広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

寺町~大町対面通行化

2023-07-31 23:09:28 | 秋田の地理
秋田市の寺町~大町・横町にかけての道路拡張・対面通行化工事。7月初めに、信号機の準備が進んでいることを取り上げた。
その時点では、工事区間の中ほど、半田葬儀社前の交差点で、仮設らしき車両用信号機が1組(両面)あった。
(再掲)東側から
その直後、7月11日頃までに、
仮設撤去・本設置
手前(北東角)に新しく信号柱が立てられ、緑色の車両用信号機が両面設置。歩行者用信号機はアームのみ。

工事区間東端「大町五丁目」交差点は、取り付けアームは左右にあるのに、前回時点では信号機は右側だけだった。
(再掲)
7月25日(とさらに別の日にも)に、また信号機工事がされて、
左側にも設置
右は片面、左は両面。西行き側は左右に2台並び、東行き(一方通行出口に突き当たる)は既存の片面1台が残るので、前後で2台。

さらに、すべての向きに歩行者用信号機が設置された(カバーが掛けられ未稼働)。歩行者用は、未拡幅の東側は既存の電柱に設置され、アームとボディは一般色(たぶん新品)。うち、南側は1本のアームに2方向分(2台)をぶら下げる、“双子設置”(双子設置だけ、少し遅れて設置された)。
車両用信号機は以前からのもの

右手前が双子設置。南北方向の横断歩道まで少々遠い
東側は2029年度に対面通行化される予定。その時には、緑色の信号機に替わるのだろう。
このほかの交差点では、歩行者用の追加設置はなし。


肝心の道路の工事。車道の舗装が進んだ。
半田葬儀社前から東方向
この区間は秋田県が造って、供用後は秋田市道となる。
7月28日に秋田県のサイト(コンテンツ番号75150)に「都市計画道路「川尻広面線」横町工区の供用(対面通行)開始について」が掲載。8月1日・火曜日、朝6時に対面通行での供用開始とのこと。8月以降も歩道等は「当面の間」工事が続く。

7月31日昼時点では、現地には対面通行化を知らせる看板などはなさそう。道路標示や道路標識も、まだなかった。信号機しか準備できていない感じ。これまでだと、標識は先に設置してカバーを掛けていたのに。
東端・大町五丁目交差点
↑例えばここには、進入禁止や指定方向外進行禁止の標識があって然るべきだけど…

大町五丁目交差点から西方向。左側の歩道は封鎖中。早く開放してほしい

開通後の状況
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生鮮とハピドラの隙間

2023-07-30 18:05:50 | 秋田のいろいろ
秋田市保戸野原の町にある、JR東日本グループの食品スーパー「秋田生鮮市場 保戸野店」の隣に、ハピドラことハッピー・ドラッグ秋田保戸野店がオープンしたのは2022年4月。1年以上経ち、すっかりなじんだ。

ハピドラができる前は月ぎめ駐車場であり、また、生鮮市場に隣接して別棟でサンキューカットもあるが、いずれも間に仕切りや柵はなく、敷地は一体化していた。
ここは、かつては国鉄官舎→JR社宅があったので、今も引き続き、全部がJR(具体的には生鮮市場を運営するJR東日本東北総合サービス株式会社)管轄なのだと思っていた。JR東日本東北総合サービスのホームページで、ハピドラが紹介されていることも、それを裏付ける。

ハピドラができた時に、ちょっと気になるものができた。
正面側。左が生鮮市場、右の大きい建物がハピドラ、手前がサンキューカット
生鮮市場・サンキューカットの敷地と、ハピドラの敷地の間が、柵で仕切られた。車道と歩道の間に使われるようなパイプ柵で、敷地の前から後ろまで。
ハピドラ側から生鮮市場方向。左はサンキューカットの裏で、同店の従業員駐車場のようだ
柵は、建物裏の小さい道側まで達しているが、裏側で閉じられてはいない。徒歩ならば、ハピドラ建物の脇(室外機などがあるが、歩けるだけの幅がある)を抜けて正面に回りこんで、店内に出入りできる。したがって、正面以外からの部外者(客)の出入りをさせないための柵ではないことになろう。
駐車場部分を区切って、どちらの店用の駐車スペースか明確にしておく意味はあるかもしれない。柵の色はブラウンであまり目立たないので、反射テープが巻かれているものの、夜などは人も車もぶつかりそうでもある。
Googleマップ航空写真に加筆。赤い線が柵
元国鉄官舎の敷地を分断するような柵だが、1スパンだけ途切れている箇所があった。ハピドラ建物の、生鮮市場寄りの角のところ。
そのすき間を通ることにより、生鮮市場~サンキューカット裏~ハピドラ正面の最短経路になるため、徒歩(または自転車)での両店舗の行き来の便を図ったのかと思って、通っていた。

6月下旬頃には、その途切れた部分の建物の壁に、「徒歩でハピドラへ通り抜けれます」みたいな、ら抜き言葉&HG創英角ポップ体による、手作りの大きなPOPが2枚貼られていた。通り抜けが公認されたのだと思った。


ところが、7月上旬。
この2面に張り紙があったのだけど
張り紙がなくなったばかりか、柵が途切れた部分に、
白いナイロンロープが張られてしまった!
これは通るなということでしょう。

さらに7月中旬には、
ちゃんとしたパイプでふさがれてしまった!
敷地が完全に分断されてしまった。なぜ?
推測だが、ハピドラ側から生鮮市場側への飛び出しの危険性だろうか。
生鮮市場の駐車場は、表にも裏にも出入りすることができ、柵が途切れた箇所はその経路に面する。すき間のすぐそばが駐車枠でもあり、車の陰から人が飛び出す形になりかねない。
これまでは知る人ぞ知る抜け道だったのが、「通り抜けれます」の張り紙設置により、出入りする人が増えて、事故の危険が表面化して、ふさいでしまったのかもしれない。張り紙がヤブヘビだったかも。

これにより、徒歩で(車でもだけど)両店に用がある人は、いったん公道に出て、遠回りさせられることになってしまった。自己責任で、駐車場内の車に充分注意して、柵をまたいで行き来するという手は…許してもらえるでしょうか。
※通り抜け経路上には、ハピドラの自転車置き場がある。そこだけ床面がセメントのような材質で、水がたまりやすく、滑りやすいので、その点にも注意!
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大雨後7.26

2023-07-26 23:16:41 | 秋田の季節・風景
秋田市の大雨その後
土手長町通り(県道28号)の旭川護岸崩落現場。22日は、崩れた残骸が撤去され、大きな土のう(フレコンバッグ)が運びこまれていた。
25日
護岸代わりということのようで、川の中にフレコンバッグを積み上げ始めた。
26日
崩落面全面が覆われた。
6段積みか?
通行止めとなっている県道が、7月28日13時から開通することが決まった。川側の歩道は引き続き規制。また、増水して氾濫注意水位に達した場合は、通行止めする。【28日補足・現地を通る路線バスは、29日始発から。】
思ったより早い。8月3日~6日の竿燈まつりに合わせて、仮復旧を急いだということなのだろう。護岸表面の崩落だけで、道路下の土砂の大量流出などがなかったということかもしれない。
護岸を本復旧するとなると、主に川の中での工事かもしれないし、大掛かりになるのだろうか。【28日補足・歩道の復旧にはあと半年かかる見込みとのこと。】
【11月13日追記・本格復旧工事について】本復旧工事が始まることになり、2023年11月20日から北行き車道が終日通行止め・南行きのみの一方通行となる。路線バス上り便(牛島・有楽町→秋田駅西口方面等)の迂回は必至と思われる。報道によれば、来春2024年3月中旬まで継続し、西側歩道は引き続き通行止め。歩道の復旧は来春以降。→復旧工事についてはこちら


水が溜まったという、秋田駅直下の自動車専用道路・秋田中央道路地下トンネル(県道62号)のほうが、再開に時間がかかってしまっている。外から見えないせいか、あまり報道されないけれど。【28日補足・トンネルは8月1日から、時間帯を区切って片方向限定で通行再開。午前西行き・午後東行き・夜間~早朝通行止め(工事)】

ところで、
崩落箇所の2ブロック上流・二丁目橋「那波家の水汲み場」対岸
護岸の高い位置に土砂がこびり付いているのは、増水の跡だろうが、同じ高さでも付着していない所も多い。違いは何?
ここの護岸も、構造や造られた時期は、崩落箇所と大差ないはず。どうしてあの箇所だけ、落ちたのだろう。素人考えでは、ほかの場所もいつか崩落してしまうのではないかと思ってしまう。ここも、
護岸の縁にヒビ・すき間ができたり、草が生えたりしているけれど
このすき間から水が入り込んで、ここの護岸も…とならないのだろうか。素人は心配になる。道路管理者かつ河川管理者である秋田県には、確実な点検・維持管理はもちろん、道路利用者や住民への説明もしっかりお願いしたい。


南大通り・五丁目橋交差点手前
しっかりした作りの、崩落地点を通り抜けできない旨の立て看板が何枚も設置されたが、意外に早く役目を終える。
現場南側一帯の看板は「竿灯通り方面へ通り抜けできません」、北側は「国道13号線方面へ~」となっている。
なお、正しくは「竿灯通り」でなく「竿燈大通り」。もっと言えば、竿燈大通りは秋田市が付けた愛称であって、道路管理者たる秋田県としては「山王大通り(広義の)」が本来。
毎年恒例「竿燈まつり会場」の看板は役目を果たせる


