goo blog サービス終了のお知らせ 

広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

お願い

3010-08-24 20:10:24 | その他もろもろ
主要カテゴリーの各記事のタイトルだけの一覧をご覧になりたい時は、以下のリンクからどうぞ。
(クリックするとアップ日が新しい順に表示されます。そのリンク先から古い順に並べ変えることもできます)




【2025年4月15日追記】gooブログが、2025年11月18日でサービス終了することになりました。別のブログへ移転できるようになるとのことですので、その方向で検討中です。移転先が決まればお知らせします。

【2025年4月20日追記】移転先として、「はてなブログ」を開設しました。https://taic02.hatenablog.jp/
とりあえず場所を確保しただけで、現時点では何もアップしていません。今後、使い勝手などを試験運用した後で、gooブログからの移転をしようと計画しています。

当ブログは個人が収集した情報に考察等を加えた個人のブログです。したがって、扱っている内容の当事者とは関係ありません。
また、根拠や出典を明確にするよう心掛けていますが、必ずしも正確な情報ではない場合もあり得ます。アップ後に状況が変化することもありますので、これらの点をご了解ください。

当ブログへのリンクは自由に行ってください。連絡は不要です。
当ブログの文章の引用は常識の範囲内でお願いします。
ただし、画像を転載する際は、ご連絡ください。(当方の著作権うんぬんというより、画像が一人歩きして尾ひれが付いて、転載先や第三者にご迷惑をかけることがないとは言えませんので)

商用サイトやマスコミ等ネット以外の媒体で当ブログの内容を使用される際は、恐れ入りますが、どうか事前にご一報いただけないでしょうか。(ありがたいことですが、こんなブログを公的な組織が利用するほどのものではないと思います…)


画面左側、カレンダーの下に「メッセージを送る」機能がありますので、ご利用ください。【2024年12月30日追記】gooブログのメッセージ機能は2024年12月18日頃をもって提供終了していました(gooスタッフブログ)。差し当たっての代替として、これまでコメントを無効にしていた、この「お願い」記事のコメント欄を有効にするので、何かあれば入力・送信してください(もちろん、他の記事のコメント欄でもかまいません)。送信後、直ちに公開されるので、個人情報の入力はしない等、ご注意願います。
 ※頻繁にはチェックしていないので、対応が遅くなる場合があります。

2010年8月24日

【2017年12月23日追記】コメント投稿についてのお願い。
当ブログをご覧いただく皆様から、情報や感想を幅広くコメントいただきたいと思っています。
管理者としてはコメントを承認制にしたり、個別に削除したりすることもできますが、そうした考えから、行っていません。(スパム投稿や極端に不適切な内容と判断した投稿は削除していますが、数か月に1回程度です。)投稿者の本人確認を厳しくしたり(これはgooブログの仕様上からも無理ですが)、コメント内容を制限したりするようなことも、したくありません。そのために、コメントいただく時にお願いしたいことがあり、追記します。

コメントは他の方々も読み、後々まで残るものです。事実と異なるコメントがあって、それを読んだ誰かがコメント内容を信じてしまい、それによって他方面・多方面へ迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
そのため、コメント投稿に当たっては、内容についてそれなりに責任を持ったものにしてください。「それなりに責任」というのは、勘違いなどで事実でないものを投稿してしまうのは仕方ないとしても、事実でないことと知りながら、つまり「ウソ」「作り話」を、そうであることを示さずに投稿するようなことはやめてほしいということです。
不確実なこと、推測や憶測を(あるいは事実ではないことをどうしても)投稿する時は、そうしたことがはっきりと分かるような文章にしてください。

管理者、他の読者の方とも、コメントの投稿内容が事実かどうか確認できるすべがない場合もあり、投稿されたコメントの内容、あるいは投稿者を信じるしかないこともあります。
どうかその点をご了解の上、ご利用くださるよう、お願い申し上げます。
【2023年7月12日補足】当ブログの記事本文の記述については、100%間違いとは言い切れないですが、作成者として、正確を期し、その根拠を明確に示すよう努めています。一定の自信と責任はあるつもりです。
一方、コメント欄の内容については、上記の通り、正確さは保証できません。このことをご了承の上、コメントをお読みいただくよう、改めてお願い申し上げます。


ちょっと思うところがあって、上記のようなものを書いてみました。
(投稿日時がおかしいですが、最上段に表示させるためです。また、この記事のみコメントを受け付けない設定にしています
2011年1月5日アクセス解析を試験設置
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同業他社同CM?

2025-04-02 23:45:30 | その他もろもろ
秋田県に限らない、ローカルCMの話。
秋田放送で「笑点」が終わって、秋田テレビにチャンネルを変えると流れているCMがある。番組は天気予報「ウェザースペース」で、日曜18時前のほか月曜6時前も同じスポンサーだそうだ。

幼い男の子とその両親が、石段を上ってお墓参りをする映像。
音声は、「忘れられないメモリー」「大切な家族がいて」「家族のメモリー」といった歌詞の歌の女声独唱。
最後のほうは男声ナレーションが重なり、「墓石は家族との絆」の字幕、ショールームの案内が表示され、歌詞はその企業名というかブランドを高らかに歌い上げて終わる。
「ぼせきのあきたせーきざーい(墓石の秋田石材)」と。
秋田の企業だから秋田県内でしか流れないCMながら、オリジナルの映像、歌で、お金をかけているんだろうなと思っていた。


3月16日だったと思う、(ケーブルテレビの区域外再送信で見られる)IBC岩手放送の「サンデーモーニング」内のCMを流し見していたら、同じ歌が聞こえてきた。最初からナレーションが重なっていて、セールか何かの告知(お彼岸セールとかで期間限定放送だったのかも?)のようだった。
待てよ。秋田石材のCMが岩手県で流れているの? 同社は岩手でも展開しているの? などと戸惑っていたら、最後が「いしのせーがわー(石のセガワ)」。
同業他社で同じCMソングを使っているのか?!


