広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

聖霊高校 校名変更

2024-04-01 00:09:02 | 秋田のいろいろ
秋田県内に5校(うち4校が秋田市内)しかない私立高等学校の1つで、秋田県内唯一の宗教系高校(カトリック系)であり、秋田県内唯一の女子高(他校は共学化や統廃合済み)のお話。

高校は、聖霊女子短期大学(せいれい~)と同じ、学校法人聖霊学園が運営する。
まれに「聖隷」と誤記されることがあるが、宗教的には同音異義なので、直接的関係はない。
また、所在地が「南通みその町」なので、聖園学園短期大学(みその~)と混同されることもある。南通みその町は、高校所在地であることにちなむ命名だそうだが、もうちょっと考えて町名を付けたほうが良かったのでは。ちなみに、聖園は保戸野すわ町に所在し、それは諏訪愛宕神社が由来する町名なのが、日本らしくておもしろい。

この高校は、秋田市民には一般に「聖霊高校」もしくは単に「聖霊」と呼ばれている(短大のほうも「聖霊」と呼ぶことがある)。
かつては中学校も、高校と同じ場所にあったが、2013年から募集停止。往時でも、市民には中学校の存在感は薄かったと思う。

聖霊高校の正式な名称は少し長い。そしてその名称が、2024年度から変わる。
3月31日時点で、校門の表示は新しくされていた。
隠しておいて4月1日に除幕式でもするかと思っていたのに。県立秋田南高等学校の中等部開校時のように、みっともなく隠すよりはいいか。
「聖霊学園高等学校」
以前の学校名は、
「聖霊女子短期大学付属高等学校」

ところで、門をはさんで左側の表示は「学校法人聖霊学園」で、御影石のようなものに活字体で彫りこんでいる。それに比べて、新校名だけでなく旧校名も板に印刷したようなもので趣が異なる。
考えてみたら、かつては「中学校・高等学校」の表示があって、中学校の募集停止時に今の表示を上貼りしているのだ。いちばん古い2012年10月のGoogleマップストリートビューに、以前のものがかろうじて写っていた。
法人名と同じく御影石に彫っている

短大付属の名を外して、学校法人名そのままの校名になった。同時に新コースを開設し、生徒寮を再開するとのこと。昨年7月の大雨で大きな被害を受けたが、その影響ではないだろう。
聖霊高校の歴史は古く、明治初めまでさかのぼる。高校のホームページによれば、戦後の学制改革時は「聖霊中学校・高等学校」で、1954年に聖霊女子短期大学ができた時から「付属」が付いたようだ。69年間ぶりの改称。

「付属」のフレーズがあると、言葉は悪いが短大の“付属品”とか、付属校卒業後の進学先が限定されているようなイメージを与えてしまうかもしれない。高校としての独立したブランドを確立したい意図があったのだろうか。
選抜高校野球大会で優勝した健大高崎は「高崎健康福祉大学高崎高等学校」、高校野球常連の愛工大名電は「愛知工業大学名電高等学校」が正式。附属校の位置付けのはずなのに、大学名のみを冠し「附属」がないケースもある。
秋田市の別の私立高校は、当初「(秋田短期大学、秋田経済大学を経て)秋田経済法科大学附属高等学校」で、2007年に大学名がノースアジア大学に変わった際に大学名もない「明桜高等学校」になった。知らなかったが2020年からは「ノースアジア大学明桜高等学校」と変遷している。
余談だが、少なくとも1990年代前半、秋田市内の高校生世代では、秋田経済法科大学附属高校のことは「附高(ふこう)」と呼ぶのが一般的だった。会話の流れ上、「附属」や「経法大」と呼ぶこともなくはなかったか。聖霊高校だって「付高」だがそうは呼ばなかった。


ここまであえて触れずに使い分けてきたのが「付属」と「附属」。文字の意味としては、「付」と「附」は本来は微妙に違うのだが、今はだいたい同じ扱い。
ただし、役所の用語としては、今でも「附属」を使うのが原則なので、国公立大学の附属施設(学校以外にも図書館、病院、農場等々)は「附属」表記。
軽く調べたところ、倉敷市立短期大学では「付属図書館」と、公立なのに「付属」が正式。どういう理屈か知らないが、国立大学法人化された国立大学でも「付属」に変えるところがあったりするのかもしれない。※ネットでは、公式サイトで変換ミスで付にしてしまったり、無頓着な民間サイトがあったりして、調べづらい。
一方、「附」を用いないことにしている新聞社がある。秋田魁新報もそうで、本来は「附属」であっても、「秋田大学医学部付属病院」「秋田公立美術大学付属高等学院」などと表記している。

私立大学では「附属」とするところも多いが、縛りはないので正式に「付属」とするところもわりとあるようだ。
東海大学は、学校も病院も「付属」表記。日本大学は、学校は「付属」で、病院は「附属」と表記が異なる。なお、両大学とも別法人運営の高校は、大学名のみ冠し「付属」が付かない。日大では「日本大学病院」というのもある。
聖霊学園は“付属派”だったことになるが、短大の図書館は単に「図書館(聖霊女子短期大学図書館)」と呼ぶようだ。ほかの付属機関として認定こども園もあるのだが、後述。

聖霊高校の敷地の角にある、案内表示。
付属高校当時
一般人と同じように「聖霊高等学校」と表記している。これならば付属でなくなっても、このまま使えそうと思ったら…
「聖霊学園高等学校」に変更
それだけでなく「聖霊体育館」も「聖霊学園体育館」に換えている。
上に「聖霊幼稚園・保育園」とあるように、高校の隣接地にはそれがある。かつては幼稚園だけだったのが、認定こども園化などで保育園併設となったようだ(詳細不明)。
その門(壁)の表示は高校と同様のスタイル。ストリートビューで確認すると、2012年10月では御影石に「聖霊女子短期大学付属幼稚園」、2015年8月には「聖霊幼稚園・保育園」に換えられていて、現在も同じ。
しかし、公式ホームページでは「認定こども園 聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園(通称 聖霊幼稚園・保育園)」としている。名称変更のような話は出ていないので、幼稚園・保育園は正式には「付属」のままなのだろうか。

高校の門周辺のフェンスには、生徒を迎えに来た保護者向けの注意書き。
付属当時
中学校の名前もあったであろう上に、「聖霊高等学校」を貼っていた。現在は、
色を付けて「聖霊学園」をさらに上貼り
学校法人名での注意書きとも受け取れる。

表示の変更を踏まえると、学校側としては「付属」を取っただけでなく、「学園」を付けたことも重視しているのかもしれない。「聖霊高校」ではなく「聖霊学園高校」と呼んでほしそう。
それでも、多くの人々は「聖霊高校」と呼び続けることでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JRダイヤ改正2024秋田

2024-03-15 23:21:29 | 秋田のいろいろ
入院によりアップしそびれていた、JRグループのダイヤ改正。今回は2024年3月16日実施。
例によって、JR東日本秋田支社管内を中心にまとめておく。
昨2023年改正では、ダイヤの変更はかなり小さかった。一方で、公式にはあまり発表されない(市町村議会等の報道や労働組合報から分かる)、小規模駅の無人化がいくつかあった。

今回の改正は、全国的には北陸新幹線の金沢~敦賀開業が目玉。東日本管内では、山形新幹線「つばさ」にE8系電車の投入開始など。
首都圏の普通列車グリーン車のグリーン料金見直しも行われ、これまで平日/ホリデー(休日のほうが安い)に分け、それぞれ50キロを境に2区分だったのが、曜日を問わず3区分になり、おおむね値上がり。さらに、それぞれで事前料金/車内料金(車内で買ったほうが高い)だったのを、Suica/紙のきっぷ(紙のほうが高い)に分ける。
これまでは、休日なら51キロ以上はいくら乗っても800円(事前)だったのが、1000円か1550円(Suica)になる。東京~湯河原なら、グリーン1000円、特急「踊り子」指定席1020円。東京~熱海なら、1550円と1580円。
普通列車グリーン車は、通勤にも、特急代わりに観光にも使われる。観光需要が増えて、混み合うようになったのか、特急に誘導したいのか。


本題の秋田支社管内。
今回も、ほぼ変更はない。※多少の時刻変更はあるので、利用の際はよく確認してください。
駅の無人化は、秋田支社管内では今のところ情報なし。【17日追記】青森県深浦町の五能線・深浦駅が無人化
盛岡支社管轄では、鹿角市の花輪線・十和田南駅が無人化(その他岩手県内・東北本線と大船渡線では多数)。現在は、子会社委託で、みどりの窓口がある。スイッチバックの駅で、かつては十和田湖観光の拠点でもあった。【20日コメントいただき追記・十和田南の無人化は4月1日からとのこと。】


2022年のダイヤ改正で、新型コロナウイルス流行による需要減により臨時列車化されていた、「こまち」9号と40号が定期列車に復活(その他「はやぶさ」「やまびこ」も)。
「こまち6号」は、連結相手の「はやぶさ6号」が臨時列車化され、おそらく史上初の、秋田から東京まで単独走行するこまちだった。そのはやぶさ6号も定期化されて、再び連結走行。


奥羽本線(南北とも)、羽越本線では、新たにワンマン運転となる列車が増える。編成数の変更(減車)ではなく、これまでも2両編成だった便ではないだろうか(未確認です)。
個人的に思い入れがあるのは、秋田13時35分発弘前行き(1663M)と、弘前17時39分発秋田行き(1672M)。前者は2018年改正で3両編成から2両編成に減車。当初は車掌が乗っていたが、いつの間にか(2020年のつがる運輸区発足時?)、秋田→大館がワンマン化されていた。今回、大館以降もワンマンに。乗客が少ない大館→弘前で車掌が乗るというのは、ちぐはぐだが、車掌の乗務行路の都合だったのだろう。
後者は、かつては5両編成だった。これも2018年頃から2両化されていた。寂しくなる。


秋田駅発着の普通列車で、大きな時刻移動があるのは、奥羽南線の上り9、10時台(湯沢行き9時33分→9時12分、新庄行き10時25分→10時16分)と羽越線の上り11時台と14時台羽後本荘行き(11時06分→11時20分、14時31分→14時53分)くらいのようだ。
羽越本線14時53分は、その前は12時過ぎの酒田行き(間の「いなほ」は臨時化されている)なので、3時間近く空いてしまう。ただし、これにより、11時台は奥羽南線湯沢発、14時台は男鹿線から、羽越線への接続が確保される。

接続改善では、八郎潟始発17時08分→秋田着17時42分(3両編成の上、先行列車の直後で空いている電車。関連記事)が、秋田発17時45分新庄行きに接続。改正前は八郎潟17時10分→秋田着17時46分だった。数十年さかのぼれば(少なくとも1990年代後半)、八郎潟始発の電車が、そのまま新庄まで直通していたはず。


いちばん驚いたのが「スーパーつがる」誕生
本社の発表冒頭の「ダイヤ改正の主な内容」の1項目として「奥羽線特急「つがる」の速達性を向上」と掲載。
秋田と青森を3往復する特急「つがる」は、利用率は良好とは言えない。廃止や快速化なら、なくはないかもと漠然と考えていたが、速くなるのか?!

今回の改正で、3往復のうち1往復の停車駅を減らすことで、速達性を向上させる。増便ではなく、秋田~青森の総本数は変わらない。
その列車には、新たな愛称「スーパーつがる」が与えられる。特急料金は変わらないようだ。【16日追記・自由席も存続。】

秋田発12時台「つがる3号」→「スーパーつがる1号」、青森発12時台「つがる4号」→「スーパーつがる2号」となる。
ほかの2往復は、1号→41号、5号→43号、2号→42号、6号→44号に。
列車番号は、改正後の普通のつがる1号~4号は、2041M~2044Mと改正前と同じ2040番台。スーパーつがるは、20マイナスの2021M/2022M。
中央本線の「あずさ」と「かいじ」では、かつては両者別々に号数が振られていた(あずさ1号/かいじ1号…)が、2020年改正で両者通しで時刻順に号数が付与される(あずさ1号、あずさ3号、あずさ5号、かいじ7号…)ように変わっている。線区が違うとはいえ、同じ会社内で、つがる・スーパーつがるとは違う対応。

JR発足直後の平成初期、新型車両を使う特急に対して「スーパーひたち」のように、「スーパー+既存の愛称」を名乗る列車が、JR各社の各地で誕生した。また、それより若干早い時期かと思うが「スーパーやまびこ(正式な愛称ではない)」のように、停車駅が少ない速達タイプの呼び名としても使われた。
秋田新幹線にE6系が段階的に投入された2013年度の1年間は、E3系充当列車との区別(と宣伝)のために「スーパーこまち」の名が与えられた。県民に浸透し、置き換えが完了してスーパーこまちがなくなった後も親しまれた。10年経った今は、さすがにスーパーこまちと言う人は少ないだろうけど。
2020年には、JR北海道が、「旧型車両との差別化を図るという意義が薄れてきた」として、特急から「スーパー」の名をなくしていた。
「スーパー○○」は、過去のものになったと思っていたら、2024年になって登場するとは。正直、スーパーこまちの時点で、“今さら感”がなくもなかったのに…

スーパーつがるは、車両は普通のつがると同じE751系電車。だから車両や設備ではなく、速達性に対してのみのスーパーということになる。
では、どれだけ速くなるのか。

スーパーつがるが通過する駅は、八郎潟、森岳、二ツ井、碇ケ関、浪岡。
したがって停車駅は、秋田、東能代、鷹ノ巣、大館、大鰐温泉、弘前、新青森、青森。
所要時間は、改正前3号→改正後スーパー1号との比較で、秋田→弘前が2時間05分→1時間55分、秋田→青森が2時間42分→2時間31分。それぞれ10分と11分の短縮。
4号→スーパー2号もほぼ同じく、10分と14分の短縮(4号は青森→秋田で2時間46分と若干時間がかかっていた)。
停車駅が減らされたのは秋田県側が多いし、弘前~青森は単線区間が多いこともあるのだろう、秋田~弘前で時間が短縮される。
にしても、最大14分の短縮でスーパーねぇ…
※個人的には、碇ケ関、浪岡は通過としたのに、大鰐温泉には停車するのはどうなんだろう。時間的(朝夕なら宿泊客がちらほらいる)にも大鰐温泉で乗降する人は少ないと思うのだけど。