秋田市中央地域を南北方向に結ぶ主要な道路の1つである、土手長町通りが通行止めになったため(+中央道路トンネル通行止め)、周辺では休日や昼間でも、車の流れが滞りがちなポイントが発生している。
奥・新政のゲート手前が五丁目交差点。右手前は本町六丁目竿燈会の詰め所
大町通りの大町五丁目交差点より南側の1ブロック(大町六丁目)、新政・かき氷屋→新屋線上り・大町六丁目バス停→大町五丁目交差点の区間だけが、恒常的に渋滞するようになった。
多くの車が、大町五丁目交差点を左折して、新国道・山王五丁目交差点方向へ向かっており、それには青信号が短すぎるのが原因らしい。大町五丁目交差点を抜けるのに3回程度信号に引っかかってしまう【27日補足・時間にして5分はかかる】。新屋線など大町通りへ直進する車は、ここを過ぎればスムーズに流れる。
交わる横町通り側の青信号を短くすれば、今度は有楽町・南大通りから横町へ迂回した車が滞ってしまい、市内全体としては渋滞が悪化してしまうのだと思う。これもあと少しの辛抱か。


浸水地域の災害ごみ収集に注力するため、秋田市全域で、古紙を除く資源化物(資源ごみ)の収集が、7月21日から「当面の間中止」されている。
資源ごみ回収を担当する公益財団法人秋田市総合振興公社の、人と車を回すのだろう。
本来ならペットボトル回収日だった、浸水がなかった地域のごみ集積所。
1袋出されてしまっている ※秋田市ではつぶさず・ラベルをはがさず出してよい
ほかにも、1~3袋くらい出ている集積所がけっこうある。町内会長などに気の利いた人がいれば、収集中止の旨掲示を出しているところもあるが少ない。
中止の告知は、市のホームページ、テレビ、新聞ぐらいでしかされていないと思う。一人暮らしで多忙だったり、ニュースに関心がなかったりすれば、収集中止を知らなくても無理はない。避難情報だけでなく、こういう情報ももれなく伝える手段を考えないと。
【8月2日追記・8月7日から収集再開。】【8月7日追記・再開されたと思ったら、1週間後の8月14日から再度、当面の間中止。市ホームページでは「一日も早く災害ごみを収集するため」「災害ごみの収集を重点的に行うことといたしました。」としているが迷走。】【8月25日追記・9月1日から収集再開(再再開)。】

水浸しになった秋田駅東口は、今はその痕跡は目立たない。
それでも、東口バス案内所は休業中だし、
駅のエレベーターもエスカレーターも停止中
大雨の影響は、あちこちに残っている。
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増水後の川を渡る葛

2023-07-23 19:46:37 | 秋田の季節・風景
梅雨前線による大雨から1週間。7月22日に梅雨が明け(平年-6日、昨年は特定できず)、30度前後の暑い日が続く。
秋田市の被災地域ではそれぞれで後片付けが進んでいるようだが、ごみ処理(仮置場からの搬出)は追いつかず、被災状況の調査も進んでいない(住宅地だけに昼間留守だったり、空き家だったり、かなり大変だと思う)。

旭川の護岸崩落。
22日。四丁目橋から
旭川の水位は平常並みになったが、水は濁ったまま。
重機が2台入り、崩落箇所は舗装や柵が撤去され、土だけになった。
「フレコンバッグ」と呼ぶそうだが、大きくて黒い持ち手が付いた土のうが、奥の歩道と2台のトラックの荷台に積まれている。これで埋めるってこと???
これ以上の崩落の危険性はないということなのだろうか。片側1車線しかないから、この後、修復完了まで、通行止めは続くのだろうか。

現場の道路向かい奥には、元・アキタニューグランドホテルであるホテルルートイングランティア秋田があるが、公式サイトによればここも浸水被害を受けていた。宿泊は問題なさそうだが、1階のエレベーター(復旧済み)や温泉・華のゆは影響を受けたようで、今も一部縮小営業。

大雨のその後に関する続きの記事


先週半ば、まだ水位が多少高かった頃の旭川。
楢山側から対岸・旭南を見る
強い流れにさらされ、岸の斜面の草が全部、左に向かって倒れている。道路の高さの草は両岸とも汚れてもおらず、越水しなかったことを示している。

場所によっては、川の中に(枝垂れでない)ヤナギ類の木が生えている。それも、
傾いて根が浮き上がっていた


ここの辺りといえば、「川を渡るクズ」。今春も盛んに茂り始めていた
からまるワイヤーは、最高水位より高い位置にあるが、垂れ下がってすだれ状になった茎や葉は水に浸かったはず。あの増水と急流では…
ほぼ変わらず!
垂れ下がった部分は枯れてはいるものの、ごみもあまり引っかかっていない。もしかしたら、垂れ下がった部分が切れて流されたのかもしれない。
残る本体は無傷。わずかに紫色のものがちらりと見えた。つぼみのようで、順調に季節が進んでいる。
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AMBITIOUS JAPAN!

2023-07-21 19:02:52 | 昔のこと
東海道山陽新幹線の、JR東海所属車両の車内放送チャイム、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!(アンビシャス ジャパン)」が、2023年7月21日からほかの曲に代わった。ヘンなタイミングだけど、夏休み開始にでも合わせたのか?
後継は、JR東海の新キャンペーンに連動した、UA「会いにいこう」。
変更は今年2月16日に発表されたので、(それまではなかったことにされていたのに)この数か月で突然問題視されるようになった、ジャニーズ事務所(ジャニー喜多川氏)の不祥事を受けてということではない。

「AMBITIOUS JAPAN!」は、2003年11月24日から約20年使われたこと。
なお、JR西日本所属車両では、同時に「いい日旅立ち・西へ(鬼束ちひろが歌い、原曲と歌詞も異なる)」が使われるようになったが、今後も継続(東京~新大阪間でも流れる)。
それ以前は、東海・西日本共通で、ひかり&こだま/のぞみで異なるオリジナルメロディが流れていた。もっとさかのぼると、ピンポンパンポンだったり(音程が一般的なものと違う)、黛敏郎作曲の(奇抜な?)オリジナル曲だったり、開業時は「鉄道唱歌」のオルゴール(在来線車両とは多少異なる?)だったりしたらしい。


日本の大動脈で20年も親しまれたものがなくなるということで、ネットばかりでなくマスコミも取り上げ、名残惜しむ声が上がっている。
個人的には、数度しか聞いたことがなく、東日本の新幹線とはいろいろ違ううちの1点に過ぎないし、その前のひかり・こだまのチャイムこそ、東海道新幹線という感じがして好きだった。
ちなみに、東北上越新幹線のチャイムは30年以上変わっていない。リンク先の記事では、東海道新幹線のことは触れていないが、今回の変更で連想する人が多いようで【22日追記・もしくは勘違いや間違いで?】、たくさんのアクセスをいただいています。


「AMBITIOUS JAPAN!」のチャイムは、始発駅発車後・終着駅到着前に流れる長いものと、途中駅用の短いものがある(いい日旅立ちも同様)。
前者は、歌いだしの部分で12秒。後者は、サビの「Be ambitious!」部分でわずか5秒。
どちらもテンポはゆっくりめで、伴奏が控えめでシンプルな印象。ビジネス客も多い東海道新幹線だけに、あえてそうしていたのかもしれないが、シンプルすぎるとも思っていた。途中駅版は、(伴奏音は走行音でかき消されるので実質的に)「トン トン トン ト トーン」のわずか5音。

元歌のCDは、オリコン1位になったこともあるそうだが、大ヒットというほどではなかったと思う。
まして20年経った今、覚えている人は減っているだろうし、チャイムのメロディーが何なのか分からない人は多いだろう。以前、「東海道新幹線のチャイム、どこかで聞いたことがあるんだけど、何だっけ?」と悩む人のツイートを見たことがある。

日本国民誰もが知るヒット曲が少なくなった今、流行歌を車内チャイムに起用する以上は避けられないことであり、新チャイム「会いにいこう」も、秋田駅発車メロディー「明日はきっといい日になる」も、いずれ同じ道をたどることになる。「いい日旅立ち」だって、若い人は知らないだろうし。
まあ、元歌を知らずに/忘れて、東日本の新幹線のような“車内チャイム専用曲”だと思ってしまっても、さほど問題はないけれど。

ネットで「会いにいこう」の新チャイムと元歌(JR東海がプロモーション映像を公開)を聞いた。
チャイムは全駅共通の9秒で、今までよりは音数が増えて、一般的な車内チャイムらしくなった。だけど元歌をよく知らない状態だと、やっぱりよく知らないチャイム。
ちなみに、N700S(系)と N700A(系)ではスピーカーの位置が違い、それでも同じように聞こえるよう、それぞれ向けに調整されたチャイムが流れているとのこと(鉄道新聞https://tetsudo-shimbun.com/article/topic/entry-3546.htmlより)。



ところで、「AMBITIOUS JAPAN!」も、当時のJR東海のキャンペーン連動。西日本「いい日旅立ち・西へ」と同時展開で、2003年10月1日の新幹線・品川駅開業と「のぞみ」増発に合わせたもの。
キャッチコピーは「AMBITIOUS JAPAN! のぞみは、かなう。」で、後に「AMBITIOUS JAPAN! のぞみはいつも、そこにある。」になったそうだが、前者しか記憶にない。

