タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

野鳥の羽

2009年12月13日 | バードウォッチング
野鳥の羽は思ったより地味ですね

 今日のタカ長、「自然の博物館」をつくる会の総会に出席しました。

 「自然の博物館」をつくる会が活動をしていると言うことは、わが広島にはこの種の博物館がいまもって無いと言うことなのです。政令指定都市、とか言っても国立大学もナシ、それらしい空港もナシ、と言うようにお粗末な状況なのですから「自然の博物館」が無いのも当たり前(???)

 考えてみれば淋しいものですね。言ってはいけないことかも分かりませんが、平和、平和、原爆、原爆と言っているばかりだからこの種のものが出来ないのではないかとぼやきたくなります。

 平和は何より大切なことは論を待ちませんが、しかし、何となく偏っているのではないかと、あの原爆の閃光を見た経験を持っているタカ長は素直に疑問をもっています。

 さて今日の総会です。

 はっきり言っては悪いのですが、総会の議事に関心があって参加したのではありません。総会の前のF先生の講演を聞きたかったのです。そしてF先生の野鳥の羽のコレクションを拝見したかったのです。



 今日もたくさんのコレクションを展示していただきました。これがすべて野鳥の羽のコレクションです。もちろんすべて紹介は出来ません。



 ノゴマの羽も展示されていました。

 ノゴマと言えば北海道の広大な風景の中で何度も見ました。今春は韓国のオチョンドで身近に見ることが出来ました。何度見てもあの喉の赤さにはドキッとさせられます。皆さんも同様な経験をお持ちのはずです。しかし、、、、、、



 羽のコレクションで見るとご覧の通りです。エッ、あの赤はどこにあるの???と言う感じではないでしょうか。



 のどの部分を大写ししてもこの程度です。外で見たイメージとはものすごく違う、と思われるのではないでしょうか?F先生のお話では、喉の部分の羽はすべて採ったそうですから、これがすべてと考えて良いのです。

 実際には野鳥の羽は何枚も重なったような状態になっていますが、コレクションでは一枚ずつ並べてあります。そのために実際の鳥のような深みも厚みも感じられないので、私たちが屋外で見る鳥の色のイメージとは変わってしまうようです。



 渓流の宝石、と言われているカワセミの腰の部分も羽で見るとこの程度の色です。これもまたイメージとはかなりかけ離れていますね。

 コレクションが退色とか変色したとか言うことではないのです。F先生に何度も確認したのですが、注意して保存しているので変色はしていない、と言うことでした。

 野鳥の羽も一枚一枚見ると案外地味なのですね。


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