和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

室生口大野駅(むろうぐちおおのえき) 後半

2016-10-31 12:46:59 | 風景写真
室生口大野駅(むろうぐちおおのえき) 後半

○向淵スズラン群落
○来迎寺
○室生ダム
○室生龍穴神社
○深谷(竜鎮)渓谷


○向淵スズラン群落
宇陀市向淵集落の北はずれにあります。
針に行く県道28号に案内があります。
ガタガタ道路に気をつけて。
360号沿いの吐山にも群落がありますが規模は同じようなものです。










○来迎寺
ここにはウロウロさせられました。
どこをさがしてもないのです。
もう一度案内板に戻ると、項目の後ろに駅からの距離数が出ています。
北西12キロとあります。
この駅から12キロと言うと柘植の辺りになります。
昔はここからバスが出ていたのでしょうね。
今はありません。(榛原駅から針インターまでは路線バスがあります)
調べに行きました。
柘植の地に来迎寺町があります。
狙いをつけて行きましたら、来迎寺がありました。

○来迎寺



来迎寺には住職がいないようですが、本堂が新しくなっていました。
地域住民で管理されているようです。
入り口に休憩所があります。
この寺は行基が創建といわれ、多田氏の菩提寺として発展してきたということらしい。
裏の墓地に古そうな五輪塔がたくさんありました。

○室生ダム
ダムまでは駅から歩いて行ける距離です。











○室生龍穴神社
室生寺から(上流)2,3分の所にあります。






竜穴

竜が出てくるかと待っていましたが、どうやら夜にならないと出ないらしい。

○深谷(竜鎮)渓谷

名前は竜鎮渓谷で通っています。
ダムから最初の入江(赤い橋がある)から5分くらいでポイントに着きます。
非常に滑りやすい一枚岩に滝があります。



○番外で西光寺(城之山サクラ)

室生寺から歩いて20分ぐらいで着きます。
このごろ人気になっています。
室生寺の反対側は急斜面で土砂崩れ危険区域です。
地すべり見楽館もあるので時間があれば・・・。

室生寺の五重塔で一番好きな作品です。

尺土駅(しゃくどえき) 

2016-10-29 09:29:16 | 風景写真
室生口大野駅の後編の予定でしたが
取材に行く所が出来たので尺土駅にしました。


尺土駅(しゃくどえき) 

近鉄南大阪線
尺土駅は葛城市の中心駅でありますが、
駅周辺の開発が遅れています。
近鉄御所線との分岐駅でもあります。


ごあんない

○調田坐一言尼古神社(つくだにいますひとことねこじんじゃ)「疋田神社」
○万歳山金勝寺(まんだいさんきんしょうじ)

○調田坐一言尼古神社



別名疋田神社と言われるように大字疋田に鎮座します。
尺土駅から南に10分ぐらいで着きます。
祭神は一事尼古大神、事代主大神。
一事尼古大神は御所市の一言主神社の祭神と同じと考えられています。
一つだけ願いがかなう神様。
一方の事代主大神は出雲の国譲りにOKを出した神様です。
『延喜式』神名帳にあるように創建は古いですが、詳しいことは分かりません。
3月6日おんだ祭があります。

○万歳山金勝寺

尺土駅北に1.5キロ。
大和高田市市場にありました。
このお寺は全く知りませんでした。
“ごあんない”にあるのだから、
それなりに由緒があるのかなと思いましたが、
案内を見て来てみたら失望です。
立派な鐘楼が残っているので以前は寺域もあったのでしょうが、
今は児童公園になっています。
片隅に春日神社がありました。

ブルーシートの向こう側の平屋の家に「金勝寺」の張り紙がありました。

このお寺は“ごあんない”から削除した方がいいですね。


三度目の篠山

2016-10-25 19:56:32 | 風景写真
23日の日曜日、今年三度目の篠山に行ってきました。
richでないリッチの仲間と篠山の黒豆が収穫期になっているので
とにかく行ってみようということになった訳です。
前回行かなかった城跡と妻入り商家を歩いてきました。
篠山在住のFさんにお世話になりました。
ありがとうございました。

