秋田市の保戸野と泉の境目で、道路改良工事が行われている。以前からの歩道と車道の段差を解消する工事の続き。
泉側から
道路工事に合わせて、交差点の信号機関係の移設工事も行われている。この交差点は、20年以上前の古い信号機を中心に設置されていたので、基本的に新品に更新される(一部は転用)ようだ。
現段階では、道路工事の進捗に合わせて、一部だけが交換されている。
保戸野側から。右手前は柱も信号機も新品、左奥は未更新
さて、写真に写っている、2台の車両用信号機。新旧が共存している形なのだが、いかがでしょうか?
※この後、10月上旬のうちに、古いほうも新しいものに更新された。信号柱も新設。
右手前が新しいほう
新しい信号機が、小さく見えませんか?
写真では分かりづらいけれど、実際に見ると、明らかに小さいと感じるはず。
歩行者用信号機は従来サイズ
実は、これが、これからの信号機の姿。
交通信号機は、警察庁が点灯する色ばかりでなく、大きさや材質など基準を定め、各メーカーがそれに従って製造し、各都道府県警察がそれを設置するというのが原則。(一方で、各メーカーや各都道府県ごとの仕様や設置方法の違いもある。)
ネット上でははっきりとした情報は少ないのだが、2017年度から「低コスト信号機」という規格が稼働しているようだ。
その名の通り、これまでよりも低コストな信号機ということで、信号機本体(灯器)のみならず、柱を集約して設置したり、複数の交差点をまとめて制御したりといった点でもコスト削減を図るようだ。
ということで、これが「低コスト灯器」。
これまでの車両用信号機は、各色の点灯する部分は直径30センチが基本だった。秋田県内でも、LEDの信号機はすべて30センチ。
低コスト灯器では、25センチが標準になった。
ちょこんとしてかわいらしい
秋田では、電球式の信号機では、25センチのものが設置されていることがあるが、それよりも小さく感じる。おそらく、電球式25センチではボディ自体のサイズは30センチとさほど変わらなかったのに対し、この低コスト25センチでは、ボディ自体も相当小型化されているのだろう。
アップで見ると、違和感は少ない?
日本信号製の本体に、改良型(とんがった)カプセルフードを装着し、縦設置。
上記の通り、信号機はメーカーや都道府県で違うものが設置されることがある。
ネット上の情報を総合すれば、低コスト灯器も同様のようで、この見た目で設置されているのは、秋田県だけのようだ。
メーカーごとの違いでは、コイト電工は、秋田ではすっかりおなじみのフラット形をそのまま小さくしたもの。信号電材では、コイトのフラット形を丸っこくしたような新しいデザイン。
日本信号製でも、県によっては学生服のカラーみたいな薄っぺらなフードが装着されている。秋田県では、このようにおなじみのカプセルを小さくして装着した。
各社の低コストタイプの中では、日本信号製がいちばん従来の信号機っぽいようで、秋田の人には小さくなったとしか感じないだろう。県外の人には、「小さいし、縦だし、ヘンなカプセルがついているし」と不思議な信号機かもしれないけれど。
また、歩行者用も低コストタイプが導入されているが、日本信号では(少なくとも外見では)従来の薄型と変わらないようだ(上の写真参照)。メーカーによっては、フードがないものやまな板みたいなのものも登場している。
※青森県では2017年末時点で、歩行者用の低コストが設置されていた。この記事後半。一方、車両用の低コストは未確認。
秋田市内では、ここのほか、楢山と御野場に新設された押しボタン式信号で、同じ仕様の低コスト灯器が設置済み。
今後、増えていくことだろうし、他社製品も設置されていくかもしれない。
とりあえず、小さくても視認性には問題はなさそうだけど、慣れるのには時間はかかりそう。
※その後の低コスト化状況。
【2018年4月5日追記】全国的には、低コスト信号に気がついた一般人の反応は、「小さい」ということと「薄い(本体のみならず、フードも含めた全体の厚みの意味も含めて)」ということ両方に驚くことが多いようだ。そのどちらに重きを置くかは個々(個人の感覚とメーカーや仕様による見かけの違い)で違うようで、低コスト信号の薄さに驚く人も少なからずいるようだが、実際には薄さに関しては、低コスト化以前のLED式やフラット型とほとんど変わらないことになる。だけど「薄くて小さい」という総合的な意味では、やはり驚くべき信号機かもしれない。
泉側から
道路工事に合わせて、交差点の信号機関係の移設工事も行われている。この交差点は、20年以上前の古い信号機を中心に設置されていたので、基本的に新品に更新される(一部は転用)ようだ。
現段階では、道路工事の進捗に合わせて、一部だけが交換されている。
保戸野側から。右手前は柱も信号機も新品、左奥は未更新
さて、写真に写っている、2台の車両用信号機。新旧が共存している形なのだが、いかがでしょうか?
