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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

サザエさんが半押し/故障

2012-07-03 23:44:37 | デジカメ
1日放送のアニメ「サザエさん」の1話目は「姉さん半押しの人(ナンバー6646、脚本 雪室俊一)」。
「半押しの人」とは「一押しの人」に掛けたのだろう。
なんとも風変わりなタイトルであり、雪室さんらしい。(雪室作品は奇抜なタイトルのことが多い)
※サザエさんについての以前の記事はこちらこちら

オートフォーカスカメラでピントを合わせる時に行うシャッターボタンの「半押し」操作を題材にした作品。
サザエがマスオから借りたカメラでピンボケ写真ばかり撮ってしてしまい、その原因はサザエが半押しを知らなかったからだということから展開する話。


作中では、マスオが「(サザエが半押しを)知っていると思って教えなかった」、カツオが「大の大人が半押しを知らないなんて」と発言した。
一方、ワカメ、タイコ、花沢さんは半押しを知らなかった。(波平も?)
カツオは「(波平と姉さんは)せっかちだから一気にシャッターを押す」とも。

いまだに、磯野家の居間には4対3画面の“家具調テレビ”が置かれている(デジアナ変換して見ているのかもしれないが)ように、時間が止まっているようなサザエさんの世界において、“新技術”であるオートフォーカスカメラを示す「半押し」というフレーズが出てきたのには驚いた。(ちなみに、作中に出てきたカメラはデジカメでなくフイルムカメラだと思われる)
「キテレツ大百科」も手がけた雪室さんらしいテーマだ。
ちなみに2010年11月頃放送の「父さんは古い人」では、なんと「合コン」という言葉が出てきた(波平が合コンに誘われる話。やっぱり雪室作品)。その時はもっとびっくりした。

オートフォーカスカメラは1980年頃に登場したらしい。
一般家庭に普及したのはもう少し後だと思うが、30年近く経って、サザエさんに取り上げられるほど当たり前の技術になったということだろうか。


ところで、現実世界の一般人では「半押し」はどの程度認知されているのだろうか?
最近は携帯電話機だけで写真を撮影する人も少なくないし、十数年前には使い捨て(使い切り、フイルム付き)カメラもよく使われていた。そういうカメラには「半押し」の概念がない。(一部の携帯電話にはあるのかな?)

ネットで調べると、2007年にインターネットコムと goo リサーチが行った「デジタルカメラに関する調査」で、半押しの認知度が調査されていた。
結果は、半押しを知らない人は、デジタルカメラ所有者の中ではわずか5%だった。

これはカメラを持っている人に対する調査だし、おそらくネット上での調査だから回答者の年代や機械の扱いの習熟度にそれなりの偏りがあると思われる。サザエさんみたいにカメラを持っていない人や機械に弱い人だとぐっと高くなると思われる。
僕の知っているとある高齢者は、フイルムのオートフォーカスカメラを愛用しているのだけど、半押しを知らない。ツーショット写真だと背景にピントが合ってしまうし、勢い良くシャッターを全押ししてしまうものだから、ブレてしまうこともある。(しかもいくら説明しても理解してくれない…)

そういう点では、「姉さん半押しの人」は半押しの周知に貢献する作品といえるかもしれない。



ところで、作中でマスオがサザエに、暗いところ撮影する時は「半押しすれば(撮影する時に)自動的にストロボがつく」と説明するシーンがあった。
「ストロボ」の意味は多くの日本人が知っていると思うが、アメリカの「ストロボリサーチ社」という企業の登録商標が一般名詞化したもの。少なくともNHKでは積極的には使わないことばだろう(と言っても、最近は…)。
一部メーカーでは「スピードライト」と呼ぶが、これは知らない人も多い。無難に「フラッシュ」でいいと思うのだけど。

ちなみに、以前(ここ1年くらいの間)は食品保存容器を指して「タッパー」という言葉が何度も出てくる作品もあった(たしか雪室作品)。これはタッパーウェア社の商標。
別に目くじらを立てるつもりもないけれど、サザエさんにしては意外。



アニメのサザエさんの作品中には、新聞連載当時の4コマ漫画がさり気なく(堂々と?)盛り込まれている。4コマ作品のリストがあり、一度使った作品はその後何年間は使わないという配慮をしているそうだ。【4日追記】「サザエさん公式大図鑑サザエでございま~す」によれば1度使った4コマ作品は「2年以上」使わないとのこと。
昔はたまに見かけた作品で、ピンボケをテーマにしたものがあった。
サザエが波平に向かって「父さんピンボケね」と笑う。
その声を聞いたマスオが「いくら本当のことだからって、お義父さんに失礼じゃないか!」とサザエを怒る。
実は波平とサザエは、波平の撮影した写真を見て会話していたのであり、サザエは「波平の撮った写真がピンボケ」と言っていたのに、マスオは「波平自身がピンボケ」と勘違いしたのだ。
そして波平が怒り、マスオが気まずくなる。
といった話。
今回の「姉さん半押しの人」に挿入してもいいような話だったが、波平は写真撮影に関わらなかったからか、使われなかった。