河原町の妻入り商家


うだつ(卯建)のある民家


日曜日だったのでかなり人出が多く、通りの駐車場はどこも順番待ちです。
紅葉にはまだ早いのですが、城下の飲食店もどこも一杯で入れませんでした。

でも

今回の篠山行で収穫だったのは
篠山市宮ノ前にある波々伯部神社(ほほかべじんじゃ、またはほうかべじんじゃ)を知ったことです。
波々伯部神社は丹波の祇園さんといわれ、京都の八坂神社の荘園があったとされています。
宮司さんの説明では断片的にしか頭に入ってこないのがもどかしい。
頭の悪いのをのろったよ!
再度訪れるしかないようです。

巨大ヒノキ、ウワミズサクラは境内にあり。
キウリヤマ、デコノボウ、おやま行事などお祭りに行ってみたいです。

波々伯部神社


神社の文化財 三木翠山筆




神社に護摩堂や鐘のない鐘楼が残っています。
神宮寺だったのです。
明治維新の廃仏毀釈で重要な文化財が拡散しました。
戦後、少しづつ戻ってきましたが、由緒書が失われており、
指定文化財とはいかなかったようです。

神社の行事は無形文化財に指定されています。
8月に例祭があるので、その時期に訪れたいと思っています。
文化庁の通達が貼ってあり、長官名に河合隼雄とありました。
河合隼雄氏はユング心理学の大先生です。
その時、聞きましたが河合氏は篠山出身だそうです。
サルの研究で河合雅雄氏はお兄さんです。
京大には兄弟学者が多いですね。
河合兄弟、小川兄弟、四手井兄弟など。
ちなみに小川兄弟は湯川秀樹、貝塚茂樹です。

室生口大野駅(むろうぐちおおのえき) 前半

2016-10-25 07:27:15 | 風景写真
室生口大野駅 前半
 
近鉄大阪線

「ごあんない」

構内に入らずにスロープから撮っています。
○室生寺
○大野寺(磨崖仏)
○向淵スズラン群落
○来迎寺
○室生ダム
○室生龍穴神社
○深谷(竜鎮)渓谷
○海神社
○室生寺

駅からバス便あり

雨の日も風情があります。


長谷寺と共に大阪線沿線を代表とする観光寺院です。
シャクナゲの開花期に一番賑わいますが、
積雪時も捨てがたいです。
筆者などは積雪情報があれば、朝一、門が開く前に行きましたね。
積雪があると階段など滑りやすいところは開門前にほうきで雪かきをしますから、
雪かきの前に中に入れてもらえるように頼みました。
シャクナゲの開花期も人が入る前に入れて頂きました。
セキュリティのスイッチを切ってもらう為です。
文化財の油塗り事件以後からは入れてもらえるかどうか知りませんが、
寺務所お問い合わせください。
このブログでは室生寺の画像は最後になるやら知れませんので、
フィルム分も含めて多めにアップします。

仁王門


鎧坂


五重塔













シャクナゲ


○大野寺(磨崖仏)
駅から歩いて5分もかかりません。
大野寺は室生寺の前衛のお寺さんです。
シダレ桜が有名ですが宇陀川対岸の磨崖仏も()付きで案内にあります。




大野寺のシダレ


○海神社
室生口大野駅を降りて、左の細い道を行くと一の鳥居があります。
その奥に海神社があります。ほんの2、3分です。
山の中に海神社とは不思議な感じがしますが、
となり駅の三本松駅の宇陀川を挟んだ山すそにも海神社があります。
祭神が多くて分かりませんが、龍穴神社との結びつきが確かなようです。

宇陀川は大和川水系ではなく、
木津川水系で淀川に合流します。
海神社は古代舟運の基地で水銀を運んだのかもしれない。

一の鳥居




本殿

本殿に向かって歩いていくと蜂がブンブン飛んでいる。
スズメ蜂ではなく、石段の隙間から出てくるようだ。
地蜂の仲間かな。刺激さえ与えなければ何もしません。

後編につづく。

二上山駅

2016-10-18 11:54:21 | 風景写真
二上山駅(にじょうざんえき)

近鉄南大阪線、奈良県に入って最初の駅です。
このあたり近鉄大阪線との間が一番狭まっています。

「ごあんない」

○専称寺(しだれ桜)
○二上山
○大津皇子の墓
○奇勝どんづる峯 

○専称寺(しだれ桜)