※この後、10月上旬のうちに、古いほうも新しいものに更新された。信号柱も新設。
右手前が新しいほう
新しい信号機が、小さく見えませんか?
写真では分かりづらいけれど、実際に見ると、明らかに小さいと感じるはず。
歩行者用信号機は従来サイズ
実は、これが、これからの信号機の姿。
交通信号機は、警察庁が点灯する色ばかりでなく、大きさや材質など基準を定め、各メーカーがそれに従って製造し、各都道府県警察がそれを設置するというのが原則。(一方で、各メーカーや各都道府県ごとの仕様や設置方法の違いもある。)
ネット上でははっきりとした情報は少ないのだが、2017年度から「低コスト信号機」という規格が稼働しているようだ。
その名の通り、これまでよりも低コストな信号機ということで、信号機本体(灯器)のみならず、柱を集約して設置したり、複数の交差点をまとめて制御したりといった点でもコスト削減を図るようだ。
ということで、これが「低コスト灯器」。
これまでの車両用信号機は、各色の点灯する部分は直径30センチが基本だった。秋田県内でも、LEDの信号機はすべて30センチ。
低コスト灯器では、25センチが標準になった。
ちょこんとしてかわいらしい
秋田では、電球式の信号機では、25センチのものが設置されていることがあるが、それよりも小さく感じる。おそらく、電球式25センチではボディ自体のサイズは30センチとさほど変わらなかったのに対し、この低コスト25センチでは、ボディ自体も相当小型化されているのだろう。
アップで見ると、違和感は少ない?
日本信号製の本体に、改良型(とんがった)カプセルフードを装着し、縦設置。
上記の通り、信号機はメーカーや都道府県で違うものが設置されることがある。
ネット上の情報を総合すれば、低コスト灯器も同様のようで、この見た目で設置されているのは、秋田県だけのようだ。
メーカーごとの違いでは、コイト電工は、秋田ではすっかりおなじみのフラット形をそのまま小さくしたもの。信号電材では、コイトのフラット形を丸っこくしたような新しいデザイン。
日本信号製でも、県によっては学生服のカラーみたいな薄っぺらなフードが装着されている。秋田県では、このようにおなじみのカプセルを小さくして装着した。
各社の低コストタイプの中では、日本信号製がいちばん従来の信号機っぽいようで、秋田の人には小さくなったとしか感じないだろう。県外の人には、「小さいし、縦だし、ヘンなカプセルがついているし」と不思議な信号機かもしれないけれど。
また、歩行者用も低コストタイプが導入されているが、日本信号では(少なくとも外見では)従来の薄型と変わらないようだ(上の写真参照)。メーカーによっては、フードがないものやまな板みたいなのものも登場している。
※青森県では2017年末時点で、歩行者用の低コストが設置されていた。この記事後半。一方、車両用の低コストは未確認。
秋田市内では、ここのほか、楢山と御野場に新設された押しボタン式信号で、同じ仕様の低コスト灯器が設置済み。
今後、増えていくことだろうし、他社製品も設置されていくかもしれない。
とりあえず、小さくても視認性には問題はなさそうだけど、慣れるのには時間はかかりそう。
※その後の低コスト化状況。
【2018年4月5日追記】全国的には、低コスト信号に気がついた一般人の反応は、「小さい」ということと「薄い(本体のみならず、フードも含めた全体の厚みの意味も含めて)」ということ両方に驚くことが多いようだ。そのどちらに重きを置くかは個々(個人の感覚とメーカーや仕様による見かけの違い)で違うようで、低コスト信号の薄さに驚く人も少なからずいるようだが、実際には薄さに関しては、低コスト化以前のLED式やフラット型とほとんど変わらないことになる。だけど「薄くて小さい」という総合的な意味では、やはり驚くべき信号機かもしれない。