いちばん速いスーパー1号の表定速度(途中停車時間も含めた平均速度。ここでは営業キロを用いて算出した)は、秋田→弘前で77.4km/h、秋田→青森で73.8km/h。
全国的には表定速度が100km/hに迫る在来線特急も少なくない。
こちらのサイト(https://speed.iijiman.com/)によれば、今回の改正では、トップで唯一100km/h超なのが大阪~敦賀の「サンダーバード」で102.6750km/h。以下、ソニック、ライラック、カムイ、ひたち、そして「こまち」の秋田~盛岡が92.0241km/h。
「いなほ」は新潟~酒田では82.0488km/hとのこと。速度が落ちる酒田以北を含めた秋田~新潟では76.9km/h(14号)と、それでもスーパーつがるより速い。
これでは、名前負けというか見掛け倒しというか…

インパクトのある名前にして、宣伝効果を狙ったのかもしれないけれど、気がかりなことは、
・特急料金が高いと勘違いされ、敬遠されないか。
・普通のつがると号数が分離されたため、運行順や時間帯が分かりづらくなる。

・普通列車本数が多いとは言えない奥羽本線にあっては、特急列車を短距離の移動手段として使う人も珍しくない。その乗車機会を奪ってしまうことになる。
・通過駅まで行きたい人が、変更を知らずに乗ってしまうおそれ。
・そんなわけで、過去に快速列車の停車駅が徐々に増え、最終的には各駅停車化されたように、スーパーつがるも普通のつがるに戻ってしまわないか。

【16日追記】・全席指定と勘違いしてしまい、敬遠する人もいそう。一方で、速達性を売りにして、かつ通過駅へ行く人の誤乗を防ぐ意味では、全席指定にするというやりかたもある。秋田~青森の利用実態では、自由席を残すのが妥当だとは思うが。

・普通のつがるで、運転士がスーパーと勘違いして誤通過してしまわないか。
吉と出るか凶と出るか。
【20日追記・3往復のうち、どうして真ん中の1往復をスーパー化したのかが、よく分からない。利用率の違いなのか。朝夕のほうが速達列車の需要がありそうに思えたりもするし。】

なんやかんや記したけれど、スーパーつがるは秋田~弘前が2時間を切ることになる。かつての特急「白鳥(大阪~青森。2001年廃止。関連記事)」に匹敵する所要時間。
「白鳥」の停車駅は、東能代、鷹ノ巣、大館、弘前だったか。※新青森は新幹線開業前。
車両性能(加減速)と、編成が短い分、ポイント通過時の速度制限の時間が短いなど、スーパーつがるのほうが有利ではある。

ちなみに、寝台特急「日本海」は、1往復だった廃止時点の停車駅は、東能代、鷹ノ巣、大館、大鰐温泉、弘前、新青森だったが、客車列車なので時間は余計にかかっていた(秋田~青森で3時間程度)。
2往復時代は、1・4号が同じ停車駅(新青森を除く)。
2・3号は八郎潟に停まり、大鰐は通過。同じ寝台特急ながら「あけぼの」は、「つがる」並みに停車駅が多かった。

スーパーつがる乗車記
翌2025年ダイヤ改正
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田犬ナンバーバス

2024-03-09 20:33:05 | 秋田のいろいろ
秋田市街地(県庁市役所前、秋田駅西口など)と秋田空港を結ぶ、秋田中央交通の空港リムジンバス。最近は専用車両の不足により、一般路線用車両が代走することもある事態になっていた。
同じ車両を使い、同じ理由で減便されていた、高速 湯沢秋田線は3月9日から運行を再開したので、車両が充足されたのだろうか。ただし、今度は乗務員を理由に、4月から当面の間、羽後交通担当便も含む高速湯沢線の全便が運休(休止)されることになった。
その専用車両の変化。
空港リムジンバス・県内高速バス専用車両の1台
2016年に新車で導入した、三菱ふそうエアロエース「秋田200か1226」号車だけど、
ナンバープレートが!
2023年10月23日から交付が始まった、「ご当地ナンバー」「秋田版図柄入りナンバープレート」。秋田犬の親子を描き、モノクロとフルカラーがある。
秋田県警の全警察署に1台ずつ、フルカラー版を付けたパトカーが配備されているし、自家用車でもたまに見かける。モノクロ版は見たことがない。
中央交通でも、既存車のナンバーを付け替える形で、それを導入したのだった。弘南バスの弘前ナンバーでも同じことが行われていた。【10日補足・弘前ナンバーは青森ナンバーからの分離独立なので、希望ナンバーで青森ナンバー時代と同番を取得しているようだ。秋田ナンバーでは、単にプレートを替えただけなので、厳密には同じことではなかった。】


後ろも
弘前ナンバーでもそうだったけど、見本の画像よりも、実物のカラーナンバープレートは色が薄くて、遠目に見た時に、何がかいてあるのか分かりにくい。
あと、ナンバーを付け替え、しかもフルカラーにするには、お金がかかる。交付手数料1万2680円(弘前は1万1800円)+寄付金1000円以上。もしかしたら、補助金でも出ているのかもしれない(自腹だったらごめんなさい)。
寄付金はこのようなことに使われた

弘南バスでは、新たに導入(中古を含む)する一般路線車にもフルカラー絵入り弘前ナンバーを付けていた。
中央交通に最近来た路線車
※車体が傾いているのは、乗降しやすいよう、ドア側のサスペンションの空気を抜いて段差を小さくする「ニーリング」作動中のため。
小田急バス中古らしき、いすゞエルガ「秋田200か1644」号車は、普通のナンバー。正面の「ノンステップバス」の文字がやや小さくなり、上に移動した。白と濃い緑の帯にまたがる位置で読みづらい。
(再掲)従来の表示位置

【追記】この後、5月初めに「秋田200か1051(2014年いすゞガーラ)」も秋田犬ナンバーになったのを確認。
その後、一般路線バスの後部に秋田犬ナンバーの広告(小さい)を貼った車両が登場。6月頃には、その車も秋田犬ナンバーとなった。確認したのは、2023年11月頃に新車で入った、臨海営業所の1639号車。
7月半ばに空港リムジン用「秋田200か1055(2014年日野セレガ)」も秋田犬ナンバーになったのを確認。
1639号車と同時導入の一般路線車・秋田営業所1640号車は、2024年11月20日時点で通常ナンバーのまま。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サティ入口 消えた横断歩道

2024-02-22 23:18:54 | 秋田のいろいろ
2022年にイオン秋田中央店前の県道28号の停止線を取り上げた
信号機のある交差点の停止線が、その交差点の直前にあるイオン敷地内への入口の分岐と重なる位置に引かれており、手前でイオンへ左折する車は、信号機に従うべきか否か、どちらにも解釈できる状態で長らく運用されていた。秋田県公安委員会・秋田県警察本部・秋田中央警察署の怠慢と言わざるを得ないだろう。
それが、2022年度に、左折車線のみ停止線が前方(交差点内寄り)へ引き直され、手前からイオンへ入る車は、信号に従う必要がないことが(交通法規を理解している者にとっては)明確に分かるように改善されていた。
(再掲)2022年・停止線移設後
2024年始時点でも停止線は変わっていないが、その場所のほかの白線が、いつの間にか変わっていた。2023年度内のどこかか?
2024年2月撮影
車道ではなく歩道のほう。
2022年の記事でも触れているが、県道の北進車線には、[信号に関わらず左折できる“第2の入口”]と[信号に従って左折する“第1の出入口”]が連続して存在する。2024年の写真で自転車が通っている手前が第2の入口。第2の入口は交差点外なので、横断歩行者、通行車両とも信号機に従う必要はない(ここへの影響で停止線が移設された)。
以前は、どちらもゼブラの横断歩道の白線(道路標示)で、第2の入口は県道の進行方向から見て横方向に5本の線だった。今はゼブラを消した跡があり、進行方向と平行・縦方向の両端に1本ずつの線が新たに引かれた。

この標示は何を意味するのか。自動車教習所や運転免許更新時講習で教わった記憶もない(と思う)。
同じようなものが、秋田市内のほかの場所にもある。
(再掲)2020年4月
県道28号・手形陸橋の東詰め(手形側)で、県道と小さな市道が交わる箇所の、県道の歩道が途切れた部分。以前は何もペイントされていなかったが、2019年の全面開通からしばらくした頃、縦の白線が2本引かれ(イオン前より細い)、間が緑色にカラー舗装された。
上の写真では、市道をまたぐ白線部分のみ緑色だが、この後、手形陸橋本体の歩行者通行部分も、ここに連続して緑色(自転車部分は赤茶色)にされている。
ほかに、泉外旭川駅の駅前広場には、線の間が歩道部分の舗装に合わせたピンク色や、駐輪場付近は水色で塗られたものがある。

ネットで調べても、あまり情報がない。例えば「路面表示一覧」などで検索しても、これを取り上げていないページばかり。ただ、法令に基づくものではある。「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」第五条別表第三に定める「歩行者横断指導線」なるもの。「区画線」に分類され、「横断指導線」と略されることもある。【23日補足・まれに「指導横断線」とする用例もある。】
別表第三において、設置場所は「歩行者の車道の横断を指導する必要がある場所」とされている。線の太さは0.15m~0.30m。
1992年までは、ゼブラの横断歩道でも横線と合わせて縦線が引かれていた。それを考えれば、昔の横断歩道からゼブラ模様を取ったのが、この横断指導線と見ることができそう。

実際の運用としては、横断歩道を設置する条件を満たさない箇所において、横断歩道に準ずるものとして設置されることが多い。最近は、通学路や生活道路の交通安全対策が重要視されて、カラーペイントとともに導入されることがあるようだ。
神奈川県秦野市のホームページ「通学路の安全対策(https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1659485774324/index.html)」では、「交通量が多く、児童生徒が横断するのが危険とされている箇所について、設置基準により横断歩道の設置が困難なため、代替案として、歩行者が横断する場所を明確に示す「歩行者横断指導線」(緑色の部分)を施工しました。」と紹介されている。

横断歩道ではないので、通過車両は横断しようとしている歩行者を優先させる義務は生じない。しかし、横断禁止箇所ではないわけで(指導線があろうとなかろうと)、すでに横断している歩行者を妨害するのは違反。


では、歩行者横断指導線を引く(管轄する)のは、警察か道路管理者か。
道路標識では、上記「~命令」において、どの標識はどちら(一部は両者)と明示されている。ところが、道路標示や区画線については言及がない。Wikipedia「日本の路面標示」には「路面標示は都道府県公安委員会が設置する道路標示と道路管理者が設置する区画線」とあり、個人サイトなどでも同様のものが見られる。
しかし、国土交通省サイト内にある昭和40年1月26日付の通達「道路交通安全施設の整備について」の「区画線の設定区分について」では、「区画線は、道路構造の補完的施設として、舗装整備に合せて効果的な設置をはかるべきものであるが、従来道路管理者の設置すべき区画線と公安委員会の設置すべき道路標示との間に明確な設置区分がないため、設置計画上問題が多かった事情にかんがみ、今回暫定的取扱いとして設置区分の原則を下記のように定めた」として、区画線のうち、どれを誰が設置するかが表で示されている。
「歩行者横断指導線」は、「道路管理者の設置すべきもの」欄は斜線で、「公安委員会の設置すべきもの」欄は「全箇所」となっている。秋田県では、横断指導線の設置工事は、たしか秋田県警から発注されている。実態としては、道路管理者と警察が共同で連携して設置することもあるだろう。ただし、泉外旭川駅前は、公道ではなさそうな場所なので警察の入る余地がなく、秋田市(建設部ではなく、駅前広場を所管する都市整備部)が独断で設置した可能性がある。
ネット上で、横断指導線が道路管理者管轄とされているのは、「停止指導線【23日訂正】指導停止線」と混同している可能性もあると思う。停止指導線【23日訂正】指導停止線とは、「止まれ」の白線に類似した、停止義務がないもの。長崎県警察本部のホームページで詳しく説明(https://www.police.pref.nagasaki.jp/police/kotsu-anzen/kotsu-kisei/teisisen/)されていて、それは道路管理者管轄とのこと【23日追記・秋田市内では「広小路西」交差点に1本あるのが指導停止線だと思われるが、信号機がある交差点なので意味合いは複雑そう。本来の用途と違う気もする】。


イオン秋田中央店入口では、長年横断歩道だったものが、歩行者横断指導線に“格下げ”されたことになる。警察が改めて調べてみたら、横断歩道の基準を満たしていないことが判明したのかもしれない。
近年は、運転者の横断歩道での歩行者保護意識が高まりつつある(それでもまだまだまだ不充分)が、横断指導線が何を意味するのか知らない人は(歩行者も含めて)多いだろう。仮に知っていたとしても、「横断歩道ではないから止まらなくていい」と都合良く解釈して傲慢な運転をする者もいなくはないかもしれない。
上記の通り、横断指導線とは、歩行者に対して横断位置を指導するものとされている。手形陸橋や泉外旭川駅駅前広場の場合、交通量の少なさと線形から、ショートカットなど危険な部分で渡ってしまう歩行者がいる可能性があり、指導線で示して誘導する意味はあると思う。でもここの場合、指導されるまでもなく、たいていの歩行者はその部分を通行するだろう。むしろ、運転者に対して歩行者が横断する場所であることを指導する意味合いのほうが強そうで、横断指導線の本来の用途とは違ってしまっている気もする。