で、「姉さん半押しの人」では最終的には、サザエが半押ししなかったことがピンボケの原因ではなく、カメラが故障していたためだったらしい。(この辺はあいまいに見てました)
マスオが「シャッターの調子がおかしいので店に持って行くと、シャッターの部品が壊れていた」そうだ。
シャターの部品の故障ね。




実は、我がオリンパスのデジタル一眼レフカメラE-520も、先月、シャッターが故障していました!

ある日、撮影していると、何やら黒いものが写り込んだ。
撮影画像を見ても、ファインダーで見ても、ライブビューにして液晶画面で見ても、同じ。
カメラを傾けたりすると、その黒いものが動く。
エラー表示などは出ず、半押しするとピントが合って撮影できる場合もある。
これ
もう3年半も使っているカメラだから、壊れてもおかしくない。裏ワザでシャッター回数を確認すると、6万回を超えていた。(最初の1年間で2万回を超えていたから、ペースはほぼ一定)
購入した店に見てもらうと「シャッター幕」が中で外れてそれが写っていることが判明。
レンズも合わせて点検することを勧められ、メーカー送りとなった。

見積もり後、1週間ほどでカメラ本体のシャッター部品を交換して戻ってきた。(土日やお店とのやり取りもあるので、実際にはもう少しかかった)
ついでにビスを1つ交換してくれたとのこと。溝に詰まっていた汚れがなくなるなど、全体的にきれいになっていた。
当然だけど各種設定は初期状態に戻っていたが、電池を入れたまま出したためか時計は合っていた(修理後に気を使って合わせてくれたのかな)。
修理費用は2万円弱。レンズは異常なしとのことで、費用はかからなかった。

これからも、大切に使っていきます。
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1年経過

2009-09-11 19:20:58 | デジカメ
おかげさまでこのブログもまもなく1年だけど、今月初めで一眼レフデジカメ、オリンパスE-520を買って1年が過ぎた。買って良かったと大変満足している。

ほとんどの一眼レフデジカメには、製造後何回シャッターを切ったかなどが分かる隠しコマンドがあり(興味のある方は検索してみてください。公式なものではないので、信憑性は不明ですし、自己責任でお願いします)、オリンパスのカメラにもある。
それによれば、21621回で、1日当たり60枚も撮っている。たしかに何でもパシャパシャ撮ったからな…
シャッターには寿命があり、3万回とか5万回と言われている。もうちょっと慎重に撮るべきか?
ちなみにフラッシュの発光回数も分かり、わずか110回。これはそんなもんだろう。

さて、オリンパスでは「フォトパス」というユーザー向けサイトがあり、たまに懸賞をやっているので、応募している。
先日、「ご当選のお知らせ」というメールが届いて、「オリンパス創立90周年「オリンパス・スペース・プロジェクト」記念グッズ プレゼントキャンペーン」に当選したから、登録した住所を確認してね、のこと。そういえば応募した記憶はあるが、何が当たるんだっけ?

今日、荷物が届いた。突然届いて当選を知るのはうれしいけど、今回はメールの予告があったから、「来たか」といった程度。でも中味はなんだろう?
 
送り状にも「記念グッズ」とあるだけで、何だか分からないので高級そうな箱を開けてみる。
一瞬、何だか理解できなかった。
上段の長いものはオリンパス創立90周年記念のストラップ。では下段は?

両端の丸いのは透明なレンズキャップ、真ん中はその解説書。
会社創立90周年の「オリンパス・スペース・プロジェクト」は、若田さんに一眼レフのE-3を持って宇宙に行って撮影してきてもらうもの。このレンズキャップは「宇宙ステーションで使用するために特別に開発した「スペース用キャップ」のレプリカです」」とのこと。
何で透明なんだろう? 色が付いていた方が有害な光線をシャットアウトできそうだけど。
左はいつものレンズキャップ
2つのスペース用キャップのフィルター径は67ミリと72ミリ。僕の持っている安いレンズは58ミリだから大きすぎて使えない。もったいないから使うつもりはないけど。
1000名に当選したようだが、運がいいと思っていいかな。


