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基礎補強方法調査(途中経過)

基礎の補強方法について、いろいろ探してきました。
静岡県の「耐震ナビ」に登録されている商品や工法も調べましたし、検索サイトでいろいろ調べて興味がある商品に出会うと開発先にメールをしたりもしました。建築士会会員の方から話を聞いたこともあります。

どれも基礎を補修するもので補強するものではありませんでしたね。基礎補強の基本は、あくまで既存の基礎の外側または内側に鉄筋コンクリート基礎を打ち増すものを指すようです。

はっきりいって、耐震関係の商品を販売している会社は、ほとんどが怪しい感じがします。何がどう怪しいかといいますと対応がまず怪しく感じます。
補強工事の現場がありますかといきなり質問されたこともあります。使う使わないは私の判断なのですからすでに使ってもらえるような態度や使ってもらえないようなら説明をしないといった態度は問題外です。さらに自社の製品の利点のみ誇大に語るのも好きではありません。
どんな商品・工法にも長所と短所があり、それをきちんと説明して頂ける会社の方が信用できます。また、代理店制度や安全基準保持のため施工技術者認定制度があるといわれると一体いくら払えばその工法や商品が使えるのだろうと恐ろしくなりますね。確かに研究費(特許も含む)や生産コストを考慮すれば、そういった制度を設けるしかないかなと思わないわけでもありませんし、高額になることも私なりに理解しています。商売は、ボランティアではありませんから。しかし、そんなことを気にしていたらきりがありません。

効果があることは分かっている。でも高いから使えない。普通のリフォーム工事であればそのままにしてもいいかもしれません。払える人に売ればいいわけですから。でも耐震補強は人命を守るためにあるわけですからお金がない人は仕方がないといった対応や考え方のみでは問題があると私は思っています。
私としては、一般的な建材メーカーでも入手できる材料であることが第一条件であり、次に金額に合う効果が望めるかどうかでしょう。先に述べましたが、できるだけ安いことも重要です。これらは当然の発言ですが、実現させるのは本当に難しいですね。でも徐々にコストは削減できていますし、以前より随分と補強効果は向上していると自負しています。ですから基礎補強だけ例外にするつもりは毛頭ありません。

基礎の補強は、外側に行うにせよ内側に行うにせよ大変な労力を費やします。内側であれば床を撤去しなければなりませんし、外側の場合は周辺の土を掘ったり、外壁の一部を撤去する必要があるからです。周辺が土ではなくコンクリートであればさらに費用はかかります。

逆に基礎のひび割れを補修するのは簡単です。(破壊されている基礎は除く)
「耐震ナビ」にも登録されていましたが、「きそきょうこ」というクラック補修キットがあります。素人でも簡単に補修でき、費用もそれほどかかりません。基礎補強は高いが、基礎補修が必ずしも高額であるかといえばそうとは限らないわけです。

gooショッピングでもこの「きそきょうこ」は売っています。
http://shop.goo.ne.jp/store/jyubei/gds/00072/

ちなみに1ヶ所補修で5万円という意味ではないようです。
(ひび割れの程度による)
基礎の補修と聞くとかなりたいそうな工事をやると勘違いする人も多いようですから、どんな補修方法であるのかはよく質問して納得してから依頼した方がいいと思います。
基礎補修はあくまで補修ですが、これ以上の基礎耐力低下を防ぐことができるので効果はあります。

これまでの調査で基礎補修については、随分といろいろ分かりましたが、基礎補強についてはまだまだ道のりは険しそうです。でもあきらめません。いろんなメーカーに問い合わせて、まずは自分が納得できる工法や商品を使いたいと思っています。私が納得していないものを依頼者に納得して使ってもらうことはできないでしょうし、耐震特別課外授業で子供たちに説明することもできません。

連絡待ちのメーカーもあるので、進展があれば書きたいと思います。

なお写真は、先日調査した住宅で確認した基礎のひび割れ。
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天竜(つづき)と耐震実験のお知らせ

写真のうさぎは、チェーンソウでつくったものらしいです。
浜北の天竜でみつけました。よく地震発生後の救出訓練でチェーンソウが使われています。個人的には、上手に扱える人にぜひとも救出してもらいたいと思っています。結構、難しいんですよね。

耐震実験のお知らせ

建築士会から連絡がありまいた。
平成17年1月29日(土)午後1時30分から静岡市八幡市営団地内にて耐震実験を行うそうです。
耐震補強を行った住宅と耐震補強を用意し、それぞれの建物に力を加えた時にどの程度耐えられるかを比較し、耐震補強の有効性を検証します。
私もビデオもって参加するつもりでいます。

会場には駐車場がないのでご注意下さい。(送迎バスがあるようです)
連絡先:士事協 054-255-8931

だいぶ、耐震事業も活発化してきたようですね。
静岡県木造住宅耐震化推進協議会が主催しているということで、後日報告会が開かれるかもしれません。
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