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広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

お願い

3010-08-24 20:10:24 | その他もろもろ
主要カテゴリーの各記事のタイトルだけの一覧をご覧になりたい時は、以下のリンクからどうぞ。
(クリックするとアップ日が新しい順に表示されます。そのリンク先から古い順に並べ変えることもできます)




【2025年4月15日追記】gooブログが、2025年11月18日でサービス終了することになりました。別のブログへ移転できるようになるとのことですので、その方向で検討中です。移転先が決まればお知らせします。

【2025年4月20日追記】移転先として、「はてなブログ」を開設しました。https://taic02.hatenablog.jp/
とりあえず場所を確保しただけで、現時点では何もアップしていません。今後、使い勝手などを試験運用した後で、gooブログからの移転をしようと計画しています。

当ブログは個人が収集した情報に考察等を加えた個人のブログです。したがって、扱っている内容の当事者とは関係ありません。
また、根拠や出典を明確にするよう心掛けていますが、必ずしも正確な情報ではない場合もあり得ます。アップ後に状況が変化することもありますので、これらの点をご了解ください。

当ブログへのリンクは自由に行ってください。連絡は不要です。
当ブログの文章の引用は常識の範囲内でお願いします。
ただし、画像を転載する際は、ご連絡ください。(当方の著作権うんぬんというより、画像が一人歩きして尾ひれが付いて、転載先や第三者にご迷惑をかけることがないとは言えませんので)

商用サイトやマスコミ等ネット以外の媒体で当ブログの内容を使用される際は、恐れ入りますが、どうか事前にご一報いただけないでしょうか。(ありがたいことですが、こんなブログを公的な組織が利用するほどのものではないと思います…)


画面左側、カレンダーの下に「メッセージを送る」機能がありますので、ご利用ください。【2024年12月30日追記】gooブログのメッセージ機能は2024年12月18日頃をもって提供終了していました(gooスタッフブログ)。差し当たっての代替として、これまでコメントを無効にしていた、この「お願い」記事のコメント欄を有効にするので、何かあれば入力・送信してください(もちろん、他の記事のコメント欄でもかまいません)。送信後、直ちに公開されるので、個人情報の入力はしない等、ご注意願います。
 ※頻繁にはチェックしていないので、対応が遅くなる場合があります。

2010年8月24日

【2017年12月23日追記】コメント投稿についてのお願い。
当ブログをご覧いただく皆様から、情報や感想を幅広くコメントいただきたいと思っています。
管理者としてはコメントを承認制にしたり、個別に削除したりすることもできますが、そうした考えから、行っていません。(スパム投稿や極端に不適切な内容と判断した投稿は削除していますが、数か月に1回程度です。)投稿者の本人確認を厳しくしたり(これはgooブログの仕様上からも無理ですが)、コメント内容を制限したりするようなことも、したくありません。そのために、コメントいただく時にお願いしたいことがあり、追記します。

コメントは他の方々も読み、後々まで残るものです。事実と異なるコメントがあって、それを読んだ誰かがコメント内容を信じてしまい、それによって他方面・多方面へ迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
そのため、コメント投稿に当たっては、内容についてそれなりに責任を持ったものにしてください。「それなりに責任」というのは、勘違いなどで事実でないものを投稿してしまうのは仕方ないとしても、事実でないことと知りながら、つまり「ウソ」「作り話」を、そうであることを示さずに投稿するようなことはやめてほしいということです。
不確実なこと、推測や憶測を(あるいは事実ではないことをどうしても)投稿する時は、そうしたことがはっきりと分かるような文章にしてください。

管理者、他の読者の方とも、コメントの投稿内容が事実かどうか確認できるすべがない場合もあり、投稿されたコメントの内容、あるいは投稿者を信じるしかないこともあります。
どうかその点をご了解の上、ご利用くださるよう、お願い申し上げます。
【2023年7月12日補足】当ブログの記事本文の記述については、100%間違いとは言い切れないですが、作成者として、正確を期し、その根拠を明確に示すよう努めています。一定の自信と責任はあるつもりです。
一方、コメント欄の内容については、上記の通り、正確さは保証できません。このことをご了承の上、コメントをお読みいただくよう、改めてお願い申し上げます。