ところで、E-520にはカメラに付いてきた布製ストラップを付けて使っている。夏にTシャツを着てストラップを首からかけると、撮っているうちに肌にストラップが直に当たって汗を吸ってしまい、汗臭くなってしまった。消臭スプレーでごまかしていたけど、数千円だから買い換えようかと思っていたところ。
やっぱり90周年のものを使うわけにはいかないから、いずれ買おう。
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レンズフード

2009-01-06 17:23:36 | デジカメ
一眼レフを使って初めて知ったものの1つが「レンズフード」。
余計な光が画像に入ってしまうのを防ぐ、大ざっぱに言えば日除けが目的だが、レンズ本体をぶつけた時の衝撃から守ってくれる場合もあり、少なくとも初心者は使った方がいいという意見が多いようだ。

メーカーや種類によってはフードが別売のものもあるが、E-520ダブルズームキットのレンズは2本とも標準で付いている(紛失や破損に備えて別売もしている)。標準ズーム(14-42mm、フイルム換算28-84mm)用は花びら型の、望遠ズーム(40-150mm、同80-300mm)用はカップ型のもので、特に望遠用は取り付けるとだいぶかさばるが、上記の理由の通り、撮影時には極力取り付けるようにしている。
望遠ズームレンズにフードをつけたところ

持ち運び時は逆向きに取り付けられるようになっているので、結構頻繁に付けたり外したりしている。そのためか使い始めて2か月ほどたった頃だろうか、取り付けの際に引っかかるような感触を感じた。もうガタが来たのかと思っていたが、ボディ掃除のついでに、レンズ周りを吹いた後、元通りの感触に戻った。
それから2か月。またきつくなってきた。レンズとフード双方の接点にゴミがこびりついていた(下の画像の○)。
 
きれいにするとまた元通り。こまめなお手入れが大事なようだ。


標準ズームではそれほどでもないが、望遠ズームでは雨・雪からレンズを守るのにもフードが役立っている。
カメラ本体が防水ではないし、湿度の高い環境下にカメラとレンズを持っていくこと自体、すすめられた行為ではないが、ビニール袋でカメラをすっぽり覆って、開けた穴からレンズフードだけを出して撮影したのが下の画像。レンズもカメラもほぼ濡れずに(水滴が付かずに)済んだ。
レンズにプロテクトフィルタを付けているので、水滴で汚れた程度で神経質にならなくてもいいのかもしれないが、安くはないレンズだから、大事に使いたい。
プログラムオート F5.6 1/200 露出+0.3
細かい濡れ雪が降る秋田市の雄物川を渡る特急「いなほ」。吹雪ではなかったものの、寒かった。雪の降り方がうまく撮れたと思う。
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柿の色

2008-10-29 20:19:16 | デジカメ
お隣の庭に柿の木があり、毎年おすそ分けをいただいている。
今年もいただいたけれど、我が家の窓から見ると、まだいくつか木に付いている。はしごが届かないのか、鳥たちのためにあえて残してあるのか。曇り空だが、葉っぱも紅葉してきれいだったので、撮影してみた。
プログラムオート F/5.6 1/200 露出-0.3
「平核無(ひらたねなし)」という品種の渋柿。秋田市内の民家の庭にある柿の8割くらいはこの品種だと思う。
庄内柿とかおけさ柿というのも、平核無のいわばブランド名。渋抜きの手間はあるが、種がなく、果肉がきれいで柔らかく、値段も安いので、個人的には「富有」など甘柿よりも好きだ。
ちなみに、甘柿は日本固有のもので、温暖地で育つ(だから寒冷地の秋田では渋柿の平核無が多いのだろう)。渋柿が突然変異してできたと考えられているそうだ。

お隣には別の品種の柿(品種名は分からないが渋柿)もあり、こちらはまだ緑の葉。細長くて先がとがった形の実。
プログラムオート F/6.3 1/250

先日、歩いていてまた別の柿を見つけた。まん丸に近い形で、トマトみたいに縦に筋というか凹みが入っている。
この木も緑の葉が付いている。近くの平核無は紅葉していたのに。
絞り優先 F/5.6 1/100 露出-0.7
葉っぱの紅葉の具合は、日当たりも関係するのかもしれないが、品種による違いもあるのだろう。

さて、オリンパスブルーの記事でも触れたが、E-520には「仕上がり」という設定項目がある(記事へリンク)。取扱説明書の75ページには「画像の色調を、撮影目的に応じて選択することができます」とある。カスタム設定もできるが、5つがプリセットされている。今までは、その場で試し撮りして、「VIVID」か「NATURAL」かを選択していたが、撮り比べをしてみることにした。(各設定の解説も説明書より引用、撮影データは省略)
 