さらに調べたところ、
静岡県では「ぶつだんぼせきのひーらがー(仏壇・墓石のヒラガ)」
広島県では「ぼせきのやまぐちせーきちょー(墓石の山口石彫)」
宮城県・山形県では「まつしまメモリーラーンドー(まつしまメモリーランド)」
の歌・CMも存在した。
岩手のセガワ以外は、それぞれの公式YouTubeにCM動画がアップされている。アップされたのは秋田2024年、静岡2020年頃、広島2021年頃、宮城・山形2016年。
それらの映像は、ナレーションの有無と店舗案内・企業名が違う以外は同じ。
各社YouTubeより
歌は、秋田、静岡、広島は同じ人が歌っていて、最後のブランド名部分以外は同一(そこだけ別録りで差し替えたのか?)。
一方、宮城・山形は女声独唱は同じだが、別人の声。さらに、ブランド名の直前、他社で「家族のメモリー」と歌っている部分の歌詞が「まつしまメモリー」となっている。つまり、「まつしまメモリー まつしまメモリーランド」と、ブランドを連呼している。そしてのその動画は「家族の絆編」とされている。

ということで、まつしまメモリーランドには、他のバージョンもあった。
YouTubeアップは2016年頃だが、それよりずっと前と思われる、別映像で児童合唱による同じ歌が流れるものが複数。
さらに、現在各社で流れているものと同じ構成・歌で、男の子が成長し、妹ができた映像の「受け継がれる家族の絆 編」が2024年頃にアップされていて、「『家族の絆 編』よりおよそ10年」と説明が付いている。

まつしまメモリーランドは宮城県松島町の「ランドワーク株式会社」の運営。
その他の同じCMが流れている各社は、同社の子会社なのだった。2010年代以降、傘下に入っている。ただし、岩手の「石のセガワ」については、不明。
また、青森県の「やまと石材」も子会社になっているのだが、CMがどうなのか確認できなかった【8日追記・やまと石材版も放送されているとのコメントをいただいた。天気予報は青森テレビで放送とのこと】。
CMのバリエーションと古さ、歌詞に「メモリー」が繰り返されることからして、もともとはまつしまメモリーランドのCMソングだったのを、グループ入りした企業用にも拡大したことになろう。

秋田と宮城【7日追記・東日本放送】・山形では、「フィラー」と呼ばれる天気予報の背景に流れる映像・音楽も、YouTubeで見られた【7日追記・静岡第一テレビでも】。
そのBGMは、CMソングのカラオケ(メロディーの音があるインストゥルメンタル版ではなく)のリピートなので、歌いたい方はどうぞ(フィラーは別BGMの企業もある)。


“同業他社同CM”には、企業どうしの関係を知らなかったので驚いてしまった。
関係がある企業どうしならば、納得。昔、「たけや春のパンまつり(関連記事)」をやっていた頃は、「ヤマザキ春のパンまつり」のブランド名を、画像・ナレーションとも差し替えたCMが流れていた(「たけや」のイントネーションがおかしかった年があった)。おかいものクマの西武のCMも、当時の秋田は子会社の「本金西武」だったのでロゴだけ差し替わっていたし、青森は「松木屋」だったので音(歌)も差し替えていた。それらと同じことになる。【9日コメントいただき追記・仏壇店の「一休さん」など類似のケースはほかにもあるそうだ。】
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n送会

2025-03-29 22:58:26 | その他もろもろ
10年以上前の今頃の時期だったか。ネット上で、高校生辺りの世代の人が「三送会」という言葉を使うのを目にした。
初めて知った言葉だが、時期と前後の文章から、意味は容易に理解できた。

学校行事の「3年生を送る会」の略。
読みとしては「さんそうかい」なのだろう。略しかたは素直だが、一部の音訓が入れ替わるタイプだ。

では、「3年生を送る会」とは。
年代だけでなく、学校による違いもあるはずだが、僕は経験したことがないと思う。
ただ、昭和末の小学校で「6年生を送る会」はやっていた。その3年生版、つまり中学校・高等学校版ということになる。

ベネッセ「【中学生活から将来の夢まで!】ミライ科」の「三送会とは? 最高に盛り上げる方法(https://cblog.benesse.ne.jp/miraika/2024/02/sasoukai.html)」では(URLからすればやはり「さんそうかい」)、
「学校によって呼びかたはちがうかもしれないけれど、卒業する先輩(せんぱい)のために開く「三年生を送る会」のことだよ。」
「小学校では「六年生を送る会」があったかな?/中学校でも、卒業生に向けて「三年生を送る会」を行う学校が多いよ。/略して「三送会」って呼ばれることも多いみたいだ。」
としている。

中身は、昔も、今も、小中高とも、体育館などに全校児童生徒が集まって、出し物を見せてあいさつして、といった内容が主流のようだ【例外等後述】。
僕が小学校5年生だった時は、合唱をしたはずで、歌う曲を決める時、僕は「切手のないおくりもの」を推したのだが、結局「翼をください」になった思い出がある(他は一切記憶なし)。
【4月2日追記】小学校の卒業アルバムの行事記録で、在学中(1983年度~1988年度)の実施状況を調べた(やったのに抜けていたり、名称が実際と異なって記載されている可能性あり)。1983年度は「卒業生を送るゲーム集会」、1984年度、1985年度は記載なし。1986年度が「6年生を送る会」、1987年度と1988年度は「お別れ集会」。記録上は、1回しか6年生を送る会を経験していないことになる。(以上追記)

もっと昔、というかもともとは「予餞会(よせんかい)」といい、今もその名で実施する学校も存在する。
また、「卒業(生)を祝う会」とするところもなくはなさそうだが、それだと在校生が不在のものもあると思われる。

僕は中学校と高校で送る会がなかったわけだが、考えてみれば、入学時には「対面式」はあった。卒業時に何もないのは、冷たいかもしれない。高校はいわゆる進学校で、入試時期にそんな余裕もなかった。今でも、秋田県立高校は全般にやっていないみたいだけど。