ちょっと思うところがあって、上記のようなものを書いてみました。
(投稿日時がおかしいですが、最上段に表示させるためです。また、この記事のみコメントを受け付けない設定にしています
2011年1月5日アクセス解析を試験設置
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秋大病院 会計待ち大幅短縮

2025-04-27 23:55:03 | 入院
秋田大学医学部附属病院の外来通院時の、会計待ち時間を大幅に短縮することが可能になった話。
ただし、クレジットカード(家族名義でも可、クレジットブランドのデビットカードは不可)とメールアドレスが必要で、自己負担上限管理票や助成券所有者、治験中の人は利用不可。
※今後、変更の可能性もあるので、詳細は病院ホームページ(後述)やリーフレットで確認を。


医療機関に通院時に、なんとかならないかと思うことの1つが「待ち時間」。個人の開業医でもなくはないが、総合病院では、診察より待つ時間のほうが長いのは常識。
(診療・診察としては)生まれて初めてかかる総合病院である、秋田大学医学部附属病院もご多分に漏れず。再来患者は、時間枠を指定した予約制だが、その時間から1時間経ってから呼ばれることもある。診察室の数と医師の人数に限りがあるのだから、しょうがない。これは「診察前の待ち時間」。

もう1つが、「診察後・会計の待ち時間」。
これが思ってもいなかった長さ。
病院ホームページ「受診に際して」には、「診療費の計算には、通常10分~15分程度要します(曜日・時間帯によっては、待ち時間が長くなる場合もあります)。」と書いてあるのだが、カッコの前は(基本的・総合的に)大ウソだと言わざるを得ない。

総合病院では、すべての診療科の患者の会計を、中央で一括して処理するのが原則らしい。
したがって、受診した科の診察がとてもスピーディーに終わったとしても、他の診療科の患者が多くて(もしくは平常並みで)、診察前よりも長く待たされることもある。

1階会計窓口に書類を提出すると、連番の受付番号が振られる(「呼出受信機」に配信)。余談だが「444」番も飛ばさずに振られるようだ。
1階正面・玄関ホールのディスプレイ(番号表示盤)では、何番まで会計ができているかが表示される。自分の番号と差し引きすれば、何人待っているのか分かる。
大雑把な感覚としては、100人待っていれば、1時間かかる。

おそらく朝イチだと、ホームページの通り「10分~15分程度」ででき上がるのだろう。
これも大雑把だが、10時過ぎ~11時辺りで会計に提出すると、30分程度で会計ができあがる。そして、昼前後になると、1時間待ちはほぼ確実。2時間かかることもあった。

会計待ちの間は病院の外に出てもいい(17時前までに戻って支払えばいい)のだが、「呼出受信機」を預けなければいけない。おそらく院外に持ち出すと、警告音か何かを発する。
病院の窓口の人も忙しそうで、預けて・受け取ってが申し訳なく感じてしまう。ところで、病院玄関には、100円玉リターン式のコインロッカーがある。それを使って…ということも…

そんなわけで、病院内の空いているベンチを探して、院内Wi-Fiに接続したスマホをいじって、隣のイオンスタイル広面で買ってきたおにぎりかパンを食べて(昼前後は院内ローソンは混雑)、などと時間をつぶして、時には、それらも済んで何もやることがなくなってしばらくして、やっと会計ができて支払って、放免。

患者としては早く計算しろと言いたくなるが、病院側・職員側としても、次々に書類が増えていく中、ミスなく計算するのはプレッシャーだろう。すべてコンピューター処理されるわけではなく、手書きの書類もあるようで、その点でも改善の余地はあるかもしれないが。

JA秋田厚生連の秋田厚生医療センターでは、スマートフォンアプリを使い、後からクレジットカード決済され、診察後すぐに帰宅できるシステムがあると聞いた。秋大でも導入してほしいけれど、地方国立大学では無理かなと思っていた。
2025年1月は気付かなかったが、2025年2月の通院時に、玄関ホールの総合受付前に、新しい黒い機械が置かれていた。液晶ディスプレイと、磁気カードを通すスリットがあり「医療費後払い」とか書いてる。これはもしや!
ところが、それ以上の情報が、機械の周りにも、院内の掲示にも、ホームページにもない。
電源は入っていたし、使わない時にかけるカバーがたたんで横に置かれていたから、運用中なのだと思うが。

