和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

西吉野

2011-10-31 04:25:42 | カメラ
オレンジ色のある物体ー残り柿を求めて、
旧西吉野村から下市町へと
ロケハンのつもりで大和路号を走らせました。
生憎の雨でほとんど素通り状態でしたが、成果もありました。
残り柿自体まだ早いのです。(葉が付いている)
柿の収穫が最盛期で、柿の葉も紅葉には早かったようです。
地元の人が11月になればいいですよ、と声をかけてくれました。

西山、貝原にはほとんど柿(残り柿)がないのですね。
あるのは十日市から北に向けて下市までの五條市側です。

柿の葉の紅葉の美しさを再確認させられました。
(柿の新緑は春に経験)






廃校跡


十日市







ここはもう一度行ってみたい。

栃原



ここももう一度行ってみたい。

今日一番の出来



フィルムから 高山植物 19

アオノツガザクラ(青の栂桜)
ツツジ科 ツガザクラ属

アオノツガザクラ 北海道白雲岳

日本を代表する高山植物で
雪解けの跡に大群落を作ることがあります。
提灯のような花で可愛らしい。
常緑小低木でチングルマ(落葉小低木)よりも大きく育ちます。
栂桜というくらいですから葉は栂(ツガ)に似ています。
北海道にエゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)がありますが、
花の色がピンクがかっています。

エゾノツガザクラ 北海道白雲岳





ミズバショウ

2011-10-30 03:32:57 | カメラ
フィルムから 高山植物 18

ミズバショウ(水芭蕉)
サトイモ科 ミズバショウ属

ミズバショウ 奥裾花(長野県)

ミズバショウと言えば尾瀬が浮かびますが、
中部以北の1000mを越える湿原に見られます。
兵庫県養父市のハチ高原でも見られると聞いています。
六甲高山植物園にもあります。
花びらに見える白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞が開いたもので
花は中の円筒状なったウス黄色の部分です。

岐阜県のひるがの高原、長野県戸隠、奥裾花、居谷里湿原、乗鞍高原、栂池高原などで見られます。(全部行きました)





オレンジ色のある物体を求めて

2011-10-29 04:40:01 | カメラ
もうそろそろコスモスは終りにしたいのです。
昨朝も藤原宮跡に行きました。

紙技をしていると「何をしてるんですか」と聞かれます。
「内緒!」と言う訳にもいかず、説明します。
後日、大抵の方は「うまくいきませんわ」で終ります。
考えてみれば、私は丸二年やっているわけで、
やっとコツが分かりかけて来たところです。
それでも失敗はたくさん出ます。
数回やってみたところでうまくいきませんわな。

多い失敗1

露光の分かれ目のところに明るい帯の線が出ます。

多い失敗2

紙をかぶせ過ぎで黒くつぶれてしまう。

一応成功

自然な感じで見られたら成功として良いでしょう。

失敗だけど面白く仕上がった例

天の部分が極端な露出不足ですが、黒雲の中から太陽が顔を出したようで面白い。
このようなデータは保存しています。

表記の件ですが、
オレンジ色のある物体とは!
コスモスが終って次は・・・そうです残り柿です。
昨年と違い、今年は実がなっています。

明日香から高取、御所へと向かいました。

吉野川分水の堤防から





こんな場合は声をかけて撮影の許可を得ます。
農家の人は結構話し好きで、手を休めてこちらがいいと言うまで話します。
この方は楢原から嫁いできたそうな。
楢原と言えば九品寺のあるところです。
話題は事欠きません。

宮戸

この写真を撮っている時、秘密結社の諜報部員に見られたらしい。
写友てつまんさんのブログに下記のコメントがありました。
「帰りに御所の豊田でヘルメットを被ってカメラを持った、挙動不審な人物を見かけました」とあり。
品行方正で清く正しく美しく生きている和尚に向かって挙動不審とは何事ぞ!
今度会った時に諜報部員とさしで勝負しなければならない。(笑)

森脇




フィルムから 高山植物 17

エゾコザクラ(蝦夷小桜)
サクラソウ科 サクラソウ属

エゾコザクラ 大雪山旭岳

雪解けの後から次々に咲き出します。花期は長いです。
本州にはよく似たハクサンコザクラがありますが、
どこが違うかよう分かりません。
北海道で撮ったからエゾコザクラでしょう。
まあ、かなりええかげんですが間違いないでしょう。



