広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

鈍角矢印 鋭角矢印

2024-07-31 23:15:24 | 秋田のいろいろ
青地に白で矢印が描かれた、円形の「指定方向外進行禁止」の道路標識。
矢印は、上向き一直線と左右向き、またはそれらの組み合わせが一般的だが、道路や交差点の形状が複雑な場合は、それに合わせた特注の矢印になることがある。無数のバリエーションがあって、「異形矢印」として現地を訪れる趣味も存在する。

秋田県警による異型矢印は、秋田市内でちらほら見かける。
県道233号。泉と保戸野の境界の交差点
これは直交しないX字状の交差点で、信号機は誤認防止仕様
(再掲)2013年
上写真の2013年時点では未設置。向かい側の照明の柱に、2015~2017年の間に新設された。
普通自動車は、この交差点での交通規制はない。標識が言いたいのは、交差点直進通過直後に、右斜め前方にある小さい道(再掲写真では建物の陰)へ右折してはいけないということ。

ほかには、保戸野新橋たもと(通常タイプから2014年頃に異型に更新)、青森県弘前市のものを、過去に掲載済み。


本題は、シンプルだけど異型の矢印を2つ。
冒頭のX字路を北進すると天徳寺地下道(アンダーパス)。地下道の上から坂を下った道が、県道233号に合流する所。
(再掲)2016年までは泉山王環状線のバス路線であった

朝は右折しかできない
鈍角の右矢印。ありそうだけど、なかなかないのでは。

古めの標識。下の補助標識が手書きであることからして、昭和50年代頃からありそう。


鋭角矢印も、左向きが秋田市内にある。
秋田南中学校の南、南通宮田
これも補助標識は古いが、本標識は新しい。以前は普通の左矢印で、2015~2017年の間に交換された。よそ者はなかなか通らない道。
標識の右前方には、信号機付き交差点
標識が立つ道路は、直接、信号機付き交差点には面していない。その直前に、Y字路がある感じ。
そして、Y字路で交わる道は、信号機付き交差点を入口とする一方通行。そのため、鋭角方向の左折しかできないという理屈。
普通の左矢印標識では、「信号機付き交差点まで出ることができ、そこを左折することができる」と誤解させるから、替えたのだろう。
信号機付き交差点を背に。2014年まで、この三角の土地に建物があった(二〇世紀ひみつ基地 https://20century.blog.fc2.com/blog-entry-387.html)


冒頭のやや複雑な矢印も、最後の鋭角矢印も、設置時期は同じと思われ、秋田中央警察署管内。当時の中央署の交通規制課やその担当者は、異型矢印に熱心だったのかも。
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西にある東入口

2024-07-28 23:43:44 | 秋田の地理
2024年9月いっぱいで廃止されることが決まったらしい、秋田中央交通のバス路線「南大通り経由 日赤病院線」。牛島小学校経由と城南中学校経由があり、現在は牛小経由が下り(秋田駅西口→日赤病院前のみ)、城南中経由が上りのみ、平日午後に片道1本ずつという、あまり存在意義がないのが実態。※本路線単独区間では、通勤通学通院には使いようがないダイヤという意味。牛島小学校付近では二ツ屋福島線と重複するので、合わせるとそれなりの便数があり、利用者はいる。

2026年にも始まるという、秋田市のバス路線網再編案では、牛島小学校経由が、羽後牛島駅発着に変更(秋田駅方面からは乗り継ぎ)されて、相当の便数がある「幹線」に格上げされるらしかった。
牛島小学校経由は復活したとしても、城南中学校経由は、あと2か月で、永遠になくなってしまうのだろう。
その区間にあり、路線とともに廃止されるであろうバス停に、命名が謎というかおかしいものがあった。秋田駅に向かって、金照閣踏切の手前にあるバス停。


「金照寺山公園東入口」
太平川・奥羽本線・羽越本線にはさまれた金照寺山公園は、今では存在感が薄れて、そもそも正式な「公園」なのか分からないが、昔はけっこうな行楽地だったらしい(2014年に「にっぽん縦断こころ旅」の目的地になった)。今は、単に「金照寺山(きんしょうじやま)」と呼ぶほうが一般的だろう。城南中学校のある丘。
ちなみに、奥羽本線をはさんで東隣の丘が、一ツ森公園。

北側から。緑の木々が金照寺山
↑下りがあった当時は、向かい側角の白と黒の建物の所にバス停があった。上りは数十メートル先。
なにがおかしいって、「東入口」。
立地を考えれば、どう考えてもおかしい。
地理院地図に加筆。赤い線がバス路線、★がバス停
地形図なので、上が北、左は西。
バス停は、金照寺山の左ふもとにあるのだから、「西」に位置する。これで「東入口」ってことがあり得るのだろうか。
羽越本線ができる前、明治時代の地形図を見ても、金照寺山の形はほぼ同じであって、昔はここが東だったということでもなさそう。

2014年のこころ旅の時に気付いて、記事にしていたのだが、バス停名に表記揺れがあった。
2014年時点では、路線図やホームページの時刻表検索では「~東入口」であったが、現地の表示板は「金照寺山公園」であった。
2019年9月 下り側
Googleマップストリートビューでさかのぼれる最古、2012年9月の画像でもそうだったし、表示板のフォントがJTCウインRであることを踏まえると、このタイプの表示板が設置されていた、秋田市交通局(秋田市営バス)からの路線移管直後=2000年代前半~中頃から、そうだったと考えられる。

その前、市営バス末期の表示板がどうであったか知りたいところだが、知る術はない。【30日コメントをいただき追記・市営バス時代末期から「~東入口」表記だったとのこと。】
当ブログで時々登場する、全バス停名記載の1988年の冊子時刻表では、
「金照寺山公園」
この時も、冊子と現地で表記が違った可能性も否定できないけれど。

ここでこの路線の変遷について。
もともとは「上北手線」という路線名で、南大通りではなく、他の牛島経由各路線と同じく、広小路/中央通りを経由し、上北手古野(この)まで行っていた。
1988年の時刻表
1998年に日赤病院が現在地に移転すると立ち寄るようになった。2001年に中央交通へ移管。2010年には、不採算路線廃止の一環で末端部が秋田市マイタウン・バス化され、日赤病院止まりとなり、牛島経由日赤病院線に。2013年から南大通り経由に変更され、減便を経て、現在に至る。1992年の連続テレビ小説「ひらり」に映りこんだこともあった


現地の表示も東入口となったのは、つい最近、2019年9月から2022年10月の間。現行仕様の太いスーラの立派な表示板だが、表示板のみの交換で、支柱はサビサビ。
なお、2022年10月改正で、片道運行になっている。

近隣のバス停は、
「城南中学校前」

「石塚谷地」
いずれも、JTCウインRの表示板。色あせていて、交換されてもおかしくない状態なのに。
東入口だけ表示板を交換したことになる。倒れるなどして破損した可能性もあるが、表記が揺れているのを直す(つじつまを合わせる)ために、交換した可能性もなくはない。路線図、サイト、(以下未確認だか)車内放送、運賃表示器を更新するよりも、表示板1枚を替えたほうが安上がりだろうから。(憶測です)


どうして「東」となったのか(間違ったのか)、想像すらつかない。その謎を残したまま、消えていく金照寺山公園東入口。
秋田市内では、ほかにも旭北前勝平二丁目、古城苑二丁目といった、由来がよく分からないバス停がある。
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キャッスル裏も斜め横断化

2024-07-25 22:45:40 | 秋田のいろいろ
秋田市中通一丁目、秋田キャッスルホテルの裏(南東)&エリアなかいち裏(西)にある交差点。
昔は、西行き一方通行の仲小路と、南北方向の道が交わる小さな交差点だった。2007年に交差点北に並走する形で、秋田中央道路地下トンネルからの出口(中央街区ランプ)ができて、五差路のような形式になって、道幅も広くなった。さらに、仲小路を分断して「エリアなかいち」ができ(2010年着工時から)て、交差点から東側の仲小路がなくなったので、現在は丁字路っぽく見えるが、実態は“四差路”。
東側から。向かいの狭い道が仲小路・右がキャッスル
2010年の記事などでも取り上げたが、トンネル出口ができて以降、東西方向の横断歩道は、交差点南側のみとなった。しかも信号待ちが長い上、横断距離が長く(10m超)て横断しづらくなってしまった。
仲小路を渡る短い横断歩道が交差点西側にあるので、交差点全体でみれば(2辺の長さがだいぶ違う)L字型の配置。
南西から。奥が広小路・千秋公園、右がなかいち
当初は、車両用信号機と同時に、同じ方向の歩行者用も青になっていた。2013年に信号のサイクル(現示階梯)が変更され、すべての歩行者用信号が青になり、すべての横断歩道を横断できるタイミングができた(歩車分離とも言えるが、仲小路側は車両用と同時に青になるタイミングも)。しかし、斜め横断はできないことになっていたので、L字に渡らないといけない。柵があることと道幅を考えると、白線を無視して斜め横断するには、少々気が引けていた。

ところが最近、交差点北西と南東の信号柱に、
歩行者用信号機が増設され、「斜め横断専用」表示板が設置
キャッスル側、北西角では、
角の柵が短くなって、縁石が撤去。コーンを仮設中
別に白線(道路標示)を引く工事も発注されているが、今週初め時点では未施工。
L字に斜辺が加わって、横断歩道が直角三角形になり、斜め横断ができるようになる。竿燈前までには供用開始かな?【27日追記】27日には、白線が引かれ、信号機のカバーが外され、斜め横断が始まっていた。斜め横断する人も少なくないようで良かったが、歩行者・車とも信号誤認には注意。
【27日画像追加】北西角から