2025年4月の通院に先立ち、病院ホームページを見ると、上記「受診に際して」の中に、ひっそりと「待ち時間短縮のため、医療費後払いシステムもご利用頂けます。」の文言と、リーフレットと登録サイトへのリンクが、いつの間にかひっそりと追加されていた!!
昨年のWi-Fi開始、院内レストランの閉店/再開店も、周知が少なかったが、それ以上にひっそり。

地域との連携の紹介とか、不祥事の公表も必要だろうが、患者としてはそんなことよりも知りたい情報があるのです。どうしてホームページのトップとか、院内の目立つところで紹介しないのか、できないのか。
職員のみなさんが、それぞれの職責を真摯に全うされているのはよく分かるけれど、組織全体としてのサービス精神というか配慮に欠けるのは、秋大病院や秋大に限らず、国立大学によくあることのような気がする。30年前の隣県の国立大学がそうだったし、国立大学法人化されても変わっていないのでは。


さっそく使ってみた。
登録サイトで、個人情報やクレジットカード情報などを入力し、最大15分ほどで利用可能。したがって、通院当日でも登録可能。診察券番号(患者番号)の入力が必要なので、まったくの初診時は登録できないかも(診察券発行後なら可能?)。

病院へ行ったら、1階ホールの再来受付機で受け付け、2番窓口で保険証確認後、1番総合案内前の例の黒い機械【28日追記・受付機】に診察券を通す。すると、ピンク色のレシート状の「利用票」が出てくる。
その後、各診療科受付(クラーク)へ進むが、その時、診察券、予約票とともに、ピンクの利用票も提出。
【28日補足】利用登録後でも、受付機に通さなければ、従来の会計になる。

診察後。
従来は、各科クラークで、緑色のクリアファイルを渡され、それを1階の3番料金計算窓口へ提出。
待ってでき上がったら、自動支払機または4番支払窓口で支払い。その領収書と呼び出し受信機を、5番引渡窓口へ渡して、診察券・次回予約票・処方箋をもらって、やっと終わり。

後払いでは、緑のファイルを3番に出すだけ(受信機もそこで回収)。
ピンクの紙が目印となり、3番窓口で、診察券・次回予約票・処方箋を渡してくれる。
クレジットカード決済は約4日後で、メールで通知。領収書・明細書は、決済以降に、5番窓口横の、別の黒い機械=発行機から発行可能。


診察直後、各科クラークでの処理(診療内容のチェック等?)は変わらないので、状況によってはある程度(10分程度?)待たされてしまうものの、それが終われば帰っていいというのは、気分的にものすごく楽で、ものすごく時間短縮されたと感じた(実際に1時間は早いわけだが)。これまでは、診察が終わってやれやれと楽にはなったが、さらに1時間(かそれ以上)待たされるのは、もううんざりと思う日もあったから。【28日追記・場合によっては、病院滞在時間が半減できることになるのだから、画期的。】
受付機に診察券を通す手順が増えただけで、スマホアプリなどは不要なのも便利。

この便利なシステムの利用率は…
他にたった1人だけ、受付機からピンクの紙を出した人を見た。そのかたは、受診後、3番に並ぶ直前に発行していた(=システム的には受付直後でなくても対応可能な模様)。病院へ来てから、存在を知ったのだろうか。
いや。あの周知方法では、利用者が2人もいたとは、多いほうなのでは。
【28日追記・従来の支払いでも、クレジットカードで支払う患者は、半分にも満たない感じ。それを踏まえると、本サービスを使う患者が劇的に多くなるわけではないとは思う。】