「n年生を送る会」は遅くとも昭和末には存在したが、「n送会」と略するのは、平成以降となるだろう。
「n送会」は児童生徒側のみならず、学校側でも使うようだ。我々の頃は、「送る会」と略していたか。
ネット上では、アラビア数字の「3送会」、漢数字の「三送会」どちらも使われる。
以下、2024年度(2025年3月卒業)の状況を、ネットで調べてみた。

・予餞会
古めかしい呼称を使う学校は、見付けられた限りで、
公立中では、袖ケ浦市立蔵波中学校、成田市立吾妻中学校、鎌倉市立玉縄中学校。
私立高では、日本大学習志野高等学校、 東京学館船橋高等学校(※)、八千代松陰高等学校、木更津総合高等学校、 植草学園大学附属高等学校(以上千葉)、日本大学明誠高等学校(山梨)、桜花学園高等学校(名古屋)、祐誠高等学校(福岡) 。
※系列の東京都内1校、千葉県内2校でも、行事の1つとしてホームページで予餞会を挙げているが、2025年に実際に開催されたかは確認できなかった。

以上、小学校では見付けられず、私立高等学校に多い傾向。そして千葉県に多い。
「席書(会/大会)」の読みがせきしょ か せきがき かのように、地域差はありそう。


・ゲスト
上記の通り、在校生が出し物をするほか、先生が気合の入った出し物をするところも多い。
上記、予餞会として実施する日本大学習志野高等学校や東京学館船橋高等学校では、芸人を呼ぶ。2025年は、真空ジェシカが両校に、それぞれ別のもう1組とともに出演。学園祭並みなのか。


・3と6以外
3年生と6年生以外の学年次でも、送られることがある。
専門学校、短期大学、定時制高等学校、4年制大学、高等専門学校(高専)、義務教育学校(小中一貫校)があるため、2年生、4年生、5年生、9年生が送られることもあり、実際に送る会の実施例があった。
留年者が送られると、7年生や8年生、10年生以上もあるかも。


・広義の送る会
予餞会、それに本来の(狭義の)n年生を送る会は、上記のような学校全体の行事。
おそらくそこから発展的に生じた、違う「送る会」もある。
部活動・サークル、ゼミ・研究室などで開催するもの。中には、ちゃんとした「引き継ぎ式」的なものもあるようだが、「飲み会」が多い。だから「(大学)4年生を送る会」がけっこう開催されている。

それって、我々の頃(20世紀末)は、「追いコン」こと「追い出しコンパ」と言ったのでは? もしくは「卒業コンパ」。
追いコンも、今なお、全国的に通用する。先輩である卒業生を「追い出す」というユーモアのある表現だが、ふざけているともとらえられるし、「コンパ」だといかにも飲み会だから、それらを避ける意図なのか。


・変換できるか
「さんそうかい」と入力して「三送会」に変換できるか。
パソコン用「Google日本語入力」、スマートフォン用「Gboard」、パソコン用「Microsoft IME」とも、変換できた。
さらにMicrosoft IMEは「ろくそうかい」も変換。


・X投稿数
最後に、Yahoo! JAPANの「リアルタイム検索」を用いて、X(旧・ツイッター)における、各ワードの投稿件数を記録しておく。
2025年3月28日夜時点(★印のみ29日夜時点)で、過去30日間の投稿数。アラビア数字は全角/半角に関わらずカウントされた。
"送別会"45499(もちろん大人の送別会が多い)
"送る会"3652
"年生を送る会" 1919
"卒業生を送る会" 305
"9年生を送る会" 9  "9送会" 1
"6年生を送る会" 963 "六年生を送る会" 93 "六送会" 85 "6送会" 132
"5年生を送る会" 1 "五年生を送る会" 1 "五送会" 3 "5送会" 12
"4年生を送る会" 68 "四年生を送る会" 19 "四送会" 46 "4送会" 53
"4回生を送る会" 3(★。「回生」は関西の大学でよく用いる)
"3年生を送る会" 650 "三年生を送る会" 118 "三送会" 1634 "3送会" 691
"2年生を送る会" 0 "二送会" 0 "2送会" 2
"予餞会" 288

"追い出しコンパ" 205 "追いコン" 4461
"卒業コンパ" 21(★) "卒コン"21263(★。「卒業コンサート」の略が相当含まれる)
"謝恩会" 6657 "卒業記念パーティー" 167 "卒業パーティー" 1643 "卒業祝賀パーティー" 16 "卒パ" 500
"卒業祝賀会" 171(★) "卒業を祝う会" 268(★)  "卒業生を祝う会" 16(★)

やはり、3年生と6年生でよく開催され、「n送会」と略すのは中高(三送会)が多い。「追いコン」も死語ではなかった。

【4月2日に追加で検索】
"お別れ集会" 12 "おわかれ集会" 0
"年長組を送る会" 0 "年長さんを送る会" 14
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赤いランプの終列車?

2025-03-09 23:32:58 | その他もろもろ
今回は、本題にしたい記事の前提となる、前フリ記事です。
春日八郎が1952(昭和27)年にリリースした「赤いランプの終列車」という歌がある。
蒸気機関車の走行音(汽笛は本物?)をモチーフにしたイントロと、「赤いランプの終列車」の部分のメロディーくらいしか知らないけれど。最終列車で旅立つ人(恋人?)を、プラットホームで見送る視点の歌詞。
「終電車」ではないし、イントロの蒸気機関車の音、それに全体の雰囲気からして、国電などの近距離ではなく、中長距離の列車だろう。

ところで、この「赤いランプ」。
数年前まで、漠然と、終列車の尾灯(テールランプ)を指しているのだと思っていた。
ところが、たしかNHK「新・BS日本のうた」の曲紹介のナレーションだったが、そうではないことを知った。

尾灯ではなく、終列車であることを示す赤ランプというものがあったのだという。
Wikipedia「終電」の項には、
かつて東京など一部の大都市の路面電車(都電など)においては、識別を容易にするため、終電車の方向幕に赤い電球を点灯して運行し、これを「赤電車」と呼んだ。終発から1本前の電車は同じく方向幕に青い(実際は緑色)電球を点灯したため「青電車」と呼ぶ。
とある。【10日補足・「方向幕」とは車両の行き先表示のこと】歌われているのは、路面電車ではないので多少違うのかもしれない。
そもそも、当時の蒸気機関車にひかれる客車には、方向幕はなく、行き先を記した板(サイドボード略してサボ)を掲出していたはず。それを赤で照らしていたのか???