ところで「ambitious」という英単語は、日本人にどの程度認知され、それを使ったこのフレーズ(曲名)は、どうとらえられていた/いるだろう。
いくつかの英和辞典サイトでは「大学入試レベル」とされ、weblioでは「英検:2級以上」「TOEIC® L&Rスコア:470点以上」「大学入試:難関大対策レベル」。大衆向けキャッチコピーにしては難解なようにも感じる。
そのためか、質問サイトで「AMBITIOUS JAPAN」や「be ambitious」の意味を尋ねる投稿も見受けられる。

2004年3月13日のJR東海ニュースリリース「「AMBITIOUS JAPAN!」キャンペーン実施中!(http://www.jr-central.co.jp/news.nsf/frame/2004312-21463)」を、ネットアーカイブで確認。※この時点でサブコピーは「のぞみはいつも、そこにある。」になっていた。
その中で、
2.楽曲名
 AMBITIOUS JAPAN!(アンビシャス ジャパン)
 ※「大望を抱く」あるいは「意欲にあふれる日本」という意味です。
と説明されている。

僕は「日本よ大志を抱け」だと思っていたし、英語は不得意でも中学生の時からambitiousを知っていた。
ambitiousといえば、クラーク博士では?
明治初めに札幌農学校に赴任。帰任時に「Boys, be ambitious!」のことばを残し、「少年よ大志を抱け」と訳され、今日に伝わっている。
中学校の修学旅行先が札幌であったこともあり、学級目標に採用する(Boys and girls として)クラスがあるなど、身近だった。

JR東海(あるいは曲の制作側)としては、クラーク博士のことばを、もしくはことばを多くの日本人が知っていることを念頭において、ambitiousの語を使ったのだと思っていたのだけど。訳を「日本よ大志を抱け」としなかったのは、クラーク博士への遠慮か。



JR東海のキャンペーンでインパクトがあったのが、
2004年12月 広島駅
当時最新だった700系電車の、JR東海所属編成の両先頭車(1・16号車)側面・窓下の青帯部分に、「AMBITIOUS JAPAN!」の文字を大きく表記。


鉄道車両にこんなに大きく文字を書くことはあまりない。新幹線では、今でもこれが唯一だと思う【21日訂正・九州新幹線「いだてん」や西九州新幹線「HAPPY BIRTHDAY」では、もっと大きな文字が表記されていた】。
在来線では、JR東日本の「EF81」とか、かつてのJR貨物の「地球環境に優しいJRF」とか、労働組合が幅を利かせていた頃の国鉄で要求などを書き殴ったのとかはあるけれど。
屋外広告物条例の規制も気になるが、当然、クリアできていたのでしょう。

当初は2003年末で終える予定だったが、好評だったので、開業40周年や愛・地球博とからめて2005年9月25日まで続いた。
僕も好意的に受け止めており、キャンペーンや歌よりも、この表記が印象に残っている。当時は、静岡、四国、九州を旅する機会があったので、その途中でいくらか撮影していた。
2003年12月 どこかの駅で隣の列車内から

300系電車では、ドア横に円形ロゴを表示(700系にもあったようだ)。
2003年12月「のぞみは、かなう。」
ちなみに、100系電車は2003年9月16日で東海道新幹線から引退。山陽新幹線では0系電車もまだ走っていた。そんな頃。

2003年12月 東静岡駅
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大雨後 護岸崩落等

2023-07-17 22:51:35 | 秋田の季節・風景
秋田市の記録的大雨のその後。
7月17日午後の保戸野の旭川下流方向。奥が保戸野川反橋
濁流が急流となっていたが、この程度の量・速さなら、年に何回かあるレベル。
保戸野川反橋たもとの中島(指定)水位観測所では、この時点で水深2.20メートル弱。水防団待機水位が2.20なので、数値としては平常時まで戻ったことになる。

旭川筋では氾濫は起きていないようだが、衝撃的な被害が発生した。
中通五丁目の県道28号(土手長町通り)の歩道の崩落である。歩道というより、護岸が崩落して、接する歩道もろとも崩れたのが正確か。
一部では、「川反」の「歩道の手すり(擬木の柵のこと)」が落ちたといった情報もあるが、川反とはこの対岸・大町側のことを指すし、以下の写真の通り、落ちたのは手すりどころではない【18日補足・初期段階では、歩道全幅でなく柵部分だけが崩れたという情報もある。少しずつ崩落したようだ】。また、氾濫した太平川の水や下水道など内水氾濫が、県道まで達して冠水した時間もあったようだが、その水ではここまでなるとは思えず、旭川の増水した水流により、護岸が破壊されたのだと思う。

場所は、四丁目橋のすぐ下流。下り側北都銀行前バス停の向かい。
四丁目橋の交差点
県道は、崩れた歩道は当然、車道も四丁目橋と五丁目橋の間で両方向(※)とも通行止めされている。さらに崩落するかもしれず、安全確認できていないのだろうか。
 ※ルートイングランティア秋田の駐車場や、その北側の座頭小路から出てくる車は、五丁目橋交差点方向に限り、通行させているようだ。また、川と反対側の歩道は通行可。四丁目橋も歩車とも通行可。
そのため、路線バスは運休や迂回運行。17日までの牛島方面は、竿燈大通り~山王十字路~茨島交差点~国道13号と、大きく迂回。18日以降は、他の箇所の状況が改善したのか、南大通り経由に変更。
北側から行くと、手前の北都銀行本店前交差点に小さいながら通行止め予告看板がある。多くの車は中央通りへ左折し、直進した車も、四丁目橋で池永小路へ左折させられる。
五丁目橋交差点には「災害のため通行止め」と理由明記。NHKの中継は、この先まで入っていた
南側からは、南大通りや横町通りへ迂回となるが、線形や車線配置上、横町へ行ってしまう車が多いのか、いつもよりやや通行量が多そう。
有楽町など周辺の交通量は、平常並み。

以下4枚、四丁目橋から撮影。

崩落は長さ数十メートル。【18日追記・複数のマスコミが、長さ約30メートルと伝えている。】
17日付秋田魁新報 1面では「歩道が約200メートルにわたって崩落した。」とあるのは大嘘。だって四丁目橋と五丁目の間が200メートルちょっとしかないのだから。【19日追記・19日付紙面に訂正掲載。「正しくは「約20メートル」でした。」としている。】





「土手長町通り」の道路愛称の表示が倒れている。
路面のブロック(赤系統)はバラバラになって水中に落ちたようだが、その下のセメントのような部分は、板状につながったまま落ちこんでいる。融雪装置・ロードヒーティングの枠や配管がそこに埋まっているので、それでつながっているのだろう。細めのパイプが2本あるのは、何が通るのだろう。
擬木の柵はほとんど見当たらず、川の流れに頭だけ見ているものも。川の中深くまで落ちたのか。そもそも、護岸本体も川底に倒れこんだのか、見えなくなっている。

土手長町通りといえば、シダレヤナギの街路樹だが、この付近は、近年、なぜか伐採されて、跡に植え直されていない。崩落した区間内には、1本もなかった。
(再掲)2020年7月。ちょうどこの辺りが崩落。奥の柳は現在はない

旭川で護岸が崩れたことは、以前もあった。
昭和末・1980年代後半だと思う。冒頭の写真を写した、保戸野(1つ上流の鷹匠橋寄り)で。鷹匠橋付近は、川に少し角度が付いているので、流れに勢いが付いたせいかもしれない。
四丁目橋付近は、川は一直線。少し下流に滝のような段差ができているが、そういうのが影響するのか。それとも劣化が進んでいたのか。

当ブログで何度か取り上げ、そして日常的に歩いている場所がこんなになってしまった。
下手したら巻き込まれてしまうかもしれないし、いつどこで発生するか予測もしづらいだろうと思うと、怖い。



県道28号の楢山登町側(南有楽町通り)では、委託された道路管理業者が、路肩のごみを拾い集めていた。沿道のローソン秋田南通亀の町店やファミリーマート秋田ならやま店は営業していたので、店内への浸水被害はなかったのか(土手長町や南大通りは休業している模様)。

県道28号から1本東側を並行する、南通亀の町、楢山登町、楢山南中町を少し歩いてみた。
こちらは一変。ごみ集積所に袋が山積みになり、小雨の中、多くのお宅で、片付けや泥掃除をなさっていた。畳を出しているお宅もあり、床上浸水もあったとのこと。【18日補足・見た限りでは、冷蔵庫やタンスなどが外に出されたお宅はなかったかと思う(報道される広面方面では出ていた)。この一帯はそこまでの大量浸水ではなかったのか。】
水害の後は、衛生面でも注意が必要と聞く。今日の時点で、クレゾールの臭いがしたところもあったが、消毒まで対応できていないところが多そう。
道路に泥が残るところも(雨で流れたのか意外に多くはなかった)
南大通りや東通地区の主要道路では、浸水で動けなくなった車が放置されていたが、今日でほぼ撤去されたようだ。楢山の裏道には数台残っていた。
塀に突っ込むように置かれ、ボンネットにはごみが載る
近い旭川ではないところから来た水で、こんな被害になってしまうとは。場所のわずかな違いでこんなになってしまう、水害の怖さを、生まれて初めて実感させられた。【17日追記・水と泥が引いてしまえば、一見、普通の平穏な住宅街に見えてしまうことも、やるせないような気持ちになってしまった。】

※護岸崩落現場など数日後の旭川
コメント (7)
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旭川ダム緊急放流

2023-07-15 23:40:43 | 秋田の季節・風景
秋田市とその北側(男鹿、五城目など)を中心とした秋田県では、2023年7月14日夜から記録的な大雨になっている。梅雨前線の停滞によるもので、線状降水帯は発生していないようだが、秋田市などでは観測史上最高の24時間降水量を記録。