格下げによって、危険な場所になってしまわないか、心配ではある。
繰り返すが、横断歩道でなくても、横断禁止箇所以外において、すでに横断している歩行者を妨げるのは違反。
それは、横断歩道も横断指導線もない、小さな交差点でも適用される。
さらに、沿道の店舗や駐車場など道路外へ、歩道を横切って出入りする時は、一時停止し、歩行者を妨害してはならない(道路交通法第十七条第2項)。イオン秋田中央店の第2の入口の場合、これに該当しそうな気もするが、横断指導線が引かれたということは、そうじゃないのだろうか。
とにかく、どんな場所でも歩行者も運転者も充分に注意して通行しましょう。

【5月3日追記・他の箇所でも同様の変更を確認】MEGAドン・キホーテ秋田店の北側、県道56号に面した、長崎屋バスターミナルの出入口も、同様に横断歩道から横断指導線に変更されていた。
イオンと比べると、こちらは路線バスと搬入車などの業務用車両しか出入りせず、幅が広い(横断歩道・指導線が長い)という違いはある。
【5月14日追記】一方で、同じような条件である、県道56号のイオンタウン茨島には、横断歩道も指導線もなし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰ってきた秋田いすゞ

2024-02-16 20:24:25 | 秋田のいろいろ
秋田市大町二丁目3番27号には、月ぎめ駐車場と「大町イベント広場」という名のあまり使われることがないアスファルト舗装された土地がある。
かつてダイエー秋田店を核とする商業ビル「秋田ニューシティ」が建っていた、いわゆる「ニューシティ跡地」。※1981年オープン、2002年ダイエー撤退、2010年ビル閉館、2011年更地化。この記事参照
北東角
1月下旬(早くても1月24日以降?)だと思う。
イベント広場である、大町通りに面した敷地東側の、車両が出入りできる(縁石の段差が低くなっている)所に、
日本銀行秋田支店側から南東角

「ISUZU/秋田いすゞ」?!
看板が立った!
ここを所有する、秋田経済界の重鎮である辻家(辻兵=つじひょう などを経営)は、秋田いすゞ自動車株式会社(過去の記事)も経営していて、過去にはここが新車の仮置き場として使われたことがあったが、期間限定ということのようで特に表示はなかった。
2月10日過ぎ時点では、除雪された雪山の状態から判断して、イベント広場のうち南側半分(=ニューシティ跡地全体で見ると、およそ4分の1)をいすゞが使っている雰囲気で、トラックが数台置かれている。そして、奥のほう、月ぎめ駐車場際&日本銀行秋田支店の塀際にはプレハブ小屋が置かれていた。
【3月1日追記・3月1日には、雪山があった場所に、道路のセンターラインのような白線が引かれていた(2月末時点ではなかったはず)。いすゞの敷地を明示するものだろう。】
そこにも「ISUZU」
肉眼では分かりづらいが「秋田いすゞ中古車センター」とも。平日は人がいる気配。

ということは、ここがそういう用途になったの?
公式サイトを見ると、目立つ告知はされていないが、ひっそりと情報があった。中古車センターは2024年1月5日から大町へ移転しているという【17日追記・上記の通り、看板が設置されたのは下旬以降のはず。その間は開店休業だったのか?】。所在地は「大町二丁目3番31号」で、ニューシティとは少し違う。
昨年までは寺内蛭根一丁目16-16にあった。臨海バイパス沿いながら本社(寺内字蛭根85−7)とは少し離れた、ダイユーエイト秋田寺内店とアウディ秋田の間。
中古車センターは2005年に開設され(おそらく、当初は本社内にあったのかもしれないが、その時点では高陽幸町。この後、2006年に本社が寺内へ移転)、2008年に寺内蛭根一丁目へ移転していた。

上記の過去の記事でも触れているが、秋田いすゞはかつて、ここの向かい、現在イーホテルなどが建つ土地にあった(工場部門1958年、本社1961年まで。その後高陽幸町を経て寺内蛭根へ)そうだから、部分的ながら秋田いすゞが大町へ帰ってきたことになる。


小田急中古のいすゞエルガが通る。電柱には「辻兵」の広告看板
今後は、県外事業者から来た中古バスが置かれることもあるのかもと期待してしまうが、仮にも秋田市中心市街地の一角で、秋田経済界を代表する人が所有する土地に、こんなものがあるのって…
この記事などの繰り返しになるが、あきた芸術劇場ミルハスの計画段階で、ニューシティ跡地も候補とされた時、辻氏は「民間での利用計画に充てたい」「今すぐ進める具体的な計画があるわけではないが、(略)民間で活用するのが望ましいと判断した」として、それを断った(2016年)。
その後も、活用とは言い難い使われかたが続き、新たな使い道がやっとできたと思ったら、プレハブ小屋の中古車センターという名の中古車置き場とは。辻さんは、ここがこれでいいと思っているのか、秋田市街地を活性化させるつもりがないのか。

差し当たっての問題としては、大町イベント広場の今後について。
いすゞはイベント広場の南半分だけを使うのだとすれば、残る北側はイベント広場として存続するのだろうか。近隣ホテルの団体客や、ミルハスの行事参加者などの駐車場として使う時、竿燈まつりの屋台村として使う時、半分では足りなくなるかもしれない。それに、車の出入りはISUZU看板の所からしかできない。
まあプレハブ小屋以外はジャマなものはないから、中古車を隅やほかの場所へ動かせば、従来並みに広く使うことはできるか。なお、16日時点では、従来同様、観光バスが北側に駐車していた。

【2024年6月24日追記】毎年6月下旬の「ヤートセ秋田祭」では、通町の道路と、大町イベント広場が会場となるのが通例だった。2024年は、通町のみを会場とし、イベント広場は関係者駐車場として使用。変更された事情は不明だが、イベント広場が手狭になったことが理由かもしれない。どちらにしても、辻家には借用料は入るだろうから、痛くもかゆくもないのでしょうかね。
竿燈まつりのご当地グルメフェスティバルの対応
2024年秋の状況
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

危うい交差点名 その後

2024-02-14 23:08:13 | 秋田のいろいろ
秋田市の県道56号(新国道)の「主要地点」案内標識、いわゆる「交差点名」看板がボロボロで判読できないものもあることを2023年1月に記事にした。あわせて、関係機関へも伝えておいた。
※この標識は信号機のアームに取り付けられているが、警察(公安委員会)ではなく、道路管理者の管轄。ここの場合は秋田県庁の出先機関、秋田地域振興局建設部の所管。
(再掲)「新川向」の北行き車線向き(南向き)

(再掲)同上。「-|‖」?

昨年暮れ頃~1月中旬の間だろうか、変化。


くっきりと「新川向」!
表示を新しくしてくれた! 反射材の横線の入りの板で。
新しくなったのは、南向き側だけ。判読可能な北向き側はそのまま。
関係機関への伝達時に、更新するならローマ字を併記してはどうかとも要望したのだが、それはかなわず。反対面との整合性もあるのだろうけれど。
こういう場合、古い表示に上張りして済ませることもあるが、今回はそうではない。裏面を見ると、
ピカピカ
表示板自体(と取り付け金具)を新しくしている。そもそも表示板の長さ(縦方向)が、交換前よりも短くなっている。文字数に合わせて短くしたのだろう。ケチというか、問題はないから節約か。

(再掲)「 木於丶口」?
「八橋鯲沼町」の南向きも、
更新
こちらは文字数が多いので、従来と同じサイズ。

他の交差点は未確認だが、いっしょに新しくしてくれたと思われる。必要最低限の原状復帰レベルではあるが、交差点が無名化せずに済んだ。
ところで、「八橋鯲沼町」の北向き側。
(再掲)
1年前は、枠線の右上が欠けた程度で、文字は無傷だった。それが今は、
現在
枠線の左から上が欠け、「八」の2画目と「鯲」もところどころ脱落。1年でこうでは、いずれこっちも読めなくなりそう。
秋田県さん、適切な維持管理をお願いしますよ。

※交差点名に関する次の記事は、能代市の国道
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋田空港リムジンに路線車

2024-02-09 20:01:03 | 秋田のいろいろ
秋田市街地(県庁市役所前、秋田駅西口など)と秋田空港を結ぶ、秋田中央交通の空港リムジンバス。
その車両は、同社の貸切バスと同じ車種・外観(塗装)の大型バスを用いて、秋田県内完結の高速バスと共通運用使用されている(2011年の記事)。それらだけでやり繰りがつかないこともあるのか、仙台行き高速バス・仙秋号用の車両(いわゆる緑こけし塗装【3月3日追記・青こけし塗装も】)が充当されることも、それなりにある。

当ブログのコメントで、2023年10月1日に、一般路線用の中型バス(緑色塗装)が、「秋田空港」という行き先表示を出して、秋田駅東口で待機していたという目撃情報をいただいていた。何らかの事情で路線車が駆り出されたのか、あるいは東口を発着するリムジンは今はないので誤表示かと思っていた。いずれにしてもレア表示で、そういうコマが用意されていることを初めて知った。
その後、注意深く見ていたわけではないが、自分で見る機会はなかった。


今年2月6日。中央交通公式サイトに「秋田空港リムジンバスをご利用のお客様へ」が掲載された【25日補足・各バス停にも同内容の掲示がある】。
通常の「座席定員制の専用車両」でなく、「運用の都合上、一般路線バス(緑色車両)で運行する場合がございます。」とのこと。トランクがないので荷物は車内持ちこみで、立席になることもあるとしている。

確かめてみると…
秋田駅西口
空港へ行くバスと、空港から来たバスが1台ずつ入線。どちらも従来通りの車両。
羽田便に接続する空港行きは、数十人が乗車しており、路線車だったら座れない。

ほかの便は、
!!!
小田急中古、大型ノンステップ・いすゞエルガ。秋田営業所1004号車。
正面と後部の行き先表示は、系統番号なし「秋田空港 AKITA AIRPORT」。側面には経由地も表示されていた(昨秋の記事のコメントも参照)。
「空港リムジン」「路線バス」の紙を掲出しているが、これは従来の車両でも実施している。どちらの車にしても、貸切・高速/一般路線との誤乗防止対策だろう。

さらに別の便。
空港発秋田市内行き
中型ノンステップ・日野レインボー。秋田営業所1640号車。
2023年11月頃に導入されたばかりの、新車も登板。
ちなみに、同時に臨海営業所には1639号車が導入されたが、そちらはいすゞエルガミオ。
1639号車
共通車種なので、エンブレムやメーカーシール以外は見分けがつかない。

空港発の行き先表示は社名。空港行きはあるクセに「秋田駅西口・秋田市内」のコマは用意していなかったのか(だとすればこの会社らしい)、あるいはそれを用意してはいるが表示してしまうと、一般路線バスとまぎらわしいため、あえて使っていないか(だとすればこの会社にしては親切)、どちらかだろう。【14日追記・路線車の表示器にも「秋田駅西口・秋田市内(英字あり)」の表示が用意されており、秋田空港出発時点では表示しているようだ。上の写真では、それを使わずに社名表示にしていたか、運行途中で社名表示に切り替えていたか、どちらかになる。】

ということで、従来の車両とともに、一部の便では大型・中型問わず、一般路線車も使われていた。
2日にわたって確認した限りでは、同じ便であっても、2日とも従来車、2日とも路線車、1日は従来車・もう1日は路線車と、まちまちであった。
ただし、羽田便に接続するバスは従来車が充当され、路線車が充当されるのは、伊丹・中部国際・札幌といった定員100人に満たない小型機(DHC-8やエンブラエル170)就航路線に接続するバスなのかも、という感じがした。※推測であり、確証はありません。また、小型機接続でも従来車が充当されることもありました。【末尾の追記の通り、羽田便接続便で従来車と路線車が1台ずつ充当され、乗客は全員が従来車に収まるというケースもあった。】
そんなわけで、見た限りでは立ち客はいなかった。【9日補足・従来車両は前にしかドアがないので前乗り・前降り方式だが、路線車両では一般路線と同じく中ドアから乗車させていたようだ。整理券・ICカードタッチの都合もあるので。】


どういう事情で、路線車がリムジンに入ることになったのだろう。昨今の運転士不足はあまり関係なさそうだし、「運用の都合上」としているし…と思っていたら、2月9日付で公式サイトに「高速 湯沢秋田線 一部運休のお知らせ【緊急】」がアップされた。
秋田市と横手・湯沢を結ぶ、羽後交通と共同運行する高速バスのうち、現在は土日祝1往復だけを中央交通が担当している。それが2月17日から運休するとのこと(羽後交通担当2往復は継続)。その理由は「当社におきまして故障車両の修理のめどが立たないことから」。

上記の通り、県内高速とリムジンは車両が共通運用だから、リムジンの車両変更もこれが理由だろう。
これらの車両は、中古車を中心に、新車がちらほらというラインナップ。空港リムジンバスのほうが必要台数は多いし、空港利用者のアクセスを欠くわけにはいかないので、湯沢線を運休することにしたのだろうか。


考えてみれば、秋田空港リムジンバスを運行するのは、なかなか大変だと思う。
多くの地方空港同様、航空機1便に対して、バス1便が対応したダイヤになっている(何分間隔で運行というダイヤではなく、航空ダイヤに連動して毎月バスダイヤも変わる)。
そして、大型機だろうが小型機だろうが、飛行機が1機発着すれば、その分だけバスを走らせないとならない。ただし、複数の航空機が同時刻~15分程度の間隔で発着する時は、バスは1本にまとめるようだ(20分空くと、バスは2本になる)。
さらに、航空機利用客のうちどれだけがバスに乗るかは予想が難しく、1本に対してバスは2台以上必要になることもある。実際には、必ずバス2台を割り当てているようで、乗客が多くない時は、空港行きでは1台が秋田駅に立ち寄らず木内前からの運行(=木内前以降から乗るとガラガラのバスに乗れることが多い)、空港発では1台は回送で車庫に戻るという運用になっているようだ。※今回の路線車充当では1便につき1台しか入っていないかもしれない。
航空ダイヤの時間の偏りもあるし、最近は航空機材が小型化して便数が増えている感じもする、運転士も車両も、確保とローテーションに苦労するのではないかとは考えていた。


