ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

今年の日本ボクシング界(国内・東洋編)

2007年12月23日 | その他
今年行われた日本タイトルマッチ、および日本のジム所属選手が
出場した東洋太平洋タイトルマッチは以下の通り。


ミニマム(日本)
5.5  ●三澤照夫 負傷判定7R 〇黒木健孝(三澤は初防衛に失敗)
9.22 〇黒木健孝 TKO5R ●半田友章(防衛1)

ミニマム(東洋)
3.18 〇和賀寿和 KO2R ●チャーンサックノーイ・サックルンルアン(決定戦)
11.3  〇和賀寿和 判定12R ●ガオフラチャーン・シットサイトーン(防衛1)

Lフライ(日本)
4.15 ●増田信晃 判定10R 〇嘉陽宗嗣(増田は6度目の防衛に失敗)
8.13 〇嘉陽宗嗣 判定10R ●大神淳二(防衛1)

Lフライ(東洋)
6.24 〇ファニト・ルビリアル KO5R ●中島健(防衛1)

フライ(日本)
4.1  〇吉田健司 判定10R ●久高寛之(暫定王座決定戦、後に正規王者に昇格) 
7.2  〇吉田健司 負傷判定6R ●小松則幸(防衛1)
12.8  〇吉田健司 判定10R ●佐藤常二郎(防衛2)

フライ(東洋)
3.18 〇ジョジョ・バルドン 判定12R ●長縄正春(決定戦)
8.19 ●ジョジョ・バルドン 判定12R 〇長縄正春(バルドンは初防衛に失敗)

Sフライ(日本)
2.12 ●菊井徹平 判定10R 〇河野公平(菊井は2度目の防衛に失敗)
6.2  〇河野公平 負傷判定9R ●三枝 健二(防衛1)

Sフライ(東洋)
4.9  〇相澤国之 TKO6R終了 ●全鎮萬(初防衛、後に返上)
10.6  〇河野公平 判定12R ●エデン・ソンソナ(決定戦)

バンタム(日本)
4.15 〇三谷将之 TKO2R ●寺畠章太(防衛2)
11.23 〇三谷将之 判定10R ●菊井徹平(防衛3)

バンタム(東洋)
1.13 ●マルコム・ツニャカオ 判定12R 〇ロリー松下(ツニャカオは3度目の防衛に失敗)
4.1  〇ロリー松下 TKO9R ●サミンナム・ウォーウィッタナノン(防衛1)
8.12 〇ロリー松下 TKO12R ●三谷将之(防衛2)

Sバンタム(日本)
4.9  ●山中大輔 判定10R 〇下田昭文(山中は2度目の防衛に失敗)
8.4  〇下田昭文 判定10R ●塩谷悠(防衛1)
12.1  〇下田昭文 判定10R ●小林秀徳(防衛2)

Sバンタム(東洋)
4.1  〇ウェート・サックムアングレーン 判定12R ●中岸風太(防衛3)
6.3  〇ウェート・サックムアングレーン 判定12R ●玉越強平(防衛4)

フェザー(日本)
3.3  ●梅津宏治 判定10R 〇粟生隆寛(梅津は初防衛に失敗)
7.7  〇粟生隆寛 判定10R ●秋葉慶介(防衛1)
11.3  〇粟生隆寛 判定10R ●上野則之(防衛2)

Sフェザー(日本)
1.6  〇小堀佑介 TKO3R ●大之伸くま(防衛3)
5.19 〇小堀佑介 TKO7R ●村上潤二(防衛4)
9.15 〇小堀佑介 判定10R ●三浦 隆司(防衛5)

Sフェザー(東洋)
5.19 〇小堀佑介 TKO7R ●村上潤二(決定戦、後に返上)
9.8  〇内山高志 KO8R ●ナデル・フセイン(決定戦)

ライト(日本)
4.21 〇長嶋建吾 判定10R ●石井一太郎(防衛2)
10.20 〇長嶋建吾 判定10R ●リッキー・ツカモト(防衛3、後に返上)

ライト(東洋)
4.23 〇ランディ・スイコ 判定12R ●中川知則(防衛1)
8.25 〇ランディ・スイコ KO8R ●鮫島康治(防衛2)

Sライト(日本)
4.14 〇木村登勇 TKO4R ●飯田聖州(防衛9)
7.21 〇木村登勇 TKO7R ●中村徳人(防衛10)

ウェルター(日本)
4.20 〇湯場忠志 KO1R ●古川明裕(決定戦)
8.18 〇湯場忠志 負傷判定7R ●新井雅人(防衛1)
12.6  〇湯場忠志 KO1R ●牛若丸あきべぇ(防衛2)

ウェルター(東洋)
2.12 〇丸元大成 TKO9R ●竹中義則(防衛1)
7.14 ●丸元大成 KO6R ●レブ・サンティリャン(丸元は2度目の防衛に失敗)

Sウェルター(日本)
4.5  〇石田順裕 TKO6R ●川崎タツキ(防衛1)

Sウェルター(東洋)
10.26 〇日高和彦 判定12R ●野中悠樹(決定戦)

ミドル(日本)
3.25 〇江口啓二 KO3R ●氏家福太郎(防衛1)
7.21 〇江口啓二 判定10R ●淵上誠(防衛2)
10.20 〇江口啓二 TKO4R ●叶栄治(防衛3)

ミドル(東洋)
3.17 〇佐藤幸治 TKO9R ●アダム・ベラ(決定戦)
8.4  〇佐藤幸治 KO2R ●デビッド・コスワラ(防衛1)
12.15 〇佐藤幸治 KO3R ●小松学(防衛2)

Sミドル(東洋)
11.20 〇クレイジー・キム KO6R ●ズリフィカール・ジョーイ・アリ(暫定王座決定戦)

Lヘビー(東洋)
1.30 ●西澤ヨシノリ 判定12R 〇ヒース・ステントン(西澤は初防衛に失敗)
7.17 ●ヒース・ステントン 判定12R 〇クレイジー・キム(ステントンは初防衛に失敗)

クルーザー(東洋)
6.11 ●高橋良輔 TKO8R 〇ドミニク・ベア(高橋は初防衛に失敗)


吉田、ロリー、下田、粟生、小堀、湯場、江口、佐藤が
タイトル戦3連勝。KO数で見ると、佐藤が3KOでトップ。
2KOでロリー、小堀、木村、湯場、江口が並ぶ。

また、王者として今年の正月を迎え、そして来年の正月を迎えるのは
三谷、小堀、木村、石田、江口、(やや変則的ではあるが)キムの6人。

印象的なタイトルマッチとしては、両者が持ち味を出し合って
熱戦となった山中vs下田、アゴの先端を捉える漫画のような
KOシーンが生まれた小堀vs大之伸、そして、注目度の高さでは
今年1、2を争ったと思われる梅津vs粟生、湯場vs牛若丸などがあった。