1VIVID:色鮮やかに仕上げます。       2NATURAL:自然な色合いに仕上げます。

 
3FLAT:素材性を重視した仕上がりになります。   4PORTRAIT:肌色をきれいに仕上げます。

モノトーン:モノクロ調に仕上げます。

柿の実の色で比べてみると、VIVIDが飛び抜けて鮮やか。NATURALはだいぶ落ち着いた色になる。FLATは上2つと比べるとくすんだ色に見えるが、肉眼で見たものに近いような気がする。PORTRAITも結構鮮やかだが、肌色を美しくするために赤が強く出ているのかもしれない。柿でなく他の色合いのものではまた違ってきそう。

結局、僕はほとんど人物は撮らないので、状況に応じて、VIVIDとNATURALを使い分けていくやり方でよさそうだが、FLATの素直な落ち着いた色合いも気に入ったので、これから使っていこうと思う。
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保存とバックアップをどうするか?

2008-10-27 23:52:57 | デジカメ
※この記事には画像はありませんのでご了承ください。

E-520を買って1か月半。操作にも慣れて、楽しんでいる。画像が多くなるとつきまとうのが、保存とバックアップの問題。
僕は画像に限らず、メールやワープロ文書など、自分で作ったファイルは、消えてしまえば復元のしようがないから(過去何度か痛い目にあった)、2つ以上の方法での保存を心掛けている。

今まで(コンパクトデジカメ時代)はどうしていたかというと、パソコンの内蔵ハードディスクとCDやDVDに保存していた。パソコンのハードディスクがいっぱいになると外付けのハードディスクを買ってそちらに移した。
この方法には問題があった。本質的なのは、CDやDVDの枚数が多くなると管理が結構面倒なことと複数の方法で保存すると言っても、同じ家の中にあるのだから、万一、家事や水害にあった場合、両方とも失う可能性があるということ。
そして、6年も使っているパソコンもかなりガタがきていて、CD・DVDドライブはなんとなく調子が悪いし、最近はパソコン本体が明らかに調子が悪く、内蔵ハードディスクの信頼性はかなり低いと思わざるを得なくなってしまった。


調べてみると、「オンラインストレージ」というものを知った。要は、ネット上にあるハードディスクみたいなもの。メールやワープロ文書のバックアップ程度なら、容量数GBのサービスが無料で受けられる。しかし、1000万画素のデジカメ画像を保存するとなると有料になってしまう。(ちなみに9月中に撮った画像だけで1.85GBあった!)

日本語が使えるサービスで、現在最もコストパフォーマンスがいいのが、リコーの「quanp(クオンプ)」というもので、1GBは無料、10GBが月300円、100GBが月980円で使える。さっそく10GBに登録した。
自分の領域にアクセスするには専用ソフト経由でなければいけない(Mac非対応。webブラウザからアクセスできるベータ版もあるが、どうも不安定=11月14日に正式リリース。最後に追記します)。このソフト、画面の構成は、パソコンのファイル操作感覚で扱えるのだが、フラッシュのアニメーションを多用していて、動きがもっさりしていていらいらする。使っているパソコンの性能のせいもあるのだが、アニメなしで使えたら、もう少し快適になるはずだ。あとは、複数のフォルダを同時にアップロードできないのも、気になる。
これは、パソコンの性能か、我が家のネット回線か、先方の回線かは分からないが、ファイルの移動速度ももうちょっと速ければいい。
でも、こまめに移動をすればいいのだし、この値段ならそれほど不満ではない。当分は、外付けハードディスクとオンラインストレージに保存していこうと思う。

追記・上で触れたように、11月14日に正式に「webブラウザからアクセスできる」ようになった。一度に10個までファイルをアップロードでき、専用ソフトがないMacintoshでも正式に利用できるようになった。しかし、フォルダごと一挙にアップするのは、Windows専用のもっさり動作の専用ソフト経由でしかできない。

【2013年2月1日】「2013年7月31日をもって、「クオンプ」のすべてのサービスを終了」することが発表された。翌日8月1日に、保存されているデータを削除するという。
マイクロソフトなどが大容量のストレージサービスを無料で提供しているから、有料では太刀打ちできなかったのだろうか。
利用料金がもったいないから、早々に解約しよう…(月単位の課金だから、今月中に)
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ブレブレの報道写真