秋田県警では、既存交差点を斜め横断できるようにする、スクランブル化を時たま実施する。秋田市内では、2020年にもあった
キャッスルホテルの北東・広小路側の丁字路では、2014年に、今回と同様に、横断歩道をL字から二等辺三角形にして、斜め横断できるようになった。こういうのを「スクランブル交差点」と呼んでいいのか分からないので、当時の記事では「半スクランブル」という言葉を作ってみた。この時は信号機増設はなく、既存信号機の向きを若干変えて済ませている。

秋田県警では、スクランブル化しても、斜め横断用の信号機を設置しないことが多い。視認性や誤認の点で、どうなんだろうと感じるケースもある。また、音響式信号機のスピーカーを増設することもなく、キャッスル裏でも同様の対応。
数少ない斜め横断専用信号機があるのは、秋田駅近くの「久保田町」と「市民市場入口」交差点。2018年のスクランブル化で、少し遅れて信号機が増設されていた。
久保田町
現在、歩行者用信号機は、経過時間表示(待ち時間表示)付きに交換(前の信号機は手形の押ボタン式へ転用されたはず?)されているが、表示板は2018年からのもので、「スクランブル用」と表記。
当時の記事で、「スクランブル用」という言い回しに苦言を呈した。「斜め横断できる交差点」のことを「スクランブル交差点」というのは常識だが、「斜め横断する」ことを「スクランブルする」とは(通じなくはないが)まず言わない。
それ以前に、「道路交通法施行規則」別記様式第一の二や警察庁「交通規制基準」では、斜め横断用信号機には「斜め横断専用」としか標示(表示)できないように読める。
秋田県では、「スクランブル用」という独自のヘンな表示が増えていくのではと危惧していたが、考え直してくれたようだ。

そういえば、秋田放送前の「秋田駅前」交差点には、斜め横断用信号機はあるが、表示板はない。すべての信号機が同じ動作をする場合は、それで構わないのだが、ここの場合は、中央通りの直線横断側が先に青になる。それらを区別し、誤認させないために「斜め横断専用」標示が定められているはずなのだが、秋田県警はそれでいいと思っているのだろうか。
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かんぷうざんorさむかぜやま

2024-07-21 20:34:45 | 秋田の地理
大相撲本場所開催中、NHK各放送局の夕方や夜のローカルニュースでは、「県出身力士の今日の取り組み結果(成績)」コーナーがある(首都圏や大都市圏はどうなっているのだろう)。
その名の通り、幕内から序の口まで、放送エリア出身の全力士の勝敗や決まり手が紹介される。幕内以外(?)では、映像は出ないことが多い。

現在開催中の名古屋場所が始まった時、秋田放送局のそのコーナーで、西三段目筆頭に「『龍王(りゅうおう)』改め『寒風山(かんぷうざん)』」という、しこ名の力士がいた。

1992年度後半に放送・2023年に再放送された、NHK連続テレビ小説「ひらり」(この記事など)に登場した、しこ名が現実のものとなった!

ひらりの寒風山は、秋田市出身・梅若部屋。
実際の寒風山は、南秋田郡井川町出身・中村部屋(6月に発足したばかり。それも改名の一因のようだ)。ひらりの放送1年後、1993年11月生まれ。
寒風山の所在地・男鹿市出身ではないが、秋田市からも井川町からも寒風山は見え、親しみがある山。
出身地にちなむしこ名の力士は多い。以前の「龍王」だと、山梨県の竜王(甲斐市の中央本線の駅名)を連想してしまっていた。井川町だと「井川さくら」駅にちなんで、「井川桜」とか?

実際の寒風山について、スポニチが取り上げていた。
「スポニチアネックス」2024年7月1日配信「【名古屋場所番付発表】中村部屋の龍王が「寒風山」に改名 由来は故郷の山、朝ドラ「ひらり」にも登場」では、見出し通りひらりにも言及。
さらに、15日配信「「足が出なかった」と寒風山が黒星スタート。独立と同時に「龍王」から改名も裏には幻のしこ名が存在していた」では、「実は日本相撲協会に改名届を提出した時は違うしこ名だった。」「秋田伝統の「生剥(なまはげ)」というしこ名を熱望した。しかし、協会から「違うしこ名の方がいいのでは」と言われたという。」。
※ナマハゲも、男鹿市の行事。秋田県全域で行われるわけではない。

しこ名について、日本相撲協会から“物言い”が付くとは知らなかった。
最近は、人名同様に読みづらいしこ名(キラキラしこ名?)の力士も見受けるが、それならナマハゲだっていいのでは。
秋田新幹線開業時の列車名で、公募1位の「なまはげ」が見送られ、「こまち」になったということもあった。秋田=ナマハゲがすべてと思われるのも好きではないが、知名度は抜群。別にそんなに避けるべき名ではないとも思う。

第2希望だったのだろうが、決めた本人・部屋側にも、協会側にも、「ひらり」再放送の影響があったのではないか。
作者であり、秋田市生まれであり、相撲好きである内館牧子氏は、秋田魁新報で日曜に月2回、エッセイ【8月4日追記・「内館牧子の明日(あした)も花まるっ!」】を連載している。本件にどんな感想を持ったか知りたいところ。21日が掲載日だったが、特に触れていなかった。
【8月4日追記】その次の8月4日付連載で、「出た! 寒風山!」として全編で言及。「私は「寒風山」という名が大好きで、(ひらりでは)最初から新弟子の四股名にするつもりだった。」。
今回の件を、当時、梅若親方や寒風山を演じた、伊東四朗、小林 健に手紙で伝え「二人とも大喜びである。」。
秋田とゆかりがある前頭・王鵬は、「ナマハゲの化粧廻しも締める。ルーツを思えばのことではないか。」とした上で、寒風山の生剥計画について「何かで読んだ」。「強そうでインパクトのある四股名だが、「生身から剥きはがす」という印象がダメだったのだろうなァ。」と結んだ。(以上追記)



ところで、調べたら、過去にも「寒風山」というしこ名の力士がいた。
「相撲レファレンス(http://sumodb.sumogames.de/Default.aspx?l=j)」というホームページによれば、1949年、南秋田郡飯田川町(井川町の隣、現・潟上市)生まれ、花籠部屋、1970年引退。
ただし、読みは「さむかぜやま」だったらしい。読みの欄に「#」が付いていて、凡例などがなく、その意味が分からなくて気になるのだが。
あえて読みを変えたのか?

(山の)寒風山は、昔は「さむかぜやま」と言っていたらしい。
さらに大昔は、妻恋山(つまこいやま)あるいは羽吹風山(はふかぜやま/はぶかぜやま)と呼んでいて、羽吹風が転じて「さむかぜ」になったとか。とすれば、さむかぜが本来だ。
明治・大正の頃まではそれが一般的だったとの話もある。

ただ、船川で大正~昭和初めに生まれ育ったうちのばあさんは、「かんぷうざん」と言っていた。
余談だが、小学校の遠足は毎年寒風山で、下級生は途中まで、上級生は頂上まで登ったという話を、毎年のように聞かされていた。ふもとまで歩くにも、今の感覚では大変そう。


地元の学校の校歌には、寒風山が歌いこまれ、「さむかぜ」と読むものもあるとのこと。
男鹿市教育委員会のホームページでは、閉校分も含めた市立学校の校歌を、県教委の資料なども使って保存・公開してくれており、ほとんどの学校を調べることができた。以下にまとめる。カッコ内は、作詞者、制定年、閉校年度。
・脇本第一小学校(天野源一、1955年)2番「さむ風山の峰つづき」
・払戸小学校(工藤武雄、1957年、2024年度で閉校)2番「夕べの雲が あかあかと さむかぜ山に 映えるとき」
・美里小学校(近藤貢太郎、たぶん2014年=2014年開校なので)3番「芝山まろき 寒風の」
・五里合中学校(三浦喜栄三、1948年、2007年度で閉校)1番「千万いるる寒風の」
・払戸中学校(柴田金雄、1953年、2007年度で閉校)1番「み柱高き 寒風に」
以上、5校が「さむかぜ(やま)」派。
対して「かんぷう」派は、
・脇本第二小学校(竹内瑛二郎、1955年、2006年度で閉校)1番「空の青さに 寒風の」
1校のみであった。

なお、読みがどちらか分からなかったのが、
鵜木小学校(柴田金雄、1953年、2014年度で閉校)3番「平和の雲よ 寒風よ」、男鹿市外だが、潟上市立天王中学校(竹内瑛二郎、1951年)3番「寒風山よ 海なりよ」。

余談だが、男鹿市立潟西中学校(山田千之、1956年、2021年度で閉校)では、近いのに寒風山は出てこなくて、3番「太平の 嶺はあかるく」。
秋田市の太平山のこと? 八郎潟(制定時は干拓前)の向こうに見えるとは思うけれど。
作詞者は、県立秋田中央高等学校(秋田市立高等学校時代の作か?【22日コメントいただき確定】)、秋田市立山王中学校の校歌も手がけ、どちらにも太平山を「太平」として取り入れている(かがやく 峰の 太平に/鳥海招き 太平なごむ)。
※校歌についての過去の記事 作者山や川

愛媛県・高知県にまたがる「寒風山」もあって、こちらもかつては「さむかぜやま」、今は「かんぷうざん」と呼ぶとのこと。
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蒲鉾復活!