再び山の辺へ

2011-10-28 04:45:56 | カメラ
快晴の山の辺です。
昨日と同じ場所ですわ。
一本の柿の木を中心に撮っていますが、
すぐそばに電柱があるのです。
電柱を入れずにフレーミング出来るかが課題でした。

撮影シチュエーション


電柱のある場合は人を入れる。


左に重いものを(暗いもの)を持って来る。


ですから中心部に柿の木を持って来ることは出来ません。


左が重くなりすぎました。


縦位置ではコスモスをどれくらい入れるかでバランスを考えました。


カメラ位置を腰位置に。


と、まあ色々考えて撮っております。

白壁の民家


山辺の道

2011-10-27 07:32:58 | カメラ
昨日、撮影から帰ったらストーブが入っていました。
そんなに寒いのかなーと思って、
ストーブの前に居たら急に悪寒を感じました。
風邪引いたのかな?
こんな時はすぐ寝に限る。
朝起きましたが頭痛がするので、
朝の撮影はヤメにしました。
こんな時ほどいい条件になるんですよね。
橿原のNさんどうでしたか。

それで今、ブログを書いています。

昨日は珍しくratoさんと朝だけの待ち合わせ。
昼からは唐古でマスイさんとratoさんと待ち合わせでした。
待ち合わせは2回目です。
1回目もどういう訳か同じメンバーです。

藤原宮はまだ撮れます


奥山のコスモス


石舞台の赤ソバが咲き始めました。今日はここで一番時間をかけました。






山の辺の道は良かったです。今日も行きたいです。






崇神天皇陵で締めでした。


忘れていました、唐古遺跡です。

ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)

2011-10-26 03:27:05 | カメラ
昨朝は雨が降り始めていましたので撮影はヤメて、
水越へ水を汲みに行きました。
水越の旧道から見る東の空は結構焼けていました。
後悔してもはじまりません。
結局、どこへも行きませんでした。
穴埋めに先日行った般若寺の掲載されなかった写真を・・・。

般若寺
















フィルムから 高山植物 16

ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)
ユリ科 エンレイソウ属

ミヤマエンレイソウ(上高地)
ミヤマエンレイソウは花が白いので、シロバナエンレイソウとも言います。
エンレイソウ(茶色系の花)よりも高地に生育します。
花に比べて葉がやたら大きいので見つけ易いです。
結構湿ったところに生育しています。
上高地では多く見られます。



藤原宮跡の今

2011-10-25 08:12:59 | カメラ
今日、2回目の更新です。

藤原宮跡のコスモスの問い合わせがありましたので、
昨日の写真ですが掲載します。

藤原宮跡のコスモスは中央から東が枯れ盛んです。
小学校角の筋向かいの畑のピンクの大きい花はいい感じです。


ハス田の横の畑は狭いながらもこれからです。
花が凛としています。

宮奥から曽爾へ

2011-10-25 02:04:41 | カメラ
24日です。

いい雲が流れていました。
いい雲の時は宮奥、そうでない時は安田の里と決めていました。
期待を持って大峠トンネルを抜けました。
あれ!
一変して厚い雲。
とりあえず宮奥ダムへ。
先客はL.Pさん。
L.Pさんがいなかったら、ほかの場所に行ったことでしょう。
毎日来ている地元のおっちゃんは来ていない。
二人でウダウダ(ここは宇陀)話をしながら
お日様の出る時間まで待ちます。
高見山も見えたり、見えなかったり。










最後はこんな感じです。


L.Pさんと別れて残り柿のロケハンに山添に向かいますが、
あまりにも秋らしい雲が流れていたので、
急遽、曽爾高原に行き先変更。

久しぶりの曽爾高原です。
ところが
ススキがない!
“カメラマンが踏みつけたのか”


歩いてみると、そうではないらしい。
人の入れない場所でも生育不良です。

管理者に聞きに行きました。
「今年はかつてないほどの不作です」

◯年末、年始の大雪でここ(曽爾)では1mほど積もった雪が春先まで溶けずに残った。
 それが発育を遅らせた。
◯2度の台風で倒れた。
◯山焼きがうまく働かなかった。

気になったことがあったのでそれも聞いてみました。

ここでの夕景を撮る撮影ポイントが3ヶ所あります。
センターに近い小さな二つの丘と次の写真の場所です。

上の場所は生育不良で、来年には回復するでしょう。

気になったことは小さな二つの丘です。
5、6年前は美しいススキで覆われていました。
今日、ここに立ってみると、ススキが見当たりません。

管理者は「同じイネ科のススキの仲間がやって来てほんもののススキを駆逐してしまった」
このススキの仲間は背も低く、7月に花が咲くので、今は枯れ草みたいなのです。
おそらく、観光客が種を運んで根付いたのでしょう、と。