利用者としては、快適性で難があることになってしまう。札幌駅から定山渓温泉まで1時間以上、一般路線バスに乗るような事例もあるけれど。
秋田空港に一般路線バス車両が乗り入れるのは初めてではない。1990年代までは、リムジンとは別に(航空便と接続しない)、牛島旧道経由で秋田駅と空港を結ぶ路線があった。今は、国際教養大学と空港を結ぶ路線(空港線?)が、ごくごく限られた日に運行されている。

ちなみに、弘南バスの弘前市と青森空港を結ぶリムジンバス(「空港バス」と呼ぶようだ)も、貸切・高速車が使われるが、新型コロナウイルス感染症流行当初の緊急事態宣言中に、「弘前⇔青森空港」表示の中型路線バスで運行されたことがあった。


【27日追記】午後のボーイング767の羽田行きに接続する空港行き便で、専用車と大型路線車が1台ずつ充当されるケースがあった。乗客は全員が専用車に乗り、路線車が「回送」表示(「空港リムジン」の紙は掲出)で追随するという、おそらくこれまではなかった形。
【3月7日追記】高速湯沢線は、3月9日から運行を再開。車両不足が解消されたのか。
一方で、「深刻な乗務員不足」を理由に、2024年4月から当面の間、全便運休(休止とも表記)することになった。
※この直後、絵入りご当地ナンバープレートの車両が登場した。

【3月27日追記】3月下旬の平日午後の羽田行き・ボーイング767便に接続する空港行きは、路線用の中型1台、大型1台で運行されていた。先行の中型の乗車率は見られなかったが、後続の大型は数人が乗る程度だった。

【5月28日追記】5月20日付で、公式サイトに「秋田空港リムジンバスをご利用のお客様へ(2024/5/20現在)」が掲載。「一般路線バス(緑色車両)で運行する場合、一部運行経路を変更いたします。(秋田市内~国道13号線~わだ方面~秋田空港) ※あきたびラインを運行しません。」とのこと。
途中バス停はないので、大きな影響はないと思われるが、5月20日以前はどうしていたのだろう。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

’23.11.20五城目線減便

2023-10-31 23:02:18 | 秋田のいろいろ
2023年10月1日に、恒例の秋田中央交通の路線バスダイヤ改正が、恒例の乗務員不足を理由とする減便をメインとした内容で実施されたばかり。
ところが、10月31日に、公式サイトに「五城目線 ダイヤ改正(減便)のお知らせ(2023年11月20日改正)」がアップされた。「バス乗務員不足のため」としている。
全国的に同様の理由で、定例のダイヤ改正以外の時期に、突発的に減便や路線廃止が行われているとは聞いていたが、秋田でも。
【11月1日画像追加】五城目営業所担当の五城目行き
対象となるのは、新国道・土崎・飯島・追分を経由して、秋田駅西口と五城目バスターミナルを結ぶ路線(系統番号100)。
2023年10月では、時刻の移動だけで減便はなかった。平日10往復、土日祝日6往復の運行。
11月20日からは、平日4往復、土日祝日2往復となる、大幅減便。

現行の五城目線は、平日の1往復を秋田市の臨海営業所が担当し、それ以外は五城目営業所が担当。臨海担当便は減便されないので、五城目側の人員不足が原因と考えられる。
秋田中央交通五城目営業所は、子会社の秋田中央トランスポート(の五城目営業所)が、業務を受託する形。親会社の五城目営業所は、五城目線のみを担当し、子会社の五城目営業所は、周辺市町村のコミュニティーバスやスクールバスを受託運行している。
おそらく、五城目の乗務員は親会社と子会社を掛け持ちしていて、欠員が生じたのだろう。スクールバスなどを運休するわけにはいかないし、五城目線は拘束時間が長い(往復4時間)ので、減便しやすく、減便の“効果”も高いということなのだろう。
【11月3日補足】減便後の五城目側の車両・乗務員の運用としては、土日は1台・1人で回せそう(途中の待機・総拘束時間は長いが)。平日は夕方2便の時間が重なっているため、2台・2人は必要になろう。

減便後は、平日はほぼ毎時1本あったのが、朝1往復、昼1往復(臨海便)、夕方~夜2往復に。土日祝日は朝夕1往復ずつだけになり、昼間はなくなる。
これにより、追分より先の区間で利用する人たちはもちろん不便になるが、新国道経由他系統と重なる秋田市内区間でも、運行間隔が不均一になる。一部の廃止便前後のダイヤを抜き出してみる。
平日下り(秋田駅西口発)
10:35セリオン、11:00五城目、11:20追分
14:00セリオン、14:25五城目、14:55追分
15:20セリオン、15:40五城目、16:05土崎駅
16:50土崎駅、17:15五城目、17:30土崎駅

土日祝下り(秋田駅西口発)
10:20セリオン、11:20五城目、11:50セリオン
12:50セリオン、13:20五城目、13:55飯島

土日祝日上り(秋田駅西口着)
10:03飯島、10:40五城目、11:26セリオン、12:06追分、12:40五城目、13:26セリオン、14:10五城目、14:41追分

と、平日でも1時間近く、土日は1時間半、間隔が空くところが生じる。これから冬にかけ、夕方の帰宅時間帯などが心配になる。せめて秋田市内の営業所担当で、セリオンや土崎駅止まりの代替便を出せばいいのだろうが、その余裕もないということかもしれない。
五城目線の前後に短距離のセリオン線が設定されているところも多いので、土崎の旧道区間以遠ではさらに間隔が空く。

ちなみに、新国道経由の総本数(秋田駅西口~港中央二丁目【8日補足・他経由と重複しないのは、山王二丁目~港中央二丁目】、新港線は除く)は、平日下り39・上り46、土日祝上下とも24。11月20日からは32・40、20となる。


五城目線に限らず、日本各地の減便された路線やバス会社で乗務員が確保でき、元の便数に戻る時は来るのだろうか。そして、他の路線でさらなる減便や廃止が、いつ起きてもおかしくない状態なのだろう。
貨物輸送の維持も大切だけれど、路線バスについても、国全体の問題として真剣に取り組んでもらわないといけない。


※この後、2024年10月の定期ダイヤ改正では、秋田市内の各路線では若干の増便が実施されたが、五城目線は減便されたまま。新国道経由では、五城目線の穴埋めと思われる増便が、土崎駅発着系統を中心にあった。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未来を創る最高顧問の問題発言

2023-10-28 22:27:48 | 秋田のいろいろ
10月23日の佐竹敬久秋田県知事による、四国(特に愛媛県と高知県)の食べ物をけなす発言が全国的に問題になって、翌日に謝罪をすることになった。
秋田県民のひとりとして、発言内容には同意できないし、そういう発言をしてしまう人が秋田県知事であることが、情けなく恥ずかしい。四国と四国に関係する皆様に、県民としてお詫びします。
報道やネットでは、「(愛媛の)じゃこ天が貧乏くさい」部分だけが取り沙汰されている感じがするので、もう少し広い視点で雑感。24、25、26日付の秋田魁新報の紙面と電子版も参考にしました。

発言の場は、23日に秋田キャッスルホテルで開かれた、「秋田の未来を創る協議会」なる組織の設立会議。
協議会は、各界の代表者が一丸となって、秋田の活性化を目指す。秋田県商工会連合会会長(注・商工会議所ではなく商工会)が呼びかけ人、その他、県議会議員連盟会長、秋田大学学長、秋田商工会議所会頭(=辻氏)らが共同代表を務める。佐竹知事は最高顧問。
設立会議では、協議会へ期待することをテーマに、佐竹知事の講演が行われた。出席者(聴講者)は、県議会議員や県内の市町村長など、160人ほどいた模様。

四国をこき下ろす前後には、「秋田ほどうまいものあるところはない。」「さまざまな自然、あとは風、水、美人(男女問わず)」も秋田にあると発言。それらの価値を見極めて、伸ばしていかれるよう、秋田県人の思考を変えていくことが、協議会の最終目的である、みたいな内容。

「四国なんかね、もう大変ですよ。」と発言しているが、具体的に挙げたのは、愛媛のじゃこ天と酒のほか、高知県の「どろめ(※知らなかったが、イワシの稚魚)」のみ。【11月1日補足・酒については、あいまい。四国全体について言っているようにも取れるが、「知事会」とつなげているので、じゃこ天と同一の愛媛県の酒とも取れる言い方。】
香川県は「なんとね、普通のね、どこでも食えるようなね。」とあいまい。徳島県には言及はなし。
愛媛と高知に失礼なのは変わらないが、2県だけで「四国」とひとくくりにするのは乱暴。「東北」に置き換えてみれば分かるように。
そして、秋田では「自然、あとは風、水、美人」まで挙げているのに、四国では食べ物にしか触れていないのは、不公平だ。
佐竹知事は謝罪時に、四国には大きな企業があって、売り込みも積極的なので、うらやましさと、強気で来るという思いがあって、今回の発言に至ったと釈明した(食べ物とつながらないじゃないか)。食べ物以外では勝ち目がないから、食べ物だけ槍玉に挙げたととらえていいのでしょうね。

それら以前の話として、複数の報道によれば、10年前に愛媛県で行われた全国知事会では、食事にじゃこ天は出なかったという。じゃあ、自分で飲食店に入って注文したのかもしれないが、だったら、ステーキとじゃこ天を勘違いすることはないだろう。あと、出されたじゃこ天が「300円」とも発言しているが、どうして分かったのか?
この人は何を言ってるんだ? 作り話は「漫談」なら許されるかもしれないが、これは講演。

今回の講演は、食べ物をテーマにしたものではない中、個人の好き嫌いが大きい食べ物のみをネタとするのは、上手な構成ではないと思う。
そして、マスコミが取り上げるとは思わなかったのかもしれないが、だとしても、会場の160人の中に、四国出身者、身内や知人恩人が四国にいる人、四国が大切な土地である人もいるかもしれない。それを【11月1日補足・自分の発言で、聴講者が不快な思いをするかもしれないことを】思えば、うかつに四国をけなすことはできない(けなさないでおくほうが無難な)のは、75年も生きているのに、想像できなかったのだろうか。
【11月1日追記・2022年に問題となった「比内地鶏は硬い」発言は、大雨被害の支援を求める生産者団体との面会の場での発言。柔らかければ被害が生じなかったわけでもなく、ダメージを受けている人たちに対して急いで伝えることではない。相手の気持ちを考えない発言として、今回にも通じると思う。
なお、比内地鶏の硬さをなんとかするということは、新たな需要や販路の拡大としてあってもいいと思う。そうだとしても、農林部、畜産試験場、総合食品研究センター、県立大学など、秋田県側も率先して取り組むことができる課題であって、県知事が一方的に「硬い」と文句をつける立場ではない。】

そもそも、「秋田の未来を創る」時に、「他県をけなす」ことが必要だろうか。
そんなことをする人が、「最高顧問」を務める協議会に期待できるのか。辞するか、もしくは「最低顧問」に役職を替えてもらってはどうでしょう。
騒動で始まった「秋田の未来を創る協議会」が、良い成果を出してくれることを祈ります。


さて、言うまでもなく、四国4県にはいいものがたくさんある。3度しか訪れたことがないが、佐竹知事よりはたくさん挙げられそうだ。
温暖な気候、瀬戸内海の島々、雄大な太平洋、松山市を始めとする各県庁所在地のにぎわい、【29日追記・高知県などの南国情緒あふれる町や自然、】山間部の風景や文化、地域独特の農産物、お遍路さんの接待に由来するもてなしの心。
ちなみに、訪問中にイヤな思いをしたのは、高松市で、おそらく生まれて初めて35℃越えの気温を経験して参ったのと、JR予讃線に宇多津(うたづ)駅と多度津(たどつ)駅が近くにあってまぎらわしく、行ったり来たりしていたら高松と松山もこんがらがってしまったことくらい。

日本人ならたいていは知っているであろう「ポンジュース」も、JA系列「えひめ飲料」のブランド。秋田でもスーパーで見かけるが、ほかにJR東日本クロスステーション「acure made」ブランド限定販売のうんしゅうみかん100%ジュース「愛媛みかん」が、2021年から毎年秋冬に発売されている。※acureとPOMのダブルブランド商品。【29日補足・よく見かける「ポンジュース」はオレンジも使われているが、本品はミカンのみ。】
280ml180円、じゃこ天に比べると高いかな。でもおいしい
秋田駅を含むJR東日本の駅などの飲料自動販売機で「POM 愛媛みかん」が買える。
では、JR四国の駅で「秋田」の商品が何か買えるだろうか。

青森にはリンゴジュースなどを作る「JAアオレン」がある。ポンジュースの青森リンゴ版と言えよう。【29日補足・正式名称「青森県農村工業農業協同組合連合会」。】
25年前、弘前大学農学部の農業経済学分野の先生が「愛媛のポンジュースは誰でも知っている。でも(青森県外において)アオレンは… その違いは?」という話をされていた。佐竹知事が釈明した「四国は売り込みが積極的で強気」とかいうのは、間違いではないのかもしれない。
【29日補足・acureのリンゴジュースで、アオレンが製造する商品もあるが、acureのみのブランドになっている。リンゴジュースの加工量・販売量とも、国内トップ級だそうだが、ポンジュースより知名度は低いのが現状。「四国」のように、秋田の枠にこだわらず「東北」全体で未来を創ることも必要では?】

2024年1月には、東北のイオングループ店舗で、愛媛県フェアが開催された
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽教科書 採択理由?