2008-09-26 11:54:30 | デジカメ
オリンピックのアスリートを撮影するようなプロカメラマンは、キヤノンかニコンのカメラを使用し、レンズ胴鏡の色で(白がキヤノンで黒がニコン)遠目でも見分けがつくそうだ。
また、社会面の記事のような写真では、バチバチとフラッシュをたいて撮影している印象がある。

一方で、10月から夕刊を廃止する、“郷土の新聞”「秋田S新報」には、なぜこの写真がこんなに大きいサイズで掲載されているのか、首を傾げたくなるような写真がたまに掲載される。
2008年9月25日付けの朝刊の中ほどの面の県内各地域の話題が掲載される面の写真もそうだった。

コンパクトデジカメで撮影。記事の写真中の人物の顔と氏名部分は画像加工しています。
縦方向は1段半で横に長いちょっと変なサイズ。
水平でない場所で、スキャナでなくカメラで撮影したので、うまく伝わらないかも知れないが、(新聞記事の写真の)画像が全体的にブレている。被写体ブレでなく手ブレだ。しかも人物が手に持っている紙の文字はブレに加えて白く飛んでいるようにも見え、肉眼でも判読しにくい。

ためしに拡大したものの一部を原寸大で見ると、

下の記事の活字と上の写真中の文字の鮮明さの違いがお分かりいただけると思う。

以前も2度ほど、ひどく手ブレした写真が掲載されているのを見たが、皆、こういったローカルな、つまり通信部とか報道室とか要員が少なそうなセクションで取材したと思われる記事だった。

堂々と真正面に回りこんで撮影しているようだが、フラッシュをたいていないように見えるし、体育館のような場所で後ろが明るすぎるので露出調整で対応できるかもしれないし、ISO感度を上げてもいいだろう。そもそもこのカメラには手ブレ補正機能がないのだろうか。
脇をしめて両手でカメラをしっかり構えているのかも気になってしまう。

おそらく、専門のカメラマンでなく、取材した記者が撮影したのだろう。
一人何役もこなして大変だろうけれど、プロならもう少しうまく撮ってほしいし、新聞社側もフォロー(手ブレ補正付きのカメラを使わせるとか、撮影の仕方を指導するとか、最終的には掲載写真を小さくするとか)をしてやれないのだろうか。

2000年頃に、この新聞社の記者が、あるイベントを取材している姿を見かけたが、ニコンのコンパクトデジカメ(おそらくレンズが回転するCOOLPIX990。当時の高級機種だった)で(光学ファインダーでなく)液晶を使って撮影していて、こんな分野にもデジカメが進出し、こんな撮り方の写真が新聞に載るのかと驚いたものだ。
今はどんな機種を使っているのか分からないが、専門のカメラマンがニコンやキヤノンのカメラを使うまでもなく、少なくとも僕がE-520を使って手ブレ補正をONにすれば、もっとうまく撮る自信がある。

なお、この日は、スポーツをする小中学生特集が載った別刷りも入ったが、その写真は、僕には撮れそうもないほど、躍動感のある写真だったことをS紙の名誉のために記しておく。
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E-520の再生機能と初めての電池切れ警告

2008-09-23 20:49:04 | デジカメ
この記事でも触れたけれど、オリンパスのデジタルカメラの使いやすさ(操作性)は気に入っている。
E-520をいじっているうちに、撮影画像の再生機能が、使いやすく進化していると思わせることがあった。

なお、他社のカメラやオリンパスのコンパクトカメラに、同様な機能があるのかどうかまでは調べていないので、ひょっとしたら現在のデジカメ界においては当たり前のことかもしれない。
あくまでも、古いオリンパス(300万画素、手ブレ補正のない時代)のコンパクトデジカメからE-520に乗り換えた者の感想としてお読み願います。

1.縦位置で撮影した画像の再生時に自動的に回転して表示される。
なおかつ、再生中にカメラを回転させると、表示中の画像も連動して回転する!(つまり天地が常に正しく表示される)
手ブレ補正のセンサーを利用しているのだろうか? とすれば、手ブレ補正のないE-420にはない機能なのか?
ただし、カメラを地面に対して垂直(正位置)にして再生した時はいいが、レンズを下に向けて再生したときは、反応しなかったり誤作動することが多い。

2.複数コマ表示の進化
どのメーカーでも複数コマを並べて表示できるデジカメがほとんどだと思うが、コンパクトデジカメではズームレバーやボタンで表示枚数を操作することが多い。
一眼レフのE-520では、そうしたボタンがないから、露出やシャッター速度を変える時にも使う、コントロールダイヤルをカリカリと回す。
4・9・16・25・49コマと変わり、最後にはこのように100コマ表示される。(ここでも縦位置で撮影した画像は縦長に表示されている。)

