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保有耐力診断法によるSDUの諸数値


今回は、どちらかといえば同業者向けの情報です。

私が補強でよく使うイーメタル株式会社のSDU(複合鋼板耐震壁)の基準耐力と基準剛性の数値を紹介します。

イーメタル http://www.e-mt.co.jp/

ただ、この数値は改訂された診断法(保有耐力診断法)で使用されるものなので、改訂前の診断法を採用されている方には関係ありません。

実は、この数値をイーメタルに書類で教えてもらうには時間がかかりました。実は、書類というのが重要で、耐震補強工事助成金申請の際にも添付しています。

別にSDUを宣伝するわけではありませんが、新しい耐震製品を使用する場合は、メーカー側にきちんと性能を保証する書類を求めることは大切だと思っています。カタログって意外と知りたいことは何も書かれていないことが多いです。どちらかといえばメーカー側が答えたくないと思うところまでどんどん指摘してはっきりさせていくことが大切ではないでしょうか。

SDU-W(複合鋼板耐震壁)
基準耐力:8.6(kN/m)
基準剛性:1130(kN/rad/m)
壁倍率:4.2(国土交通大臣認定取得)

SDU-F(仕口補強ダンパー)
基準耐力:1.8(kN/m)
基準剛性:208(kN/rad/m)
壁倍率(相当値※1):0.96

※1 壁ではない耐震要素ですので壁倍率相当値という表現

なお、使用の際は、再度メーカー側に数値を確認することをお勧めします。
写真は、SDU-W取付後を撮影したものです。
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