浄土宗 天祈山 菩提院 専称寺(せんしょうじ)
観音堂には香芝で一番古い仏像木造十一面観音菩薩立像(奈良県及び香芝市有形文化財)があります。
場所:香芝市畑7丁目
山麓線の近くです。
駐車場がないので山麓線の側道のスペースに停めるしかないようです。
無理やり入って脱輪している車をよく見ます。
このお寺は桜の開花時期にしか賑わいません。
基本、拝観無料ですが、桜木の保存ために寄付を募っています。
三脚は禁止です。

○二上山

二上山へは畑地区から登りました。
所要は家から1時間ぐらいです。
祐泉寺からだと30分ぐらいで登れます。
大阪側だと竹内街道の釣堀上からが楽です。

二上山はやまと人にとって三輪山と共に特別な山らしい。
天理市石上神宮より奈良側から見ると一上山に見えます。
巻向を中心に北は石上神宮、南は明日香村辺りのいわゆる国中(くんなか)からの姿が
ありがたい二上山なのです。
ですから香芝の千股池からはありがたい姿なのではないのですが、
方向位置が崇神天皇陵辺りからと一緒なので撮影地として人気があります。
二上山雄山に次の項目の大津の皇子の墓があるのも二上山が人気が高い証か。

○大津皇子の墓

大津皇子の姉、大来皇女が弟の死に関して詠んだ歌
「うつそみの人なる我(われ)や明日よりは 二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)と我(あ)が見む」は余りにも有名。
大津皇子は聡明な皇子であったらしい。

大津の母が早く死んだので後ろ盾がなくなくなり、
妹の鸕野讃良皇女(うののさらら)(後の持統天皇) が
我が子、草壁皇子の安泰を祈って、計略をめぐらして、
大津皇子を死に追い込んだと言う説があります。

“吉野の誓い”を破ったのは鸕野讃良皇女なんですなー。

大津皇子の屋敷は今の桜井市春日神社のあたりだと何かの本で読んだことがあります。
自宅で自害させられました。
墓は山の上にありますが、葬られたのは山麓の何処かでしょうね。
鳥谷口古墳が大津皇子の墓である説があります。
鳥谷口古墳は当麻池の傍にあります。

○奇勝どんづる峯 

香芝市穴虫
国道165号の穴虫交差点から太子町方面へ500mほどのところに駐車場とトイレがあります。(無料)
歩いて5分で絶景が見られます。

どんづる峯については看板を読んでください。


今回のブログのためにどんづる峯に行ってみました。
家から5分ほどで行けるので、いわば我が家の庭みたいな所です。
その日は葛城地区の映画“天使のいる図書館”のロケが行われていました。

ロケ風景

女優の香川京子さんが居てはりました。

“天使のいる図書館”
葛城地域にある図書館に新しく女性司書が赴任した。
大学を卒業したばかりで、 初めての職場環境と仕事にとまどいながら日々を過ごしていた。
そんなある時、図書館に訪れた一人の利用者の探し物を 手伝うことになったことから、
葛城地域を巡るようになり、 地域の歴史や地元の良さを再発見していく。
同時に、彼女自身も地域の人々の関わりを通して様々なことに気づきながら、
成長することになる。
葛城地域の美しい景観。そして、この地に住む人びとが織りなす心温まる物語。
(来春公開)
HPより

ザイルワークの練習もしていました。


ここから二上山も見えます。



新しいブログの始まり(あらまし)です。

2016-10-16 18:37:24 | 風景写真
近鉄電車の駅には“ごあんない”とした看板があります。

奈良県内のすべての近鉄の駅に行きました。
“ごあんない”の写真を撮るためです。
すべての駅にこの“ごあんない”があるのかと思いましたが、
どうやら、そうでもないらしい。
比較的新しい駅や新路線の駅にはありませんでした。
天理線と田原本線の大部分の駅には“ごあんない”はありませんでした。

二上山駅の場合です。

必要なのは右側の“ごあんない”です。

“ごあんない”に紹介されている物件は
○専称寺(しだれ桜)
○二上山
○大津皇子の墓
○奇勝どんづる峯 ですが、
ここを取材して、居ながらにして旅が出来る内容にしたいのです。