2024-07-18 20:44:03 | 秋田のいろいろ
2023年7月の大雨により、秋田市内では多くの民家や企業が被災した。
その1つが、宮城屋蒲鉾店。
本社・工場は秋田市楢山大元町。秋田南中学校裏の、太平川・奥羽本線・羽越本線に囲まれた場所で、浸水被害が大きく、工場の復旧を断念、蒲鉾製造販売から撤退したと聞いていた。

宮城屋は、秋田県唯一のかまぼこメーカーだそうで、「巴巻」など個性的な商品があった。おせち料理に欠かせない家庭も多いことだろう。昭和2年創業で、宮城県石巻市から秋田へ来て創業したことにちなむ社名。
今年から秋田市民/秋田県民は、宮城屋のかまぼこなしで正月を迎えることになっていた。

宮城屋蒲鉾店には「大町店」がある。
通町商店街の東端・通町橋たもと、秋田市大町一丁目1番1号。※「通町店」だと思っていたが、所在地に忠実だった。
工場で作ったかまぼこの販売と、そばなどを出す飲食スペース(看板では「そば居酒屋」)があった。なお、明田地下道の通りの東側(広面字小沼古川端)に「広面店」もあったが、2017年7月~2018年7月の間にやめている。

したがって、大雨被災後の宮城屋蒲鉾店は、大町店での飲食事業だけをしていたはず。
7月17日、大町店の前を通ると、数人の作業員が店内の物を運び出し、フレコンバッグを廃棄物入れのようにしてまとめていた。当然営業していない。ガラスに張り紙があるのだが、小さくて見えない。
良くない予感がした。
18日に改めて。
作業はしていないが、フレコンバッグが置かれる
張り紙を拝見。

「大町店で蒲鉾製造販売を再開するため、店舗改装に入らせて頂きます」「しばらくの間、お休みさせて頂きます。」「再開の際は何卒よろしくお願い致します。」
なんと、大町に工場を移し、蒲鉾製造を再開するのだった!! 予感が良いほうに裏切られた。

具体的な再開予定や、再開後どういう店舗形態になるか(今まで販売店+飲食だったところに工場を加えると、狭いのでは)分からないが、良かった。
秋田のかまぼこの灯は消えず、次の正月は宮城屋のかまぼこを食べられるかも。ご健闘をお祈りします。

通町橋から。左が宮城屋の側面
ところで、大町店はいつできたか。
この通りが拡張されて再整備された、1990年代後半だろうなと思っていた。ちなみに、今の通町橋は1998年竣工。
大町店は、先日の記事でも取り上げた、秋田市の「市民が選ぶ都市景観賞の受賞」を受賞していた。平成3(1991)年度の第8回。同回ではアトリオンも受賞。アトリオンは1989年オープンなので、新築即受賞ではなく、宮城屋もその可能性はある。
したがって、思っていたよりは古い。その時点で拡幅は決定していたので、それに合わせた位置に建てられたと思われる。当時も通っていたのに、何も記憶にない。
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旭化成 ハマナカ…

2024-07-16 22:54:49 | 昔のこと
秋田市大町の手芸店。2017年時点では営業していたが、その後しばらくすると、いつもシャッターが下りるようになったようで、やめられたのか。それでも、看板は残っている。
電柱の陰にあるせいか、今まで気付かなかった看板を見つけた。懐かしいと思うより先に、ある歌というかサウンドロゴというかジングルを思い出した。何十年ぶりだろう。
南向きは色あせが著しい
下の赤い部分に白抜きで「楽しい手芸の店」。
北向きはマシ
上の赤に薄れた「旭化成」。大きなロゴマークの下に黒で「ハマナカ(R)手芸糸」。

「旭化成 ハマナカ手芸糸」である。思い出したかたがいらっしゃるならば、40歳代以上でしょう。
昔、テレビCMがあって、その最後に「♪あさひかせー はまなか…」と女声のジングルが流れていたのだ。

流れていた番組は、旭化成グループ1社提供のフジテレビ火曜21時「なるほど!ザ・ワールド」。
「なるほどサランラップ」とか、キュプラ生地の裏地の「ウラジミール・キュプラスキー」、加熱機能付きカップ酒「富久娘 燗番娘(ふくむすめ かんばんむすめ)※」などとともに、そのCMもあった。CMの内容は記憶にないが、ジングルは覚えていた。
※現在、富久娘酒造は旭化成グループを離れ、オエノングループ。燗番娘はなくなったようだ。

なるほど~は1981年から1996年まで放送された。僕が見て覚えていたとすれば、1980年代後半以降だろう。
あれ? 「手芸糸」だっけ? 「旭化成 ハマナカ手編み糸」だったような…


動画投稿サイトに、当時のCMがいくつかアップされていた。
1972年のCMではジングルでなくナレーションで「旭化成ハマナカ手芸糸」。同じく1社提供だった「スター千一夜」で流れていたのか。
その後、ジングルに。写真の看板と同じ画像が表示され「この看板のお店で」の文字とともに流れる。いつのCMか不明だが、1983年デビューの伊藤麻衣子(現・いとうまい子)が出演しているので、それ以降。
引き続き伊藤麻衣子出演の1985年のCMでは、文字とジングルが「旭化成ハマナカ手あみ糸」に変更。
ということで、1983年から1985年の間に、手芸糸から手あみ糸に変更されたようだ。
素人には「手編み糸」より「手芸糸」のほうが範囲が広いように(例えば刺繍糸、縫い糸等も含みそう)思われるが、単なるブランド名変更ということでいいのでしょうか。とすれば、手芸店の看板は40年以上前に設置されたことになるけれど。手芸糸と手編み糸が共存していたのか??
【17日追記・↑これらのジングルを聞いて、「そうそうこれ」と思いかけたが、なんか違うような、古臭いような印象を受けた。】

1988年には、タレントが別の人に変更。引き続き手あみ糸だが、ジングルが新しくなった。声やかすかに聞こえる伴奏も変わったが、メロディというかイントネーションが若干変更。
特に「ハマナカ」の部分が、従来は「ハマ↑ナ↑カ↓」とアクセントがあった【17日補足・「浜名湖」と同じアクセント】のが、平板になった。僕が記憶しているのは、このバージョンだ。【17日補足・CMの中身は、記憶になかった。ジングルだけが印象に残っていた。】

その後、どうなったのか。
トランプマンが出るようになったなるほど末期や、後継の1年で終わった「メトロポリタンジャーニー(※)」では、流れていたかどうか記憶がない。
※当時いた青森では放送されておらず、ほとんど見られなかったが、おもしろい番組で好きだった。

現在では、あのジングルを聞くことができないのは確実。「ハマナカ」が旭化成グループを離れため。
ハマナカ手あみ糸の企業は、京都市の「ハマナカ株式会社」(その他グループ企業あり)。手芸糸~手あみ糸初期のジングルの「ハマナカ」のイントネーションは、関西弁のそれの影響を受けているのかも。
1940年創業、1957年に旭化成と共業開始としているが、旭化成との関係がいつ解消されたのかは不明。
現在も、旭化成時代と同じロゴマークや「ハマナカ手あみ糸」の名を使っている。ホームページでは、ページタイトルなどに「ハマナカ手芸糸」の表記も見られる。


旭化成傘下にあったことは、ハマナカという企業にとってどうだったのかは分からないけれど、一定の効果はあったはず。手芸をしない者が、30年以上経っても、その名を覚えていたのだから。
そして、親会社(グループ)名、企業・ブランド名、商品のジャンルを並べて、メロディを付けたジングルとしては、名曲ではないだろうか。押し付けがましくないのに印象付けられ、30年以上保持されるのだから。「エバラ焼肉のタレ(たかしまあきひこ作曲だそう)」並みの名作。
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受賞した道

2024-07-14 20:44:36 | 秋田の地理
40年以上、秋田市中央地域に住んでいても、まだまだ知らないことも、知らない道もあると、常々思っている。その1つ。
中央地域の南東に位置する、楢山地区の中でも南東、楢山愛宕下(ならやまあたごした)。もともと行く機会が少ない場所だけど、おそらく生まれて初めての道を通った。住宅街の道という趣。

東西方向に200メートルの道。その中間地点に、北方向の道が交わる丁字路。
丁字路東方向。奥が羽越本線、金照寺山
写真右、丁字路突き当たりの所に、電信柱とカーブミラーが立つ。そして、その外側に、見覚えがあるけれど、ここにあるのが理解できないものが立っていた。
反対側から
独特の形状の太めのパイプで囲まれた、青というか紺色地の表示板。設置時期により、色合い(まったく別の色のものも少数あり)、英語(ローマ字)表記、フォントが微妙に異なる。
秋田市都市整備部 都市計画課が、道路管理者に関わらず、市内の道路に対して公募で命名した、「市民に親しまれる道路愛称」を記したサインポール。※この記事参照

「竿燈大通り」など存在も愛称もメジャーなものから、そうでないものまであるけれど、ここは…言っては何だけど、何の変哲もない住宅地の生活道路では。しかもその名が、
「愛宕下町内の通り」
語呂が悪い。「愛宕下通り」などならともかく。

さらに、ポールが立っている場所が、公道上ではないように見える。
ひょっとしたら、地元の人などが市に関係なく、独自に命名し(からみでんぎんざ通りなんてのもあった)、市のサインポールに似せたものを立てたのか? いや、それはないだろう。市章が入っているし、ローマ字やフォントが同一の表示板がほかにもあるので。
(再掲)2010年前後に更新されたと思われる「保戸野みその通り」と同仕様。愛称命名は1983年