もともと全国どこでもそうだったわけではないようだが、現在は赤いランプの終列車は少なくなったようだ。
方向幕がLED式になった今は、「最終」といった文字を直接表示させる鉄道会社は一部ある。大阪メトロでは、後部の前照灯(ヘッドライト)も点灯させるという表示をしているそうだが、乗客向けというより、保線作業員に知らせる目的があるらしい。


話が飛んで路線バスでも、方向幕を、鉄道と同じく赤や青にするバス事業者もあった。
東京都営、横浜市営、大阪市営(大阪シティバス)、小田急バスなど大都市圏中心。ネットで画像を拝見すると、大型方向幕がぼーっと赤く灯るのは、見たことがない者にとっては違和感があり、なんだか不気味にさえ感じる。【10日追記・京都市営は2024年開始で、幕時代は未実施。】

バスの行き先表示もLEDになった。
赤色表示は技術的にできなくもないが、おそらく車両の灯火や赤信号と誤認させないよう、規制があるかと思う。
そして、秋田のバスでは、最終や最終前の表示は、特に実施していない。のだが…
※最終バスのことを「終車(しゅうしゃ)」と呼ぶこともある。平成初期の秋田市交通局(秋田市営バス)の運転士が、そう呼んでいたのを聞いて、初めて知った。
そんな辺りについて、続く
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テレビ欄の誤植

2025-02-05 23:28:29 | その他もろもろ
新聞の誤植を揚げ足取りさせてもらいます。間違いは誰でもあるもので、責めるつもりはなく、ある意味“見事な”間違い。
それは、2025年2月1日付の朝日新聞。別刷りのいわゆる土曜版、「be」に付属する、週間テレビ番組表。
間違いがあったのは、テレビ東京の欄なので、テレ東が受信できる地域を中心に出回ったと思われる。その訂正は、翌2日付社会面に掲載され、東京本社版が届く地域に向けて、広範囲に間違いが周知されることになってしまった。
そんなわけで、秋田でも誤植があったのを知ることができ、しかも定期購読者は、ネットで紙面そのものも見ることができてしまった(テレビ欄は大都市圏版のみ掲載)。そのわりには、X(旧・ツイッター)で取り上げた投稿はないようだけど。

ここに間違いがあります

間違ったのはたった1文字。
1文字違いで大違いなのだが、間違ったままでも、なくはないケース。気付きづらい、いちばん怖いタイプの誤植だろう。
ただ、今回の場合、(間違った状態では)それはないでしょうという事態になっている。

場所は、水色に塗られた、午後のドラマの再舗装枠。


「刑事の十字架」という番組。

出演者のトップに記される人名、すなわち主役の刑事役は「陣内智則」。

陣内智則?!
吉本の芸人の陣内智則ですよ。
さすがに主役の刑事役はないでしょう。コントじゃないのだから。

訂正して、おわびします
「陣内智則」とあるのは「陣内孝則」の誤りでした。
1文字違いだから、間違われることはよくあり、和田アキ子が飲み会に智則さんを呼ぼうとして、孝則さんに電話して呼び出してしまったことがあったとか。

気になるのは、今回間違えたのが「誰か」とういうこと。
なぜなら、ラジオ・テレビ欄の原稿は、各放送局側が作成すると聞いていた。文字数制限がある中で工夫したり、最近は「縦読み」をしたり。昔はマス目のある原稿用紙に手書きしていたのを見たことがあった。今どきは、新聞社へデータで渡して、それをそのまま転載するのかと思っていた。そうだとすれば、テレ東側が間違えたことになる。
新聞では、たまに、新聞社の落ち度でない間違いが訂正されることがある。例えば、人事や受賞の人名で、元々の名簿が間違っていたケース。秋田魁新報では「主催者訂正」と表示されるし、朝日では訂正文中で、経緯を説明することがある。
しかし、今回の訂正記事では「誤りでした」のみ。朝日新聞側が間違えたかのように読める。



昔、秋田魁新報のテレビ欄で誤植があった。訂正はされなかったと思う。
1987年から平成初期頃。秋田放送(ABS)テレビの欄。
秋田朝日放送開局前なので、ABSで遅れて放送されていた、アニメ「ドラえもん」。

ある日のサブタイトルが「ホンリの泉」。


それって…

“きれいなジャイアン”が出てくる「木こりの泉」の間違い。
関連記事。大山のぶ代版のテレビ朝日での初回放送は1987年4月17日。その後、(本放送の枠内での)再放送もあったかと思う。なお、原作と水田わさび版では「きこりの泉」表記。

当時は手書き原稿だっただろうから、雑というか走り書きの「木」が「ホ」に、「こ」が「ン」に見えてしまったのだろう。
雑に書いた→読み間違えたのが、テレ朝→ABSの段階か、ABS→魁の段階か、どちらかは知らないけれど。
※僕は雑に書かれた「払う」を「キムラ」と読んでしまったことがあった。
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手を伸ばしてしまう魁紙面

2025-01-21 23:14:53 | その他もろもろ
日曜日の秋田魁新報に、手を伸ばして、つまみ上げたくなってしまうことがある。
2025年1月19日付 13面「いまを読み解く 解説」

「ニュースの「つぼ」」コーナー
「ニュースの「つぼ」」の縦長のタイトルロゴの下。
左にカーブした髪の毛が1本、落ちているように見えません?

