和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

日帰り大山(だいせん)2

2006-10-30 04:50:54 | 風景写真
大山滝

昨日からの続きです。

キャンプ場は一向平(いっこうなる)にありました。
管理事務所が登山届所になっているので、
行けるかどうかを聞きました。
崩落写真を見る限り、
高巻きで行けそうなので、
自己責任という事で、入山しました。

おしゃぶり昆布を噛んで歩いていると、
車の鍵がないのに気付きました。
和尚恒例の物失くし現象です。
ポケット全部探しても見つかりません。
戻るしかありません。
来た道を、下を見ながら歩きました。
大台ケ原では免許証が見つからないままでした。
今日は運が良かったのです。
車の後ろ地面に光ったものがありました。

崩落現場は垂直に切れ落ちていました。
直接には行けないので、高巻き(迂回路)です。
踏跡がありましたので、楽に行けました。
たかが40分位の行程でしたが、
日ごろの運動不足がたたったのか、
すぐバテました。
最後の滝壺に下りる鎖場では、
自分の体重の重さを呪いました。
とにかく滝に到着。
すり鉢の底にいる雰囲気です。
汗が引くまでゆっくりしました。
誰も来ない。
人が来ないのは当たり前です。
通行禁止ですから・・・。

表紙は大山滝を上から見ました。
この滝は2段になっています。
室戸台風までは3段だったそうです。
滝つぼから。一本に見えます。
この滝は百滝にも指定されています。

大山を一周すべく赤碕のほう(海に近いほう)に走りました。
本当は燃料を入れるため下ったのです。
結局国道9号近くまで行きました。
ついでなら海を見よう。
赤崎漁港です。
海水が綺麗です。
小さなカレイが泳いでいるのが分かります。
丁度、昼過ぎ。山には雲が出てきました。
大山の方は雲に隠れて霞んでいます。

大山に戻るべく、大山町へ。
大山寺に着いた頃は、山の上は見えません。
博物館などをを見て歩いた後、
大山道路を下り、大山が富士山に見える場所を探しました。
大山牧場からがピッタリでしたが、雲が多くダメでした。
それでも執念の一枚。

午前中の鬼女台に戻り、大山一周が完結。
落日を撮って帰路に着きました。

走行距離742kmでした。
ハイ、一日です。

いつもは感じないのですが、
大山滝からの帰り、腰の間接が痛むではないか。
翌日、いつもは感じない筋肉痛が出ました。
本当に歳かな。

ニコンD80の初出勤でした。
コンパクトデジカメよりも写しやすいです。
機能が一杯ついていますので、覚えながら使います。
今回の写真はこのカメラで撮りました。
肝心なところはフィルムで撮りました(未現像)。



日帰り大山(だいせん)1

2006-10-29 07:42:59 | 風景写真
大山 鍵掛峠より

大山に行って来ました。
ご覧のように紅葉には早かった様です。
11月10日ごろがいいようです。
山に雪が積もる12月10日頃、
行ってみたいです。
奈良から4時間で行けました。
朝、現地に着けば、日帰りが可能です。

朝、3時半ごろ、鍵掛峠に着きました。
普通乗用車用駐車スペースは先客で満杯でした。
広い路肩に駐車して仮眠。
表紙は、日の出から30分経っての写真です。
葉がまだ緑色です。
山の中腹は色んずんでいるように見えますが、
色は浅いです。

下手(南)に移動。
写真屋さんなら良く知っている
農具小屋のある風景です。

ここで写真仲間のTさんとYさんに逢いました。
Tさんは大山出身(関西在住)で、
撮影案内をしていました。
和尚はTさんから情報を得て、単独行動です。

掲載写真ですが、小屋が真中すぎました。
小屋を真中から外すために、
カメラポジションは
少し右か左にズラス方がいいですね。
この風景を12月の山に雪がある頃、
撮ってみたいです。
何故、12月か?って、
残り柿があるからです。
イメージしてください。晩秋の里風景です。
コレクションとして一枚欲しいです。