秋田市街地では、バケツをひっくり返したような、というよりは、しとしと多めの雨が絶え間なく降り続ける感じだろうか。気が付けば、たくさん降っていたというような。
その結果、太平川の氾濫、添川の土砂崩れ、さらに道路冠水が相次いでいる。
報道で見た限りでは、大住、旭川地区(新藤田郵便局前)、広面~東通一帯のほか、秋田駅東口ロータリーや、西口の北側・明田地下道西交差点(アンダーパス部だけでなく交差点も)も冠水。NHK秋田放送局のリモコンカメラ(アルヴェに設置)から見下ろす、東通仲町などの住宅地が、車のタイヤが隠れるほど水浸しなのは衝撃的。リニューアルオープンしたばかりのイオンスタイル広面も、臨時休業してしまってお気の毒。

そんな中、駅西側の市中央部・市中心部、古くからの市街地のエリアでは、目立った被害はなさそう。たいへん幸運なことで、感謝しなければならない。
その中央部を南北に貫いて流れるのが、旭川(あさひかわ)。太平川と同じくらいの規模で、いずれも太平山を水源とする雄物川の支流であるが、太平川のように氾濫することはまずない。旭川では、氾濫注意水位に達することはあっても、避難判断水位・氾濫危険水位を超えずにキープすることが多い(2017年の例)。川の線形や、対策工事の違いもあるとは思うが、旭川には「旭川ダム」があって、市街地へ流れる水量を調節してくれているのが、大きな原因なのだと思う。

今回も、旭川ダムはがんばってくれたようだが、下流の水位はどんどん増え続け、氾濫危険水位を越えてしまった。
旭川と旭川ダムを管理する秋田県は、旭川ダムの緊急放流を決定。
15時過ぎ辺りの時点で、緊急放流の可能性があることがNHK総合の字幕で伝えられた。実際に放流が始まったのは17時22分。

旭川ダムの緊急放流は初めてとのこと。
秋田魁新報など他のマスコミのサイトや、NHKの全国ニュースでも伝えられ、氾濫のおそれがあるので、流域では安全確保するよう呼びかけられた。

我が家は、旭川から遠くなく、ハザードマップでは0.5~3.0メートル浸水するエリアになっている。ただ標高は、川岸よりいくらか高く、年寄りは、ここは水が上がったことはないと言う。
それに、昔は、下流に緊急放流警告のサイレンや説明板があった(盛岡市中津川の例)が、今はなくなった。これは、ダムの性能が向上して、緊急放流しても下流部には影響がなくなったため、ということらしかった。
だから安心しきっていたが、これは心配になった。

まずは、国交省や県のサイトで、ダムの現状と下流の水位を見守ろうと確認。【以下のデータは停電や落雷により、正しいデータでなかったことが発表された。末尾の17日付追記参照】


秋田県 河川砂防サイトより10分ごとの旭川ダムのデータ
緊急放流すれば、「放流量(国のサイトでは全放流量)」が増えるのだと、素人には思われる。
緊急放流開始直前に、60立方メートル/秒台だったのが、放流開始後は70~80になって、たしかに増えている。
それも、18時50分頃には60程度に戻った。緊急放流が終わったのかと思ったが、その時点では、マスコミではまだ放流中かのような報道【末尾追記の通り、緊急放流は翌日まで続いた】。

そして19時50分から20時40分にかけては、なぜかデータがない。国交省のサイトでは「閉局」と表示されていた。
復活した20時50分には、ダムの水位が上がり、放流量も95立方メートル/秒に増えていた。
どういうことなのだろう。緊急放流といっても、一気に全部放出するのではなく、様子を見ながら少しずつ放流するのだろうか。
【16日追記・緊急放流の定義について】そもそも「緊急放流」とは何か。ダムがあふれそうな時に、大量放出することだと思っていたが、そうではないらしい(それ以前に緊急放流は正式な用語ではないそうだが)。ダムがあふれそうな時に、流入量と同量相当を放流することだそう。それを踏まえれば、緊急放流開始時にどばっと出なかったのも分からなくはないけれど、それでもなお、流入量に対して放流量が少なすぎるという疑問は残る。(以上追記)


緊急放流で、実際に下流の水量は増えたのか。
保戸野通町の保戸野川反橋たもとにあるのに、なぜかその名前の「中島(指定)」観測所のデータ。
国土交通省 川の防災情報サイトより
グラフ中の赤紫の太い線が水位。緊急放流前後とも、4.0メートル前後で微増微減を繰り返している。緊急放流による水位への影響はほぼないといえるだろう。降雨量が落ち着いたことも一因かもしれないが。
【16日追記・旭川沿い、川反の対岸の土手長町通り~有楽町付近でも、冠水や柵(というか護岸?)護岸(県道歩道部分)の崩壊があった模様。旭川の増水(緊急放流かどうかに関わらず)によるものなのかもしれないが、東方向・太平川→明田地下道→南大通りから来た水の影響なのかもしれない。】
【16日追記・中島(指定)観測所の水位は、16日朝には、氾濫注意水位を下回る3メートル程度まで下がった。】

これで、緊急放流しても旭川は大丈夫なんだと、安心できるのだろうか? そうでなく、たまたま今回はこれで済んでいるのかもしれない。【16日補足・ハザードマップで浸水が想定されている以上、そうなる可能性はあるわけで、やはりたまたまだろう。】
我々住民が、身近なはずの旭川に対して、日頃いかに無関心であったかを思い知らねばならない。

ところで、国交省 川の防災情報サイトには「ダム放流通知」というタブがある。緊急放流すればここに掲載されそうなものだが、未掲載。
15日18時45分のキャプチャを一部加工
佐竹知事が記者会見はしていたが、そのほか県の河川砂防サイト、県庁の美の国あきたネットには、旭川緊急放流中の旨の告知は見当たらなかった。
直接関係はないが、秋田市役所のサイトでも同様だし、秋田市には防災行政無線もない。
イーロン・マスク氏のやりたい放題により、6月末頃から、未ログインでツイッターが閲覧できなくなっているのも、こういう時には困る。この点は、以前から、広く情報を伝えるべき組織(役所や公共性の高い事業を行う企業)が、1社によるネットサービスに依存しすぎるべきではないと考えていたけれど。

今回は、マスコミの報道が役に立った。
裏を返せば、ラジオ・テレビに接しない人は、緊急放流を知らなかったかもしれない。万一、氾濫してしまったら、予告なしに氾濫したも同然の事態になっただろう。
秋田市は、大雪以外は大きな自然災害は起こりにくい、安全な土地だと思っている。それが魅力の1つなのだが、それで何もしないのでは、何かあった時大変になる。行政だけでなく市民一人ひとりも、もっともっと意識を高めないといけないと感じている。

14日からの大雨は、ピークは越えたようだ。しかし、この後、火曜日くらいまではまだ降る予報で、気が抜けない。
【16日追記】16日午前時点では、いくぶん水は引いたが、まだ冠水したままの道路もあり、JR運転見合わせ、路線バス運休・迂回、店舗休業(イオンスタイル広面のほか、イオン秋田中央店、イオンスタイル茨島、コープあきた茨島店など)が続いている。
南通の中通総合病院は浸水のため救急を含む新規受付等を停止、広面の秋田大学医学部附属病院は病院前の道路浸水(院内は被害なし)のため救急受け入れを停止。
マックスバリュ泉店は、パンや弁当が品薄傾向で、来店客は通常並みか。極端な品不足はなさそう。車の通行量は、若干少ないかも。
旭川ダムの緊急放流は、16日10時02分で終了したとのことだが、県の周知もなく、NHK以外では報道もなさそう。放流量は16日午前1時には263.26立方メートル/秒に達していた。終了時点では65立方メートル/秒前後まで減り、その後16日夕方は63立方メートル/秒程度とさほど減っていない。

【17日追記・県の説明】17日に秋田県河川砂防サイトに「お知らせ」が掲載。全文を転載。
「・旭川ダムの緊急放流(異常洪水時防災操作)について
 7月15日17:22から7月16日10:02の期間において緊急放流(異常洪水時防災操作)を実施しましたが、15日10:43から発生した停電及びダム周辺への落雷の影響により、15日10:50から16日10:00の期間については、正しいデータの配信ができなかったことをお知らせします。
 なお、緊急放流(異常洪水時防災操作)は、旭川ダム管理事務所において職員の目視及びダム制御装置の状況確認により実施しました。」
とのことで、データが異常であったようだ。納得はしたが、この調子では今後が少し不安。

続きはこちら
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イオン土崎 領地拡大完了?

2023-07-13 22:51:28 | 秋田のいろいろ
秋田市北部にあるイオン土崎港店は、1979年12月にジャスコ土崎港店としてオープンし、当時からの建物を改装しながら、今なお地域に親しまれている。
店舗正面側の敷地の一部は、新国道(という名の県道56号)に面しているが、建物は奥まった位置にあり、その間には自店の駐車場のほか、他の店舗や民家も建っていた。間口は狭く、奥のほうが広い構造だった。

2020年以降、そうした建物と、さらに敷地に隣接する建物が次々に解体されイオンのものになり、イオンの駐車場が拡大していた。
かつてはイオンの隣の隣に位置した、調理師専門学校が2020年度で閉校。その土地もイオン所有になったらしく、駐車場部分に食いこむように建っていた信用組合が、そこに移転したというところまで、記事にしていた
現在。
敷地出入口。左が新国道・右が店舗
ブルーシートがかかっているのは、20日・21日開催の土崎港曳山まつりの曳山。
イオンの“領地”が拡大され続ける中、新国道に面して、駐車場の中にポツンと一軒家=民家が残っていた。
新国道向かい側から
それも、ついに解体が始まった!