この“ごあんない”に振り回らされそうですが、
時代に合わないあんないもあります。
逆に“ごあんない”に入れてもいい物件もあります。

駅舎の画像も必ず入れます。
たとえば二上山駅


更新は毎日というわけにもいかず、
出来次第アップするつもりです。

以上が大体のあらましですが、
次回のブログは二上山駅を初回とします。

大和路写真365景 番外5

2016-10-04 18:58:19 | 風景写真
ノーベル医学生理学賞に大隅良典氏が選ばれました。
この受賞は歴代日本人受賞の中でピカ一ではないかと思っています。
日本人は応用が得意な中で、今回の基礎的分野で選ばれたのは注目すべきです。

このノーベル賞受賞ニュースを見て二度ビックリ!
大隅さんが誰かに似ているのです。

そう、ほとんどの人は知りません。
でも昔からの読者は気付いていることでしょう。
私の昔からの写真仲間、いや先輩の、大山崎に住むKさんです。
今は髭をそられていますが、髭があった頃の顔がそっくりなのです。

写真があればいいのですが・・・。

競輪の中野浩一さんに似たナカノコウイチさん。
ノーベル賞の大隅良典氏に似た大山崎のKさん。
私も誰かに似ていると言われます。
それは

オアトガヨロシクナイヨウデ・・・。



大和路写真365景 番外5


桜井市吉隠


明日香村飛び石


吉野山上の千本


葛城市当麻池


大仏殿裏


宇陀市田口





愛犬モモ

2016-10-02 06:13:56 | 風景写真
我が家にはモモという名の犬がいます。

ミニチュアダックスフンドです。
13才の誕生日が過ぎました。
かなりの老犬です。
耳は聞こえてないようです。
目は少し見えるようです。
腰が弱っています。(階段は上れません)
外に出してもすぐに家に入ります。

昨日の画像



だいぶおばあちゃんです。
若い時と比べるとはっきりします。

若い時



年を取っても食欲は旺盛です。
餌(家ではごはんといいます)をあげても、
又、すぐに催促します。
そのへんが人の年寄りと一緒です。

寝言も言いますし、イビキもかきます。

少しづつ動きが鈍くなってきたように思います。

終末に向けて覚悟をしなければなりません。



大和路写真365景 番外3

宇陀市安田の里


宇陀市田口


宇陀市上田口 伊勢本街道


宇陀市岩端


宇陀市荷阪川



ヘコキムシ

2016-10-01 05:59:38 | 風景写真
9月24日付けの愚石さんのブログで“屁”の話がありました。
さわりの部分で「ヘコキムシってホントに屁をこくの?」があって、
本題はさわりの部分を飛び越えていくのですが、
和尚はヘコキムシにこだわりました。

子供の頃、ヘコキムシで遊んだ記憶がありました。
ヘコキムシを捕まえてきて、木の枝などでツツイテ興奮させます。
するとプッと音を立てて、煙のような気体を出します。
続けて2、3回興奮させると“屁”は出ますが少なくなります。
そのうち出なくなります。
“屁”が枯渇したのでしょう
煙のような気体が“屁”なのですが、匂いは嗅いだことはありません。

ヘコキムシの名前が分からなかったので調べてみました。
ネットで調べてみると大半がカメムシの類でした。
カメムシは匂いはしますが“屁”はこかないと思います。
私が遊んだヘコキムシとは違います。

画像で探してみるとありました。

ミイデラゴミムシでした。「オサムシ上科 ホソクビゴミムシ科」


愚石さんの“屁”から数日後のブログでコクゾウムシの話がありました。
米櫃に唐辛子を入れて置くのはよく聞きます。
虫は米より軽いので洗米の時に浮いて流れます。
混ざって炊いてもドウって事はありません。
田舎では1回で1俵ぐらい精米しますのでコクゾウムシははびこっていましたね。
米を日向に干すと敵は一目散に逃げていきます。

カメムシについては後日に。



和路写真365景 番外2

長谷寺御所桜


桜井市山辺の道 玄賓庵


河合・広陵町 馬見丘陵公園



葛城川