ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

WBC世界Sウェルター級王座決定戦 マニー・パッキャオvsアントニ・マルガリート

2010年11月13日 | 海外試合(世界タイトル)
フィリピンの英雄パッキャオが、タフなマルガリートを
圧倒的な判定に下して、ついにオスカー・デラ・ホーヤに並ぶ
過去最多記録の、6階級制覇(フライ、スーパー・バンタム、
スーパー・フェザー、ライト、ウェルター、そして今回の
スーパー・ウェルター)を達成した。

ボクシングファンなら誰もが知っている通り、6階級と言っても
パッキャオはフェザー級、スーパー・ライト級でも
チャンピオンと呼んでも全く差し支えないほどの実績を残しているので、
実質的には8階級制覇。改めて、とんでもない選手だなあと思う。

パッキャオは超人だから、彼を基準に「他のボクサーはしょぼいなあ」等と
思わないで頂きたい。 他のボクサーが駄目なのではなく、彼が凄すぎるだけ。

超一流ボクサーと言われたマルコ・アントニオ・バレラや
エリック・モラレスを倒した頃のパッキャオには感動を覚えたが、
「馬鹿げた体格差」「正気の沙汰ではない」とマッチメイクが非難された
オスカー・デラ・ホーヤ戦以降は、自分の中ではもはや「理解不能な人」に
なっていて、 試合のたびに「奇跡」を見せる最近の彼には、
ただただ呆然とするのみだ。

現在のパッキャオは、ボクシングファンが想像すら出来なかった
領域にまで来ていて、 まさに神がかり的。僕のような凡人が、
彼の強さを分析するのは無理があるが、彼自身の才能と努力、
相性の良いトレーナーに出会った幸運に加え、試合の国内視聴率が
90%を超えることもあるというフィリピン同胞の熱狂的な応援も
支えになっているはず。

スポーツを語るのにスピリチュアルな要素を絡めるのは
好きではないが、彼らの応援には本当に 切実な熱がこもっていて、
パッキャオがこの力に後押しされているのは間違いないだろう。

1 コメント

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Unknown (良知進醐郎です)
2014-01-05 05:45:50
AVメーカー ソフトオンデマンド風俗調査団の良知進醐郎と申します。
わたしは、ボクシングが大好きです。
趣味で剣道をやっているのですが、ボクシングの選手同士の気迫になぎるバチバチしたスリリングさがたまりません。
また、ブログ拝見させて下さい。
楽しみにしております。
わたしは、ウェルター級の頃のマヨルガが特に大好きです!

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