ススキの仲間


ススキ


ということで、今年の夕景は望み薄です。

お亀池の東側の遊歩道を歩いて
リンドウの花がいくつ見つかるか数えてみました。

10株でした。開いていたのはこれだけ。余りにも少ないですね。

それに負けずに撮って来ました。










ほかに色々走りましたが、収穫はありませんでした。

長いので高山植物はお休みです。






安田の里

2011-10-24 02:01:55 | カメラ
安田と書くよりも安田の里と書く方がイメージがいいですね。

雨後の晴れは霧が出るというので
安田の里へまっしぐら。
女寄峠(みよりとうげ)への坂で、
安田の鬼Tさんが合図をして抜き去って行きます。
着いた時は5人。
Tさんは他の地点に向かったようです。
霧が流れて来ました。
ポイントの伊那佐山が見えません。
空は赤くならず、伊那佐山は少しだけ見え隠れで、
霧が上がったり下がったりで時間が過ぎて行きます。


トリミングして










榛原の方が霧が濃いようなので、
額井に向けて行きますが、霧がありません。
あるのは室生湖の上と芳野川沿いです。

額井で


伊那佐に行きましたが、その時点で霧はどこかへ。
岩清水の入り口の日本民家の柿の紅葉がきれいでした。






それならばと本郷の内緒の場所へ



葉が半分落ち、柿の色が目立って来ます。
この古民家は人の住んでいる気配が感じられません。
葉が完全に落ちてから来てみよう。

宮奥ダム、多武峰、明日香を通り、
當麻まで来ました。
古民家ギャラリーら・しい
オーナーの川畑さんの写真展が開催されています。
當麻寺のお練りを裏方から撮ったモノクロ写真展です。

帰り着いたのがお昼でした。


フィルムから 高山植物 14

コマクサは以前投稿しました。
ところが写真を整理していて、
35mmで撮ったものが出て来ました。
いい写真があったので追加掲載します。
生育環境が分かるものがありましたので
再掲載する気になりました。

(燕岳)

カニが砂浜を歩いているようです。









取材山行

2011-10-23 04:09:13 | カメラ
昨日はどこへも行きませんでした。

少し回顧します。

長年、山岳写真を撮っていると
たまには雑誌の山行取材や山の写真の撮影取材の依頼が来ます。
以前所属していた協会関係者や個人的に繋がりのあった出版社からの依頼です。
山行依頼は掲載ページがモノクロの場合は6ヶ月前、
カラーページの場合は1年4ヶ月前でした。
山岳雑誌岳人の場合を例に書きましょう。

「◯◯山に登って下さい」と言う依頼はありません。
「日帰りで温泉に入れる山」はありませんか、というかたちで来ます。

天川村の観音峯の場合
近藤さんと私の二人での取材です。
文章が近藤さん、写真が私ですが、
写真には登山者がいるわけでして、
登山者がいない場合は
私がモデルにもなっています。
モノクロ3ページのボリュームです。
モノクロですので夏の写真でも使えます。


岐阜県養老山地の場合(中京圏からの秋の日帰り山行)
カラー3ページ
文,写真一人での取材です。
登山者が写真に入るためには土日の取材になります。
写真もカラーなのである程度紅葉が進んでいなければなりません。
ここは私が産まれ育ったところの山です。
故郷の山ということで楽しく取材しました。
顔が分かるような写真は取材時に許可をとります。
カラーなので前年秋の取材です。


旅行雑誌の場合
見開きのページをもらいましたので、
上高地フォトエッセイという形で自由に書きました。
これは取材ではなくて、その頃ずーっと上高地を撮っていましたので、
取材には行かず、ストックフォト使用で十分でした。
仕事中に書いていたので、ギャラは会社に入れました。
(その頃会社を経営していました)
写真は見開きの半ページ分です。



フィルムから 高山植物13

エゾノリュウキンカ(蝦夷の立金花)
キンポウゲ科 リュウキンカ属

エゾノリュウキンカ 北海道大雪山旭岳


リュウキンカは珍しい花ではないのですが、
北アルプス周辺での写真がありません。
エゾノリュウキンカはリュウキンカよりも大振りです。
一般にリュウキンカは湿地帯に生育しますが、
高山の谷筋では雪解けと同時に、水際に花を咲かせます。
乾いたところには生育しません。
この時の写真がNHKのビデオ(VHS)ケースの表紙に採用されました。