というわけで、新国道に面した、信号機から信号機まで、間口にして約150メートル(信用組合含む)がイオンの土地となったのだろう。

中央奥の白い横長の建物が信組。そこまで全部イオンの領地

以前から繰り返しているように、店舗の規模からすれば、こんなに広大な駐車場は不要(現段階で不足しているわけでもないし)。だから、この土地を使って、新しいことを始めようとしているのだと思われるが、情報はない。
土地がすべて確保できただろうから、次はいよいよ動き出すのでは…と思ってみたりする。
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イギリストースト自社コラボ

2023-07-12 20:55:32 | ランチパック
2022年4月以来の工藤パンイギリストースト(期間限定商品)の話題。
秋田市のハッピー・ドラッグ保戸野店で、珍しく、5月と6月に1種ずつ売られていた。7月はなし。
一方、イトーヨーカドー弘前店は、2020年のリニューアル以降、工藤パン商品の扱いが減った印象で、ここで紹介する2つは置いていなかった。

ところで、ここ何年か、自社(または他社)のお菓子を“転用”または“流用”した別のお菓子が、目に付くようになった。例えば、ロッテガーナやブルボンルマンドがアイスになったり、森永のビスケット類(マリーなど)を使ったケーキが出たり。昔はあまりなかったと思う。
それと同じ発想と思われる、イギリストースト。
3種類あったそうで、2023年3月に「チョコスプレー&ホイップ」が出ていた(販売終了・弘前経済新聞サイト6月8日アップより)とのこと。

5月発売(6月で販売終了?)が、
イギリストースト チョコレイ味 402kcal 炭水化物49.2g
「チョコレイ」はデニッシュ生地にチョコと砂糖をかけた、長い菓子パン。
2019年には「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ商品が出ていたが、買い損ねた。
袋裏面には、チョコレイの説明
1982年発売開始で、ハワイの装飾品(首飾りなど)の「レイ」にパンの形が似ていることからの命名。チョコレイの袋には、ヤシの木も描かれている。また、別に「チョコターン」という、少し共通点のあるパンもあった。

見た目は普通のイギリストーストで、チョコレイ感はない。
分割
チョコと練乳みたいなのが塗られていた。
チョコレイの味というのをよく知らないし、練乳みたいなのは無関係な気もして、再現性については分からないけれど、まろやかなチョコ味のイギリストーストとしては、おいしい。ジャリジャリ感はなし。


イギリストースト カステラサンド風 361kcal 炭水化物55.3g
「カステラサンド」は、カステラ生地とクリームをパンではさんだ菓子パン。工藤パンのほか、たけや製パンや山崎製パンでも、同名でほぼ同じコンセプトの商品がある。
工藤パンカステラサンドの特徴は、形が直角三角形で巨大なこと。2014年時点では袋の横幅は20センチ超。形からの連想なのか、船の帆がパッケージにデザインされる。
(再掲)工藤パン カステラサンド
袋裏には歴史などは書いていなかったが、
「カステラサンドのひみつ」
「山があるから ちぎって食べやすい!」→イギリストーストではできない。
「約98%の人が三角の細い方から袋を開けちゃう!」→ちぎって食べることも踏まえて、そのほうが自然か。逆から開けてそっちから食べたら、途中で虚しくなりそう。
「ちまたでは別名 「三角パン」と呼ばれている!」

これをイギリストーストでどう再現するのか。
チョコレイと違って、こちらは袋に入った状態で、存在感を誇示していた。
分厚い
クリームとカステラ生地を、食パンではさんでしまった。
カステラ生地は食パンとだいたい同じ厚さで、イギリストースト史上いちばん分厚いかも。
分割
パン部分もカステラ部分も、本物よりは薄く、クリームも含めて比率が異なるので、完全再現ではないけれど、組み合わせは同じだから、再現性は低くないと思う。
見た目より食べやすい。ジャリジャリなし。カロリーが気になるが、チョコレイ風よりは低い。本物は573kcal。

イギリストーストの次の記事(たまごサラダ)
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5倍デー復帰?/広面AS化?

2023-07-09 19:49:39 | 秋田のいろいろ
イオン東北株式会社(2020年2月までマックスバリュ東北株式会社)運営の「マックスバリュ」ブランドの店舗から2題。

●小改悪→改善?
※イオングループの店舗で付与されるWAONのポイントについては、電子マネーの「WAON POINT」と、現金払いポイントカードの「WAONポイント」が存在しますが、ここでは区別なく一括して「WAONポイント」と記します。

イオン東北のマックスバリュでは、曜日を定めて「WAONポイント5倍デー」を実施している。
その曜日(現在は毎週土曜日・日曜日)や細かい制度は、何度も変更が繰り返されてきた。直近では、2023年5月13日かららしいが、個人情報を登録(会員登録)したWAONへのポイント付与率が、減らされた。
(再掲)2023年5月27日のレシート
会員登録済みWAONでは、5倍でない日と比べて、200円に付き3ポイント=3倍しか多く付与されなくなった。
世知辛くなったと思うとともに、変更する旨の周知が足りないと感じられ、なんだかなぁと思っていた。

その後、6月18日に利用した時も同じだったのだが、7月9日のレシートでは…
「4倍プラスP」が5倍デー分
あれ? 200円に付き4ポイント=4倍付いているから、元に戻った?!
smart waonサイトでの表記も、もちろん同じ。

どういう経緯か知らないが、客としては文句はない。
けど、迷走というか朝令暮改というか…
10日のイオングループ全体の5倍デー(ありが10デー)と重なった場合の扱いも、6月10日は何がなんだか分からない付与だった。次は8月10日。どうなるか?

【2024年2月1日追記・その後】個人的にはポイント5倍デーはあまり気にならなくなった。なぜなら2023年後半頃から「iAEONアプリ」で、ほぼ全商品5%引きクーポンが多く配信されるようになったから。以下の2種。
・月間の好きな1日限定で何度でも、イオン東北運営の全店舗で使えるクーポンが毎月。
・イオン東北運営のマックスバリュ各店(イオンスタイル茨島、広面を含む。適用店舗要確認!)で、火曜日と水曜日に1回ずつ使える、クーポンが毎週。
いずれも、20日・30日と重なった場合は重複適用されない。(以上追記)


●MV広面(ひろおもて)→AS広面?
(再掲)2011年。ネコの足跡の宝くじ売り場と、秋田駅前鎌田会館にあった、全国23店目の流れを汲むミスドもある
秋田大学医学部附属病院のそば、県道41号・横山金足線沿いにある、マックスバリュ広面店が改装工事中。
6月5日から7月2日は、24時間営業を休止して、夜間に工事していた。
7月3日からは全面休業中。なお、ミスタードーナツ秋田広面ショップも「改装休店中」。
公式ホームページには「店内改装のため、7月14日まで休業中です。7月15日 あさ9時リニューアルオープン!」とある。

1995年に、マックスバリュの前身である「ウエルマート広面店」としてオープン。秋田市内に現存するマックスバリュでは、いちばん古い建物だから、大規模にリニューアルするのかと思ったが、頭をよぎったのは茨島の店のこと。

2000年にオープンした、マックスバリュ茨島(ばらじま)店は、2020年秋に改装工事を実施(やはり24時間営業の休止→5日間の休業)。
2020年10月17日の営業再開時には、「イオンスタイル茨島」に屋号が変更されていた。
この時は、2点、疑問・不満に感じた。
1.休業以前には屋号変更の告知がほぼなく、実質、唐突なブランド変更であったこと。
2.他のイオンスタイルとコンセプトが違うように感じられ、しかもマックスバリュ時代との違いもまた、不明瞭であること。
「イオンスタイル(AS)」は、イオンスタイル御所野のような総合スーパー「イオン(旧ジャスコ・サティ等)」を転換したブランド(のはず)。しかし、茨島は、食品スーパーであるマックスバリュ(MV)を転換したもので、全国的には唯一の事例(おそらく現在も)【10日補足・したがって、衣料品、家電、薬等は扱わない】。
転換後も、(生鮮食品はいくらか違うようだが)ほとんどの品揃えや価格設定は、マックスバリュと共通するものが多い。チラシの中身も、マックスバリュとほぼ同じ。一方で、上記の土日ポイント5倍デーは転換後は実施されなくなり【14日追記・新たに5倍デーも実施されるらしい。末尾の追記参照】、他のイオンスタイルでは使える「イオンお買い物アプリ」は対象外と、どっちつかず。客にとっては、いろいろと混乱を招きかねない。
人によっては違うだろうが、個人的には、イオンスタイル茨島は「看板をすげ替えただけの、劣化版マックスバリュ」もしくは「一見、他のイオンスタイルと同じっぽいけど、中身はマックスバリュ同然の名前だけの劣化版イオンスタイル」に思えてならず、利用頻度が激減した。

ネットで「イオンスタイル広面」で検索してみると、公式な発表はないが、ちらほらと「イオンスタイル広面オープン」的な情報がある。茨島同様、現地には告知があるのかも。
マックスバリュにくっついていたクリーニング店のサイトは、「広面店(イオンスタイル広面店敷地内)」になっている。

というわけで、劣化版イオンスタイル2号店が、秋田市に誕生してしまうようだ。例によって充分な告知もないまま。
おそらく全国でも2店だけということになり、イオン東北のガラパゴス化も進んでしまう。