コンパクトデジカメで撮影。液晶保護シートを貼っているため、やや見にくいです。(以下同じ)

2.7インチの大画面上に選択したコマはやや拡大されるとはいえ、さすがに見にくい。
画像を見るためより、早送り・戻しのような機能なのかもしれない。
(ちなみにオリンパスのデジカメでは、昔から十字ボタンの上と下で10コマずつスキップできる)

そして、100コマ表示からさらにダイヤルを回す(1コマ再生からだとダイヤル7クリック分)と・・・

なんとカレンダーになる。
その日撮影した最初のコマが表示され、あとは、そこを基準に探せということのようだ。
同じ日に何百コマも撮る人には使いづらいかも知れないが、僕のようにほぼ毎日数コマ撮って、メディアに入れ放っしという使い方の人には結構便利だ。
ただ、カレンダー表示時に「OK」ボタンかコントロールダイヤルを拡大側に1クリック回すと、いきなり1コマ表示になってしまう。複数コマやカレンダーの表示に戻るには、再度最初からダイヤルを回さなければならないみたいで、ちょっと手間かもしれない。
逆に、拡大表示から単純な1コマ表示に戻る方法が、ダイヤルを逆方向に同じ回数回すしかないようで、回しすぎると複数コマ表示になってしまう。他のメーカーではボタン1つで基本の1コマ表示に戻れたので、この辺もちょっと不便だろうか。
しかし、再生中に撮影したくなったとき、(ダイヤルやスイッチ操作なしに)シャッターボタンを半押しすればすぐに撮影モードになるのはありがたい。以前のオリンパスのコンパクトカメラでは裏ワザ的に撮影モードでの再生ができたのだが、E-520ではこの方法が正式な再生方法になったようで、使いやすさが受け継がれている。

初の電池切れ警告
上の液晶画面の左上に赤い電池のマークが出ているが、これは電池切れの予告。
買った日に満充電し、その数日後に継ぎ足しで充電しただけだったから、初めての警告だ。
(この電池の残量マークは1999年に買ったオリンパスのデジカメと同じデザインのアイコン。満充電では中身が詰まった緑色になるのだが、こういう統一感がうれしい。なお、E-520では色は変わらないが同じアイコンがファインダー内にも出る。)
説明書には赤い表示が出たら「充電してください」としか記載されておらず、ここからあと何枚くらい粘れるのか知りたいけれど、予備の電池がないから、素直に充電する。

今回の場合、フラッシュはほとんど使わずに700枚以上は撮れた。
電池の性能やカメラの省電力性能がいいのだろうけれど、想像以上に持ちがいい。
考えてみれば、一眼レフはズームは手動だし、撮影中は光学ファインダーを使うので、コンパネを表示している液晶のバックライトは消えていることが多いから、かえってコンパクトデジカメよりも電池を食わないのかもしれない。
予備電池は当分買わないで様子を見ようかと思う。
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オリンパスブルー

2008-09-13 16:28:05 | デジカメ
かつての銀塩カメラでは、使うフイルムのメーカーで色合いが違った。
デジタルカメラでは、撮影素子(CCDやCMOS、E-520ではLiveMOS)やカメラ内での画像処理の違いから機種ごとに発色が違ってくる。
デジタルだから、撮影後にパソコンで画像処理すればかなり自由に調整が利くとはいえ、それほどの技術はないし、気軽に撮影したいので、今回E-520を買うに当たってはその発色が気になった。

調べていると「オリンパスブルー」という言葉を知った。
オリンパスの一眼レフデジタルカメラの青色の発色の良さを指すようだ。
もっとも以前の機種でコダック製の素子が使われ「コダックブルー」といわれたのが由来のようで、E-520などの現行機種はパナソニック製のLiveMOSが搭載されているし、画像処理エンジンも各機種で違うから、全機種で同一の発色ではないようだ。
ユーザーの間だけでの愛称かと思っていたが、宮崎あおいが出ているE-520のカタログにも「“オリンパスブルー”と呼ばれる、空の発色の良さは、格別です。」と記載(13ページ)されており、メーカー公認だった!