農道を走っているとこんな風景にも出会えます。

大山と蒜山の境に
鬼女台(きめんだい)という展望台があります。
そこからの大山です。
右の山は烏ヶ山(からすがせん)です。

次は、天気が良かったので、念願の大山滝に向かいました。
鏡ヶ成から倉吉へ抜ける道、
尾根越えの走り易いいい道です。
このあたりから大山の東壁が見えます。
大山の周辺には広域農道(2車)が多いです。
車が少なく、走り易いので快適です。
また景色のいいところには
展望所か設けられています。

県道から滝への侵入道に、
“吊り橋の手前、崩落、通行禁止”とある。
滝入り口にキャンプ場があるはずだから、
そこまで行って様子を聞こう。

明日につづくです。





ブログは三日間お休みです

2006-10-27 06:37:38 | 風景写真
燕岳からの槍ヶ岳

北海道日本ハムファイターズ、日本一おめでとう。
近年、類まれないい試合ばかりでした。
負けた中日ファンも納得できるでしょう。
球団、監督、新庄様(ヨン様をしのぐ勢いです)ありがとう。
今年のプロ野球は良かったです。
球場へは4回行きました。あとはアメラグです。

ブログは明日から三日間お休みです。
登録していた写真で掲載していないのがありました。

表紙の燕岳からの槍ヶ岳は下にコマクサが写っています。
ピンク色がそうです。砂礫の中に咲いています。
紫に見えるのがチシマギキョウです。

白馬岳です。
古い話ですが、
この写真には思い出があるのです。
家族4人で白馬大池でテントを張っていました。
この日の夜、日航機が御巣鷹山に墜落しました。
写真はいい具合に撮れていましたが。

ヒガンバナの失敗
写真A影付です。
写真Bフォトショップで影を取り除きました。
香具山バックの写真ですが、
右にススキの影みたいなのが写っています。
この時撮った3本のフィルム全部に写り込んでいました。
切れたフィルムの欠片で,
フィルム枠に挟まっており、
現像して初めて分かりました。
気に入った写真だけに残念でした。
切腹モノです。

これならもっと良く分かります。
ブログに予定していた写真でした。
写真A 桜井市荒神さんのそば畑です。
写真B 修正しました。

今晩から大山に行ってきます。



金剛山 大阪府・奈良県

2006-10-26 05:07:35 | 山岳写真
金剛山1125m

霧氷の山として知られる金剛山は
地元の小、中学生の耐寒登山として登られているようです。
寒い時期に無理やり登らされているので、
登山が嫌いになったとよく聞きます。
山好きの和尚としては、はなはだ残念でなりません。
楽しんで登らないとね。
葛城山と同じように、
千早赤阪村からロープウエイがあります。
冬に人気がありますが、
風によるロープウエイ運行休止がありますので、
歩いて登る覚悟も必要です。
色々なルートがありますので、
自分に合ったルートが選べます。
多少の雪があると、圧雪で道がつるつるになっていますので、
滑り止めも必要です。
軽アイゼンか藁縄でも良いでしょう。
金剛錬成会というのがありまして、
100回毎の登山の表彰者が張り出されています。
また二上山から槇尾山までのダイヤモンドトレイルが
設定されていまして、一日では無理としても、
回数を分けて、全山踏破というのも人気があります。

国民宿舎辺りからの金剛山

頂上付近の遊歩道

霧氷

葛城山から見た金剛山



大和葛城山 奈良県・大阪府

2006-10-25 05:50:35 | 山岳写真
大和葛城山959m 奈良県側から

二上山の南隣が葛城山です。
和歌山と大阪府の間にも葛城山がありますが、
区別するために、和泉葛城山と呼んでいます。
この葛城山は役の行者(役の小角)の故郷です。
なら県側に役の行者が修業したと言われる行場が残されています。
都会周辺の山なので、四方から登れます。
奈良県御所からは、ロープウエイが架けられており、
楽に行くことが出来ます。
歩いて行くには、竹之内峠と水越峠、
またはロープウエイの下を登るコースが一般的ですが、
和尚は水越ルートが登りやすいように思います。
急ですが早く登れます。
ただ、交通機関がないので、
峠に車を置いて登ることになります。
頂上の南斜面はツツジが保護されており、
5月連休明けには全山真っ赤に染まります。