これにより、秋田市内のマックスバリュは、港北、泉、エクスプレス新屋関町、河辺の4店舗になる。
全国的に、マックスバリュブランドは減少傾向のようではある。マックスバリュからディスカウント型の「ザ・ビッグ」に転換する店舗は、東北も含めて多い。秋田市内でもそれがあってもいいと思うし、個人的には歓迎できるのだけど。

【12日追記】おそらく12日に、公式サイトのマックスバリュ広面店の紹介ページに「新生! イオンスタイル広面 グランドオープン」が掲載、あまり中身のない紹介動画もアップされた。※「イオンスタイル広面店」ではなく、店が付かない「イオンスタイル広面」が正当。
「流通ニュース」サイトの11日付記事には「イオンスタイル広面/リニューアルで冷食の品目を3倍に、地物も強化」がアップ。地場産生鮮品や冷凍食品の強化のほか、スマホレジ「レジゴー(AS茨島、イオン秋田中央店で導入済み)」、ベーカリーのピザ窯の導入、銀座コージーコーナーの新規出店などが掲載。引き続き24時間営業。イオン東北さんには、一般客向けにも、こうした情報を早く知らせてほしい。

【14日追記】14日に、AS広面グランドオープンのチラシが折りこまれた。AS茨島でも同内容で協賛セール実施。
その中に、15日土曜日と16日日曜日の日替わりセール欄に「土・日はWAON POINT5倍」のマーク。ということは、マックスバリュ級のイオンスタイルでも、土日5倍デーをやることになったらしい。ほんとにコロコロ変わる。※イオンスタイル御所野など、ジャスコ・サティ級のASでは、当然実施しない。

【15日追記】7月14日夜から秋田市は記録的大雨となり、広面地区は河川氾濫も生じた。そのため、イオンスタイル広面は15日は臨時休業となってしまった。【補足・いったん開店したものの、すぐ閉店ということのようだ。ちなみに、その他の秋田市内のイオン東北各店舗(総合スーパーも含む)は、大雨の影響として一律17時で閉店。】
【16日追記】16日も、AS広面、AS茨島、イオン秋田中央店が臨時休業。営業するMV港北店、泉店でも、AS広面開店協賛セールをやっていたが、一部品目や価格は異なる。
【17日追記】茨島、秋田中央店は17日から営業再開。イオンスタイル広面は20日・木曜日開店となった。

【8月1日追記・折込チラシについて】茨島のAS化後は、同店の折込チラシだけ単独で、内容はMV各店共通チラシに近いものだった。広面AS化後の通常時は、茨島を含むASとMV各店が共通チラシになった(記念セールなどASが別チラシになることもあるようだ)。ということは、結局はブランドが違うけど、それ以外はマックスバリュどこが違うのかということになる。
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秋田701系 側面行き先表示

2023-07-06 22:33:29 | 秋田のいろいろ
秋田地区701系電車30周年シリーズ(?)。前回の帯と座席の色に続いて、コメント欄でも話題になった行き先表示。

現在は、側面と、正面(前と後ろ)に、LED式の表示器がある。
しかし、登場時は、側面はLEDでなく、印字したフィルムを内側から蛍光灯で照らす“方向幕”。さらに正面は、行き先でなく「普通」「快速」など列車種別を表示する“種別幕”であった。
LEDに変わったのは2010年前後に、数年かけて順次。
Wikipediaなどには、(走行用の)機器更新工事に合わせて、行き先表示も交換されたと書かれているが、実際には、必ずしも同時施工ではなかったような気がする。
(再掲)701系側面のLED表示器
正面については、少々複雑な変遷があるので後回しにして、今回は、側面について。
方向幕表示器。2010年1月撮影「新屋」

2009年4月「羽後本荘」
701系が登場した1990年代半ばでは、鉄道もバスも、行き先表示はLEDはなく幕式が主流。秋田地区では、特急電車や寝台車は幕式表示だったが、普通列車は、行き先を書いた板を手で抜き差しする「サボ(サイドボード)」だった。というか、2021年まで残っていたキハ40系もそうだったけど…
701系に方向幕が採用されたことで、都会的になったというか、やっと人並み(?)になったと思った。
表示機のサイズや、文字が“国鉄書体”なのは、当時のJR東日本標準。京浜東北線209系電車も同じ。

ただ、その数が問題。
秋田の701系は2両編成と3両編成があるが、側面表示器が設置されているのは、青森側の先頭車であるクモハ701形の後方・パンタグラフ付近のみ(もちろん両側面に1台ずつ)。
サボ時代は、1両片側に1か所ずつ表示されていたのが、2両か3両に1か所に減らされた。当時は、前後にも行き先表示がなかったのだから、(併結しない多くのダイヤで)電車1本につき1か所しか行き先が示されない。2両編成では、ほぼ中間だからまあいいとして、3両編成では足りない。ケチっている。※表示の切り替えは、何台あっても一括で変更できる。
ホームや車内で、居合わせた客に「これは◯◯行きですか?」と尋ねる人が、ちらほらいた。
前後にも行き先が表示されるようになった現在は、おおむね問題なくなったと思っているが、前後は日本語のみの表示なので、多少難ありか。

以下は、秋田地区701系方向幕コレクション。枠からズレている表示は、幕回しの途中を撮影したため。
2013年3月「蟹田」

2009年4月「碇ケ関」
いかりがせきの「が」は、地名(旧村名)は「碇ヶ関」、JRの駅名は「碇ケ関」が正式で、「ケ」の大小が異なる。方向幕は若干小さいか?

多くの鉄道・バスでも同様だが、行き先表示のコマ(1つ1つの表示)は、表示する頻度が高いものもあれば、1日1便など表示の機会が少ないもの、さらには作ってはあるけれど表示する機会がほぼ皆無のものもある。皆無というのは、廃止になった行き先を残しているとか、平常ダイヤで設定はないが臨時便や不通時の折り返し運転などで使うかもしれないもの、将来的にその行き先のダイヤができるかもしれないもの、車両の貸し借りで他地域へ行った時に使うかもしれないもの、などがあろう。LEDならデータを入れておけば済むが、幕だったら、費用をかけて作らないといけないし、コマが多すぎると切り替え(幕回し)に時間がかかるし、表示器の性能上の限界もある。
JR東日本は金銭的余裕があるためか、秋田の701系には、果たして使うのかどうか疑問なコマも、けっこう含まれていた。東北本線(当時)の「浅虫温泉」「八戸」「快速 八戸」などもあった。浅虫温泉までは定期運用があったようだが、八戸まで行ったことはあったのかな。

2002年11月「快速こまくさ 新庄」
秋田~山形の特急「こまくさ」が、1999年12月の山形新幹線新庄開業時に、秋田~新庄の701系快速となったもの。でも、2002年12月に廃止されてしまった。

2002年11月「快速こよし 酒田/羽後本荘-酒田間普通」【7日補足・普通列車区間を表記したせいで、英字がなくなってしまっている。】
701系登場時は、青森~弘前と、秋田から各方面を結ぶ快速列車が設定され、それぞれ「いわき」、「しらかみ」→「しらゆき」、「かまくら」、「こよし」と愛称もあった。「こよし」は秋田~羽後本荘が運転区間だったが、上の写真のように各駅停車になって酒田へ直通する便もあった【7日補足・他方面でも同様の事例あり】。
その後、減便(各駅停車化)とともに、2002年12月には愛称がない無名快速にされてしまった。

上の2つの快速表示は、廃止・名称消滅直前の撮影。
「快速」と「こまくさ」も国鉄書体。「こよし」は少し違う書体(手書き?)。いずれも英字なし。こよしの「羽後本荘-酒田間普通」は写研ナールか。
ネット上に画像がある、別の時期(=より古いもの?)のものと思われる方向幕では、「快速」は、これも国鉄から継承したのか、カキッとして斜めになった独特な書体(下の画像と同じ文字で、枠なし)で、愛称は写研ゴナらしきゴシック体のものも存在したようだ。

以下、無名化後・方向幕末期の2009年4月撮影の快速。
「快速 新庄」

「快速 羽後本荘」
カキッとして斜めの「快速」を枠で囲む。首都圏と同じ配置か。
ただ、これらの幕が、実際に表示される機会はあっただろうか。旧こよしも、無名化後は下り秋田行きだけになったはずなので。以下同様に、
「快速 象潟」

「快速 酒田」

「快速 鶴岡」

LED化後の快速表示は、
(再掲)やはり「快速」は日本語のみ
正面の表示器では、「快速」と行き先を交互に切り替えて表示する。

また、「ワンマン」については、田沢湖線用や盛岡地区、仙台地区の701系では、幕時代・LED化後とも、行き先と同一画面に表示している。つまり「盛岡」と別に「ワンマン 盛岡」のコマがある。
対して、秋田地区では、正面は、当初、種別幕だった頃には表示していた(続きの記事にて)。しかし、LED化後は表示していない(別に表示灯を使用)。側面では、幕もLEDでも一貫して一切表示していない。

想像するに、秋田地区は運用範囲が広く、ただでさえ行き先が多いのに、それに「ワンマン ◯◯」のコマを作ると、自動巻取り機の限界を超えるコマ数になってしまうのだろうか。
LED化後も表示しないのは、側面は「快速」で赤文字にできるのだから、「ワンマン」を緑文字にもできそうだけど…【7日補足・側面に表示しないのは、単なる前例踏襲か、あるいは秋田支社では側面でのワンマン表示は不要と考えている(田沢湖線は盛岡支社への配慮から表示)のか、どちらかではないだろうか。】
正面は、もしかしたらドット数や文字色の制限があるのかもしれない。ワンマンをLEDで表示すれば、ワンマン表示灯(折りたたみ式で手作業で出し入れする)を廃止して省力化できるのにやっていないということは。


