ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

WBA世界Sフェザー級TM 内山高志vsアンヘル・グラナドス

2010年05月17日 | 国内試合(世界タイトル)
今回は「勝って当たり前」の選手だったが、誰もが緊張すると言われる
初防衛戦では、格下の相手に思わぬ苦戦を強いられることがよくある。

そんな中、冷静に自分のボクシング(ジワジワと追い詰めて仕留める)が
出来ていたのだから、それは称賛すべきことだと思う。

世界王者としての内山の真価は、もう少し骨のある相手との防衛戦で
問われることになるだろう。

WBA世界Sフライ級TM 名城信男vsウーゴ・カサレス

2010年05月08日 | 国内試合(世界タイトル)
かなり良い試合だったようだが、終わってみれば大差の判定負け。
今の世界戦では、出来るだけ各ラウンドに優劣を付けることが
奨励されているので、このようなことはよくある。

微妙なラウンドでも、僅かにカサレスが優位に見えれば、
カサレスにポイントが行ってしまう。 そういったラウンドを積み重ねれば、
結果として大差が付く。言い換えれば、経験豊富なカサレスには、
微妙なラウンドを押さえる 巧さがあったということだろうか。

僕は、名城が僅差の判定を制すると予想していたのだが・・・。
ただ、少ないキャリアであれだけカサレスと戦えるのは凄いと思う。

とにかく、日本からまた一人世界チャンピオンが
消えてしまい、非常に悲しい。