ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

ロペスvs松田は無効試合に

2007年12月18日 | その他
松田が所属する、帝拳ジムHPからの情報。

先日メキシコで行われたルディ・ロペスと松田直樹の再戦。
当初はロペスの目の上の傷が悪化したとして、松田のTKO勝ちが
宣言されたが、この傷はバッティングによってひどくなったとする
ロペス陣営が猛抗議。結局WBCが再協議するという形になり
勝敗が保留されていた。

その結果、WBCはこの試合を「ノーコンテスト(無効)」と判断。
これがWBCのフェザー級挑戦者決定戦だったこともあり、
両者に再々戦を指示することになりそうだ。


レフェリーが宣した結果を覆すことに対する賛否はあるだろうが、
個人的にはこれで良かったと思う。というのも、先日の再戦は、
両選手が必ずしも持ち味を存分に発揮したとは言えない内容
だったからだ。

再々戦では、お互い慎重になり過ぎることなく、持ち味を出して
戦ってほしい。そして、誰にも文句を言わせない、はっきりとした
結果が出ることを期待したい。

年間賞決まる

2007年12月18日 | その他
今年の年間賞が決まった。受賞者は以下の通り。


最優秀選手   内藤大助(宮田)         
技能賞     ホルへ・リナレス(帝拳)     
殊勲賞     坂田健史(協栄)         
敢闘賞     新井田豊(横浜光)        
努力賞     湯場忠志(都城レオスポーツ) 
KO賞     湯場忠志(都城レオスポーツ) 
        ホルへ・リナレス(帝拳)         
新鋭賞     下田昭文(帝拳)         
最高試合    ポンサクレック・ウォンジョンカム vs 内藤大助
特別賞     吉井清(大阪帝拳ジム会長・故人)
        河合哲朗(オーキッドカワイジム会長・故人)
        津田博明(グリーンツダジム会長・故人)
        吉田勇作(JBC審判員・故人)
        徳山昌守(元WBC世界スーパー・フライ級王者)
        ジョー小泉(マッチメーカー、評論家)


2年連続で最優秀選手(MVP)に選ばれていた長谷川穂積の
名前がないのが寂しいが、今年は1試合だけ、しかもそれが凡戦
だったので仕方ない。ジム移籍を機に、来年は大活躍して欲しいものだ。

また、今年はダブル受賞というケースが多い。内藤がMVPと
最高試合、湯場が努力賞とKO賞、リナレスが技能賞とKO賞。
技能賞とKO賞を同時に受賞するというのは、もしかしたら
ボクサーにとっては最高の名誉かもしれない。

長谷川と並んで、王座を失ったばかりのイーグル・デーン・
ジュンラパンも賞から漏れてしまった。今年も世界王者がたくさん
いたので、選考には苦労したのではないだろうか。


ちなみに、アマチュア部門のMVPは、世界選手権銅メダリストの
川内将嗣。これは文句なしだろう。


なお、昨年までの受賞者(プロ部門)はこちら。

  最優秀・技能・最高試合   
  殊勲・敢闘・努力・KO・新鋭・特別