床に紙面を広げて読んでいて、途中で紙面から目をそらして、再び目を向けた時など、「あれ、髪の毛が落ちてるじゃん」と思って、つまんで拾って捨てようとしてしまうのだ。



正体はタイトルのデザインの一部である線。拾うことはできない。
髪の毛にしては、曲線が整いすぎてはいるが、髪の毛としてあり得る線の細さ。さらに、その線に「影」のつもりなのだろう、薄い線が沿っていて、髪の毛としてあり得る立体感を醸し出している。
そんなわけで、床に置いて遠目もしくは漫然と見ると、髪の毛かと錯覚してしまう。学習しないもので、月に1回はやってしまう。

何を意図したデザインなのか分からない。デザインを変えろというつもりはないけれど、まぎらわしい。
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成人生

2025-01-13 16:33:07 | その他もろもろ
【サイバー攻撃から10日以上経ったのに、gooが完全復旧しません。当ブログの本格更新やコメント対応は、しばらくお待ちください
NTTドコモさん、gooさん。すぐ直せないにしても、今、どういう状況で、今後どうなりそうなのか、どうして周知してくれないのでしょう。通信会社がそれでいいのですか。gooの今後が不安になります。】
【1月14日追記・1月14日昼過ぎにやっと全面復旧。障害発生中にアップした記事の画像追加・追記等を行い、その後に新たな記事をアップしていくつもりです。】

言葉、日本語の話題。
成人式(今は正確には二十歳の集い)で着る貸衣装のレンタル契約をしたのに、業者の問題により、借りられなくなってしまったというトラブルが2018年に横浜であったが、今回も似たようなのが沖縄県で発生した(2024年末に発覚)。幸い、同業他社の協力で、着られない事態は避けられたようだが。

そのニュースで放送された、関係者のSNSの画面や記者会見での発言で、初めて聞いた、気になる言葉があった。
「成人生(せいじんせい)」

「成人生に迷惑をかける」といった使いかた。
本件では「レンタル契約したお客様」を指すことになるが、言葉としては「成人式に出席する人(たち)」、「成人年齢(今は18歳だけど、ここでは20歳)に達する人(たち)」になりそう。

それって「新成人(しんせいじん)」というのでは?

「新入生」「卒業生」と同じ発想で、「成人生」なのか。【16日・憶測です。何か別の由来があるのかもしれません。ご存知でしたら教えてください。】
ただし、新入生、卒業生は、学校行事における呼称で、呼ばれる対象が園児児童生徒学生。
「成人生」では、学校とは関係ない催しであり、対象は学生とは限らない。だから、個人的には違和感がある。新語なのか???


ネットで「成人生」を検索してみると、多いというほどではないが、使用例はそこそこあった。
【16日追記】X(旧・ツイッター)の投稿を検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」で、2025年1月13日(成人の日)23時05分の前24時間での投稿数を検索した。「新成人」6万6794件、「成人生」31件と差は大きい。(以上追記)
「成人生おめでとう」など、ほぼすべてが「新成人」の意味で用いていた。それこそ貸衣装店、それに美容室、飲食店などが「成人生限定プラン」などをやっているものも。

そして、地域的な偏りがある感じ。
沖縄県と、鹿児島県奄美群島(奄美大島や徳之島)で多い。

それ以外の地域でも、東京を含む関東一円、名古屋、長野、金沢、仙台などで散発的に使用例があった。沖縄や奄美出身の人である可能性もあるが、岐阜出身で名古屋周辺在住という若い人も使っていた。
「自分の子が成人生」というのもあったので、必ずしも若者だけが使うわけではない。

奄美の一部では、地元自治体の公式サイト(議事録等)やネットメディアでも「成人生代表のあいさつ」など使用例があった。沖縄県の各自治体やマスコミは、ほぼすべてが「新成人」を使っていて、沖縄では「新成人」が通用しないというわけではないことになる。


明治以降にできた言葉でも、地域によって差異があるものがある。ある種の方言。
通学区域を指す「学区」と「校区」(他にもあるそうだ)、大学の学年次の「○回生」、書店を青森では「本店」とも言うなど。
「成人生」もその1つなのだと思う。


話がそれますが、10年以上前からだと思うが、テレビの出演者が話す言葉で気になっている語がある。「保育園生/幼稚園生」。
保育園/幼稚園に通う子どもを指して、それなりの頻度で耳にする。
正しく、というか昔から一般的に使われて来たのは「保育園児/幼稚園児」。
認定こども園だと「こども園生」「こども園児」だろうか? どちらも聞いたことがない。

誰が使い始めたのかは知らないが、小学生~大学院生までは「○○生」だから、それに揃えてしまうということなのか。
考えてみれば、法律的には小学校に通うのは「児童」だから、「小学児」でもいいのでは、などとよく分からなくなってくるので、慣例的なものもあるのだろう。


ひょっとしたら、「保育園生/幼稚園生」の延長で、「成人生」が広く使われるようになる時が、いつか来るかもしれない。
さらにその延長で、「厄年生/本厄生」「還暦生」「米寿生」「百歳生」などもできたりするかも。
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2025年始 ごあいさつとgooブログ不具合

2025-01-04 17:01:43 | その他もろもろ
1月2日からのNTTドコモに対するサイバー攻撃(DDoS攻撃)の一貫でgooブログへのアクセスもできなくなり、更新が遅くなり、まだ復旧していないので、文字のみで投稿します。

NTTドコモは1月2日18時30分時点の情報として、
2025年1月2日(木曜)午前5時27分頃から、gooサービス及びドコモの一部サービスがご利用しづらい状況でしたが、アクセスしづらい状況については午後4時10分に回復いたしました。 復旧対処に伴い、影響を受けたサービスの一部コンテンツ更新等に影響が出ておりますが、最新の情報は各サービスサイト等で随時お知らせいたしますのでご確認をお願いします。
と発表したが、1月4日16時時点で、パソコンからはgooサービスには接続できず(モバイル回線ではつながる)、「随時お知らせ」は出ていない。
タダで使わせてもらう趣味のサービス。大至急復旧しろとは言わないし言えないけれど、情報把握なのか情報提供が不正確・不充分なのはいただけない。よろしく頼みますよ。

2024年12月31日時点の当ブログへのアクセス数は、閲覧 21,864,996 PV、訪問者 7,187,100 IP(1年前は単位が変わっていたが、元に戻った)。
2024年1年間では、1,900,210(前年比-25万3240)、736,485(前年比+5万9624)。
閲覧ページ数が減った一方、訪問者数は引き続き増えたということは、見られかたが変わった(当ブログだけなのか、世間全般でのことなのか)のか、あるいは、アクセス数に関しては昔からいい加減なgooブログの仕様で、そもそもアテにあらない数字なのか。
いずれにしても、昨年もたくさんのかたに見ていただきました。ありがとうございました。2025年も、どうぞよろしくお願いします。
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セキガキ大会?