葛城山の頂上です。

ツツジの咲く頃

木枯らし一号

葛城山から金剛山を見ました

今週から通勤経路を変えました。
近鉄の駅から難波経由で地下鉄新大阪駅まで

近鉄の駅から鶴橋駅経由環状線で大阪駅乗換え新大阪駅まで。
定期代が少し安くなりました。

昨日、新しいデジカメが届きました。
ニコンD80です。




二上山 奈良県・大阪府

2006-10-24 05:12:35 | 山岳写真
二上山517m

大和盆地から西を見ると、
山が北から南へ、生駒山、信貴山、二上山、葛城山、金剛山へと
繋がっています。
その中で一番低いのが、二上山です。
奈良市内あたりから見ると、
遠くに小さく見えますが、
南の橿原まで来ると、
小さいながらも、恰好良く見えます。
雄岳と雌岳(474m)からなり、
二つの頂上がある、いわゆる双耳峰です。
二つの頂上のある山→ふたかみ山→二上山。
香芝市では“ふたかみ”の名前が使われています。
また、万葉のゆかりのある越中高岡では
ふたかみ山があります。

和尚は奈良へ引っ越して4年になりますが、
ある場所へ行って二上山の写真を撮っています。
なかなか良いのが撮れなくて、参っています。
でも撮影場所が家から目と鼻の先ですから、
走りながら、撮れる時もあります。
この頃、撮影者が多くなりました。

二上山を有名にしたのは、
万葉集の大来皇女の歌でしょう。
「うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山を弟背とわがみむ」
(生きている私は明日から二上山を貴方として仰ぎ見よう)直訳。
謀反の罪で死罪となった大津皇子を詠った姉の歌です。
大津皇子の墓が二上山にあります。

普通、夕日の美しい所は海辺に決まっていましたが、
大和盆地では西の山に沈む夕日は
ありがたく受け止められています。
同じ古都の京都にはないところです。
宗教学者の山折哲雄は日本人の
夕焼け小焼け信仰の談話の中で、
太陽の沈む西の空を、とりわけ大和盆地の夕日を
西方浄土信仰と結びつけています。

二上山の麓には日本最古の官街道の
竹之内街道が通じています。
難波津から近つ飛鳥を経て(本)飛鳥へと
古代を想う歴史街道になっています。

二上山に日が沈む

二上山に日が沈む

二上山に雪が降る

二上山に夏が来る

二上山に日が沈んだ

一方、東には三輪山があります。
日出ずる処の山です。
箸墓古墳(卑弥呼の墓の説あり)から見るのが好きです。
写真は撮りつつあります。







五龍岳 長野県・富山県

2006-10-23 06:22:36 | 山岳写真
みそらの別荘地から見た五龍岳2814m

白馬岳や鹿島槍ヶ岳のある山塊を
後立山連峰(うしろたてやま)といいます。
山仲間では後立(ごたて)で通用します。
富山から見た場合、
立山の後ろに見えるから、そういうのでしょう。
この五龍岳も鹿島槍ヶ岳同様人気があります。
スキーでおなじみの五龍遠見の、
遠見尾根を登っていくと五龍岳に着きます。
遠見尾根は鹿島槍ヶ岳の絶好の展望台です。
ここからは数々の山岳写真の傑作が生まれています。
八方尾根からは鹿島槍ヶ岳の右側に聳えています。
和尚は八方尾根を登って
唐松岳で後立山の稜線に出て、
五龍岳、鹿島槍岳、針の木岳へと縦走しました。

八方尾根からの五龍岳

明日は悲劇の山・二上山です。
写真が多いですが、遊びに来てください。




伊吹山 滋賀県・岐阜県

2006-10-22 06:35:42 | 山岳写真
三島池から見た伊吹山1377m

新幹線に乗って車窓から見るお楽しみの山は 
富士山と伊吹山です。
富士山は説明することはありませんが、
伊吹山は標高が低いですが、
百名山に数えられています。
歴史的に薬草の産地、日本で最初にスキー場が出来た
などの理由です。