さらにさらに、表示の向きがヘン。
道路に対して直角向きに立っている。「愛宕下町内の通り」が東西方向の道路を指すのか、突き当たる北方向の道路を指すのか、分からない。町名としては、どちらも楢山愛宕下だし。
なお、この1本以外には、ポールはなさそうだった。
南側から。突き当たりにポールがある
帰ってから調べた。
「愛宕下町内の通り」という愛称の道路は存在しなかった。だが、秋田市が関わったものではあった。
それは、「市民が選ぶ都市景観賞」。同じく都市整備課所管で、道路愛称より1年早い、1982年度から始まっている。毎年ではなく不定期。
都市景観賞は、官民問わず、建造物(建物やその外構)が選ばれるのだと思っていた。外壁などに「都市景観賞」の金属製の銘板が設置されているのを見ることがある。解体や改修などで、過去のものになってしまったものもあるけれど。
実際には、「街なみ」なども対象で、道路(通り)が受賞することもあり、1983年の第2回受賞の1つに「愛宕下町内の通り」があった。明確にどの区間が受賞対象なのかは不明だが、市のサイトにアップされた、1993年頃のパンフレットの小さな写真を見ると、東西方向の道が写っているようだ。そして、今とはだいぶ雰囲気が異なり、緑が多いお屋敷町といった印象がした。
また、2012年のGoogleマップストリートビューを見ると、その面影がいくらか残っていた。今は、新しい家に建て替わったり、手入れが行き届かず荒れてしまったりしたことになる。


では、サインポールのほう。
1983年の景観賞では、ほかにも道路が複数受賞している。
その1つは「土手長町通り」。ここにもポールが立っている(護岸崩落復旧工事のため撤去中)ので、てっきり道路愛称のほうで命名されたのだと思っていたが、そうではなかった。そして、道路愛称を付けられた道、都市景観賞を受賞した道で、同じ表示が設置されたことになる。
道路愛称では、どこからどこまでと、明確に範囲を示して命名されるのに対し、上記の通り、都市景観賞はあいまいにされている。土手長町は、五丁目橋~二丁目橋は、たぶんそうなのは確実だが、その北、通町辺りまで含めていいのか。旧町名に従えば、千秋矢留町まで土手長町に含まれるのだが。

1983年は「保戸野中町の通り」も受賞。道路愛称命名はされていない。
古くからの高級住宅地として知られるお屋敷町であり、その中に教会(日本聖公会 秋田聖救主教会)があるのが特徴的。
教会と聖使幼稚園(せいし~。聖園=みその とは別)
住宅地のメインの南北方向の道路は、途中で桝形に折れているのだが、その北側・幼稚園の前に、サインポールが立つ。
道路際ギリギリに立つが、裏面も同じ内容
40年ものにしてはきれいに見え、これでもどこかで更新されたのか。土手長町通りもそうなのだが、左下に「1983 都市景観賞」と小さく書いてあった。後年、板面を更新した時に落とされたのかもしれないが、愛宕下町内の通りにはその旨がない。
そして、受賞は「保戸野中町の通り」なのに、サインポールでは「の」が抜けた「保戸野中町通り」としている。だったら、愛宕下も「愛宕下通り」でいいのでは?

同じく「寺町の通り」も。

旭北寺町の寺院が並ぶ通りを指すのだと思っていた。ドン・キホーテの裏手に当たるお寺の塀際に、サインポールがあるのだが。
こんなもの
また「の」を抜いて「寺町通り」になっていて、サインポールはまったく別デザインで、背が低い木製。だいぶ年季が入っているが、判読はできる。当時にしても今にしても、板に、活字をきれいに、耐久性ある方法で刻印できる技術があるのか。「都市景観賞」が独特の手書き毛筆文字だが、これが公式なロゴらしく、1993年頃のパンフレットにも使われており、長沼雅鵬という人の揮毫。

「都市景観賞」の下には、小さい文字で驚くべき記載。
「保戸野鉄砲町 声体寺(※)から 旭北寺町 大悲寺まで」※旧字で「聲体寺」が正式。
受賞したた範囲・区間が明記されていた。だったらほかの道でもそうしてほしい。
その範囲は、思っていた以上に長い。南北方向に、複数の折れ曲がりを繰り返して、1.2キロ。たしかに、本来の「寺町」としてのくくり、街並みとして連続的にとらえて、そうなのだろう。でも、今の市民の感覚では、竿燈大通り北側も「寺町通り」とするのは、違和感がある。【14日追記・その1.2kmの中に、表示はここ1か所しかないはず。】

1983年には「市役所・県庁横の通り」や「川尻広面線」も受賞。これらは、1985年に道路愛称命名の対象となって、今は広く認知される「けやき通り」と「御休通り」。
一方、保戸野中町通りの1本東側が「旭川沿いの通り」として受賞しているが、何の表示もない。

同じ賞を、同じ年に受けたのに、対応がまちまちなのは、ある種の不公平。
また、同じ部署が所管するとはいえ、違う事業の対象となったものを、同じように周知するのは、まぎらわしくもある。
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ざる わかめ麺

2024-07-12 00:05:29 | 各地お土産・食べ物
夏らしい食べ物といえば、冷たい麺類。そうめん・ひやむぎ、冷やし中華などが全国的。
ほかに、東北地方ならではの冷たい麺がけっこうある。東北もそれなりに暑いのと、東北人は暑さに弱いからなのだろうか。
盛岡の冷麺、かつては国内最高気温を記録した山形の冷やしラーメン、秋田県では羽後町の冷がけそば(ひやがけ~)、稲庭うどんのそうめんなど。稲庭そうめんでなく、普通の稲庭うどんを冷たくして食べるのもおいしい。あと、冷やし中華は仙台発祥説もある。
ほかに「ざる中華」や「ざるラーメン」と呼ばれるものがある。※以下、ざる中華とします。
東北地方~北海道独特のものだそうで、Wikipediaによれば、岩手県の製麺業者が発祥で、青森県で特に認知度が高く、秋田県、岩手県、山形県の順で続くらしい。「ざるラーメン」は北海道で一般的な呼び名のようだ。ただし、スガキヤのメニューにあるなど、全国的にある程度は広まっていそう。マルちゃんの東洋水産でも、スープ付きチルド麺を販売している。
【12日補足・秋田駅のそば屋「しらかみ庵(関根屋運営)」では「冷しざるラーメン」として税込み570円でラインナップ。】

ざる中華とは、冷たい中華麺をめんつゆに付けて食べるもの。つまり、ざるそばの麺を、ラーメンに替えたものであり、ラーメンのつけ麺とはつゆが異なる。薬味も、ネギ、わさび、海苔などそば寄り。【8月14日補足・一方でメンマを添えることがある。】
ちなみに、姫路駅のそば屋では、温かいそばつゆに中華麺を入れたものが「えきそば」として名物。戦後すぐの発祥だそう。

東北でも、家庭ごとの食文化の違いがあると思う。我が家では、家では食べる機会がなく、そば屋のメニューで見たことがあるな、食べたことあったかなといった、あいまいな存在。1995年に、弘前市内のそば屋で食べたのが、はっきりと記憶する唯一のざる中華であった。

ところが2024年は、すでに3回ほど、家で食べている。
緑の麺?!【16日補足・実際は、もう少し明るい緑色です】
Wikipediaによれば「秋田県とその周辺県では特にこのざる中華用として緑色をした中華麺が製造販売されており、緑色をしたものは通常の中華麺より売り上げが高いという」とのこと。海藻や野菜で着色。
昨年以前も、スーパーのチルド麺売り場で緑色の麺を見たことはあったが、ざる中華と結び付かず、素通りしていた。今年は、安かったので試しに買ってみたら、おいしくてリピートした次第。この商品。
「生中華麺」と「わかめ麺」
どちらも山形市の山口製麺工業製、300g入りで、名称欄は「なま中華めん」。スープ添付なし。100g当たり、236kcalと271kcal。商品名の通り、わかめ麺には「わかめ粉末」使用。賞味期限は10日以上ある。

裏面の「おいしい召し上がり方」は、黄色い生中華麺では、温かいラーメン、ざる中華、冷し中華の3つを記すが、わかめ麺は「この麺は冷やし専用で製造した麺です。」として、ざる中華しか説明していない。ただし「お好みのつゆ」の表記で、めんつゆを強制していない。薬味は「ネギ・揚げ玉・きざみのり」を推奨。


山口製麺の3食入りのうどんやそばは、秋田のスーパーやドラッグストアでわりと見かける。安くておいしい。
でも、この生中華麺とわかめ麺は、店頭でほぼ見ないし、公式ホームページにも出ていない。
おそらく「イオングループ限定販売、かつ隔週火曜日にしか入荷しない」商品だと思われる。売り切れたら、2週間後まで入荷しない。チラシには載ることと載らないことがある。今年登場したのか?
ちなみに、これらが入荷しない火曜日は、スープ付きで2食入りの商品(メーカー未確認)が入る。【16日追記・2食入りは、仙台市のだい久製麺の「冷し中華」「ざる中華」各200g入り。どちらも緑色ではない。公式サイトの掲載はなく、やはりイオン限定か?】