2024-10-08 23:01:36 | その他もろもろ
書道の話題なのだけど、まずは俳句の話から。
書も俳句もまったくの素人で、難癖をつけるようで恐縮です。間違い等があればご指摘ください。

第1・第3月曜日の秋田魁新報 文化面に「岸本尚毅の俳句レッスン」という連載がある。
俳人である同氏が、読者から寄せられた俳句を添削する内容。単純な添削ではなく、切字(切れ字)とか季重なりとか擬音とか毎回テーマがあって、それに沿った俳句が取り上げられる(送ってもすぐに掲載されるとは限らないのだろう)。テーマの引き合いに、芭蕉や一茶はじめ著名な俳人の句が引用されることもあって、興味深い。
読んでいると、言葉選びや語順が大切なのは大いに共感するけれど、ただでさえ17音という縛りがある俳句では、がんじがらめになってしまいそう。句をひらめいた時のインスピレーションというか新鮮さみたいなのが、薄れてしまうこともあるのではないか。などと考えてしまい、僕に俳句は作れなそう。

岸本氏は存じ上げなかったが、全国区で活躍していて、別段秋田とゆかりがあるわけではなさそう。
だから、共同通信社からの配信記事かと思えば、そうでもなさそう。なぜなら、掲載される句の作者は、秋田県内在住者が圧倒的に多いから。ただ、秋田県外、西日本などからの投稿が掲載されることも少なくない。郵送や電子版で購読して投句する人がそんなにいるとも思えない頻度。謎。

連載は2020年4月6日に始まったようで、レギュラー回は107回を数え、時々「特別編」がある(特別編でも107に含まれる回もあるのだけど)。
10月7日付(と次回)は特別編で、「(秋田県)にかほ市が8月に開催した「第40回奥の細道象潟全国俳句大会」に投句された中学3年生の作品を取り上げて添削を試みます。」

掲載された1句、にかほ市内の生徒の作品。
夏の盛りに開催された「席書大会」を詠んでいる。

「席書大会」を見た瞬間、懐かしいというか、すっかり忘れていた言葉に久しぶりに再会した。
ただ、覚えていたのは「席書会」。「席書“大会”」は初めて知ったが、同じものだと考えた。

17音の制約がある俳句では、詠みこまれた言葉が、専門的だったり意味が複数あったりして、作者の意図通りに伝わるとは限らない。そのための工夫が必要だったり、誤解されてもそれでいいと割り切ったりすることはあるようだ。連載では、席書大会について、岸本氏による補足説明があった。

「「席書(せきがき)」とは、集会の席などで、即興的に書画を書くこと。俳句では、その席上で出されたお題で句作することを「席題」といいますが、これと同じ意味の「席」でしょう。高校生や中学生の「席書大会」が行われているようで」

なんか違う。2点において。
・「席書」は、「せきがき」ではなく「せきしょ」と読むのではないか。
・席書大会では「即興的にその場でお題を出されて制作する」と推測しているように読めるが、実際には事前に課題を示されているのではないか。
それに「高校生や中学生の「席書大会」」が、結局、書なのか画なのか、明確にはしていない。これはそのどちらでもいいとの割り切りなのだろう。


僕が記憶していた「席書会(せきしょかい)」について。
昭和末、小学生の時に行われていた催し。中学生以上ではあったかどうか記憶がない。
学校内での開催もあったような気がしなくもないが、秋田市内など一定の範囲内でまとめて行われていたかと思う。希望者が参加する形式で、その募集が学校経由で(学級担任に申しこむ)行われていた。先生や級友たちは異口同音に「せきしょ会」と言っており、「せきがき会」は聞いていない。

内容としては、体育館などに集まって、書道作品を書き上げるもの。何を書くか「課題」は募集時に示されていたような。
新春に「書き初め大会」的に行われていた気がするが、夏休みにもやっていたような気もする。
興味がなくて参加を検討したことすらないので、あいまいな点が多いが、「せきしょ会」は「一堂に会して書をしたためる」催しであるのは、間違いないはず。


現在の秋田県ではどうか。
秋田魁新報社、県書道連盟、県総合公社の主催で、「秋田県新春書初め席書大会」が存在した。2024年で第15回で、秋田県立武道館が会場。幼児から一般人まで参加でき、課題はいちおう示されるが、自由らしい。2022年の第13回は、席書大会が付かない「秋田県新春書初め大会」という名称だったようだ。※各自で書いたものを提出する方式の書道展の記事に追記しています。

投稿句の舞台かと思われるのは「全県児童・生徒席書大会」。秋田県教育研究会書写部会、秋田県書写書道教育研究会、秋田県高等学校文化連盟書道部会の主催。
地区大会を経て、全県大会があるらしく、全県大会は8月上旬に、小中学生は県立武道館、高校生は秋田市内の高校と、日程と場所を分けて開催。2023年は「課題は昨年と同様」と募集時に告知されていた。

年明けと夏休みということで、記憶にある昭和の席書会と一致する。今は「大会」だし、新春のほうは回数が一致しないけれど。
どちらも「席書」の読みは分からなかった。【2025年2月1日追記・2025年の新春書初め席書大会の展示会を伝える、秋田テレビのニュースでは、複数のアナウンサーが「せきしょ」と読んだ。まあ当然。】
あり得るかもしれないのは、書道の席書大会自体、あるいは席書を「せきしょ」と読むのは、もしかしたら秋田(あるいは東北とか東日本とか)限定なのでは? だから、秋田とつながりが薄い人には、正しく理解されなかったのでは?


