梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

フリマのあとで

2010年05月16日 | 芝居
日頃親しくさせて頂いております、鹿島良太さんが所属されている劇団『偉人舞台』の第22回目の公演『BUS JACK SHOW』を、フリーマーケット(昨日の記事)を終えてから観てきました。

2003年初演の作品の再演ということで、思えばこちらの劇団とのご縁も10年近くなるのだと思いますと、本当に月日の経つのは…です。

…雪に閉ざされた山あいの温泉町で突如発生したバスジャック事件。外部の応援も届かないなか、地元警察は人質救出のための“模擬訓練所”を作って、突入のシュミレーションを始めます。
若手刑事の“十姉妹”は、説得工作による穏便な解決を望みますが、たまたまこの温泉町に休暇で来ていたため作戦に協力することになったという7人の機動隊員は、なぜか強行突入ありきの言動ばかり。しだいに関係は悪化してゆきますが、どうもウラにはなにかあるようで…?

個性豊かなキャラクターがまきおこすスリリングで愉快な2時間でした。

前回の台本を全編書き直しての上演でしたので、話の大筋を知っている身でも、新鮮な気持ちで拝見できました。前回よりも個々のお役のキャラクターが際立っていたようにも思え、変わり者だらけで繰り広げられるドタバタがなんともおかしく、楽しませて頂きました。

皆様も是非…と申し上げたいのですが、本日16日が千穐楽でございまして、次回作品にご期待下さいませ!

               ◯

本日は、師匠の後援会の集まりがございます。
気がつけば5月も半ば。まだまだやりたいことが山積みですが…。