以前使った3機種のオリンパスのコンパクトカメラは、紺色や濃い青がうまく表現されず、花を撮影する時など残念に思っていた。
E-520ではこの記事で触れたように、花の色はきれいに再現されてうれしかったが、今度は「オリンパスブルー」を実際に撮影してみたくなった。

価格.comの掲示板を見ていると、オリンパスの講習会に参加した人がE-520/420で「正式なオリンパスブルー」を出す方法を教えてもらったとの書き込みがあり、それによれば「露出補正を-0.3か-0.7、仕上がりをVIVIDにして順光で」撮るとよいそうだ。

「仕上がり」とは画像のスーパーコンパネ右上で「NATURAL」と表示されている部分。コントラストなどの色調をプリセット5種類とカスタムで設定できる。

雲ひとつない秋晴れになった日、この設定を元に露出を補正して青森県弘前市のりんご公園で岩木山と青空を撮影してみた。

F/8 1/250 露出補正なし


F/8 1/320 露出補正-0.3


F/9 1/400 露出補正-0.7

露出補正なしのものと比べて、マイナスに補正した2点は、青空の深みが違う。
ややわざとらしい色のような気がしないでもないが、魅力的な色ではある。
露出補正なしの空の色も澄み渡った抜けるような青空の感じがして悪くはない。
露出をマイナスにすれば、当然リンゴ畑や岩木山も暗くなってしまうから、その兼ね合いは難しい。
けれども、色合いだけでこんなに楽しめるなんて、いろいろいじることのできる一眼レフデジカメは楽しい。

それにしても、この日は、北東北では年に数日しかないであろう、実にいい天気だった。
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E-520を使ってみた

2008-09-12 20:24:14 | デジカメ
買ってきたE-520を早速使ってみようとするが、電源は専用の充電池であり、充電に5時間かかる(別売りの急速充電器なら2時間)。
実際は4時間程度で終わったが、とにかく使ってみる。

レンズの取り付けは初めての経験だが、難しくはない。
強力なダストリダクション装置があるので、それほど神経質にならなくてもいいようだが、砂やほこりの舞う場所での交換は避けたり、カメラのレンズ取り付け部を下に向けてほこりが入りにくいように交換するなど注意が必要なようだ。

レンズにうっかり指が触れて汚すとめんどうだから(メガネで経験済み)、レンズの前に取り付けてレンズを保護する「プロテクトフィルター」も一緒に買って取り付けた。1枚2000円ほどで安心を買ったと思えば安い。
基本的にはレンズフードも常時付けておくと、レンズ保護にもなるそうだ。

標準レンズをつけて持ってみると、持ちやすく、軽い。今までのコンパクトデジカメよりずっとしっくりくるし、かつ邪魔にはならない。望遠のレンズの方はさすがに少し重いが。

撮影すると、ミラーが動く音と感触がいい。
ピントは(時々迷うこともあるが)きびきびと、そして正確にあう。
今までのコンパクトカメラは[ ]のようなフレームの中で大雑把なピント合わせだったが、一眼レフはまさに・でピタリと合う。ピント合わせの方式も異なるから、「ピリッ」という電子音がなければ、ピントが合ったのに気づかないくらいだ。(もちろん視覚的にわかるサインが表示されるから、音は止めた)
それだけシビアなのだが、コンパクトカメラと一眼レフカメラは別物だと感じた。

だが、オリンパスのコンパクトデジカメユーザーとしては、今までの基本的な操作性・操作感は共通するものが随所に感じられ、あまり違和感なく、すんなりと移行できたのはうれしかった。
例えば、1つのボタンからほぼすべての機能がコントロールできる点(本機では「スーパーコンパネ」として一覧できて使いやすい)、画像の1コマ消去と全コマ消去の操作がまったく異なるので間違えにくくなっている点(両方のメニューが同じ画面内に表示される他社製品で間違えた経験がある)、シャッターボタンの感触などだが、何よりオリンパスでいいのは、撮影した画像のファイル名。
他社では「DSC00001」とか「IMG_0002」とか連番になるだけだが、オリンパスでは9月1日に撮影すれば「P9010003」といったように月・日・連番になっていて、ファイル名だけで撮影日が分かるのが便利だ。パソコンのフォルダ内でファイル名が重複してしまう確率もぐんと低くなるから、これも好都合だ。

「スーパーコンパネ」を表示させた画面。(100円ショップの保護シールを貼ったので少しゆがんでます)
撮影に必要な各種設定の大部分が一覧表示され、設定できる。なお、従来通りのツリー形式のメニューや一部は専用ボタンからも設定できる。


そんなわけで、さっそく撮影した、アサガオ。

絞り優先 F/5.6 1/100
以前のデジカメでは、こういう青色はうまく再現されなかったが、この色には違和感がない。


長々と一眼レフデジカメ購入の経緯を綴ってきましたが、これで終わります。
今後は、カメラの機能そのものだけに関する記事は「デジカメ」カテゴリーに、それ以外の写真はその被写体ごとのカテゴリーにアップしていくことにします。
画像は基本的に縮小して掲載し、F値、シャッター速度などのデータ(いずれもExifデータから)を記載しておきます。
よろしくお付き合いください。
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オリンパスE-520に決めた訳