インターネットで検索した。
報道や学校行事の紹介として、ふりがなを振ってくれたものが多く存在し、知ることができた。

結果、席書(大)会も「せきしょ」も広く分布した。
表記としては、席書大会/席書会とも見られ、内容はだいたい同じで、「せきがき」と呼ぶ場合も少なくはなかった。
どちらかといえば、「せきしょ」のほうが多数かつ広範囲なように感じられた。

せきしょ派
山形県鶴岡市(生活協同組合共立社 生協児童席書大会)、東京都北区(北区中学校書き初め席書会)、静岡市(静岡地区書きぞめ展の席書大会)、札幌市、宮城県気仙沼市、千葉県八千代市、野田市、船橋市、東京都江戸川区、練馬区、小平市、立川市、横浜市、兵庫県尼崎市

せきがき派
東京都中央区、渋谷区、江戸川区、新宿区、江東区、足立区
【11月2日追記】山梨県では1936年から続く「山日YBS席書き大会」が行われていた。

せきしょ・せきがきとも、東京都の例が多く見つかった。
これは、東京都内(23区内が多いか)の公立小学校において、新春に全員参加の校内行事として、席書会を行う学校が多数存在したため。北区のように学校を越えた開催もあるようだし、中学校でやるところもあるようだ。
都内で内容は同じでも、読みは二分されているが、こんな情報を公開してくれた学校もあった。
・北区立袋小学校「袋小だより 2021年2月号」書道担当教員による紹介
「毛筆で書や絵をかく事を「席書き(せきがき)」と古くから呼び、最近ではこれを音読みして、「席書会(せきしょかい)」と呼ぶ事が多いようです。」
【9日補足・学校教育では毛筆が小学3年生から始まることを考慮し、現在の席書会では、低学年は硬筆で行う場合が全国的に多いようだ。】

・杉並区立富士見丘中学校「富士見丘中学校だより 2024.1.31」
「「セキショ」なのか「セキガキ」なのか。東京でも場所、世代によって異なります。それでも、「席書会」は「セキショカイ」、「席書」は「セキガキ」で「会」は付けないでよぶことが多いです。」

と、この催しとしては、現在では「せきしょ」が大勢を占めるかのような見解もあるが、

・足立区立東加平小学校「東加平小 校長ブログ」2022年1月12日
「私が若い頃にいた学校では「せきしょかい」と称していました。3校目くらいから「せきがきかい」と呼ぶようになり、やはりこれが正しいようです。」
との声も(上記、富士見丘中の見解に基づけば、単に勤務校のエリアが変わっただけなのでは?)。


では、もっと上部(?)の組織では。
公益財団法人日本習字教育財団が、小学生以上の会員を対象に毎年1月に(全国6会場ほどで?)「日本習字全国席書大会」を開催。これは「せきしょ大会」。
課題はあるが手本はなし、制限時間20分で、3枚を書いて1枚提出という条件。その意味では「即興的」なのかも。


全⽇本書芸⽂化院は、毎年2月に東京で「全国書初大会」を開催。
事前提出の部門のほかに「書初席書大会」がある。同院による2024年のレポート(https://www.z-shogei.co.jp/blog/20240213/)を見ると、手本あり、紙1枚、時間制限は特になしのようだ。
その中に、

「「書道作品を観客の前で書くこと」を、書道の世界では「席書」(せきしょ)とか「席上揮毫」(せきじょうきごう)と呼びます。」

とあった。
これが答えじゃないでしょうか。

つまり、即興的うんぬんは「席書」という言葉の本来もしくは一般的な意味であって、書道界では、それとは別の意味で用いられる。
そして、本来の「席書」は「せきがき」と読むものであったが、書道界の「席書」については「せきしょ」と読むこともあり、むしろそのほうが一般的。
ということではないだろうか。


投稿句に戻る。
「せきがき」も「せきしょ」も、音数は同じだから、俳句としては基本的に大きな問題ではなさそう。
しかし、連載では、「セキガキタイカイ」を含む「中七から下五にかけての句またがりのリズムが心地よい」と指摘している。イ段の連続が韻を踏んでいるということか。
それが「セキショタイカイ」だと、リズムは崩れてしまい、評価が違うものにならないだろうか。

作者が参加したのが「せきしょ大会」なのか「せきがき大会」なのか、そして作者はどちらの読みで句作し、「せきがき大会」の読みで評価されてどう感じているか。また、「せきしょ大会」だとすれば、岸本氏の評価はどうなるか。ちょっと知りたい気もするけれど、部外者がとやかく言うことではない。
【11月2日追記・次の10月21日の連載では、訂正等はなし。】



ところで、同じ漢字による専門用語なのに、読みは複数あり、どの読みもおおむね公認されているという事例はそこそこある。
・白夜
本来は「はくや」だったが、「知床旅情」のヒットで「びゃくや」が普及。
Wikipediaでは「びゃくや」のみを読みとし、記事中で経緯に言及。

・北前船
本来は「きたまえせん」だったが、1980年代の復元時(関連記事)に「きたまえぶね」が普及。
Wikipediaでは「きたまえぶね」のみを読みとし、「きたまえせん」の言及なし。

・光合成
経緯は不明だが、「こうごうせい」のほか「ひかりごうせい」とも。
1990年代の高校の生物の教科書には両方が掲載されていたと記憶するし、現在のWikipediaでも併記。中学校の教科書は「こうごうせい」だけだった気がする。