伊吹山は夜間登山が行われていました。
三合目より上は樹木が少なく、
直射日光がモロに当たるわけで、
地元の学校行事では夜間に登っていました。

頂上付近までドライブウエイが通じており、
下車、約一時間で頂上に立てます。
頂上付近は数多くの高山植物が咲き乱れ、
7、8月は人出が多く、
土日などは渋滞(車も人も)で大変です。

お花畑(シモツケソウ) 8月はじめ

サラシナショウマ 8月のお盆のころ

イブキ○○の名の付く植物は、
伊吹山で発見されたもので、
イブキトラノオ、イブキジャコウソウ、イブキフウロなど
数多く見られます。
また伊吹山一帯は石灰岩で出来ており、
石灰岩の採掘や加工場もあり、
伊吹山の西斜面は採掘のあとが痛々しい。
近くの大垣市の金生山などは
山半分がなくなっています。

一方では、石灰岩のお土産、鍾乳洞が
関が原で観光化されています。
表紙写真の三島池は渡り鳥の宝庫で、
冬には北からの鳥達で賑やかです。
伊吹山を眺める展望地でもあります。

柿と伊吹山 尾高集落より

新雪の伊吹山 気象観測所が見えています。

昨日の記事の中で間違いがありました。
訂正いたします。
高山蝶のところで、タカネヒカゲと書いていますが、
ウスバキチョウやタカネヒカゲに訂正します。
コマクサを食するのもウスバキチョウです。
和尚の覚え違いで、調べ直しました。
carawayさんのコメントを読んでいて、
気になったのです。ありがとうございます。



常念岳・長野県

2006-10-21 05:24:56 | 山岳写真
常念岳2857m 大キレットから見ました。

常念岳は松本平(大糸線)から見ると、
ピラミダルですぐ目に付きます。
非常に立派な山です。
和尚は2回登りました。
最初は、一の沢から直接に、
2回目は燕岳からの縦走でした。

北アルプスは一本の大きな山脈があるのではなく、
こじんまりとした山脈が幾重にも重なっています。
私達が常念山脈と言うのもその中の一つです。
一番東にあるので、松本からはよく見えます。
燕岳から大天井岳を経て、常念岳、蝶ヶ岳へと続きます。
高山蝶の多いところで、故田淵行男氏はこの山脈で、
高山蝶の生態を明らかにしました。
蝶の違法採取者が多く、和尚も何回か目撃しております。
近寄って写真を(人物の)撮るフリをすると、採取者は逃げます。
高山蝶ウスバキチョウやタカネヒカゲが多いのも、
コマクサの生育と関係があるのでしょう。
ウスバキチョウはコマクサしか食べないと言いますから。
田淵行男記念館が豊科にあります。

奥穂高岳から見ました。中央の山が常念岳です。

表紙の写真と同じ場所から


九重山・大分県・熊本県

2006-10-20 05:30:33 | 山岳写真
九重山・三俣山1745m

九重山も八ヶ岳と同じように
総称の山名です。
三俣山・黒岳・星生山・久住山・中岳などの総称です。
やまなみハイウエイ(別府から)を
飯田高原に入ると左に九重山群が見えてきます。
アクセスに便利な牧ノ戸峠から登ると、
日帰りで南半分の山がほとんど登れます。
春のミヤマキリシマの群落は余りにも有名。
和尚は開花時期には行っていませんが、
人の少ない時期に行きました。
写真が目的なので、
どうしても写真になる場所に行ってしまいます。
ポイントは三俣山を画面に入れるとおさまります。

霧氷の三俣山1

霧氷の三俣山2

新緑の三俣山

久住山

久住山より阿蘇山を

九州の景勝地でNO1を決めるとしたら、
和尚は九重連山を選びます。次は阿蘇山。
元々火山地形なので、
近くにはたくさんの温泉があります。
日本離れのした、北海道と間違うような雄大な景観。
やまなみハイウエイは死ぬまでに、
もう一度行ってみたいところです。