2023-10-12 20:55:05 | 秋田のいろいろ
勇気一つを友にして」で、音楽の教科書の話が出てきたので、思い出して調べたこと。

日本では、教科書は複数の出版社が作成し、国の検定を受ける。検定に合格した中から、各地域もしくは各学校ごとに、それぞれが使う出版社を選んで決める「採択」をして、児童生徒に配られる。
採択は、公立小中学校は市町村ごと、国立大学附属や私立の小中学校と、公私とも高等学校では、各学校ごとに(ただし公立高校では、名目上はその設置者)採択を行う。

小中学校では、市町村ごとではなく、周辺の市と郡などで同じ採択をする「共同採択」が行われたり、都道府県教育委員会が「教科用図書選定審議会」を設置して、各市町村に採択の助言をする制度があるため、同一県内なら教科書のラインナップは似たものになる傾向はあるようだ。

秋田市の国語の光村図書や地図帳の帝国書院のように、永年、採択が不変の教科書もある。全国的なシェアを踏まえれば、その選択に一理あるのだろうなというものもあるし、地域ごとの実情で選んだ結果(後述)というものもあるようだ。
一方で、変更されることもある。秋田市では1990年度に中学校英語の採択が変わった。それに巻き込まれて、いい迷惑だった
採択変更は、県や市の教育委員会が教科書の改訂内容を吟味した結果ということなのだろうけれど。また、近年は、出版社の廃業や(学校種や教科など部分的な縮小も含めて)教科書事業からの撤退もあり、変えざるを得ないこともあろう。
ただ、検定に関する不祥事も報道される昨今、裏で何かやった結果なのではと、勘ぐりたくもなる。


小中の音楽の教科書(中学校「器楽」も含む)。
1990年代半ばまでは音楽之友社も出版していたが、現在は高校用のみに縮小。教育出版と教育芸術社の2社になった。2000年代頃まで東京書籍も出していたような情報がある。
教育出版は、多くの教科の教科書を出す総合出版社。秋田市では算数・数学が永年同社(秋田県内他地区は東京書籍が多い)。対して教育芸術社は、音楽専門出版社。全国的なシェアは小中では不明だが、高校では3社中、教育芸術社がおよそ半分を占めるとのこと。

Wikipediaによれば北海道では、教育芸術社のシェアが低いという。
その理由は、教育出版の小学校教科書に「札幌の空」という合唱曲(これもみんなのうた作品とのこと)が掲載されているためらしい。

秋田県。※採択結果は秋田県教育庁がホームページで公開している。最新版のコンテンツ番号は小学校44384、中学校59748。
小学校では、由利本荘にかほ、湯沢雄勝と秋田大学教育文化学部附属小が教育出版。秋田市などその他8地域は教育芸術社。(私立小学校は存在しない)

中学校では、9地域すべてと秋大附中が教育芸術社。
私立中学校はない(聖霊中は休止)が、県立中高一貫校3校の中学部は、高校と同じように各学校ごとに採択することになっていた。県立秋田南高等学校中等部(市立秋田南中とは異なります)と県立横手清陵学院中学校も、教育芸術社。
そして、県立大館国際情報学院中学校だけが、教育出版だった。
秋田県教育庁「令和4年度使用中学校教科用図書 県内採択地区等採択結果」より抜粋・加工
秋田で教育芸術社のシェアが高いのは、単純に内容がふさわしいのかもしれないが、うがった見方をすれば、多少の忖度というか、郷土愛的な視点も入っているのかもと、前から思っていた。
何度か取り上げているように、合唱曲の作曲・編曲を多数手がけ、教育芸術社の役員でもある、橋本祥路(はしもと しょうじ)氏が、秋田県出身だから。

ところで、橋本祥路氏は大館市出身(出典:県立大館桂桜高等学校校歌資料)、県立大館鳳鳴高等学校卒。
全国各地の校歌の作詞作曲もしている。作詞は「花岡恵(はなおかけい)」の名義で行うのだが、大館市花岡町と関係があるのかもと思っていた。それが筆名の由来かは分からないが、秋田県北秋田市ホームページ「第2回浜辺の歌音楽祭(コンテンツ番号9602)」に「大館市花岡町出身の作曲家・橋本祥路(しょうじ)氏による講評」とあるので、花岡とゆかりはある人だ。
秋田県内では、秋田市立飯島中学校、秋田市立雄和小学校(作詞も)、横手市立横手北小学校、県立大館桂桜高等学校、県立大館国際情報学院を作っている(他にもあるかも)。
大館国際情報学院の校歌も。
それなのに、同校の教科書は教育芸術社ではない。
その町出身者が、その町にある学校の校歌を作ったからといって、その人の勤務先の商品を買わなければいけないわけはないし、教科書の場合、その理由で買ったとなれば問題になりかねない。
だけど、もし、橋本氏と学校長などが会う機会があったら、なんか気まずくなりそうだし、教育芸術社の営業社員が「弊社の橋本がよろしく申しておりました」とひと押しすれば…などと妄想してしまう。
大館国際情報学院は、忖度なしで、純粋に教育出版を選んだのだろう。かなりのこだわりがあったのか。
他の県立一貫校2校を見ても、秋田南高中の数学が啓林館(※)など、ピンポイントで珍しい(周辺市郡や秋大附中が採択しない)会社を選んでいる教科はあるから、各校の教育方針により合致したものを選んで、独自性を示したのだろうか【12日追記・高等部で採択した教科書と出版社を統一して、連続性を持たせる狙いがある場合もありそうだが、各高校の採択結果はネットではなかなか分からない。】。教わる側よりも、教えるほう、他校から異動してくる先生にしてみれば、使ったことがない教科書なわけで、戸惑うこともあるのかもしれない。
※啓林館(けいりんかん)は、中学校の数学と理科では、全国ではトップシェアのようだが、秋田県では秋田南高中の数学以外は採択なし、小学校も皆無。こういう地域差はどこから来るのか興味深い。


ホームページでの教科書紹介は、教育出版より教育芸術社のほうが圧倒的に情報が多く、素人が眺めてもおもしろい。昔の内容も紹介してくれる光村図書には及ばないけれど。
掲載曲一覧もあり、特に小学校では、30年以上前と変わらないものもあれば、前回の「明日という大空」のように掲載学年が移動した作品もある。「アマリリス(昭和末では4年生)」「ジャマイカンルンバ(同5年生)」などは消えてしまった。中学部は、昔の記憶がほとんどないが、J-POPがかなり増えている。器楽では「笑点のテーマ」なんてのも。

昭和63年度の秋田市の教科書採択について
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

'23.10 廃止したかった路線

2023-09-14 00:01:11 | 秋田のいろいろ
2023年10月の秋田市の路線バスダイヤ改正について、廃止・経路変更路線と、その他路線の変更点をアップした。そのうち前者の補足。

これまでバス路線が廃止される際は、「秋田市地域公共交通協議会」が開催され、廃止したいバス会社側から理由の説明などがされるのが通常なのに、今回は(前回もだったか)気配がないと思っていた。
すると、9月13日に秋田市サイトが更新され(ページ番号1040009)、「第39回秋田市地域公共交通協議会」が8月9日付の書面開催ながら開かれ、廃止が議題となっていたことが分かった。もう少し早くアップしてほしい。

書面開催は、新型コロナウイルス感染症流行後に実施されるようになった。以前の対面開催ならば、多少の質疑応答が繰り広げられていたが、書面開催ではそれに相当するものはないようだ(議事録がない)。これでは協議会が完全な“追認機関”になってしまっているのではないだろうか。また、以前は廃止区間での乗降客数が記されていたかと記憶するが、今回の資料には出ていない。
ただ、今回は、中央交通の廃止申し出を、秋田市側が退けた路線もあった。退けたといっても先送り同然だし、事前に根回済みで退けられることを前提に、廃止を申し出ていたのかもしれないけれど【14日追記・過去には、廃止申請が却下されたことはなかったと思う。その点では異例】。以下、詳細。


以前の記事の通り、中央交通から発表された「路線バスの廃止について(2023.9.30)」では、経路変更や区間短縮も含めて10の路線系統が挙げられていた。
うち、8路線は協議会に申し出があった。
一方、新港線の新屋高校系統(新屋高校~西部市民サービスセンター間)と、寺内経由土崎線の飯島北発系統(飯島北→土崎駅入口間。下りは存続)については、協議会を経ずになくなるようだ。だけど、寺内経由と同じように、上り片道のみ廃止となる県庁経由割山線については、議題になっている。その違いが分からない。

8路線は、廃止6、経路変更2。
中央交通による廃止路線の理由については、全路線一括で、恒例の乗務員不足を挙げ「運行本数や利用者の少ない路線など、廃止による影響が比較的小さい路線を廃止せざるを得ない状況となっている」等としている。

経路変更について。
秋田高校線(資料では「柳原経由御野場団地線」とされており、正式には同路線の派生系統扱いなのか)は、
「廃止する区間は、道路幅員が狭く、冬期間は迂回をしているほか、利用者も非常に少ない区間であり、経路変更により利便性の向上及び利用者の増加を図るものです。」
道路幅員はその通りで予想通り。でも「利用者も非常に少ない」のはどうだろう。実態を見ていないので違うとも言えないが。
そして、「経路変更により(略)利用者の増加を図るものです。」はウソでは。廃止区間には9つのバス停があった。新規区間では、秋田大学前(旧経路と別位置)と手形山崎の2つだけになる。それで利用者増加を図るのなら、手形山崎でたくさん乗り降りしてもらわないといけないことになるが、そんな需要があるのだろうか。

末端が短縮される泉ハイタウン線は、
「専用待機場所がなく、商業施設出入口付近の路上で待機しているため、通行する自家用車等からの苦情もあることから」
おおむね予想通りではあるが、泉駅前広場バス停を有効活用せよという、秋田市の交通政策上のプレッシャーもあったのかも。


申請に対して、秋田市側の意向・方針が示される。申請内容の可否とその理由等のコメント。
廃止6路線は「廃止やむなし」として、他路線で代替できるとか、乗り換えは必要だけど等々。でも、乗り換え時の運賃割り引き制度はいつまで経ってもできないし、そもそも移動距離やダイヤ的に乗り換えが容易ではないものもあり、利用者の立場でない表面的なコメントに感じてしまう。
2つの「経路変更可」は「経路変更であり、利用者への影響も小さいため」とあるが、それも同様。

なお、秋田高専付近の廃止の代替として、秋田市マイ・タウンバス北部線の上新城コース(予約式)でバス停を継承し、乗降を扱うとのこと。
ついでに本件と関係ないが、泉外旭川駅開業後、外旭川~笹岡~秋田厚生医療センターを、ワゴン車で環状運行するようになっていた、マイ・タウンバス北部線 外旭川笹岡循環コースは、2023年10月から予約式になってしまうことが、同協議会で報告されていた。


そして、中央交通側が廃止を申し出た路線がほかにもあったが、秋田市により「廃止見送り」とされていた。
中央交通としては廃止したかったのに、却下されたのは9つの系統または路線(路線としては7か)。
1.大野線
2.南大通り・牛島小学校前経由日赤病院線、3.南大通り・城南中学校前経由日赤病院線
4.二ツ屋福島線
5.手形山西町経由手形山団地線 ※西町=県営住宅経由のみ
6.南ケ丘線
7.仁別リゾート公園線・クアドーム ザ・ブーン発着、8.仁別リゾート公園線 森林学習館発着
9.添川線
大野線は廃止されないのが不思議だったが、いちおう候補ではあったのか。牛島経由日赤病院線や南ケ丘線も、廃止したそうなのは分かる。
廃止してもわずかな距離・所要時間となる手形山西町経由手形山団地線は、それでも無駄をカットしたいということか。仁別リゾート公園線は、中島橋発着は残すという意味なのだろうか。

先に5~9の各路線。
全路線で見送りの理由に「10月1日からの代替対応が困難」を挙げ、ほかに南ケ丘線では「往復利用者が毎日一定数いる」、南ケ丘線以外の各路線では「利用者への影響が大きい」と「乗降データ等を踏まえて、再検討する。」としている。
AkiCA導入で乗降実態は把握できるようになったのだから、有効活用してほしい。

そして1~4の牛島方面。10月1日からの代替困難も挙げているがそれ以前に「廃止となる地区を含む、南部地域での(仮称)エリアタクシーの本格運行実施により代替予定。」とあった。
資料のほかの部分も見ると、昨2022年末(2023年2~3月に)に秋田市南部地域(牛島・大住・御野場・仁井田一帯)で行われた「予約制乗合タクシー実証事業」を踏まえた、エリアタクシーが始まるようだ。「令和5年 秋 南部地区における(仮称)エリアタクシー運行開始」とあったけれど、それって今でしょ? いつから?
以前の記事のコメントで、南部地域で(バスやワゴン車による)秋田市マイ・タウンバス化があり得るのではという話が出ていたが、このような形になるのだった。

そのほか、今年度内には(南部地域以外も含めた)公共交通再編の基本協定締結、来年度からは再編が段階的に行われるとのこと。いまいち想像がつかないが、利用しやすい交通機関になってくれることを願うばかり。途中経過の周知や利用者の意見を聞くこともお願いしたい。

【10月19日追記・エリアタクシーについて】10月19日付 秋田魁新報 秋田市地域面で報道されたが、将来的に市内全地域での導入を見据えるなど、大まかな内容がほとんどで、南部地域についての具体的な情報は少ない。「年内開始を目指す本格運行」「効率性を高めるため週3日程度(の運行を検討)」程度。【11月3日追記】南部地区の運行開始は、2024年夏以降になるようだ。

