ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

休養王者清水「亀田兄弟と関わらない」

2011年11月14日 | その他
清水の会見の詳しい模様
http://ameblo.jp/sacredbox/entry-11077756711.html

清水智信(金子)の世界タイトル獲得祝賀パーティーが開催され、
その後、緊急会見が行われた。

会見では最初に金子会長が報道陣に「金子ジムとしては、WBA・JBCに
清水の"休養王者届け"は提出していません!一部のマスコミで提出との
報道がありましたが、正確な報道をお願いしたい。そして12月7日に
亀田大毅選手がテーパリットと対戦するとのことだが、この勝者が
"暫定"王者として清水と戦えばいい!我々は清水が"正規"王者だと
考えています。真の王者は清水です!」と怒りをあらわにした。

続けて金子会長は清水に「いま思っていることを素直に喋れば良い。
思いの全てを喋りなさい」 と託した。 これについて清水は「正直、
祝賀会の後で言いたくはなかったが…。会長から"思いのたけを喋れ"と
許しを得たので」と前置きし、今回の"休養王者"における思いを一気に語った。

「僕が"休養王者"ってどういうことですか!これはある意味"剥奪"と
同じでしょ?意味が分からない。馬鹿にされた感じだし、ベルトを
届けてきたWBAには"何なんだ!"って気持ち。こんなことが当然のように
まかり通って良いのか。 僕は命を懸け、人生懸け戦ってきた!
真面目に戦っている人間が馬鹿を見て良いんでしょうか?世界を獲って
たった2ヶ月なのに、いきなりWBAから"休養王者"と通達されて。
12月7日に勝った選手と戦うって馬鹿にしている。まともにリングで
戦っている人間がこんな思いをして良いのか?これからボクシングを
やろうとする人間がいなくなってしまう」と悔しさを滲ませた。

そして大阪で12月7日、WBA世界スー パーフライ級タイトルマッチが
決定している亀田ジムに対し清水は「僕は亀田兄弟とリングで関わりたくない。
彼等は"別次元"で生きている人間。彼等の戦いには"怒り"と"憎悪"しかない。
崇高なボクシングというスポーツではない!亀田からは"負"のオーラしかない。
あの世界に足を踏み入れたくない。亀田は亀田でやって欲しい。
リスペクトを感じられない」と涙を浮かべ、亀田大毅が勝利した時には
"対戦拒否"を宣言。そして清水は「亀田に"逃げた"と言われても構わない。
スーパーフライ級で大毅選手と戦ったら僕が不利かも知れない。
だけど彼等のやっていることは崇高なスポーツであるボクシングじゃない(涙)。
一切、僕は交わりたくない。勝手にやってくれ!17歳から命を懸けてきた
ボクシングを亀田は"冒涜"している。ボクシングを馬鹿にしている!
僕ですらこのままではボクシングが嫌いになる (涙)。不毛な戦いは
したくない。亀田とは一切、関わりません!どこか別の世界でやってくれ!」
と胸の中に渦巻く"想い"を語った。

記者から"今、ボクシングをどう思いますか?"と尋ねられ清水は
「ボクシングは素晴らしいと思っていた。世界王者は凄いと思っていた。
このままではボクシングが"嫌い"になりそう…」と目の前に置かれた
WBA世界スーパーフライ級のベルトに視線を落とした。

最後に金子会長は、清水が"休養王者"となることを亀田プロモーションの
五十嵐氏から「これはWBAの言葉です。清水選手は休養王者となります。
12月7日はタイトルマッチをやらせて頂きます」と11日に電話で伝えられた
ことを明かし、「今日の清水の言葉はジムから"どう言え、こう言え"と
調整して話したことではない。これから清水と意見を刷り合わせていく。
でも世間は誰が真の王者か分かっているし、認めているでしょう」と語り、
会見を締めくくった。

(引用ここまで)


現役の世界チャンピオンが、ここまで悲痛な訴えをすることは異例。

一方、JBCや協会は、清水の休養扱いを容認する構え。
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/box/news/20111114-OHT1T00218.htm
こんなことが許されるなら、日本のプロボクシングは終わりだ。

井岡、大晦日に防衛戦

2011年11月08日 | 国内試合(世界タイトル)
井岡一翔「KOしか考えない」大みそかV2防衛戦
デイリースポーツ 11月8日(火)14時17分配信

ボクシングのWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)が8日、大阪市内で会見し、
12月31日に大阪府立体育会館で2度目の防衛戦を行うことを発表した。

対戦相手は同級9位ヨードグン・トーチャルンチャイ(タイ)で、戦績8戦全勝(4KO)、21歳。
井岡は「大みそかの格闘技イベントで、自分がやらせてもらえるのはうれしい。もちろんKOしか
考えていない」と意気込みを語った。

(引用ここまで)


22歳、8戦8勝5KOの井岡と、年齢も戦績もほぼ同じの相手。フレッシュな対決になりそうだ。