リーフレットでは、このシステムに「待たずにラク~だ」という名称が付いている。
レジ用釣銭機のほか、医療機関向け機器も手掛ける「グローリー」の製品。全国的に導入する病院はいくつもあって、秋田市内では中通総合病院が2024年3月から導入していた。市立秋田総合病院や、秋田赤十字病院では、他社も含めた後払いは未導入のようだ(県外の日赤では導入例あり)。【28日追記・入院費も対象だったり、明細が配信されたり、病院ごとに仕様をカスタマイズできるので、今後、秋大でも変更されていく可能性がある。】
秋大病院の導入は、早いほうのようだ【28日補足・その点では先進的、画期的】。せっかく導入したことを、どうして宣伝しないのか、ほんとうに不思議。計算を後回しできることで、業務に余裕ができるだろうし、相対的に後払いでない患者の待ち時間短縮にもなるのだから、もっと使わせないと。
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太平川の桜2025

2025-04-23 23:31:56 | 秋田の季節・風景
秋田市中央地域と南部地域の境辺り、楢山地区から牛島地区の太平川沿いは、ソメイヨシノを中心とした桜並木。
新屋地区の水路沿いと並んで、秋田市民にはよく知られ、(千秋公園以上に)見応えもある、地域の花見スポットであった。カーブがあり護岸が固められていない川の岸で、大きな桜がのびのびと枝を伸ばすのは、市内の他の場所では見られない光景であった。
当ブログでも何度も取り上げてきた。【gooブログ終了後、リンクがどうなるか分からないので、各記事のアップ年月日も併記します。アップ日であり、撮影日ではありません。】
2009年4月20日 2010年4月29日 2012年4月28日 2015年4月19日 2018年4月30日 2021年4月11日 2024年4月22日

2023年7月の大雨で、秋田市街地は内水氾濫による浸水被害を受けた。その対策として、河川管理者の秋田県が「太平川 河川改修事業」を行うことになった。
そのために、2024年度に並木の桜の多くが伐採された。「約300本のうち半数程度」を伐採と報道。「観桜会」を実施していた地元の実行委員会は、2025年以降は開催しないことを決めた。

伐採後、牛島旧道の太平川橋や、JR羽越本線の車窓から、様変わりした太平川を何度か見てきたが、川沿いを歩くことはなかった。ソメイヨシノの満開も終盤にさしかかった22日午後、上流側から歩いた。
秋田南中学校近く、昔あった「大堰」というのが暗渠化されたと思われる、歩行者自転車道が、実質的に並木のスタート。
奥が太平川。看板の工期は2028年3月まで
ここは河川改修とは直接関係ないので、桜は変わらないようだが、工事の関係で通行止め。
2014年4月26の記事と、樹形も咲きかたも大差ない。11年前はてんぐ巣が目についたと記しているが、今回は気付かなかった。

回り道して、百石橋から川沿いへ。
百石橋たもとから上流方向。左に太平山・明田富士山、緑の橋が羽越本線、右が金照寺山
桜は写真右側に数本残るだけで、だだっ広い空間ができてしまった。
百石橋から下流
仮桟橋というのか、工事用の仮橋が作られている。残された桜は、枝がかなり刈られた木もある。
川沿いの車も通る市道は、現在は一部区間が通行止め。
草が生え、ところどころスイセンが咲いていた、土手の斜面も土だけになった箇所が多い。
愛宕下橋から上流

(再掲)同じ場所の2021年

川のカーブがいい具合で、撮影スポットであった、愛宕下橋の下流方向は、
まったくなくなった。
さらに下った太平川橋周辺では、わずかに残っていた。
太平川橋から下流の区間は、車は通れなくなる。特に太くて大きな桜(ソメイヨシノ以外も一部あり)が並んでいたのだが、同じくほとんどなくなった。【24日追記・この区間では、両岸の各一部に通行止め箇所あり。左岸の猿田川合流点付近~国道13号など。】
まだ切り株が残る。奥が太平川橋

太平山がよく見えるようになった
桜が植えられる前は、多少雑木はあっただろうが、こんな風景だったかもしれない。

「半分」どころか、7~8割はなくなってしまったように感じた。
「約300本」というのは、純粋な川沿いだけでなく、冒頭の暗渠の部分とか、猿田川合流点付近・秋田消防署牛島出張所裏の公園のような所(Googleマップでは「牛島運動公園」とされているが、少なくとも秋田市管轄の都市公園ではない)の、そっくり残る川沿いでない桜も含めた本数なのではないだろうか。
【24日 消防出張所裏の「牛島運動公園」について追記】公園の中は、工事スペースとして使われていて、外周の桜並木部分も含めて立入禁止。
また、施工業者による工事の説明の掲示には「牛島運動公園」の表記があった。県側では(公式あるいは非公式に)その呼称を用いているということかもしれないが、Googleマップの表記を単純に転記しただけかもしれない。(以上追記)