1年後、2024年9月には新たな動きが
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023.10バスダイヤ改正 詳細編

2023-09-12 00:06:48 | 秋田のいろいろ
2023年10月の秋田市内の秋田中央交通路線バスダイヤ改正。廃止・経路変更に続いて、各路線ごとの詳細。※2022年のダイヤ改正の記事
●はじめに
今回の改正(というか改定? 変更?)は、「乗務員不足の解消と乗務員の労働負担軽減のために実施いたします。」とされている。
これは中央交通や秋田に限ったことでなく、大都市圏を含む全国各地で、行われている。バス業界・運輸業界全体や国が主導して手を打たないと、解決できない部分もあると考える。
また、例えば羽後交通では、角館と田沢湖線を結ぶ路線が全廃されるなど、路線廃止が繰り返されており、秋田市はまだマシなようにも思える。
そうしたわけで、秋田中央交通のダイヤ変更を、頭ごなしに批判する気にはなれない。この記事は、ダイヤ改正の原因追求とか将来の見通しの考察などよりも、「変更の内容を冷静に記録すること」に重点を置きたいと考えています。

●感想
本改正の全体的傾向としては、前回あるいはそれ以前の改正と変わらない。すなわち、最終便の繰り上げ、土日祝ダイヤの減便を中心に、一部ダイヤの運行区間短縮や土日祝全休とする路線もある。
規模しては、小規模とは言えないものの、思ったほどバッサリでもないような。まだ削る余地があったのかというポイントを突いている感じ。
2022年の改正では、秋田営業所担当路線の減便が著しいと感じたので、今回は臨海営業所路線の番ではと危惧していたが、今回も臨海はさほどではないと思う。利用実態をそれなりに知っている路線でいえば、泉ハイタウン線や添川線(平日)の昼間は相当減らされるか、新屋線も下手すれば…と予想していたのだけど。
さらに、風前の灯状態の大野線、茨島環状線、泉・八橋環状線などは、今回はまったく手が入らなかったのも意外。

前回の通り、今回は変更点の朱書き告知がなく、どこが変わったか把握するのが非常に手間だった。そのため、見落としや間違いがある可能性は低くないので、ご承知おき願います。アップ後、見栄え改善のため表記や書式を書き換える場合もあるかもしれません。

多くの路線で、数分~数十分の時刻移動がありますが、ここでは原則として取り上げないことにします。
※以下、掲載順、路線名、バス停名は、運行事業者による告知とは異なるものがあります。土日祝ダイヤを「土日」と記します。表記する時刻は、旧ダイヤでの始発バス停発車時刻を原則とします。新旧で時刻移動が大きい場合は「○時台」と表記することもあります。
※利用の際は、各自、公式な情報で充分に確認してください。

・「□印」ダイヤについて
中央交通では、土日祝ダイヤの中に、「□印」が付いた便がある。年末年始(現在は12月29日~翌年1月3日)は土日祝ダイヤから□印を除いた便を運行するという、特別ダイヤが施行されるため。
今回は特別ダイヤ期間の変更はなかったが、□印適用便が増えて、全便が年末年始運休となった路線がいくらか増えた。
詳細は以下、路線ごとに記すが、市民生協行き□なし/サンパーク線□あり、太平線□あり/松崎団地線□なしなど、同方向でも行き先によって分けられているものがあるのが興味深い。

ちなみに、秋北バスでは次の正月から1月1日は一般路線全便が運休になるとのこと。山形市等で前例はあり(関連記事)。


●各路線ごとの変更点
新国道経由 土崎線 西口~新国道~土崎~飯島北
平日下り
12:50(新ダイヤ1205)、21:30(最終) 飯島北行き→土崎駅前止まり
20:30 土崎駅止まり→飯島北行き(新ダイヤでの最終)
廃止となる高専経由厚生医療センター線(前回参照)の代替増便なし【10月15日コメントいただき訂正】7:35飯島北、17:30土崎駅止まり 増便

平日上り
飯島北8:40、土崎駅前15:50 増便 ~高専経由厚生医療センター線廃止代替か
飯島北14:00 減便

土日上り
土崎駅前17:35 減便

・新国道経由 セリオン線
土日下り
現行は5本中2本(9:50、13:00)は□なし→全便□
上りは従来通り11、13、15時台は□なし


県庁・寺内経由 土崎線 西口~県庁~寺内(旧国道)~土崎~飯島北
平日下り
11:30、15:30、18:15(最終) 減便
8:00(新ダイヤ8:15・始発) 飯島北行き→土崎駅止まり
新ダイヤ 8・10・13・17時台の4本、うち飯島北行きは最終のみ

平日上り
土崎駅前7:10、12:40、16:40、飯島北18:20(最終) 減便
9時台 飯島北発→土崎駅前発
新ダイヤ 全便土崎駅前始発になり、6:40、9:35、11:50、14:50の4本

土日全便運休  旧ダイヤは土崎駅止まり5往復


通町経由 将軍野線 西口~通町~寺内(旧国道)~自衛隊通り~市民生協入口
平日下り
11:00、20:00(最終) 減便  新ダイヤは9本・最終19:25
平日上り 
12:00 減便  新ダイヤは10本
土日下り
最終19:20→18:50  ※引き続き、最終以外は□なし


県庁・寺内経由 サンパーク線 西口~県庁~寺内(旧国道)~自衛隊通り~サンパーク団地~秋田厚生医療センター
平日下り
12:00 減便  新ダイヤは8本
平日上り 
朝1本(6:50、7:05→7:00に集約)、13:05 減便  新ダイヤは8本

土日下り
12:10、18:55(最終) 減便  新ダイヤ最終1720
土日上り
7:30(始発)、13:10 減便  新ダイヤ始発8:40
上下とも6本中3本□→全便(4本)□


土崎・厚生医療センター線 土崎駅前~自衛隊前~秋田厚生医療センター
平日のみ 医療センター発11:25、15:50 減便  新ダイヤは5本、土崎駅発は7本で変わらず


神田旭野団地線 西口~通町~天徳寺前~外旭川市営住宅~秋田厚生医療センター
平日下り
8:50、9:50、11:50、15:00 減便

始発6:55→6:50 神田笹岡線があった当時(~廃止後は医療センター行きになって2019年まで)は、同系統が神田線全体の始発便で6時50分発だった。関連記事。2019年以降は6時55分発に変わっていたが、4年ぶりに戻る。
最終21:00→20:45。ついに20時台に

平日上り
6:55、11:00、12:55、16:00減便

土日下り
17:20(新ダイヤ17:15)医療センター行き→外旭川市営住宅止まり  新ダイヤの医療センター行き最終16:15

土日上り
医療センター18:15(最終)減便  新ダイヤ最終17:10
旧ダイヤでは始発便以外は毎時15分発(午前は中谷地経由があって途中バス停からずれる便も)で統一されていたが、改正後は10・15・25分とまちまちで覚えづらい


添川線 西口~通町~天徳寺前~添川~蓬田上丁
平日下り
18:50(最終) 減便  新ダイヤ最終17:40、9本に(上りは変わらず9本)

土日全便運休  旧ダイヤは下り4本、上り3本


泉ハイタウン線 西口~通町~秋操近隣公園入口~泉駅前広場 =区間短縮(前回参照)
平日上~下
西口10:45、12:40、13:40(~それぞれ戻りの便) 減便 
新ダイヤ1時間に2本あるのは下り11・14・17時台/上り8・10・12・15時台のみに

土日上~下
西口9:55(~戻りの便) 減便  新ダイヤ終日毎時1本に 


秋田温泉線 西口~手形山崎~からみでん~温泉入口~蓬田上丁
土日下り
16:15 増便(仁別リゾート公園線からの振り替え)
土日上り
18:55(最終)減便  新ダイヤ最終17:55

仁別リゾート公園線 西口~手形山崎~からみでん~温泉入口~蓬田上丁~中島橋~クアドーム ザ・ブーン(~森林学習館)
平日上り
森林学習館10:11(ザ・ブーン10:13)臨海営業所行き→駅止まりに  新ダイヤで営業所行きは中島橋9:09のみ

土日下り 16:15(最終) 減便(秋田温泉線に振り替え)
新ダイヤは下り9:15、12:15、14:15、上り中島橋始発2本+3本。上下とも□なし2本→全便□


太平線 西口~手形山崎~大学病院~岩見三内
土日 下り1本のみ□→上下全便□

松崎団地線 西口~手形山崎~大学病院~松崎団地
平日下り
11:40、19:00(最終) 減便  新ダイヤ1日4本・最終18:35
平日上り
9:10、12:12 減便  新ダイヤ1日5本

土日上り
始発7:55 減便  新ダイヤ4本・始発9:00
※上りは3本。上下とも全便□なし


手形山団地線 西口~手形山崎~秋田大学前~手形山団地~(手形山西町)~大学病院
平日下り
7:05(始発)、12:50、19:00 減便  新ダイヤ始発7:20
手形山西町経由のうち、最終とその前(=減便の19:00)を非経由に。新ダイヤ西町経由4本

平日上り
7時台のうち1本、14:05 減便
11・16時台を西町非経由に。新ダイヤ西町経由4本

土日下り
10:00 減便
土日上り
7:30(始発)、9:25 減便  新ダイヤ始発8:15


赤沼線 大川反車庫~県庁/長崎屋~西口~手形山崎~大学病院~東口
平日
車庫発16時台 長崎屋経由→県庁経由

東口発15:15、19:00(最終) 減便  新ダイヤ最終18:35

土日
車庫発12時台、19時台(最終) 減便  新ダイヤ最終18時台
10時台 県庁経由→長崎屋経由

東口庁経由8:50(始発)、12:40 減便  新ダイヤ始発13:40
15時台 長崎屋経由→県庁経由


広面御所野線 東口~横山金足線~日赤病院~イオンモール秋田~中央シルバーエリア
時刻移動多数
平日下り
17:10日赤止まり 増便
9:35、18:20 減便
7:40、16時台 日赤止まりに短縮 
8:15日赤止まり、8:35御所野行きに変更

新ダイヤ日赤止まり6本・御所野まで行くのは8本

平日上り
いずれも御所野発 8:50、10:35、17:00、19:20 減便
いずれも日赤始発 7:50、16:15、17:30 増便

新ダイヤ日赤発9本・御所野発6本

土日下り
7:20(始発)、10:40、17:00 減便  新ダイヤ始発8:00・8本
土日上り
7:30(始発)、11:45、18:05 減便  新ダイヤ始発8:00、最終19:55→19:10・8本


桜ガ丘線 東口~横森~桜ガ丘~大平台三丁目
土日下り
16:30減便  新ダイヤ6本
土日上り
15:35減便  新ダイヤ7本


牛島経由 御野場団地線
平日上り18:20(最終)増便 ~仁井田御所野線の減便代替か  旧ダイヤ最終17:40

土日 下り9:00~上り9:30 減便  新ダイヤ4往復
※従来から全便□

仁井田御所野線 車庫~県庁/長崎屋~西口~牛島~御野場~イオンモール秋田
平日下り
車庫6:03(始発・駅6:30)、18:25(駅18:50) 減便  新ダイヤ10本

平日上り
20:00減便  新ダイヤ始発7:25→6:55(次便8:25)・11本
※最終は22:15→駅22:47→県庁・車庫23:03で変わらず(土日も)。秋田市でいちばん遅い路線バス。イオンモール従業員の帰宅の足など、時刻を動かせない事情があるのだろうか。
【14日追記・秋田市地域公共交通協議会資料によれば、始発時刻繰り上げは、廃止となる御所野7:15発の県庁直通路線の代替の意味があるとのこと。】

土日下り
18:13(駅18:40) 減便(前後時刻移動あり)  新ダイヤ9本
土日上り
16:03 減便(前後時刻移動あり)  新ダイヤ9本


・牛島経由 二ツ屋福島線
平日のみ
下り10:50~上り11:05 減便  新ダイヤ下り3本・上り4本


大住みなみ野団地線  西口~イオン秋田中央店前~大住団地~牛島西四丁目
平日上り
6:40(始発) 減便  新ダイヤ始発・上下とも6本


川尻割山線 西口~川尻・船場町/川尻・商業高校グラウンド前/県庁~運転免許センター~南浜回転地
平日下り
9:15商業、12:55船場町、17:40商業 減便
11:30商業経由→11:35船場町経由、17:25県庁経由→商業経由
新ダイヤ県庁経由は朝のみに。計20本

平日上り
7:30県庁(前回再掲)、18:55商業 減便  新ダイヤ22本

土日下り
15:50商業経由→船場町経由、16:50船場町経由→商業経由  計14本(うち船場町経由3)
土日上り
13:25商業、18:50商業(最終) 減便  新ダイヤ12本(うち船場町経由3)・最終17:45商業


・ 大町経由 新屋線
平日下り
8:45 減便
9:00卸町経由→大町経由

新ダイヤ下り21本(うち卸町経由3)・上り22本(うち卸町経由4)

土日下り
12:30卸町、15:00 減便
10:30、15:30 卸町経由→大町経由
新ダイヤ12時台が抜けて2時間空く。土日は卸町経由なし。13本

土日上り
13:30卸町、16:10 減便
9:40、11:40 卸町経由→大町経由
新ダイヤ13時台が抜けて2時間空く。土日は卸町経由なし。13本


・ 県庁・川尻経由 新屋西線
平日下り
9:35、16:50県営住宅 減便  新ダイヤ22本
10:05~16:05の全便で、栗田神社前経由と県営住宅経由の入れ替え(減便分以外、各経由の本数変わらず)