正面の表示について、続く。
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弘前駅 Petit Appli 跡

2023-07-04 23:58:26 | 津軽のいろいろ
中央弘前駅前の激変に続いて、弘前駅(JR・弘南鉄道弘南線)の話題。
この記事で取り上げ、そのコメントで教えていただいていたように、弘前駅2階のJR改札口横・改札外にあった小さな売店「Petit Appli(プチアプリ)」が、2022年3月21日で閉店した。その現在。
改札外から
向かって左「待合室」の表示が出入り口。スペースは改札内側に出っ張っているが、一般客は行き来できない。
売店は、待合室の中に間借りというか、待合室と同居していた。閉店1年前に売店がリニューアルされ、入口周辺に赤い装飾や大きな看板が付いたそうだが、それ以前は、現在と同じような、シンプルな外観だったと思う。

スペースのうち、出入り口側が売店、売店の前を通って奥側が待合室。割合としてはだいたい半々、売店のほうがちょっと広い程度だったか。売店としても狭く、待合室としても狭かった。
なお、2021年春には、改札口向かいのびゅうプラザ弘前駅跡に、待合室機能もある「津軽ラウンジ」ができたので、現在は待合室が2つあり、おおむね充分な態勢になった。

待合室に入ってすぐの視点
椅子・ベンチ(17席あるとのこと)は奥のほうにあり、スペース配分は売店があった当時と変わっていないようだ。椅子の配置は、変わっているようで、以前は奥の赤い壁を背にして置かれたものもあった。天井にはNHK総合が映るテレビ。

正面に鎮座する黒い箱は、JR東日本が展開するシェアオフィスSTATION WORKの1つ、1人用の時間貸し「STATION BOOTH」。
このように地方都市でも見られるようになったが、秋田駅(みどりの窓口内2台)も含めて、使う人はどのくらいいるもんだろうか。閉所恐怖症ではないけれど、あまり入りたいとは思わないし、入っている間に、外で何か起きていたら(事件ばかりでなく、ドアを開けたら怖い人がもたれかかっていたとか【5日補足・怖い人でなくても、お年寄りとか大荷物が置かれていたなども、出るのに気が引ける】)…なんて考えてしまう。

売店があった当時は、この位置にはガラス扉の冷蔵庫が置かれ、リンゴジュースや酒なども並んでいた。
BOOTHの手前~左側(スペース全体の左奥)がレジ跡。手前側には、箱入りのお土産菓子などが平積み。末期には市内の店の惣菜も扱っていたそうだが、その状態は知らない。

ベンチ側から出入り口方向
写真奥・自由通路側には、自動販売機が2台置かれた。右はグリコ・セブンティーンアイス、左はJR東日本クロスステーション・acureのイノベーション自販機。秋田駅のと同じで、弘前初設置だろう。
「大きな黒い箱」としてSTATION BOOTHと共通するが、近くで比較すると、やっぱりSTATION BOOTHのほうが大きい。

でも、この場所では、自販機の存在が目立たない。せっかくなら、自由通路に直接面して置いたほうが売れそう。自由通路2階には自販機がないのだし。
ついでに言えば、ここにATM・ビューアルッテを置いたらどうでしょう。一大観光都市であり、Suicaも使えるようになったのだから。

ちなみに、自販機左に出ている掲示は、売店で扱っていた「水上房吉商店のお茶(静岡)」を買いたい人は、向かいのラウンジ内の「BRICK A-FACTORY(土産物+カフェ的な店?)」で予約注文書を配っている旨。
この掲示内では、Petit Appliの名はなく「アプリーズ弘前駅売店」と表記している(実際に、駅ビルアプリーズのホームページ内で紹介もされていた)。


この空間に、売店があった面影はもうないかと思いきや、
自動ドアの内側
ドアの合わせ目に、カラフルなシール。
150cmから190cmまで10センチ刻み
コンビニや金融機関で使われる、強盗の身長を覚えておくための目安。はがし忘れか、あえて残したのか。


最後、待合室の外に戻って。
自由通路に面して2つの箱
左の白い箱は、いわゆる白ポストではなく、弘前市立図書館の返却ポスト。「弘前市立図書館後援会」の寄贈と記される。弘前市街地では、ヒロロにこども向けを中心とした分室はあるようだが、本館は弘前公園の向かいだから、駅で返却できたら便利。

右側の銀色のは、おなじみ駅のごみ箱。透明部分がない旧タイプで、JR東日本のマークはあるが、なんだかぼんやりしている。これ1つだけで、分別せず捨てられるらしい。
ところで、JR東日本秋田支社では2022年11月に、合理化の一環で、駅のごみ箱の一部を撤去した。秋田駅では、同じように自由通路に面した、みどりの窓口前のごみ箱(やはり分別なし)がなくなった。
ここも、駅員の目が届きやすいとはいえないし、JR利用者でなくても誰でも捨てられるし、家庭ごみ投棄を禁ずるシールも貼ってあるくらいだから、撤去しても妥当だと思うのだけど。JRマークがぼやけている=実はJR管轄でないのか?

弘前の話題は続く。次は弘南バスについて
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大町~寺町 信号機工事

2023-07-03 23:41:25 | 秋田のいろいろ
前回に続き、対面通行化に向けて拡張され、信号機が新しくなった、大町四丁目・五丁目、寺町~横町の道路。
(再掲)工事中と記した区間
今回は、信号機が交換・移設された、3つの交差点ごとに見てみる。以下、特に記さないが、拡張前の路肩にあった信号柱は、信号機移設とともに撤去されている。

工事区間東端、「大町五丁目」交差点。
今回は北西角2か所が、信号柱(照明なしの信号柱単独で、細い2本アームで設置、アームも緑色塗装)とともに交換された。
1つは、大町通り北進車正面側。両面から片面に減。

もう1つは、横町から工事区間に向かう西進車側。
従来は、向かって左側に片面設置で、「大町五丁目」の小さな交差点名表示(主要地点案内標識。2012年に交換)が添加され(他の向きにはなし)、ここがその名であることをかろうじて示していた。
信号工事後
向かって左に照明と一体化した柱、右に単独の信号柱。新しい信号機は、右にのみ片面で設置。

左の柱には、信号機を設置できるアームが出ているが、今回は設置されず。「大町五丁目」の標識は、旧柱から移設された。

未着工の横町側から交差点を見る
まだ道が狭い横町側から来る車の視点では、左のアームに信号機を付けても見えづらいし、仕様上、アームを長くもできないのだろう。そのため、とりあえず右側に付けたのだろうが、もうちょっと左寄りでもいいのでは。先方の次の交差点の信号機を誤認しないかな。

2029年度だそうだが、横町側も拡張された暁には、この左右両方に信号機が付くのだろうか。
警察庁は2013年に、「1流入路につき1つの車両用灯器の設置を原則とする」方針を示した。つまり、交差点内で1つの方向向きの信号機は1台あればいいことになり、実際に、秋田県でも2台以上あったものが減らされた所もある(関連記事)。
拡張後であって、ここ程度なら1台で充分そうに思うけれど…

現状では、この交差点には歩行者用信号機はない。左の柱には、歩行者用信号機用のアームが2本出ている(2つ上の写真参照)ので、今後は設置されるのだろう。
というか、特に北から南へ横断する向きには、早く設置したほうがいいのではないか。
なぜなら、南北方向は時差式信号だから。
路線バスも含めて大町通り北方向から来て、工事区間へ右折する車のため、南進車側の青が長い。歩行者用信号機がないわけだから、横断歩道者は車両用信号機を見て横断する。
つまり、この交差点は“歩行者も時差式信号”になってしまっている。横断歩道者は、素直に信号に従ってしまうだろうし、そこへせっかちな右折車がいたら、事故になりかねない。ずっと以前からこの運用であり、事故が起きたという話は聞かないけれど、道路が広くなって、歩行者の横断距離が長く・右折車の速度は速くなるだろう。アームがすでにあるのだから、設置したほうがいいのではないだろうか。


西へ進んで、真ん中の交差点。南西角に半田葬儀社がある。北方向へ曲がれば、旧・豊島町~茶町。
2023年4月。東側から
歩行者用信号機なし、各方向とも車両用が1台ずつの小さな交差点だった。
信号工事後。手前に逆走防止の進入禁止標識が仮置き
南北方向(上写真左右)は、単独信号柱に片面設置と妥当。
東西方向は、
西側から
交差点の西側に左右並んで、どちらも両面と、特異な設置。東側にはなし。
並べると、低コスト仕様でない従来の信号機が巨大に見えてしまう
東側から見て左(北)は照明一体化の柱で、信号機は緑色のフラット型。
右は単独の柱。柱に色は付いているが、アームは無着色、信号機は中古品だから、仮設だろう。
西進車の視点。バス停は楢山・大回り線用の大町五丁目
現状で、ここに2台並べる必要は…先の交差点の信号を誤認しないためか。

一方通行の今は、車が通らない向きにも、2台あることになる。軽車両や歩行者のためだが、1台で充分では? いや、強いて理由を挙げれば、歩行者のためか?
交差点の東側に信号機がないということは、西から東へ横断する歩行者は、横断歩道より手前にある、この信号機を見ないとならない。少しでも歩行者が見やすいよう、2台にしたのかも。でも、それでも、
北側歩道を、東へ横断時の視点
歩道端からだいぶ下がらないと、信号の色を視認できない。
最終的には、東側にも信号柱が立ち、歩行者用信号機も設置されると思われる。それまでは、充分注意して、横断・運転しないと。【翌週までにさっそく変化。末尾参照。】