秋田市内では、総合スーパーのイオン(旧ジャスコ・サティ)でも、食品スーパーのマックスバリュ(イオンスタイル茨島と広面はこちらに含む)でも、扱っている。
イオンは火曜日(火曜で売り切れるのか、水曜は見ないような)、マックスバリュでは火曜と水曜に、税抜き98円で販売(マックスバリュは山口製麺のうどんとそばも同価格)。ただ、マックスバリュでは、iAEONアプリで火曜と水曜に全品5%OFFクーポンが毎週配信されるので、税込み100円で購入可能。
今週(7月9日)は入荷したので、おそらく来週はなし。そして秋になると、わかめ麺は姿を消すのだろう(春は生中華麺しかなかった)。

今年の夏、急に好きになったざる中華。ラーメンとめんつゆ(と薬味)の組み合わせが、思った以上にいい。ほのかなワカメ風味もいいのかもしれない【16日補足・ワカメ風味は気のせいかも?】。今までそのおいしさを知らないでしまっていた。
【16日補足】「ざるそば」のほかに、違いはあいまい「もりそば」というのもある。ラーメン版を「もり中華」とは呼ばないようだ。

【9月27日追記】秋以降の発売状況について。
2024年9月中頃には、生中華麺が入荷する火曜日でも、わかめ麺は見なくなった。また、イオンスタイル茨島などマックスバリュ系では、生中華麺も入荷しない場合もあるようになった。
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たけや かた焼きメロンパン'24

2024-07-10 23:11:07 | ランチパック
秋田県のたけや製パンの隠れたロングセラー「かた焼きメロンパン」。2020年に久しぶりに食べた時は、平成初期頃と比べて、やや小さくなった気がしなくもないが、ほぼ変わっていなかった。
それから4年。
またご無沙汰でした
第一印象からして、変わった。
(再掲)2020年版

再び2024年版。側面から
袋の大きさは変わっていなそう。袋がスカスカに感じるほど、小さくなった。その代わりなのか、こんもりと背が高くなった気がする。



2020年版は、パンの底面の円の直径というか幅は、短辺が10センチ、長辺が12センチだった。
今回はしっかりと測定しないでしまったが、ほぼ正円で10センチ強といったところか。高さは5センチ以上ある。
数値では大差ない感じもする。高さが変わらず、底面積が小さくなって、相対的に高く感じてしまったのかもしれないが、確実に小さくなっている。

栄養成分表示。2020年版は、1個当たり312kcal。2014年版は、284kcal(ちなみに炭水化物54.8g)。カロリーでは9%減。
食感や味は変わっていないかな。でも、皮が若干、薄かったような。

多くのもの同様、パンも値上げが当然のご時世で、メロンパンの実質値上げもやむを得ない。形をこんもりさせて、以前と違うことを教えてくれているのかも?!
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2026秋田市バス路線大変化?

2024-07-07 23:09:00 | 秋田のいろいろ
2024年9月末の秋田市の廃止バス路線に続いて、第41回秋田市地域公共交通協議会の資料から。
市サイト ページ番号1042487には、いちばん最後に「公共交通網の再編について」というPDFファイルがアップされていた。

秋田市では、市全域(マイタウン・バス化された郊外地域以外ということか)でのバス路線網の再編を計画していることは、聞いていた。
現状の路線網は、秋田駅一極集中であるため、駅を介さない場所どうしの公共交通機関での移動は、乗り継ぎが必要になるか、そもそも路線がないかで不便。(全国的な問題だが)利用者減&運転士不足で廃止や減便も進んで、その乗り継ぎもままならない。仮にも30万人弱が住む県庁所在地のバスの先行きが不安であった。
また、秋田市内では住宅地や商業施設に遠くない、新しい道路がいくつか開通しているのに、そこを新たに路線バスが通ることはほぼなかった。何十年も前からの古いルートに拘泥する必要はなく、変化に合わせて新たなルートを設定するべきで、そうすれば秋田市の規模(人口、広さ)ならバス利用者が増える余地はあるのではと思っていた。

でも、これまでの秋田市と秋田中央交通の、満ちあふれているとは思えないやる気や、両者のかみ合っていないような取り組みを考えると、路線再編といっても既存の主要路線どうしを、山王や川反入口辺りで乗り継ぎしやすいようにして(現状でもできるけど)お茶を濁すのでは…などと、これもまた不安であった。

気が付けば、今年、市と中央交通が持続可能な公共交通サービスを目指す連携協定を結んでいた。そして、今年度から路線再編事業が始まっていた。2024年度検討、2025年度実証運行、2026年度段階的に再編路線での営業運行開始
今回の資料では、その概要や、再編案が示されていた。「案」であって、これで決定ではなく、案を元に、市と中央交通が協議や調査する。
具体的なダイヤなどではなく、新たな路線網が中心の内容であるが、「大激変」と言って差し支えないものであった。
※以下の記載は、資料の詳細さや、こちらの見間違い・勘違いにより、市の意図とは違うものになっている可能性もあるので、ご承知おきください。興味があるかたは、各自、直接資料をご覧ください。要望等があれば、市交通政策課へ(中央交通ではなく)伝えてはいかがでしょう。

●再編のポイント
運行頻度向上のため、長距離路線を減らし、乗換えを前提として短い路線を組み合わせる。現行より少ない車両台数で検討。

●再編路線網の考え方
朝夕/日中で分ける。
朝夕は、鉄道駅や山王(県庁市役所?)など「結節点」と病院・学校などを結ぶ「幹線」バス、幹線でカバーできない地区~結節点を結ぶ「支線」のバスを運行。
日中は、地域と地域の間は「南北」と「東西」の路線バスや鉄道で移動。各地域内は予約制乗合タクシー「エリア交通」で移動。

●路線
朝夕 幹線18、支線16 計34
日中 南北11、東西7、郊外3 計21
現行路線をベースにしたものもあるが、何らかの手が入ったものが多く、まったくの新規路線もある。
朝夕の[幹線・支線]と日中の[南北・東西・郊外]の区分内のそれぞれの路線は、基本的に呼称が違うだけでルートは同じ(番号は共通で振られる)。例外で、東西のうち2、南北のうち1は日中のみ運行。差し引き朝夕のみ運行の路線は16。幹線でも、朝夕しか走らない幹線もある。
資料では番号のみで路線名はない。※以下は[幹線・支線]での分類を元に勝手に分類し、現行路線名を勝手に拝借したもので、全路線は取り上げません。
○幹線
・現状そのまま
広面御所野線、泉ハイタウン線、大住・みなみ野団地線、県庁大川反車庫

・現行路線を短縮し、途中の結節点止まりに
新国道経由土崎線(西口~土崎駅)→飯島北や市外へは乗り継ぎ
神田旭野団地線(西口~泉外旭川駅(外旭川駅前広場))→卸売市場入口・秋田厚生医療センター方面は乗り継ぎ
赤沼線(西口~大学病院~東口)→山王方面は乗り継ぎ

・現在秋田駅発着の路線を短縮し、他の結節点発着に
新屋西線(山王~川尻~新屋)
県庁・寺内経由土崎線(山王~旧国道・寺内~土崎駅)
南大通り経由日赤病院線(羽後牛島駅~牛島小学校~牛島東七丁目~日赤病院)※2024年廃止が復活
手形山団地線、秋田温泉線は、西口でなく秋田駅東口発着に

・大幅なルート変更や路線統合
新屋線(山王~山王十字路~茨島~新屋)
長崎屋車庫+山王商業高校(西口~南大通り~市立病院~御休通り~大川反車庫~商業高校)

・新規ルート
山王~県立体育館~面影橋~八橋・草生津川沿いの新しい道(2019年開通)~野村交差点~新国道~土崎
山王~県立体育館~児童会館通り~商業高校
羽後牛島駅~新しい道(2019年開通)~卸町~ハローワーク前~山王

ここで感想。
今回の資料に言葉は出てこないが、幹線は「少系統多頻度運行」が方針。少なくとも朝夕に多いのはありがたいが、その先へ行く時は、乗り換えが生じる。接続は考慮するのだろうが、待つ間の遅延や暑さ・寒さも含めて、嫌う人もいそう。それに、例えば、秋田駅から外旭川八柳各丁目まで、新屋方面から通町まで、みたいな利用をする人は一定数いるはずだが、その人たちに乗り換えさせ、短距離で降りることを強いることになる。【8日追記】秋田駅から土崎、御所野、勝平(商業)へは、引き続きバス1本で行くことができるが、距離や利用者数としては同レベルの新屋や仁井田へは乗り換えが必要になる。その違いの基準は何か、不公平感が生じかねない。

9月に廃止される、南大通り経由日赤病院線が、牛島発着という形で“復活”するのがおもしろい。協議会では「検討を進めている再編路線網を見据え、当該路線については再編後の路線として位置づけられる可能性があることから、路線廃止ではなく系統廃止とすることとしたものである。」としていた。現状では通勤通学にも通院にも使えない運行本数と時間設定だが、再活躍なるか。
そのほか、今は主要路線かどうか微妙な、寺内経由土崎線、大住みなみ野線、泉ハイタウン線が、幹線に成り上がるのも特徴的。

手形方面の東口発着化は、前からやるべきだと思っていた。時間と運賃が節約できる。場合によっては秋田駅東西の徒歩移動の乗り継ぎは生じてしまう。
八橋や卸町の新しい道路を経由するバスが、ついに設定される。牛島~山王は、御所野・仁井田方面から山王へのアクセスが主目的か。市立病院にも。新国道土崎は、秋田駅と山王とでルートを分ける。
南大通り・長崎屋経由も、五丁目橋~横町が対面通行化されることを見越した設定か。市立病院、商業のほか、これまでバスのアクセスが良くなかった中通病院、聖霊高校も意識している。
一方で、新屋線が通町を通らなくなる(山王~通町の乗り換え便はない)と、沿線からせきやで買い物する人や、秋田大学附属学校や令和高校などに通う人は、今より歩かされる。

○支線
・現状そのまま・秋田駅発着
通町将軍野市民生協、川尻船場町割山(地図では商業割山も)、福島二ツ屋線、東口桜ガ丘(横森経由でなく城東消防署前経由?)、桜台
秋田駅以外では、土崎駅~秋田厚生医療センター、新屋駅~新屋高校

・現路線を新たな結節点発着に短縮
追分方面(五城目も含む?)は土崎駅に。岩見三内、松崎団地は大学病院に。御野場団地、ニュータウン御野場経由イオンモール秋田、大野(※2024年廃止が復活)は羽後牛島駅発着に。県立プールは山王発着に
神田線の幹線にならなかった部分を、泉外旭川駅~秋田厚生医療センター(旭野団地には入らない?)

