タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~11月1日

2010年11月01日 | タカの渡り
今日のような日に観察するのが醍醐味ですよ

 と言ったら半分は負け惜しみ???

 いやいやそんなことはありません。マジ、本気で言って今日のような観察がハイタカ観察の醍醐味だと言えます。

 タカ長はハチクマの観察からタカの渡りの世界に入りました。春も秋もハチクマの観察は暑いのです。しかし、観察範囲をハイタカ属まで延ばして見ると、タカの渡り観察は「寒い」ことが分かりました。このような日にポツポツと現われるハイタカ属を見る、これぞ「通の世界」だと思いました。

 いまタカ長観察地に来られる人が「通」かどうかは知りませんが、最初の段階ではそのように考えたものです。その意味で言えば今日の観察などまさに「通の世界」だと言えそうです。



 天気は曇。時々陽がさしたかと思えば突然の雨。車の中に逃げ込んでしばらくすると雨は上がり観察向きの空が広がっていたり、、、、、。



 そのようなことを何度か繰り返しながら、もう降らないだろうと観察機材をセットするとまたまた雨。



 駐車場はタカ関係者の車だけ。

 そのようなことを何度も繰り返しながらの観察ですから、まぁよほど物好きでないと観察を続けられないのかも分かりません。そのためこの時期の渡りデータはあまりないのです。この数日の間に広島県西部を相当多くのハイタカが東に向けて渡っていきましたが、タカ長観察地より東で多く観察されたデータは報告されていません。
 タカの渡りを面として考えたいタカ長としてはその点が不満なのです。しかし、すべてはボランティアの世界、観察を強要することはできないので、、、、、仕方ないのでしょう。

 今年のように例年の10倍レベルの数(タカ長観察地)が観察されることは度々はないことなので、多くの人に見て頂きたいのですが、、、、、

今日の観察結果

11月1日     曇時々弱雨 季節風の吹き出しが強い

   観察者      ジューヤク タカ長 トビ吉 ひげじい コリ吉 ほか会員外のサポートあり
   観察時間     8:00~16:00

       ノスリ                1
       ツミ          西向き   8
       ハイタカ        東向き  94
       ハイタカSP      西向き   3

   東向きハイタカの渡りは続いていますが、ノスリは出なくなりました。東の情報を見てももう少し出るのではないかと期待しているのですが、、、、、、。今年も1000羽の壁は厚いようですね。







   ハイタカの数が多くなるとタカ長でも撮れることもあります。これ以上のものはご勘弁願いたいですが、、、、、。