平日上り
905、11時台、18時台 減便  新ダイヤ最終19:10→18:55。24本

土日下り
9:40、14:40 減便
始発7:30→7:10  新ダイヤ18時台以外毎時1本に。15本

土日上り
7:50、10:35、15:35 減便  新ダイヤ毎時1本に。14本


新屋高校線 西部市民サービスセンター~新屋高校
平日のみ
新屋高校発 15:30(新屋止まり、他路線直通せず) 減便
新港線減便の代替なし
新ダイヤ 高校行き4本、高校発3本


・県庁経由 県立プール線
平日下り
13:30 減便  新ダイヤ12:30の次15:30で3時間空く
平日上り
11:00 減便 始発12:00

土日下り
17:00(最終) 減便  新ダイヤ最終16:00
土日上り
11:00 増便
17:30(最終) 減便  新ダイヤ最終17:00
※従来から上下全便□ ~スケート場が営業していても、バスでは行かれないことになる。


車庫行き各路線については省略。
ダイヤ改正実施後、新旧の総本数比較の記事をアップするかもしれません。→遅くなりました。2024年に2019~2024年の比較をまとめてアップしました
廃止路線についての補足の記事があります。
※さらに11月20日に、新国道経由五城目線で減便が実施された

※1年後、2024年秋の廃止路線等について。 その他詳細について
コメント (28)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023.10バスダイヤ改正 廃止・変更編

2023-09-09 23:52:06 | 秋田のいろいろ
秋田市内の秋田中央交通の一般路線バスダイヤ改正が、今年も2023年10月1日に実施される。
公式ホームページには、昨年より遅い9月9日、土曜日の朝という意表を突いた掲載。昨年同様、「路線バスの廃止について(2023.9.30)」「2023年10月1日ダイヤ改正について(2023.10.1)」「路線バスの運行系統の変更について(2023.10.1)」の3つに分けている。
昨2022年の改正(この記事など参照)では、本数が少ない系統の廃止、秋田駅経由車庫発着系統の駅止め化、秋田営業所担当路線を中心として減便も目立った。
今回も、昨年同様、改正を「乗務員不足の解消と乗務員の労働負担軽減のために実施いたします。」としていて、傾向は似ているようだが、昨年ほどは減便はないようにも見える(後述の通り、細部をじっくり見ていない段階ですが)。
これまでの改正では、路線ごとの時刻表に、変更点を朱書きしてくれたりくれなかったり、年によってまちまちだったが、2023年は残念ながら朱書きなし。したがって、詳細な分析には時間を要するので後回し【リンクはこの記事末尾】にして、今回の記事は路線・系統の廃止と経路変更についてのみまとめます。※廃止や区間変更の理由、さらに廃止したかったのに廃止されなかった路線について、新たな情報が分かったので別記事にしました。

※以下、掲載順、路線名、バス停名は、運行事業者による告知とは異なるものがあります。
※利用の際は、各自、公式な情報で充分に確認してください。

系統番号610 楢山大回り線廃止
平日のみ片方向 秋田駅西口7:15→築地下丁7:19(170円)→楢山本町7:20(200円)→牛島橋7:23(200円 ※有楽町経由では260円)→刈穂橋7:25(230円)→大町五丁目7:28(230円)→大町西交差点前7:31(260円)→菊谷小路7:33(300円)→北高校前7:37(340円)→東中学校前7:43(340円)→秋田大学前7:45(350円)→手形山崎7:47(350円)→秋田駅西口7:58(350円)

秋田市営バス時代から存在し、秋田市の環状バス路線の草分けであった大回り線がなくなる。
昭和末~平成初期頃までは、反対方向の「手形回り」も存在し、昼や夕方にもそこそこの本数が運行されていた。昭和末頃までは、縮小版の「手形小回り線」も存在したかと思う。
(再掲)1988年の大回り線時刻表
その後、約30年、朝の楢山回りだけが細々と、しぶとく存続していた。
廃止されないからには、一定の需要、すなわち保戸野・千秋地区の各学校への通学需要があるのではないかと推測していた。2021年2022年にはバス停の表示板が新しくされていた。
それが突然の廃止。
市街地だから、乗り継いだり多少歩いたりで、何とかなる場合が多そうではあるが、利用者(がいるとすれば)が困ってしまわないのだろうか。

廃止の一因としては、千秋地区での一方通行の逆走区間、狭い坂道、横断歩道と重なる北の丸バス停、踏切での運行を回避する目的もあると考えられる(上記、2021年の表示板更新の記事参照)。後述のように、秋田高校スクール線でも、同区間で経路変更が実施されるので。
再掲)保戸野新橋東側の一方通行入口には「路線バスを除く」の補助標識

冒頭では駅からの運賃をカッコ内に示したが、その他の区間をいくつか示しておく。
牛島橋~大町五丁目から 大町五丁目170、菊谷小路190、北高230、手形山崎320、西口340
菊谷小路から 北高170、手形山崎250、西口300
北高から 手形山崎210、西口250

また、大回り線の廃止により、明田地下道西交差点から秋田南中学校前にかけての区間を、路線バスが通らなくなる。かつては築地経由として小型バスが多く通っていた(徐々に減って2018年まで)のだが。


111 新国道・土崎経由 秋田厚生医療センター線廃止
平日のみ 秋田駅西口~新国道~土崎の旧道~虎毛山踏切~相染七区~秋田高専前~サンパーク入口~秋田厚生医療センター前
駅発 6:50、7:35、9:00、14:40、17:35 所要29分
医療センター発 7:55、8:40、9:55、15:45

(再掲)秋田組合総合病院だった当時の行き先表示
(再掲)2014年に名称変更
医療センターは2000年4月に、土崎から飯島へ移転(当時は秋田組合総合病院)した。
秋田駅からの路線バスは、ルートがまったく異なる3路線が乗り入れ。神田線(関連記事)と県庁・寺内経由将軍野サンパーク線は、既存路線の延伸。この新国道経由は、新規路線として設定されたかと思う【12日コメントいただき訂正・新国道経由医療センター線は、元は中央交通の路線「上新城線」だったとのこと。医療センターより先にある、上新城地区の愛染、保多野、上小又を経由または終点としていた。組合病院移転により経由するようになったものの、2008年3月で上新城線が廃止(組合病院を起点とする秋田市マイ・タウンバス化)、それ以降、組合病院止まりとなっていた。したがって、踏切~高専~サンパーク入口は長年バスが走ってきた道であり、そこをバスが通らなくなることになる】。
【14日追記・今回の廃止区間のバス停を、旧上新城線の廃止代替である秋田市マイ・タウンバス北部線 上新城コースが引き継ぐことになっていた。予約式ワゴン車で新国道・秋田駅方面へは行かないが、いちおう存続。】

駅→医療センターの所要時間と運賃は、神田線35分・480円、サンパーク線39分・520円、新国道経由38分・600円。
港北~飯島にかけては貴重な路線バスかに見えるが、サンパーク線や市民生協入口発着将軍野線沿線も遠くはなく、本数もいくぶん多い。また、秋田工業高等専門学校の通学には、ほぼ使われなかったと思われる【12日補足・上記追記のように、かつては同じ経路で上新城線が一定の本数運行されていた。その当時は、もしかしたら通学に使われていたかも】。

2021年秋までは土日祝日にも運行があった。
2022年秋までは、朝にサンパーク団地へ立ち寄る112系統もあった。
バスが通らなくなる、虎毛山踏切~高専~サンパーク入口の区間は、2018年までは天王グリーンランド~飯島~医療センターの追分線の1系統が、2010年から2014年までは「土崎循環線」も通っていた。


117 土崎・東口線廃止
平日のみ片方向 飯島北7:00→土崎→新国道→高陽幸町交差点前(旧・幸町交番前)→附属校園前7:21→鷹匠橋→千秋トンネル→手形陸橋→大学病院7:34→南団地→秋田駅東口7:48

「土崎・ノースアジア大学線」を2015年に片方向化・行き先変更したもの。
片道になってしまっては、帰りのことがあるし、あまり利用されていなかったのか。秋田市北部方面から秋田大学教育文化学部附属各学校への通学は、本数がある新国道の高陽幸町交差点での乗降が主流のようだし、大学病院へ通院する人もそんなにいないのかもしれない。

ちなみに運賃は、
飯島北から附属500円、大学病院620円、東口710円(西口行きだと580円)。
自衛隊入口から附属290円、大学病院440円、東口530円(西口370円)。
すわ町から大学病院230円、東口340円(西口170円)。


118 新国道・北部市民サービスセンター経由 土崎線廃止
秋田駅西口~飯島北の新国道経由土崎線のうち、秋田市北部市民サービスセンター「キタスカ」へ立ち寄る系統。
キタスカが2011年春に開所した際、土崎循環線、県庁・寺内経由土崎線とともに設けられた。上記の通り循環線は廃止済み、寺内経由と新国道経由も年々経由便が少なくなり、2022年には寺内経由が寄らなくなって、新国道経由が平日2往復だけ残っていた。

時刻表上、土崎駅入口~港中央五丁目間を、立ち寄らない系統では下り1分・上り0分のところ、経由便では7分・5分かかっている。実際には、国道7号を2度越えることになるので、信号待ちが長く、この区間の乗降はとても少ないと思われる。
キタスカは、土崎の市街地からはやや離れており、車がない市民には行きにくい場所なのだが、実態としてバスの需要がないのだから、やむを得ないだろう。冬季などの買い物や通院の足としても含めて、何らかの交通手段が提供されてもいいと思うけれど。


151 新港線(しんこう線)新屋高校発着系統廃止
※告知では「新港線」のみの記載なので、新港線全部が廃止になると受け取ってしまう人が出てしまうかもしれない。実際には系統の1つの廃止。
新港線は、西部市民サービスセンター(新屋案内所)と飯島北を結ぶのが基本(150系統=現在はなし)で、西部市民SCから新屋高校まで足を伸ばす151系統、飯島から新屋へ向かわずに仁井田の秋田南高校へ向かう152系統、さらに2018年には飯島まで行かず土崎駅前を起終点とする153系統が誕生していた。
現行は(平日のみ)、
151 新屋高校15:52→西部市民SC16:00→飯島北16:39
153 西部市民SC17:15→土崎駅17:47

152 飯島北6:55→南高校7:33
151 飯島北7:10→西部市民SC7:55→新屋高校8:03

10月からは151系統が両方向とも廃止・代替なし。152系統はそのまま、153系統は5分繰り上げで存続。
新港線は、飯島→南高校と新屋→土崎が片方向ずつという、なんともいびつな路線になってしまう。南高校行きは新港線から独立させてもいいのでは?


523 御所野発 県庁市役所経由大川反車庫行き廃止
平日のみ 御所野7:15→目長田→牛島東五丁目7:28→北都銀行前7:37→県庁市役所前7:43→大川反車庫前7:51
御所野方面の地理に疎い者には難解で存在意義もよく分からないが、イオンモール秋田や御野場団地は通らない路線。「御所野」というおおざっぱな命名の始発バス停が廃止される。
【14日補足・廃止代替として、仁井田御所野線 西口・県庁経由車庫行きの上り始発便をイオンモール秋田7:25→6:55発に繰り上げ。】


以下は、中央交通では廃止として告知しているが、それでは誤解を招きかねないもの。
702 県庁経由 割山線 上り便のみ廃止、下り便は存続
平日 南浜回転地7:30→商業高校グラウンド前7:35→勝平新橋→県庁市役所前7:46→秋田駅西口7:58
通勤にいい時間帯。新屋西線通りには遠い一帯から山王方面への需要がありそうなものだけど。

120 寺内経由土崎線 飯島北発 上り便のみ廃止、下り便は存続
平日 飯島北発9:20、18:20
寺内経由は減便と土崎駅止まりへの短縮が、年々進んでいた。


542 秋田高校線(いわゆる秋田高校スクール線。誰でも乗車可能) 千秋・保戸野~手形の経路変更
平日 イオンモール秋田(御所野)~御野場団地~国道13号~イオン秋田中央店前~北都銀行前~鷹匠橋~北高校前~東中学校前~秋田大学前(テニスコート側)~秋田高校入口

前述の大回り線と重複する北高付近、鷹匠橋~秋田大学前を通らなくなる。
新経路は、千秋トンネル~手形陸橋~手形山崎町交差点~秋田大学前(県道側)【14日補足・廃止区間にバス停は9つあるが、新経路上には、大学前と手形山崎の2つしかない】。ダイヤは変わらないが、所要時間は御所野発で5分、秋田高校発で1分、それぞれ短縮。

狭隘路を避けた安全運行目的なのだろうが【冒頭の理由についての別記事も参照】、この路線の存在意義に立ち返ると疑問も生じる。
通称・秋高スクール線と呼ばれるように、沿線に多い学校への通学が主目的の路線。夏場は空いていることが多いようだが、冬は全席が埋まる程度の乗車率(高校生が多そう)のこともある。
沿線の学校は、秋田高校を除けば、北高のほか附属各学校はすわ町(千秋トンネル通り側)と、バスが通らなくなる区間内にある。そして、代替となるバス停は新設されないので、最寄りバス停はどの学校も千秋矢留町となるだろう(矢留町の次は、手形山崎までバス停がない)。数百メートルは余計に歩くことになる。学校や利用者に対して、周知がなされているのか、気になる。