2008-09-12 19:22:34 | デジカメ
いままで3機種(うち1機種は職場のもの)のオリンパス製コンパクトデジカメを使ってきたが、いずれも操作性や画質には納得できる点が多く、他社製のカメラを使う時に、もどかしく感じたこともあった。
これは、ただの「慣れ」によるものだけではなく、よく考えて作られているのだと思う。
そんなわけで、一眼レフを選ぶ時も、オリンパスをついついひいき目で見てしまうのであった。

さらに調べると、オリンパスには最上位機種を除けば、E-420とE-520という2機種があり、E-420はデジタル一眼中最小のサイズが売りで、それに手ブレ補正機構を付けやや大きくしたのがE-520という位置付けだった。両機種とも一眼レフの大敵のレンズ交換時のほこりを除去するダストリダクションシステムがついており、その実用度は業界トップレベルだそうだ(オリンパスは医療用内視鏡のトップメーカーだが、その技術=体内でレンズに付いた汚れを落とす=を生かしたらしい)。
ネット上では、画質やピント合わせの速度など他社に比べての弱点も出ていたが、最新の一眼レフが今使っている古いコンパクトデジカメより悪いはずがないから、気にするようなレベルではないと判断する。
家電量販店で両機種を持ってみたが、E-520の方がグリップ部分が出っ張っており、持ちやすい(その人の手の大きさにもよるだろう)。デザインも好みだし、大きい方のE-520でも思ったより小さい。両機種の価格差は確か2万円くらい、手ブレ補正も使ってみたい。
ほぼ同性能の1つ前のE-510という機種が安く売られているようだったが、画像の処理エンジンが異なるため、画質はE-420、520の方がずっといいらしい。
となればE-520に決めるしかない。

一眼レフでは本体とレンズは別物だが、レンズキットとしてセット販売もされている。
E-520の場合は35mmフイルムカメラに換算して(以下同)28-84mmの標準ズームがついた「レンズキット」、標準ズームと80-300mmがついた「ダブルズームキット」、標準ズームと140-600mmがついた「超望遠600mmキット」の3種類がある。
今までのコンパクトデジカメは35mmからのズームばかりだったので、建物を撮るときなど、もっと広角のレンズがほしかったので、28mmからなのはうれしい。だが、望遠側が足りない。100mmくらいはほしいし、実は今まで380mmまでの高倍率ズーム機を持っていたのだ。
さすがに600mmまではいらないから、300mmまでのダブルズームキットを買うことにする。10万円といったところか。

購入は、地元のカメラ屋さん。一眼レフを勧めてくれた先輩がお店も紹介してくれ、安く(価格.comなどの最安値には及ばないが)購入でき、おまけもしてくれた。
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一眼レフデジカメを買おうと思った訳

2008-09-12 17:58:03 | デジカメ
ここ数年、デジカメは小型化、高画素化が進んでおり、過剰な技術競争のような気がして関心が薄れていた。
実際、5年以上前のオリンパス(200万画素)とフジ(300万画素)のカメラで特に不満はなく、壊れるまで使い続けようと決めていたのだが・・・

2008年の夏、以前の職場でお世話になった方が、一眼レフデジカメを買ったとのことで、画像を見せてもらった。
想像以上にきれいだった。
急に興味が出てきて、調べてみると、正直、今までコンパクトカメラで充分だと考えていたので、一眼レフの必要性が分からなかったのだが、それは大きな誤解だった。
操作性や画質(コンパクト機と同じ画素数であっても、センサーのサイズが大きい一眼レフの方がきれい)など、非常に魅力的に思えてきた。
価格もそんなに高くない。パソコンも古くなってきたが、まだ使えるし、薄型テレビなんかまだいらない。

一眼レフデジカメを買う決心がついた。
どの機種にしようか。
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これまでのカメラ歴

2008-09-12 17:41:33 | デジカメ
写真を扱うブログの開設にあたって、今までのカメラ経歴を記しておきます。

高校生まで
写真を撮りたいという意欲はあったが、フイルムカメラしかなかった時代、現像の費用と手間が惜しく、ほとんど撮影しなかった。

大学生
在学中にカシオが初めてデジタルカメラなるものを発売し、ヒット。パソコンへの興味もあったので、少し気にかかるようになる。

卒業後
就職した年の秋にオリンパス、2年後にオリンパスの高倍率ズーム機、さらに2年後にフジのデジタルカメラを購入。いろいろ撮影し、現在に至る。
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