地時間)。


アメリカで行われたWBC世界フェザー級タイトルマッチで、
王者のファン・マヌエル・マルケスリカルド・フアレス
大差判定に下して初防衛に成功。熟練の強さを見せつけた。
一方のフアレスは、世界戦4連敗。いつ王者になってもおかしくない
実力はあるのだが、相手が悪すぎる。


同興行で行われたIBF世界フェザー級タイトルマッチでは、
王者ロバート・ゲレロがマルティン・オノリオを1ラウンドTKOに
屠って初防衛。何気なく出したようなワンツーで、あっという間に
終わってしまった。


イギリスで行われたスーパー・ミドル級の3冠統一戦では、
WBO王者のジョー・カルザゲがWBA&WBC王者の
ミッケル・ケスラーに判定勝ちして王座統一を果たした。
カルザゲは以前に当時のIBF王者ジェフ・レイシーとの
統一戦にも勝利しており、実質的には4冠統一王者と呼んで
差し支えない実績を挙げたことになる。

ちなみにWBO王座に関して言えば、カルザゲはこれで
21度目の防衛。衰えが囁かれながら、大舞台できっちり
真価を発揮するところはさすがだ。


同興行で行われたWBO世界クルーザー級タイトルマッチは、
王者エンゾ・マカリネリがランク下位の挑戦者モハメド・
アッゾーイを4ラウンドKOに下して4度目の防衛に成功。

WBA世界フライ級TM 坂田健史vsデンカオセーン・カオヴィチット

2007年11月04日 | 国内試合(世界タイトル)
三者三様の引き分け(112-115、114-112、113-113)で
坂田が2度目の防衛に成功。

坂田は1ラウンドにダウン。デンカオセーンは12ラウンドに
減点があったそうだ。

坂田と言えば「苦闘」というイメージがある。
これからも泥臭くタイトルを守っていって欲しい。

東洋太平洋ミニマム級TM 和賀寿和vsガオフラチャーン・シットサイトーン

2007年11月03日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
今日は名古屋で東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチも行われ、
和賀が凡戦の末、判定勝ちで初防衛に成功した模様。

網膜裂孔からのブランク明けで、致し方ない面もあるのかも
しれない。取りあえず、勝ったことで次に繋がった。

日本フェザー級TM 粟生隆寛vs上野則之、ゴンサレスvsゲホン

2007年11月03日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
粟生が、大差判定勝ちで2度目の防衛に成功。
ランク下位の挑戦者とあってKOが期待され、本人も
KO宣言をしていたが、かえって力んでしまい、
倒すことは出来なかった。

以前に比べて自分から手数を出して攻めていくことは
出来ていたものの、相手が攻めてきた時には守りに徹して
しまう場面が多く見受けられた。その意味で、進歩と
課題の見えた試合だったと言える。

「史上初の高校6冠」という稀有なアマ成績を引っさげて
プロ入りし、常に大きな期待を背負っている粟生だが、
個人的には、課題を一つずつクリアしながら一歩一歩
進んでいってもらいたいと思う。


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しかし実際のところ、観客に与えたインパクトにおいては
セミファイナルの方が上回っていたのではないだろうか。
世界1位で、最軽量のミニマム級において14戦全勝
全KOという驚異的な戦績を記録している、ニカラグアの
ローマン・ゴンサレスが日本に初お目見えしたのだ。

しかも相手は、世界戦2度出場(新井田豊へ挑戦)の実績がある
エリベルト・ゲホン。このやっかいな敵をどう攻略するのかと
思って見ていたら、あっという間に終わってしまった。1ラウンド、
ボディで倒してそのままKO勝ちを収めたのだ。

最初から気圧されていた観はあったにせよ、あの懐の深い
ゲホンが、いとも簡単に中に入られてしまう。盛んに左を出す
ゲホンだが、それも全く意に介さないゴンサレス。噂の攻撃力も
さることながら、ディフェンス力の高さ、そしていつの間にか
ススッと入ってくるステップインの鋭さなども目に付いた。

ボクシングにおいては、数字はあまり当てにならないことが多い。
ゲホンを1ラウンドで倒したゴンサレスと、ゲホンと2度戦って
いずれも判定まで行った新井田・・・という比較には、さほど
意味がない。ただ、この日の戦い方を見ると、やはりゴンサレスには
分厚い戦力があり、これは新井田にとっても少々荷の重い相手では
ないか、と思わざるを得なかった。

まったく、とんでもない選手が出てきたものだ。

今日と明日

2007年11月03日 | その他
このところ立て続けにアマチュアの試合について
書いてきたが、もちろんプロも忘れてはいけない。

今日は日本フェザー級タイトルマッチ、粟生隆寛の
2度目の防衛戦。

明日はWBA世界フライ級タイトルマッチ、坂田健史の
同じく2度目の防衛戦が行われる。


ちなみに粟生は、昨日の日本テレビのスポーツニュースでも
取り上げられていた。日本タイトルマッチの話題が
ニュースに出るのは非常に珍しく、粟生に対する
注目度の高さが伺える。


坂田に関しては、テレビ放送は関東と広島(坂田の出身地)、
そしてなぜか愛媛でも放送があるという。今のところ、
それ以外の地域の人は見ることができない。

頼みの綱は、過去にも坂田の試合を数日遅れで放送したことが
あるスカパーのTBSチャンネルだけだ。未だに放送予定は
ないようだが、見たい方はぜひリクエストしていただきたい。