以上は、運行本数が少ない路線・系統で、廃止されるとしても影響を受ける人はさほど多くはないかもしれない(それでも困る人は困ってしまうわけですが)。今回、影響を受ける人が少なくないのではないかと思われる変更を最後に。
220 泉ハイタウン線 泉駅前広場発着に短縮
市営バス時代1992年運行開始(当初は泉・保戸野線や泉・秋操線と呼称)。末端部で環状運行を行い、往路(下り)の最後と復路(上り)の最初が重複する。2021年春にJR泉外旭川駅が開業すると、上り便のみが「泉駅前広場」として駅前に乗り入れている。
秋田駅西口側から、現状のバス停通過順を示すと、
秋操近隣公園入口→泉北三丁目→泉ハイタウン団地前→泉北二丁目(時刻表上は待機時間が設定されており、路上で時間調整。上り始発点=ここから秋田駅行きに乗車可能)→秋田貨物駅入口(下り終点=秋田駅始発でここまで乗車可能)→泉ハイタウン団地前→泉駅前広場→泉北三丁目→秋操近隣公園入口
【2024年12月8日補足・下り終点バス停は、当初は「秋操駅入口(あきそうえき~)」という名称(場所は同じ)。市営バスから中央交通への移管は2006年春。1年後の2007年春に、路線名が泉ハイタウン線、下り終点が秋田貨物駅入口と改称。この記事も参照】

2023年10月からは、環状運行区間(ハイタウン~北ニ丁目~貨物駅入口~ハイタウン)を廃止、北三丁目から泉駅前広場に入って下り終点。折返し上りはそのまま逆方向に、駅前広場→北三丁目→近隣公園。
泉北二丁目が廃止。泉八橋環状線は変わらないため、泉ハイタウン団地前と秋田貨物駅入口の両バス停は存続。
廃止区間の距離は、のべで約1400メートル。下りで920メートル、上りで960メートルほど。

現行では、秋田駅→北二丁目が15分、北二丁目→駅が21分。北ニ丁目の待機時間は1~3分設定されているので、秋田駅西口を出て西口へ戻るまで、36~39分かかる=それだけ乗務員が拘束されることになる。
変更後は、駅→駅前広場が12分、駅前広場→駅が17分。折返し待機は3分なので、往復合わせて32分の拘束。

30年前に秋田市交通局が知恵を絞って、環状運行のルートを設定したのだろうが、泉北二丁目バス停周辺は狭い道で、スーパーやホームセンターに出入りする一般車両や歩行者の通行もあって(冬はマンションの前がツルツルに凍結して怖い)、バスでの通行は大変だと思っていた。
また、上り側の泉ハイタウン団地前バス停は、道路から離れた位置にあり、いったん左折して入り、再度左折で道路へ出る形。加えて泉駅前広場も同様に信号機がないところで出入りする構造。充分な安全確認と、遅延の発生がありそうだった。
さらに、泉ハイタウン団地バス停前では、新しいアンダーパスの建設工事が進んでいて、いずれは現行の運行経路でなくなりそうでもあった。

一方、利用状況を見ると、泉ハイタウン線では、秋操近隣公園入口と、泉ハイタウン団地前、泉北ニ丁目バス停で、乗降が多い傾向がある。泉北二丁目や秋田貨物駅入口は少なめ。
また、泉ハイタウン線は、奥羽本線と競合し、終点近くが泉外旭川駅なわけで、鉄道とバスの乗り継ぎの役は果たさない性格の路線。それを半ば強引に駅前に乗り入れたようなもので、実際、泉駅前広場バス停から乗る人はかなり少ない(当然、降りる人も)。
ICカードが導入されたので、こうした乗降実態は把握できていると思う。少なくとも「利用者が少ないため区間廃止」という理由にはならないはずである。それでもあえて、今回の変更に踏み切ったのか。【冒頭の理由についての別記事も参照】

そんな状況なのに、今回のような経路変更というか区間短縮をしてしまうと、不便になったと感じる利用者が多くならないだろうか。例えば、泉北二丁目バス停(跡)から泉駅前広場までは500メートル歩かないといけなくなる。
泉外旭川駅まで歩いてしまえば、いっそ駅から列車に乗ったほうが、早くて安い(高齢者を除く)と、JRへ流れてしまうおそれもあろう。※泉北二丁目~泉北三丁目から西口までのバス運賃は280円。泉外旭川~秋田のJR運賃は190円。
中央交通としては、秋田市の交通政策に寄与し、運行時間短縮により運転士の労働時間削減と安全運行につながるという目論見かもしれない。だけど、この改変をするのならば、地域や乗客に対して充分な説明をしてからでないといけないようにも思う。中央交通独断で進めてはいまいか。乗務員不足・労働環境改善と言っても、乗客の視点でも考えてほしい。
【28日画像追加】(再掲・EVバス)行き先表示はどうなるか?→この記事参照
というか、泉ハイタウン団地前には行かなくなるのだから「泉ハイタウン線」の路線名のままでいいのでしょうか?


その他、ダイヤ改正の詳細は続きにて
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閉店した店の歴史

2023-08-23 22:36:07 | 秋田のいろいろ
手形陸橋の東側、秋田大学近くの秋田市手形山崎町。
陸橋の下を並走する小さな道があり、その片側は陸橋の壁、もう片側には住宅に混じってちらほらと企業や店がある。その1つ。
右が手形陸橋
2階建てで2階は不動産屋。1階は…がらんとしていて、ドアには、
「閉店のお知らせ」
大雨の前日、7月14日で閉店していた。

看板類はきれいに取り払われ、お知らせにさえ店名が書かれておらず、何屋だったのか分からない。
でも、覚えている。自転車店だった。
2020年10月 Googleマップストリートビューより。平日午後だけ営業していたようだ
なぜ覚えているかというと、壁の「新車も安い店」。パソコンで横書きに2文字ずつ印字した紙を並べて貼って、縦書きにしている。そのためか、文字の縦ラインが揃わず、しかも文字間隔(縦書きとしては行間隔)が詰まってしまって、「いも(いも店)」が目についてしまって、印象付けられたから。
ストリートビューをさかのぼると、2017年7月では「新車の安い店」となっていた。「いの」ではインパクトが弱い。


場所柄、大学生などに長く親しまれた自転車屋さんだったのかと思って、さらにストリートビューをさかのぼると、
2015年8月
やけに和風なたたずまい。「貸店舗」の掲示も出ていて、別の店が出た後の空き店舗。
というか、以前入っていた店の看板が残っていて、そば屋であったことが分かる。そうだった。このお店は、さらに以前は保戸野の菊谷小路沿いにあり、手形から移って現在は中通の中央通り沿いにある。
その当時は、ひんぱんに通る場所ではなかったから、同じ物件がそば屋から自転車屋に変わったとは気付かなかった。


自転車屋さんについて検索すると、リクルート「お店のミカタ」サイト内に、公式情報があった。
ここにあったのは「手形店」で、外旭川八柳三丁目の帝石踏切の通りに「外旭川店」も存在した。外旭川のほうが本店的扱い。
そして、外旭川店も2023年8月いっぱいで閉店するという。

「閉店のごあいさつ」によれば、元々は1980年に「居酒屋 無法松」としてスタートし、そのかたわらで自転車修理を始め、自転車店に転換したようだ。居酒屋は外旭川店の隣接地のようだが、いつまでやっていたのかは不明(2012年のストリートビューでも居酒屋は確認できないが、2020年頃に投稿されたような口コミもある)。
創業者である店主が亡くなったため、閉店するとのこと。


近くの手形新栄町には長く営業したであろう自転車店があった。
今回のお店は、手形では10年も営業しなかったことになると思われる。だけど、思いもしなかった外旭川で、歴史を積み重ねていたのであった。それがひっそりと幕を閉じる。

【2024年6月24日追記・自転車店の後継店について】自転車店跡で改装工事が行われ、新たな看板が設置されていた。韓国料理・サムギョプサルの店になるらしい。6月28日オープン。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イーホテルじゃなくなった

2023-08-21 19:10:46 | 秋田のいろいろ
秋田市中心部・大町二丁目、昭和に百貨店「本金(ほんきん。駅前に移転し現・西武秋田店)」とアーケード商店街「名店街」があった場所にあるビル内のホテルの話。

これまでの流れ(前回2021年の記事やWikipediaも参照)は、
1987年にできた時はとファッション系中心の商業施設「ファッションアベニューAD(通称・AD)」と「秋田ワシントンホテル」。
2007年にワシントンホテルが撤退して「イーホテル秋田」に。
2009年にはADも「イーホテルショッピングモール」に改称。
2012年にショッピングモール部分がほぼ閉鎖。

2020年に新型コロナウイルス感染症流行により、ホテル休館。
2020年末頃に、リニューアルして「巨大複合型医療モール」とすることが、ひっそりと発表。オープン予定としていた2022年春になっても、目立った変化なし。

ホテルは2021年には営業再開。朝食と、イーホテル化時にできた大浴場は提供されなくなり、部屋数も減り(後述)、フロントが3階から1階(秋田観光コンベンション協会事務所跡)へ移った。同時に名称が「イーホテル秋田アネックス」となったようだ。
営業再開後は、県のコロナ感染者の療養施設として全館貸し切りになったり、再度休業もあったりしたようだ。

紆余曲折となったのは、建物の所有者の区分がごちゃごちゃしていたとかで、そのせいもあるかもしれない。
それだけでなく、イーホテルを運営する企業のほうも、持株会社社長が出資法違反で捕まるなど【22日コメントいただき訂正・イーホテル側で逮捕者が出た事実はありませんでした。訂正します。】資金繰り悪化でごたごたして、イーホテルグループ全体として2021年5月で活動を停止していたのだった。Wikipediaによれば、秋田は2020年に売却済みだったそうなので、営業再開・アネックス化後は、違う企業がやっていたのだろう。


今年(2023年)の春頃だったか、現地にちょっとした動きがあった。
それまで、1階の正面・西面に向かって、左(北)に「辻兵商事(つじひょう)」の学生服などを扱う店舗があった。過去にはファミリーマートの事務所などが入っていた場所で、向かいの秋田ニューシティ解体後、辻兵が入った。
その右がホテル玄関。さらに右、ショッピングモールの出入口(閉鎖中)との間が、アネックスのフロント(2021年まで観光コンベンション協会のあった場所)であった。
今春、そこが改装された。
辻兵が、玄関右のフロントだったところに移動。玄関左の辻兵だったところの一部が、新たなフロントになったようだった。旧辻兵跡の北側は、使われていない感じ。
現在の北西角
↑「辻兵」の表示がある部分~その右の辻兵店舗玄関だった一帯は、今は使われていなそう。その右が、アネックスのフロントだと思われる。
アネックス転換時に改装して間もないのに、辻兵と入れ替えるようにする必要があったのか謎だった。未だに謎だが、辻兵側の都合もあるのかも。


先週、前を通りかかり、玄関のガラスドアを見ると、
イーホテルの名前も残っているけれど
「イーホテルアネックス」ではない名称が書かれていてびっくり。
調べると、竿燈まつり直前、2023年7月26日から「ホテルメルディア秋田」として営業。ホテルメルディアは、東京に本社があり、関西と東京で5店舗を経営。東北初というか地方都市初店舗が秋田。

ホテルの運営や名称が変わった(リブランド)時は、以前からの客を混乱させないよう、宿泊予約サイトで「ホテルメルディア秋田(旧イーホテル秋田)」みたいな表示にすることが多い。
ところが今回はそれは見られず、楽天トラベルでは、イーホテルのページを残したまま、メルディアのページが新設され、旧イーホテルである言及はない。
公式サイトでは、「旧イーホテル秋田リブランド」「イーホテル秋田、イーホテル秋田アネックスとは別運営会社となります。」と、あまり目立たない位置に掲載。アネックス時代は、また別の運営会社だったということ?

そのほか、断片的な情報を拾い集めると、
・電話番号は、イーホテル時代、アネックス時代、メルディアと3世代それぞれ違う。なお、秋田ワシントンホテルとイーホテルは同じ番号。
・部屋数は、ワシントンホテル時代(最末期)391室 (511人収容)→ イーホテル時代 391室 → アネックス時代 109室 → メルディア 113室。
・現在のメルディアの客室は5、8、9階しか使っていないようだ。もしかしたら、順次、リニューアルしているのかも。
・8月から朝食提供開始。きりたんぽや稲庭うどんもありそう。
・メルディアのフロントは再び3階。1階のアネックスのフロント跡はどうするのか【末尾の9月1日付追記も参照】。
・旅行需要回復の影響もあるだろうが、楽天トラベルでの宿泊代(シングル素泊まり)はアネックス時代は税込み6000円~、メルディアは8000円~(朝食付9200円~)。

この記事に掲載した写真は、すべてメルディア化後の撮影。

それなのに、「ホテルメルディア」の表示は、正面玄関にしか見つけられなかった。目に付くのは「イーホテル」や「アネックス」(あと「AD」)の名ばかり。宿泊する人は、予備知識がないと、ここがホテルメルディアとは分からないだろう。
秋田市民の立場としては、そうした人から「ホテルメルディアってどこですか?」と尋ねられて、答えられる人は少ないことになる。【21日追記・そして、メルディアの名を覚えられる自信がない。】
 
壁面から突き出た縦長の「E HOTEL AKITA」の看板は以前からあった(2012年の強風で一度壊れた)。いつの間にかその下に「ANNEX←」の看板が付加されていたが、これも用済みのはず。【末尾の9月1日付追記も参照】


ホテル名が4代目となって、市街地の巨大な空きビルが少しでも活用されるのはいいとしても、依然として、昔の名前を示したままのビルで空きフロアがあり、その向かいは広大な空き地(秋田ニューシティ跡地)。
前にも書いたけれど、数十年前までのにぎわいを知る者としては、残念で寂しい。何とかならないものでしょうか。

【9月1日追記・ドア左のアネックスのフロントだった部分について】
改めて外から見ると、引き続きフロントがあった。また、辻兵時代からあった、フロントに直接出入りできる小さな玄関のガラスには「イーホテルアネックス」のロゴのみが表示されている。
アネックスの表示が残っていることと併せて考えると、実はイーホテルアネックスは今も存続していて、アネックスとメルディアが、同じ建物内で共存しているのかもしれない。ただ、公式サイトや各予約サイトにおいて、アネックスのページは存在しても、宿泊予約はできない状態になっている。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする