|耐震課外授業耐震補強実績授業実践マニュアルアンケート調査報告書お問合せ 2006年度防災教育
 チャレンジプラン選出
 詳しくはこちら

情報は何も目から得るだけではなく


最近よく質問されるのが、私がどうして大きな模型を使って授業を行うかというもの。

この質問に対しての答えは、シンプルです。
つまり、本物に勝るものなどないと思っているから。

でも、そう答えると少々がっかりした反応を示す方も多いので、子供は体から情報を得ることが多いからと付け加えるようにしています。

実際に梁材を持つ。大きな住宅模型を揺らす。
どれも体を使って得る情報です。
とにかく理屈ぬきで分かりやすい。それが、一番だと私は思います。

手の感触から情報を得る経験は、誰でもあると思いますし、子供の頃はその方が分かりやすかった経験が私にはありました。

例えば、好きな自動車の模型や写真は、本物には勝てません。どんなにリアルな車のゲームも実際に運転する経験や感動には劣ります。スポーツも観戦とプレーするとでは得られる情報は異なります。

幸いなことに私は、大きな住宅模型や実物大の梁材を用意できる力を持っていました。その力があるのなら、やはり授業に使うべきでしょう。ないなら小さな模型等を使用すると思います。

今は何かと目(視覚)から情報を得ることが多い時代です。
だからこそ、手や全身を使って情報を得る授業は、価値を持つはずです。

私は、自分が話をする時間を減らしてもいいから、できるだけ多くの子供に体感させてあげたいと思っています。

授業は、なるべく楽しく、そして面白いものにいたいですね。
それが、たとえ防災の授業であってもです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )