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山崎製パン「ランチパック」の秋田版である、たけや製パン「フレッシュランチ」は、現在は不定期発売状態。直近では、シールを貼っただけの“簡易版”らしき「フレッシュランチ キャベツメンチ」が、毎週土曜日にいとくで発売されていた。キャベツメンチは2025年4月に入ると、いとくで売られなくなったので、製造終了か。
一方、通常パッケージで調理パン系の2種が新発売。

2024年10月に「バリューサンド」なる、フレッシュランチとの違いがよく分からない商品が発売された(発売終了)。
バリューサンドは商品名以外に、本家ランチパックではたまにある、違う中身のパンが1個ずつ入り、区別のため片方に焼印が入っていること。袋の商品名・中身の表示が、左寄せでなく中央寄せ(センタリング)であることが、目新しかった。表示のセンタリングは、本家ランチパックが2025年1月から追随する形になった。
この焼きそばとたまごも、焼きそば入り(焼印入り)とたまごフィリング入りが1個ずつ。この方式はフレッシュランチとしては初ではないだろうか。
包装の「フレッシュランチ」の文字は、キャベツメンチでは従来と違う書体だったので、変更されたのかと思ったら、今回元に戻った。その表示位置は、通常版フレッシュランチとしては初のセンタリング。
ただ、本家ランチパックでは、下の説明文が「~をサンド。」と体言止めに変わったが、こちらは「~サンドしました。」のまま。
また、バリューサンドではいた、キャラクター「たけ子」がいない(キャベツメンチも不在)。
なお、たけやフレッシュランチでは、下段のサブタイトルというか中身の表記は毎回書体が異なるが、「焼きそばとたまご」のフォントは、モリサワ「UD新ゴ」。その下の説明文は「UD新丸ゴ」。

1個当たり焼きそば124kcal、たまご144kcal。
焼きそばは、ソース焼きそばの麺のみ。現在、本家ランチパックで発売中の「ソース焼きそば(マヨソース)」より、麺が太いか? ソースに特徴がないのか、あまりパッとしない味。
たまごは、ランチパックのそれと同じような違うような、普通の味。ランチパックたまごは151kalなので、同一ではないことになる。
焼きそばとたまごフィリングの組み合わせのランチパックは、2022年に北海道で「たまごと焼きそば」が発売されていたのをはじめ、いくつか発売例あり。1つのパンに両方をいれた「オムそば風」も2024年にあった。
ところで、本商品の包装右下の写真。ソース焼きそばの上に、目玉焼きが乗り、(上の写真では見えないが)福神漬が添えられていて、秋田県横手市の「横手やきそば」を連想させられる。フレッシュランチでもランチパックでも、横手やきそば味(風)が過去に発売されているが、その写真の使い回しではないようだ(目玉焼きにソースがかかるなどしていた)。2010年に発売されたフレッシュランチ横手やきそば風は、1枚に焼きそばとたまごフィリング両方が入っていた。
たけやとしては、横手やきそばをイメージして、本商品を開発したのだろうか。それだと、2つを同時に食べないといけない。それに「イメージです」の表示があるにしても、この写真では中に目玉焼きが入っているのではと、誤認させる。あまり良いパッケージデザインではないのでは。

「春キャベツと地鶏のサラダ」のフォントはUD新丸ゴ(一部は新丸ゴ??)。
包装の説明では「国産春キャベツと徳島県産地鶏入りのマスタード風味サラダフィリングをサンドしました。」で、ピンと来ない。ホームページでは多少詳しく「国内産春キャベツと徳島県産地鶏の阿波尾鶏のサラダをサンドしました。かくし味のマスタードがピリッと効いています。」となっているが、分からない。
千切りキャベツが入っているのか? と想像した。

みじん切りのキャベツが少し入っているのは見えたが、予想とだいぶ違う。ツナサラダ(ツナマヨネーズ)に近い、ペースト状。流動性はツナマヨより若干緩い。マスタードの粒が点々と見える(=かくし味ではない)。
ひと口食べると、わりと甘めかなと思った。鶏肉とキャベツの味や食感はする。マスタードが後から来て、けっこう辛い。「かくし味」レベルではなく、「お子様や辛さが苦手な方はご注意ください」と記してもいいかも。個人的には、もう少しマイルドがいい。

それにしても、キャベツと鶏肉のカラシ味サラダとは、たけやが開発したのだろうかと思ったが、あちこちのパン屋(ベーカリー)のほか、レシピサイトにも似たようなのがたくさんあった。例えば2017年4月には、シライシパンが「春キャベツとチキンのサラダパン 粒マスタードマヨ」なるものを出していた。
本家ランチパックでは、2022年に「三浦半島産春キャベツ&チキンサラダ (柚子胡椒風味)」というのがあった。
そして、焼きそばとたまごも同じだけど、不定期発売のフレッシュランチにおいて、どうして、この中味をこのタイミングで出すことにしたのか。別段秋田らしくはないし、採用するにしてもフレッシュランチでない他の商品に使うこともできるだろうに。
フレッシュランチ キャベツメンチでは「嬬恋高原キャベツ使用」だったのが、本商品では「国産」に。鶏肉は、地元の比内地鶏を差し置いて、阿波尾鶏(どうせなら商品にもそう記せばいいのに)。材料調達で苦労はあるのだろうが、そのチョイスも不思議。