・現状路線の合体
西口~天徳寺前~添川~蓬田上丁~仁別リゾート公園【12日補足・現・添川線を仁別まで延長とも言えるし、秋田温泉線と同経路の現・仁別リゾート公園線を、旭川対岸の添川経由に変更とも言える。】

・新規ルート
泉外旭川駅~秋田運輸支局前~八橋・草生津川沿いの新しい道~面影橋~県立体育館~山王

ここで感想。
激変はない代わりに幹線になれなかった路線たち、みたいな感じ。他の結節点に短縮された路線と、割山線や二ツ屋線など結節点があるのに通過して秋田駅まで来る路線との違い(基準)が分からない。利用者によっては不満が出る。
他の結節点発着にしたのは、マイタウン・バスと同じ考えかたか。場合によってはマイクロバス化されたりするのかも。
大野線も牛島発着で“復活”。驚いたのは、廃止の話が出ていた添川線と仁別リゾート公園線の“合体”。その手があったか。仁別方面は、計算上は現ルートよりも運賃が増えるはずだが、どう対応するのか。
泉外旭川駅は、泉駅前広場側から八橋の新しい道を通る1ルートのみが新規。北の新国道へ向かう路線があればと思っていたが、やはり対山王のほうが需要があるのか。

○日中のみ運行の路線
・南北
羽後牛島駅~卸団地~イオン秋田中央店前~南大通り~秋田駅
・東西
大学病院~手形陸橋~千秋トンネル~保戸野八丁~泉ななかまど通り~八橋大通り~AKT前~旧国道~面影橋~市立体育館の脇~臨海営業所
新屋駅~秋田大橋~茨島・大住アンパス~雄物川沿い~イオンモール秋田(御所野)

ここで感想。
南北は、設定されなくなる卸町経由新屋線の代替か。昭和末のごく一時期、市営バスに南大通り経由の卸センター前行きの路線があったはずだが、それの復活でもある。有楽町・登町上丁・イオン秋田中央店辺りへの需要はあるけれど、そのほかは? 南大通りは市街地循環バスぐるるがあるし。【8日追記・牛島東・仁井田・御野場方面から秋田駅へ直通する路線がなくなるので、それら方面~牛島駅止まりのバスに接続して、秋田駅とを結ぶ役割がありそうだ。それならば、南大通りではなく広小路・北都銀行前経由のほうがいいという利用者もいそう。】
東西の大学病院~臨海は、廃止された千秋トンネル経由大学病院方面と、泉八橋環状線になる前の泉山王環状線(の新川向経由)を合わせて、臨海まで伸ばしたような経路。
新屋~御所野は目新しい。2019年まで、同じ区間を雄物川左岸・秋田南大橋経由で結ぶ新屋御所野線があった(さかのぼれば日赤や秋田駅東口まで行っていた)。計画されているのは、秋田大橋で茨島へ渡り、右岸の「茨島・大住アンパス(2010年開通)」を抜ける。
東西2路線はあれば便利だろうけど、廃止されたり、ずっとバスがなかったりしたエリア。朝夕の設定がないのもどうなのか。どれくらい利用があるだろう。


●大まかな本数とバスが走らなくなるエリア
朝(6~9時)と日中(10~13時)の本数(運行頻度)を、新旧で比較した地図が出ている。
朝は増える区間が多い。今は新国道と川尻(割山線と新屋西線が重なる区間)だけが11~15便/3時間(山王大通りは16本以上)だが、案では幹線の多くが11~15本になる。
(バスが残って)減る区間はほぼなし。
図から読み取る限り、バスがなくなりそうなエリアは、旭南~大町六丁目(大町経由新屋線)、卸町四丁目~茨島七丁目(卸町経由新屋線の南側)、手形山西町(県営住宅に立ち寄る手形山団地線)、旭野団地・外旭川市営住宅、外旭川サテライトクリニックなどで、これらは終日バスが通らなくなることになる。【8日追記・大森山動物園、秋田市ポートタワー・セリオン、フェリーターミナルも、路線がないことになっている。ただし、大森山のふもとはマイタウンバスが運行。】

日中は単純化され、代わりに増便される印象。今は1~2便/3時間なのが、ほぼすべてで7~10便に。
線路西側では、だいぶ残っているものの、朝夕はあっても昼はなくなるエリアが出る。大町通り~寺町、船場町、警察学校付近(以上割山線)。楢山~牛島旧道、新屋県営住宅経由新屋西線、臨海十字路~県立スケート場など。
その他はスカスカなエリアも。自衛隊通り~サンパーク/市民生協、手形山、横森~桜ガ丘、ニュータウン御野場~御所野(、大住・みなみ野も10~13時はなし?)がなくなる。牛島~日赤、牛島~御野場団地は日中もあり。新屋~御所野の路線とは、結節点ではないが御野場団地で乗り継ぎできるか?
郊外3路線の追分方面、岩見三内、添川・仁別は日中もあり。


●その他 疑問・感想など
・土日祝日はどうなる?
・新屋~大森山動物園の路線は記されていないが、どうなる?【8日追記】新国道経由のセリオン、フェリーターミナルもなし。
すでにバスでの往復は困難なダイヤにされてしまったセリオンはともかく、動物園やフェリーターミナルは公共交通機関で行き来する人が多くはないが確実にいる施設で、路線バスはあったほうがいい。動物園は、大森山のふもとを予約不要のマイタウンバス西部線が通るので、それを乗り入れるといったことはできそう。(以上追記)
・長崎屋バスターミナルは結節点とはならない。
割山線は引き続き立ち寄るようだが、南大通り~御休通りの新路線は入らなそう【9日追記・新・新屋線も?】。(現状でも似たようなものだが)単なるバス停になるのか。
・ノースアジア大学・明桜高校は路線なし。
スクールバスを自前運行しているためか、蚊帳の外。
・現状のバス空白域(路線廃止済みエリアを含む)の多くは手つかず。
秋田南中学校周辺(築地、楢山)、千秋公園西側(北の丸、矢留町)、土崎の北部市民サービスセンターなど。


●要望
・乗り換え必至なら、以前から話は出ていて検討中ではあるそうだが、乗り継ぎ時の運賃割り引き(値引き)は絶対にやってほしい。
・JRで移動することも想定しているのなら、その増便もお願いしたい。羽越本線 羽後牛島・新屋方面は間隔が開く時間帯があるので特に。JRとも協定を結んだら?
・これほどの激変に、市民に混乱が生じるのは避けられない。充分な周知を。事前の要望把握も。


以上、繰り返しますが、あくまでも「案」。今後の検討や課題対応で変更される余地は少なくないと思われるが、まったく違うものになることもないと思う。バス利用者の立場もさまざまだから、どんな案であっても賛否は分かれるだろうが、どうなるか。賛否以前に、ほとんどの人が戸惑うことにはなろう。
既存路線相当については、この変化で路線や運行頻度が維持されるのならば、多少の不便はやむを得ないし、これまで困難であった新たな移動ルートができるのは画期的だと思う。個人的には、再編後はバスを使いづらくなりそうな移動パターンもあるのだけど。【8日追記・現状のままでは先行きは暗く、いつか破綻しそうだから、大胆なテコ入れが必要なのは理解できる。現状のままで良いという選択は、ないと思う。細部は別として、路線再編自体には賛成。】
現在より車両・運転士は少なくて済むそうだが、短距離だとしてもこれだけバリエーションのある路線を、それで回せるのか、素人にはよく分からない【9日追記・裏を返せば、現状がとても効率の悪い運用をしているのかも】。このあと数年は、運行の詳細設定、バス停位置決定、運転士の慣熟など運行側の準備はかなり大変になりそう(交通局移管時よりも手間かも)。
3年後、どうなっているだろう。
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2024.9バス廃止とその先

2024-07-05 23:34:14 | 秋田のいろいろ
2024年4月25日に「第41回秋田市地域公共交通協議会」が開催され、その開催報告が秋田市のサイト(ページ番号1042487)に5月10日付でアップされた(実際のアップはもっと遅かった気がしなくもないのですが…)。

この協議会でいつも気になるのは、路線の廃止。
運行会社(秋田中央交通)が、協議会に対して廃止を申し出て、市の意向を含めて協議会で協議して(協議しないこともあるようで、違いがよく分からないのだけど)、廃止を承認するという手続き。