街を守るためであり、地域の同意も得ているので、どうこう言えるものではない。
今後だが、観桜会実行委員会としては「工事終了後に可能な限り植樹を行いたい考え(2025年2月26日 秋田魁新報)」。一方、県としては、根が護岸に影響を与えるので「(工事完了後の再度の)植樹は現実的ではない」としている(2025年4月15日 NHK秋田)。ただ、県の言い分だと、残した桜は護岸に影響しないのかとか、草生津川や新城川など、近年の護岸整備後にソメイヨシノが植樹されたところはどういう理屈なのかとか、素人は疑問。
どうなるのか。
このままだとすれば、花見以外のシーズンも、木陰が心地良い散歩道であったのが、夏場は炎天下の道になりそう。あと、車や自転車(や人?)が、川に転落しやすくなったりするかも。
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千秋公園の桜2025

2025-04-21 19:44:49 | 秋田の季節・風景
gooブログ終了に伴う移転先として、はてなブログを開設して、試験運用することにしました。最初に、この記事と同じものを、とりあえずアップしてみました。内容は同一なので、あえてご覧いただく必要はないと思いますが、いちおうお知らせします。


2025年の秋田市のソメイヨシノは、4月15日に開花(この記事で少々)、4月18日に満開(平年より4日早く、昨2024年より4日遅い)となった。
このところ雨模様の日が多く、19日・土曜日はくもり気味の晴れだったが、金曜も日曜も雨だった。
再びくもり気味の晴れとなった21日昼に、千秋公園の二の丸と本丸を駆け足で回った。※2024年の散りかけの千秋公園の桜
二の丸・胡月池越しに本丸
気象台発表よりは開花状況が遅い千秋公園も満開。そして、衰えた千秋公園のソメイヨシノとしては、上々の花付き。
気温は12℃ほどで暑くも寒くもなく、休日には及ばないが、なかなかの人出。
シートを敷いて宴会する人は多くない。まだ地面が湿っていて、シートを敷くにしても大変そう。
少人数でぶらぶら歩きながら花見する人が多いのだが、千秋公園周辺の複数の中学校・高等学校の生徒が、学校の授業の一環として訪れてもいるようで(学校によって違うかもしれないが、買い食い・食べ歩きも許されていた)、平均年齢は若い。お昼だからか、高齢者施設の一行は見なかった。
二の丸広場。芝はまだ芽吹かず、この辺りはだいぶ湿っていた

本丸に上がる途中、表門前から二の丸広場を見下ろす

以下2つは、毎年恒例のアングル。
胡月池上の本丸から二の丸広場

本丸の旧・桜のトンネル
↑左側(二の丸の崖側)が、ソメイヨシノから植え替えられたジンダイアケボノのはずだが、手前側の数本は花が付いていない? まだ咲いていない? 確認しそびれた。

左手前は満開のジンダイアケボノらしき若い桜
ジンダイアケボノは、ソメイヨシノと血のつながりがあり、ソメイヨシノより花色はやや濃く、開花時期はやや早い。
病気に強く、ソメイヨシノほど大きくならないといったメリットがあって、ソメイヨシノの後継品種として、全国で植え替えが進んでいるそうだ。

日本人にとって、桜といえばソメイヨシノ、桜の花の色といえばソメイヨシノの白っぽい淡いピンク色を、まずは連想するだろう。このままジンダイアケボノへの交代が進めば、50年後・100年後の日本人がイメージする桜の色は、今より濃くなっているに違いない。
だけど、ソメイヨシノができたのも、古くても200年ほど前なので、それ以前の日本人にとっての桜は、また違う品種だっただろうから、違う桜の色を連想していたのかもしれない。人々の概念も世代交代していく。

※秋田市内の桜の名所であった、楢山~牛島の太平川は、こんな状況になってしまった
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生誕隣接地

