ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

WBC世界バンタム級TM 長谷川穂積vsアルバロ・ペレス

2009年12月18日 | 国内試合(世界タイトル)
ペレスは変なリズムを持っていて、やりにくそうな相手だった。
おまけに長谷川には力みがあったし、パンチにもフットワークにも
いつものキレが感じられず、1ラウンドからハラハラして見ていた。

コンディションはどうだったのか・・・減量苦のせいか
KOを意識しすぎたせいか、決して万全ではなかったように思う。

しかし、それでもこの結果。並の選手なら、ズルズルと苦戦していたかもしれない。
あの距離、あの角度で、あんなパンチが打てる選手はほとんどいないだろう。
ペレスもさすがに予想していなかったのではないだろうか。
「見えないパンチ、予想できないパンチは効く」と言われる。

見えないパンチが打てる、それが長谷川の強さの秘密の一つだと思う。