ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

6・23、ダブル世界戦

2003年06月14日 | その他
今月23日に、横浜でダブル世界戦が行われる。WBC世界スーパー・
フライ級チャンピオン徳山昌守が川島勝重の挑戦を受けるV7戦。
そして前WBA世界ミニマム級王者の星野敬太郎が、WBC王者ホセ・
アントニオ・アギ-レに挑戦する。

今年は、国内の世界戦がやけに少ない。1月にシリモンコンと崔、
4月にラリオスと仲里。しかもいずれも名古屋ではテレビ放送が
なかったので、6月半ばにして今年初めて世界戦がテレビで見れる
ということになる。こんなことは今までなかったはずだ。


あまりに長いこと世界戦から離れていたので、試合まで10日を
切ったというのに、どうも僕の中で気持ちが盛り上がってこない。

徳山と川島の試合の構図は、はっきりとボクサー対ファイターである。
僅差とは言え、あのペニャロサを2度も下した徳山が、そんじょそこらの
ファイターに負けるとは思えない。要するに勝敗に対する興味が
あまり湧かないのだ。確かに川島は、元世界王者ヨックタイ・シスオーとの
打撃戦を制した経験もある強者だ。しかし彼の持ち味はあくまで接近戦で、
徳山のような世界レベルのアウトボクサーには、ひたすら空転させられる
絵しか想像できない。

というわけで予想は徳山の大差判定勝ちだが、川島がしつこく接近して
得意のボディから攻めれば、勝機がないわけではない。その場合、
小差の判定をものにする可能性もあるが・・・。


対照的に、勝敗の予想がつかず、また見るのが怖いのが星野の試合だ。
王者のアギーレは、完成度の高いハードパンチャー。以前星野が完封した
ガンボア小泉も強打者だが、レベルが一段違うと見ていいだろう。
つまり、いかに防御の堅い星野と言えども、アギーレの多彩な攻めに
対応し切れず、ついに凄惨なKO負けを喫するのではないか、という
イメージが浮かんできてしまうのだ。

もしアギーレにパンチ力がなければ、メキシコと日本のテクニシャン
対決として、単純に楽しみに待っていられたのだろうが・・・。
とにかく星野には、僕の予想を覆した勝利を願いたいものだ。


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-05-30 23:22:00
全学祭闘連 書き起こし
https://pastebin.com/JpYWDSh3
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