2023年9月は乗務員不足を理由に多くの路線・系統が廃止されたが、そのほかにも、廃止したかったけれど廃止見送りとされたものがあった
それは、廃止代替対応が困難だとか、一定の利用者がいるといった理由で、廃止を再検討するということであった。
要は先送りであり、2024年9月には、今度はそれらが廃止対象となるのか…、あるいは新たな廃止もあるのか…と思っていた。実際は?
※「路線」と「系統」の違いや数えかたの定義がよく分かりません。誤解しにくいよう、ここでは市の資料とは違う表記もします。

結論をまとめると、昨年廃止が見送られた9系統のうち、今回は3系統が廃止。そして、新たに5系統が廃止。
計8系統が廃止されるが、思ったほど多くない。いずれも、平日に1日1往復または片方向1本のみ運行。
○前年の見送り(協議なしの報告)
1.大野線(系統番号531) 西口~牛島旧道~大野口~大野四区
2.南大通り経由 日赤病院線・牛島小学校経由(560) 西口→日赤
3.南大通り経由 日赤病院線・城南中学校経由(561) 日赤→西口
○新たな廃止(協議なしの報告)
4.赤沼線 中央道路経由(342) 大川反車庫~(中央道路地下トンネル・城東十字路)~南団地~大学病院 ※秋田駅発着系統は存続
5.桜ガ丘線 中央道路経由(423) 大川反車庫~(中央道路地下トンネル・城東十字路)~桜ガ丘~大平台三丁目 ※秋田駅発着系統は存続
○新たな廃止(協議あり)
6.広面御所野線 御所野学院経由(401) 東口~日赤病院~御所野学院~イオンモール秋田~中央シルバーエリア ※学院に入らない系統は存続
7.8.茨島環状線 大町回り(600)、茨島回り(601) 西口~通町・大町~茨島~秋田大橋~三皇神社~卸センター~有楽町~西口

1~3は、本数が減らされ、存在意義も小さくなっていた。ただ、将来的にはそうでもなくなる可能性もあるのだった。後述。
【7日追記・1~3関連の廃止バス停】
・城南中学校前経由(上り便のみ残っているため、上り側のみ)
牛島東三丁目、楢山愛宕下、金照寺山公園東入口(表記揺れ:金照寺山公園前。路線の変遷と合わせてこの記事にて)、城南中学校前、石塚谷地、城南中経由専用の牛島小学校入口、牛島東七丁目
・牛島小学校前経由(下り便のみ残っているため、下り側のみ)
なんぴあ別館前、牛島小学校前、牛島小学校入口
※反対側のなんぴあ別館、牛小、牛小入口、東七丁目は二ツ屋福島線用として存続。
・南大通り経由日赤病院線 両経由共通(上下で道は異なるが、バス停名は共通)
一ツ森公園南入口、荒巻、中荒巻、上荒巻
・大野線
下り側大野線専用の市道上の大野口(国道側は存続)、小中島入口、大野、大野一区、大野二区、大野三区、大野四区(この記事など参照)
【12日追記・南大通り経由日赤病院線の運用について】
西口14時10分→牛島小→日赤14時35分、日赤14時45分→城南中→西口15時14分というダイヤなので、1台のバスが往復する運用だと思っていた。
ところが、7月12日に確認した限りでは【9月28日補足・いつもそうらしい】、往復で違う車両が運用に入っていた。効率が悪そうだし、だったらあえてこの時間帯に設定する意味もない(往復それぞれで、より利用が見こめる時間帯に設定すべき)のではないか。何か事情があるのだろうか。(以上追記)

4~5は、秋田駅を介さずに、駅東西を直行する通勤用系統。【7日追記・秋田中央道路を通る路線バスはなくなるが、廃止バス停はなし。】
議事録には、ある委員(おそらく中央交通側)の発言として、
両系統の利用者は「10名程度だと思う。20名までは使っていないようだった。」
「昨年の水害により(注・長期通行止めによりトンネルが)使用できない期間中、乗客には他の路線を使用して頂き、問題なく運行できた。このことから従来いくつかあった直通路線はすべて乗換えとし(※)、区切ることで検討している。区切ることで運行頻度が確保できる。」
※「直通路線」の定義が不明だが、赤沼線の、トンネルに入らず明田地下道を経由する、大学病院→南大通り→県庁→大川反車庫の343系統は、今回廃止されないらしいので残る。
分割しても定期券利用者なら運賃は通し計算で「問題なく運行できた」のだろうが、そうでない人には初乗り運賃を2度取られることになる。将来的には運賃制度も変える計画があるようではある。【6日補足】例えば大学病院→県庁市役所は通しだと350円(西口に立ち寄る系統でも同額)、分割すると220円(東口)+210円(西口)=430円。同様に大平台三丁目→県庁市役所は通し420円、分割290+210=500円。

6は、通常系統の経路から、学院へ立ち寄る部分の廃止。通常系統が通る「御所野学院入口」バス停が近くにあり代替可能だし、特に下校時は1本しかない立ち寄り系統に合わせるのは難しいだろう。資料では、廃止停留所の1便当たり平均乗降者数は下り0.6人、上り0.2人。廃止距離0.2km。

7、8。運行時刻が大きく動かされたことがあり、“免許維持路線”ではないかと思っていたが、ついに路線ごと廃止。
(再掲)大町回り 茨島環状線
新屋線、卸町経由新屋線などと重なる区間が多いので、重複しない廃止距離は2.1km(実際は方向によりルートが一部違う)。廃止されるバス停は、(茨島回り用が新屋線とは別の位置にある)秋田大橋、茨島六丁目、茨島団地前、三皇神社前、牛島変電所前。
廃止停留所の1便当たり平均乗降者数は、大町回り・秋田大橋→牛島変電所前5.4人、茨島回り牛島変電所前→1.6人。
思ったよりは多い。茨島回りは西口10時20分→西口11時04分。そんな時間帯に、ここで乗り降りする人が1.6人「も」いるとは。
大町回りは西口15時30分→西口16時10分。廃止区間は知らないが、大町付近と有楽町付近では、見かけたり乗ったりする機会がたまにある。新屋線と重なる秋田大橋までは、新屋線の補完としての利用があり、座席の半分かそれ以上は埋まる。有楽町側では1~5人程度の乗車(10分以上遅延することがある)。5.4人も多いが、大町側から乗って、廃止区間で降りるということだろうか(下記の小学生の利用があるかも)。
環状線の場合、廃止区間をまたいで利用する人がいる可能性もいて、廃止により影響を受けることになるが、1.6人、5.4人にそれは含まれない気がするけれど、いいのでしょうか(いても多くはないでしょう)。

茨島環状線は、旭南小学校のスクールバス(児童限定の路線バスみたいな位置付け)とも重複している。秋田大橋バス停が、茨島回り側だけ裏道にあるのも、児童が県道横断をしなくて済むようになのかもしれない(憶測です。交差点右折の都合かも)【7日追記・それと茨島南側で、行って戻って複雑なルートをたどるのも】。免許維持かと邪推したのも、スクールバスとの絡みがあるのではと推測したから。一般路線と重ならないスクールバスが運行される所もあるから、違うのだろうか。じゃあ何で今まで残っていたのか。
【9月28日追記・この記事で軽く触れていたが、前身である茨島牛島環状線は1971(昭和46)年11月運行開始(1958年には存在したという情報もあるが、詳細不明)。当時は秋田銀行牛島支店~国道13号牛島跨線橋下~羽後牛島駅前の道路がなかっため、はるばる二ツ屋下丁・南高校前まで遠回りしていた(1980年頃まで?)。茨島牛島環状線は2016年9月で廃止され、同年10月から牛島旧道を通らず、卸町を経由する現在の茨島環状線となっていた。】

昨年は楢山大回り線が廃止された。茨島環状線廃止により、秋田市内に残る環状線は泉八橋環状線のみになる。


さて、これら廃止に伴う代替便は設定されるのか。そして、存続する路線でさらなる減便があるのではないか。気をもむが、上記、中央交通側と思わる委員が次のように発言している。
「運転士不足については、昨年より状況は改善された。今後急激な退職がなければではあるが、今年10月には廃止する系統の効果も含めて、総運行本数は市の交通局と合併してから初めて増加に転じる予定である。」※秋田市交通局(秋田市営バス)の中央交通への移管は段階的に進められ、2006年3月完了。
新ダイヤはまだ確定していないだろうし、「急激な退職」がないことを祈るが、減りはしないようだ。昨年まで近年が「減らしすぎた」ことの裏返しでもあろうから、果たして何本増えるのか。→2024年10月改正の詳細にて


話を最初に戻して、昨年は、廃止したくても廃止できなかったのに、今年は廃止の申し出に含まれなかった、生き残った路線。
二ツ屋福島線、手形山西町経由手形山団地線、南ケ丘線、仁別リゾート公園線、添川線
なぜ廃止を免れたのかは分からないが、推測すると、運転士に余裕ができたからか、さらに先送りしただけなのか。そのほか、もう1つの理由もあるようだ。
また、今回廃止される大野線や南大通り経由日赤病院線は、「路線」廃止級なのに、その下の「系統」廃止扱いとされている。それについては、議事録に理由が書かれている。