工事区間西端の交差点。2013年に対面通行化された区間の東端が、一方通行の出口と相対する。
車両用信号機は、東西方向が両面設置×2。道幅による視点の都合上、いずれも車両進行方向から見て右側が正面の信号機であった。南北側は片面設置。
歩行者信号機は、2013年の対面通行化で広くなった、西側、南北方向の横断歩道1本にのみ設置。
2023年4月西側から

信号工事後
東西方向は、一般的な左側正面の両面×2。
歩行者信号は、引き続き横断歩道1本のみで、うち北側が、前回の通り、緑色の新品に交換。南側は未交換。
西進車から見て、右手前側(上の写真左正面)は、照明付き信号柱に設置。左正面側は、単独の信号柱に設置されているが、柱も信号機も一般色。南側歩行者信号機が設置されている柱なので、以前のものそのままのようだが、車両用信号機は新品っぽい。向かい側とちぐはぐな色になってしまうが、このままなのか、今後交換されるのか。
南北方向のうち、北進側(上の写真左)は、これまた無塗装の柱を残し、信号機は一般色。南側にあった県警の防犯カメラが移設されたほか、歩行者用信号機用アームらしきものも付いたから、このまま残すのか。
そして、南進側。
2023年4月北から

信号工事後
片面×2台になった!
どちらも照明付きの柱だが、向かって右の柱は、4月時点ではアームは付いていなかった。
これは仮設置ではないだろう。ここに2台も必要なのか、はなはだ疑問。
南北方向は、歩道がない狭い道。通行量はそれなりにあるが、誤認や見落としのおそれは低そうだし、1台で充分なのでは。「1流入路につき1つの車両用灯器の設置を原則とする」という大義もある中、秋田県警はどういう判断をしたのか。


変則的だったり、少々不安な設置方法だったりするのは、工事途中の過渡期ということもある。今後の推移に注目。次の変化があればまた。
【11日追記】翌週11日までに、真ん中の交差点の仮設信号機がなくなり、北東角に新たな信号柱が立って、新品が両面設置されていた。大町五丁目交差点なども含め、続きはこちら
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新色信号機

2023-07-02 20:05:19 | 秋田のいろいろ
秋田市中央部の少し南寄りで、だいぶ以前から道路拡張工事が続いている。【2日追記・都市計画道路「川尻広面線」】
トータルで東西方向に約650メートルの道路で、西から東に、
ドン・キホーテ秋田店角の県道56号(広義の新国道)「山王五丁目」交差点 ~ 旭北寺町 ~ 大町五丁目・六丁目の境界 ~ 大町通り(赤れんが館通り)「大町五丁目」交差点 ~ 横町(よこまち) ~ 五丁目橋 ~ 県道28号と南大通り「五丁目橋」交差点
のルート。
略図
西側、山王五丁目から寺町の途中(約200メートル)は、既存の道路はなく、2013年に新たに開通した
そこから東側は、西行き一方通行の狭い道路を拡幅して、対面通行化。新規開通区間から1ブロック・100メートルほどは、2013年に同時に供用開始【28日補足・これらを合わせて「寺町工区」344メートル】。

その後、そこから東へ2ブロック、「大町五丁目」交差点まで200メートル弱の工事が進んでいる。ここにあったレンガ造りの旧大島商会が、いちおう移築された【28日補足・「横町工区」長さ197メートル】。
残る横町の商店街は、準備は進んでいるようだが、未着工で、完成までは相当かかりそう。
道路は秋田市管理の市道になるものの、その工事は、「大町五丁目」交差点より西側は秋田県が施工。横町部分だけは、工事も秋田市が行うらしい【2日追記・「横町A工区」で、2023年度着工・2029年度完成予定らしい】【28日補足・横町A工区は長さ114メートル】。

現在工事中の区間は、当ブログで取り上げる機会もないまま気が付けば、以下の状態になっていた。
現在の工事看板。工期は8月末まで。県施工だから県仕様の看板
↑道路に「ドウロ」とフリガナ【3日追記・「あたらしく」はひらがな】。相変わらず、一般職である地域振興局長の氏名まで記載(契約書上はそうなのだろうが、看板では不要だろう)※関連記事
2020年10月。大町五丁目交差点から西方向

現在。上の写真よりも広角で撮影
新たな道路が、ほぼ体をなしていた。
特に歩道は完成していて、別段危険性もないと思われるのに、立ち入りできない場所もある(だいぶ前からなので、養生中などではない)【12日補足・工事関係者の駐車スペースとして使われている感じ。だったら、せめて休工日は開放してもいいのでは。】。そこでは、歩行者は、歩道がなかった頃同様、車が通るスレスレを歩かなければならず、そっちのほうが危ない。
横断歩道の白線が薄れた上に、その位置に封鎖の柵が鎮座する箇所もあった。通学路のようだし、夜は川反帰りの酔っ払いも通る。もうちょっと歩行者に配慮してほしい。
車道のほうは、封鎖された箇所があり(まだ一方通行なので、誤進入・逆走防止のため、あえて狭くしているのかも)、路面に傾斜や凹凸があるから、これから、きれいに舗装するのだろう。
【28日追記・舗装工事は急ピッチで進み、2023年8月1日・火曜日6時から、横町工区が対面通行で供用されることになった。歩道の工事は8月以降も続くとのこと。】
【8月12日補足・道幅について。拡幅前は8メートル前後(7800~8800)。拡幅後は歩道6メートル×両側+(歩/車の境の設備帯0.5メートル×両側)+車道12メートルの全幅25メートル。】


ここから信号機のこと。
2013年に開通した区間には、途中に信号機のある交差点はない。両端の既存交差点で、信号機増設や一部移設が行われた程度。
今回の工事区間では、両端と、その間に1つ、小さいながらも3つの交差点がある。工事途中の段階で、線形(あるいは運転者の視線)の変化に応じて、信号柱や信号機の移設が行われていた。

遅くとも2021年春の時点で、拡張後の車道と歩道の境目付近に、柱が立ちはじめた。照明の柱だが、横方向に部材が突き出した所もあった。
上は車両用、下は歩行者用の信号機を取り付ける、アーム。
着工前~工事中は、無塗装の柱に、グレーのボディの信号機だったが、ここは色付きにする(美装化)のか。
それにしても、その色。
全国的に、こげ茶色(ブラウン)は“準標準色”といっていいほど普及し、秋田市内にも多い。ほかは、竿燈大通りと南大通りの緑色、通町の黒ゆうちょ銀行秋田店前のメタリックシルバーといったところ。全国的には、青やゴールドなどさらにいろいろあった。
ここは独特な緑色で、これまでに見たことがない“新色”。ここに取り付けられる信号機も、同じ色になるのだろうか。

6月末、大町五丁目交差点を通ると、工事中。
大町通り南側から。左方が工事区間
上の写真左奥(直進車正面)の信号機は、設置されたばかりで、通電していない。
今回の工事区間で、信号機の交換と移設が行われた。
上の写真右手前など、手付かずの信号機もあるし、既存の信号機を移設した仮と思われる設置もあるし、未設置のアームもあるし、この後、道路工事の進捗に応じて、信号機工事が再びあるはず。
そして、ついに、新品の信号機が設置された。いずれもコイト電工製。

車両用は、フラット型で従来どおり縦設置。

やはり、柱と同じボディカラー。一部、新たに立てられた信号柱(照明なし)やその細い2本アームも、同じ色。

歩行者用は、アームがあっても未設置の箇所が多い。現段階では1か所だけ設置。
短いフード付き
※複数の日に、異なるカメラで撮影した画像が混在しているため、色合いの違いはそれらによるもの。
歩行者用信号機の銘板
2023年2月製造。予算の都合か、道路工事の進捗との兼ね合いか、少し前の製造(未設置分も、同時に製造されて待機中のはず)。
下の「KO2022」は、秋田県警による、メーカーと製造年の識別シール。2023でなく、2022になっている。年度でなく暦年を示すと思っていたけど…

新しい色は、竿燈大通り・南大通りの緑色よりも明るい緑。秋田市の色・若草色とか黄緑色とも違う。
(再掲)竿燈大通りの信号機。深緑ってところか
新色は、「うぐいす色」とか「抹茶色」とかに近いかな…どうして、ここにこの色を選んだのか?
ここから1ブロック北は、旧・茶町(南北に長く、竿燈大通りの向こうまで)。江戸時代にお茶を売ること許された町だったということで、そこから???
【2日追記・すずらん通り説】近くにある「すずらん通り」のイメージではないかとのコメントをいただいた。2ブロック北になるが、ゲートなどにほぼ同じ色合いが使われているから、それが由来かも。
再掲)すずらん通りのゲート
(以上追記)

制御機のボックスも同じ色

1か所だけ信号柱に黒と黄色の縦縞イボイボシート
電力や電信でなく、信号柱にこれが巻かれているのは珍しい。イボイボによりポスターを貼らせないのが第一目的だけど、ここは、人や車がぶつからないよう注意喚起か?

新しい色が、新しい街並み(もしくは寺町や川反など周囲の町も合わせて)にとけこむだろうか。
ところで、工事途中であり、混沌とした現場という事情はあるにせよ、信号機の設置位置にクセがあり、少々問題があるように思える点もあった。続く
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