2025-04-17 23:09:29 | 昔のこと
秋田市中央部、千秋公園の丘の西側のふもと、千秋矢留町(せんしゅう やどめまち)のほぼ北端。
千秋トンネル通りと、トンネル~鷹匠橋の間で交わる、小さな道。
奥が千秋トンネル通り、その向こうにマンション群=その辺りが矢留町の南端
かつては台所町(だいどころまち)と呼ばれ、侍屋敷があったという。今もその名残りか、庭がある広めの敷地のお宅も少なくないが、アパートや新しい家もある。

そんな場所に、昨冬から今春の間に、新しい建物がまた1つできた。

民家のようにも見えるが、学童保育施設。
トンネルの反対側にあったものが、ここへ移転したようだ。
反対側から
この場所には、以前はアパートがあった。
2024年5月Googleマップストリートビューより

2024年5月ストリートビュー
道路に面した壁は水色で、大きく「★ family ESPERO」とアパート名が記されていた。「ファミリーエスペーロ」と読むようで、エスペーロには、希望とか西とかいくつかの意味があるそうだが、★があることを踏まえれば「宵の明星、金星」?
「いい部屋ネット」によれば「1978年12月に完工し、建物の構造は木造です。」。もうちょっと古いような気もしたが、昭和50年代前半のアパートってこんなものか。1978年12月といえば、千秋トンネルの開通と同年同月。
なお、遅くとも2020年までは、水色の壁を覆うように、壁際に常緑針葉樹(カイヅカイブキ?)が植えられていた。

ところで、上のストリートビューの画像右側のエアコン室外機の左に、黒っぽい物体がある。
2020年8月ストリートビューより
石の台座に、銅製の厚みがある箱状のものが載って、「秋田が生んだ永遠の歌手 東海林太郎 生誕の地」と表示。
表示板・案内板のようにも見えるが、東海林太郎音楽館ホームページでは「生誕地記念碑」としている。

ここで生まれ育ったのが、昭和の大歌手・東海林太郎(1898年~1972年)。
だと思っていたら、ちょっとだけ違うのだった。
「二〇世紀ひみつ基地」の2007年11月4日アップ「東海林太郎・台所町の生家(https://20century.blog.fc2.com/blog-entry-363.html)」によれば、生家は碑が立つ場所の隣地で、今は駐車場。上の写真で、黒いフェンスで囲まれ、「無断駐車お断り」の表示がある所。
1991年に「生家は取り壊され駐車場となり、隣地のアパート敷地内に道路に面して銅板の記念碑が建てられている。」のだそう。

ファミリーエスペーロができた後、平成の初めまで、生家は残っていたのだった。行動範囲内だったのに、当時は通ることもない道だったのが惜しい。
そして、記念碑は正しくは“生誕隣接地記念碑”ということになる。もしかしたら、もともとは隣接地も東海林家の敷地だったのかもしれないが。

そんな記念碑だが、現時点では見当たらなくなってしまった。

日本の歴史に残る大歌手が、生まれてから中学校(現・高等学校)までを過ごした秋田市だが、その功績を残すものはかなり少ない。民営の記念館「東海林太郎音楽館」があったり、銅像があったりする程度。以前は東海林太郎のサブレがあったが、今もあるかな?
一般の市民では東海林太郎が秋田市出身なことばかりか、その名さえ知らない人が増えているのではないだろうか。没後50年の今ならまだしも、没後20年に満たない、昭和末期でも似たようなものだった。恥ずかしながら、僕は大人になるまでは名前くらいしか知らなかった。

近くに特に見るものもない場所に、記念碑だけがある生誕地をわざわざ訪れるのは、相当なファンかもの好きだろうから、存在意義は小さい記念碑だったかもしれない。でも、記念碑がなくなれば、生誕地と東海林太郎を、誰もが分かる形で結び付けるものが何もなくなってしまうことになり、惜しいことでもある。
記念碑のデザインからして、市など行政が立てたのではなく、有志のような民間が設置したのではないだろうか。土地所有者が代わるなどして、その管理があいまいになって、撤去ということになってしまったのか。
いや。学童保育施設の外構工事はまだのように見えるので、完成の暁には、どこかに再設置されるかもしれないと期待する。
コメント (6)
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