秋田市は、市内全域のバス路線網再編を計画進めている。その案(あくまで検討中の案)では、上記の廃止される/廃止されそうな路線が、実質、復活することになっているものがあった。大野、日赤両線については「再編後の路線として位置づけられる可能性があることから、路線廃止ではなく系統廃止とすることとしたものである」と明言。路線と系統の違いでどういうメリットがあるのかよく分からないが、こういうのこそ免許維持路線(走りはしなくなるが)の意味合いなんだろうか。
再編案全体を見ると、“大改革”と呼んでいい改変で、本数は今より増えるそうだが、どう評価していいのか戸惑ってしまう。※繰り返しますが、あくまで案です。
その再編は2026年度にも、段階的に始まる予定なのだった。続く
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バス来るTIME 始まる

2024-07-03 22:46:21 | 秋田のいろいろ
秋田市の秋田中央交通の一般路線バスの位置情報(接近情報)をインターネットで見られる「バス来るTIME」サービスが、2024年7月1日から始まった。いろいろ予想してみたけれど、実際に使ってみた感想など。
総合的には、使いかたは分かりづらくはなく、いつバスが来るか分かるのはやっぱり便利。
(開始以降まだバスに乗っていないので)バスが走る様子を眺めつつ、更新しながら画面を見比べると、ほぼリアルタイムで表示が変わっていくのは、当たり前だけど感動した。

パソコンでもスマートフォンでも、アドレス(URL)や操作・見た目は同じ。
今のところ、Googleで「バス来るTIME」と検索しても見つからず、確実なのは中央交通サイトのトップページのリンクと二次元コード。(中央交通としては)画期的なサービスなのに、あまり目立つ位置にないので、予備知識がない人は気付きにくいだろう。
告知は、車内の掲示のほか、秋田魁新報に広告が3回、2日付の経済面で報道された程度か。バス待ちのためのサービスなのだから、全バス停に二次元コード付きシールを貼るくらいしてもいいのに。【22日追記・秋田駅西口では、柱に二次元コードが貼ってあった。でも、多くが始発便である駅に貼っても、あまり意味はない。途中バス停にこそ貼ってほしい。】【28日追記・車内の掲示は、28日時点でも「本日7.1」スタートとの表記。新聞広告の原稿を使い回したのかもしれないが…】【10月1日追記・10月1日改正のバス停掲示時刻表では、その片隅に告知が入った。】

バス来るTIMEは、最大でもその当日の、検索時点以降のバスの時刻しか分からず(終車後に検索すると「該当する便がありません。」となる)、運賃は表示されない。だから、既存の時刻・運賃検索は存続。両者のリンクは離れたところにあり、使い分けが分からない人、片方しか見つけられない人もいそう。

アドレスは、 https://akichu.mobustation.jp/map
mobustationから判断すると、大分市のモバイルクリエイト株式会社のシステムだと思われる。ほかに茨城急行自動車や京成トランジットバスが、「~.mobustation.jp/map」をトップページとするサービスを提供している。URLは異なるが、「のりものNAVI Okinawa」や「広島公共交通ナビ くるけん」は、検索方法が同じで、デザインが似ているので、同社が関わっていそう。
アドレスに「map」とあるように、地図上でバス停を指定したり、結果表示できたりする会社・地域もあるが、中央交通などは未対応。いずれは対応するのかもしれない。また、アドレスバーで「map」を削ってアクセスすると、閲覧禁止の403エラーになる。
また、スマホのGPSにより、最寄りバス停を検索できる事業者・地域もあるので、秋田でも地図表示とともに今後に期待。

では、使ってみる。
乗車バス停を指定するのが「出発地」。
右の「あ」ボタンから五十音順に探すことも、直接入力して検索することもできる。直接入力は、漢字のほか、読みのひらがな・カタカナ・ローマ字の入力もでき、さらに先頭でない部分一致でも検索可能。例えば「しやくしょ」と入れると「潟上市役所」と「県庁市役所前」が候補表示される。読みが登録されていて、正しくないと(=登録と一致しないと)検索できない(茨島=ばらじま は「ばら」のみ対応で、「いばら」ではダメ)。

五十音順プルダウンでしか検索できない、時刻・運賃検索では、サンライフ秋田の前にバス停があることは知っていて、そこに行きたい人が「さ」を調べても見つけることはできない。そのバス停名は「秋田市保健所・サンライフ秋田前」で「あ」のプルダウンにあるから。バス来るTIMEなら、「さんらいふ」と入力すれば見つけられる。

説明では、この後、「目的地」を指定しないといけないことになっていた。
実際には、目的地枠は隠れていて、「この条件で検索する」を押すことができる。押してみると、表示される。乗るバス停の指定だけで、すぐ見られるのは、手順が少なくてうれしい。
のだけど、方向(上下)は指定しなくていいの?
検索結果左上に、ピンク色に白抜きで「のりば変更」と記された部分がある。最初分からなかったが、ここをクリック/タップでき(リストが出るので選択)、それによって上下バス停を切り替えるのだった。
バス停の上下の区別については、単純に向かい合って上下があるものは「県庁市役所前 1」「県庁市役所前 2」のように、1、2を付けて登録。1のほうが下り側。
「通町 2」の検索結果。上りの秋田駅西口行きが表示された
違う路線・系統で同名バス停が複数あるものは「自衛隊入口 新国道側(下り)」「豊町 船場町経由(下り)」などと命名。
「すわ町」はやや変則的で、神田線・添川線側は1、2。千秋トンネル通り側は「すわ町 泉・八橋環状線 八橋回り」「~泉回り」。
駅前や病院など、乗り場が複数あるバス停は、それも分けて登録されている。
したがって、県庁市役所前/大学病院前/秋田厚生医療センター前など、同じ行き先で複数の路線が運行されている区間を調べたい時は、切り替える必要がある。
こうした区間を目的地まで指定して検索した時は、「検索した結果、複数の出発停留所がヒットしました。のりば変更ボタンで出発停留所を切り替えてください。」と、該当する乗り場のリストが示される。だが、秋田駅西口では、変更ボタンを押すと、該当しない乗り場までリストに出てきてしまうのは残念。
いずれにしても、経由に関わらず目的地に着けばいいという時は、一覧性がなくて困る。これは要改善ではないだろうか。

特に大学病院前は、同じ乗り場に上下が停まるものがあるから、面倒でも目的地まで指定したほうが分かりやすそう。
あと、昔からの秋田市民・秋田市のバス利用者としては、系統番号と行き先だけでなく、やっぱり路線名も表示してほしい。


以下、実用にあまり影響がない、こまごましたこと。
検索結果は、本来の(時刻表の)通過時刻順に表示。遅れている便があっても、順序が入れ替わらない。同時刻発が複数便ある時は、系統番号順。
2段目は通過済み。上段が遅れていることになる
バス停通過後は、しばらくは「通過済み」として表示が残る。通過済み表示は1本だけで、次の便が通過すると入れ替わって消えるようだが、最終便ではいつまで残るのか(30分くらい?)。

各便ごとの表示右上の「通過予定時刻」欄と、右下の「現在地」欄は、刻々と状況を反映する。自動更新ではないので、再読み込みが必要。
「通過予定時刻」欄は、「表示切替」を押して切り替えられる。接近中は「あと○分で到着」と「11:35到着予定」に。
通常運行時にこの画面がどう変遷するか。後者の表示方法では、「定刻予定」→「11:35到着予定」→「通過済み」の3段階。
前者は少なくとも6段階あって、「定刻予定」→「あと○分で到着」→「まもなく到着」→「到着しました」→「停車中(ドア開)」→「通過済み」。
時刻表示の時は、停車中も時刻が表示され続ける。あと○分表示では、あと2分を切ると「まもなく到着」になるようだ。

「現在地」欄は、その時点でどこのバス停にいるかを表示するが、これは、「出発待ち」、「バス停名[着]」、「バス停名を通過」の3パターン。

2つの欄の組み合わせ。始発前の便は、基本的に「定刻予定」と「出発待ち」。始発時刻の何時間も前から。ある程度(1時間未満とか?)近づくと、「定刻予定」と「あと53分で到着」になる。
接近を表示している当該バス停にバスが着いた場合、上は「到着しました」→「停車中(ドア開)」で、下は「バス停名[着]」。
始発バス停であっても、発車前に「[着]」や、発車後に「通過済み」と表示されるのは、表現としてはちょっと違和感。

イレギュラーなのか、下が「出発待ち」で、上が「5分遅れで運行予定」。折り返し前の便が遅れている場合か。

運休や迂回運行時はどう表示されるだろう。今月はイベントによる迂回があるので、忘れなければ確認しておこう。
【15日追記・迂回運行時について】
迂回がある日は、終日・全路線(=迂回しない路線も、迂回終了後も)で「本日、イベント等の交通規制により、一部迂回運行があります。詳しくは、HPをご覧ください。」のフレーズが紫色文字でスクロール表示された(下の試験運用中と同じ)。
迂回先に既存バス停があっても、それは反映されない。迂回で通らなくなるバス停も、通常と同じく、到着予定が表示される。迂回路から本来のルートに復帰し、その最初のバス停に到着した時点で、迂回路のバス停は通過済みであることにされてしまう。
したがって、迂回区間のバス停から乗る人にとっては、あまり意味がない。積雪などで突発的な迂回が発生した場合も、同じなのだろう。(以上追記)

初日午前
1日朝の時点では、検索結果の各便に、紫色で「試験運用中」の文字がスクロール表示されていた。上の画像の10時過ぎ時点では、路線によってはそれが表示されなくなっていて、午後までには全便で表示されなくなった。

バスロケ導入は大きな前進。だけど究極的には、遅れがない時間通りの運行をお願いしたいところ。それは難しいのは承知ですが。
コメント (8)
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