戦中・1940年代生まれの人(専門家ではない。昭和30年代の高校教育の影響か?)で「ひかりごうせい」と言う人はいる。一方、これまで複数の専門家から「光合成」の語を聞く機会があったが、「ひかりごうせい」という人は1人もいなかった。
ネットでは、2010年頃にNHK教育テレビ(高校講座か?)に出演していた講師が、「ひかりごうせい」と言っていたとの情報。
早稲田大学の園池公毅教授は、ホームページ(https://photosynthesis.jp/kotoba.html)で「「光合成」は「こうごうせい」と読みます。「ひかりごうせい」ではありません。」と断言。「岩波 生物学辞典」の、1996年の第4版で「ひかりごうせい」の項しかなかったのは誤りとしている(説明文中や索引では「こうごうせい」の記載あり。第3版以前では「こうごうせい」の項だったように読め、2013年の第5版では「こうごうせい」の項に戻ったようだ)。

【2025年2月28日追加】
・U字谷、V字谷
地形の種類。高校の地理の授業では、「ユーじだに、ブイじだに」と聞き、それしかないと思っていた。教科書にふりがなはなかったか。
2010年前後だろうか、NHK教育テレビまたはEテレの高校講座で、「(ユーだったかブイだったか)じこく」と読んでいて、ショックを受けた。結局は、じだに、じこくどちらでもいいらしい。Wikipediaでは、U、Vとも両方を併記している(順番ではじこくが先)。(以上追記)

時代、地域、使う人のこだわり、いろいろありそう。
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元祖ビューカードが進化

2024-10-01 23:54:11 | その他もろもろ
20年以上使っている、JR東日本のクレジットカード「ビューカード」の5年ごとの有効期限が今年10月だった。今期は、磁気不良でカードを再発行してもらったことがあった。
今回は、9月6日に「【ビューカード】更新カードのお届けについて」というメールが届いた。最近は、巧妙ななりすましメールが横行しているので警戒したが、クリックを強要するようなものでなく、「2024年9月下旬頃から順次登録住所に更新カードをお届けいたします。」という内容だったので、いちおう信じることにした。
ただ、「更新カードをお送りする際には事前に審査がございます。審査の結果、ご希望に沿えない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。」ともあり、メールが来ても安心はできない。

9月末に、新しいカードが簡易書留で無事届いた。

僕のビューカードは、企業や金融機関との提携カードではない、純粋なビューカードなのだけど、現在、新規発行されているビューカードとは違う。Suicaが搭載されておらず、券面デザインが異なる。“元祖”ビューカードと言っていいものだろう(いちばん最初のビューカードは、国際ブランドがないハウスカードだった。それが真の元祖なのだが、ユーザーには後に国際ブランド付きで更新されたそうで、現役ではない)。
現行のSuicaを搭載したビューカードは、「ビュー・スイカ」カードというもの。2003年に登場し、Suica非搭載の元祖ビューカードの新規申し込みは2004年で中止されたとのこと。その前に発行済みのビューカードは、20年以上経っても、非搭載で更新が続いていることになる。

当時、ビュースイカへの切り替えの案内も来たが、しなかった。
理由は、切り替え時にカード番号が変わってしまうことと、当時(というか2023年まで)は秋田ではSuicaが未導入でメリットが少なかったから。その後、カードやモバイルのSuicaを別に用意して、非搭載ビューカードからチャージする方法で、不便や問題はほぼなかった。
旧・新カード
新しいカードの券面は、色・柄としては永年見慣れたデザインだけど、やけにあっさりしてもいた。
国際ブランドVISAのホログラムがなくなって、ロゴがシンプルになってもいるが、カード番号(クレジットとJREポイントそれぞれ)や名前の表示がない! と思ったら、裏面に黒い文字で印字されていた。【2日補足・国際ブランド・ビザのロゴは「VISA」と全部大文字だけど、表記としては「Visa」が正式なようだ。以下、あまりこだわらずに表記します。】

今までは、昔ながらの銀色の凹凸のあるエンボスの文字。
ビュー・スイカカードのほうは、当初から表面に黒い文字で印字されており、世界初のエンボスレスクレジットカードであった(Suicaの内蔵アンテナとエンボスが干渉するのを避けるため)。
近年は、キャッシュカードも含めてエンボスレスのカードが増えているようだし、安全のため裏にも表示がない両面ナンバーレスのクレジットカードも存在する。
今回のビューカードは、片面ナンバーレスではあるが、一気に近代化した感じ。


さらによく見れば、VISAロゴの左に))))のマーク。VISAのタッチ決済が付いた!!
この数年で各国際ブランドとも、タッチ決済の導入が進み、鉄道やバスでも使えるところがある。
ビューカードでは、Suicaとの関係なのか、国際ブランドのタッチ決済はやってないと思っていたのだが。
公式サイトでも、「Visaのタッチ決済をビューコーポレートカード、ビュービジネスオーナーズカードに搭載しております。」とあり、法人カードのビューカードにしか搭載されていないように読める。
Suica非搭載だからこそ、個人向けビューカードでも、Visaタッチ対応になってしまったのだろうか。なんだか知らないけど、これも一気に近代化。普段は使わないと思うけれど、旅先では使う機会がありそう。ほかにVISAブランドのカードを持っていないし。
【2日補足】ビューカードが発行する、駅ビルでの優遇がある「JREカード」では、Suica搭載の有無(非搭載はVISAのみ)が選べ、Suica非搭載にするとVisaのタッチ決済が搭載かつ表面ナンバーレスになるそうだ(Suica搭載だとVISAでも表面記載らしい)。その流れで、元祖ビューカードにも波及したのだろう。
【8日補足】ビューカードでは、VISAであっても、VポイントではなくJRE POINTが付与される。したがって、「Visaのタッチ決済でVポイント還元や何倍付与キャンペーン」のたぐいが行われていても、ビューカードのVisaのタッチ決済は対象外になるようだ。


以上、更新されたらひっそりと進化していた、元祖ビューカード。
ネット上には情報はなさそうだし(JCBやMasterブランドはどうなのか【上記2日付補足のように、他ブランドタッチ決済には非対応かも】)、それ以前に新カードに同封された文書にさえ、何の説明もなかった。

ついでに言わせてもらうと、ビューカード更新時に、毎回、面倒だと思ってしまうのが、関連サービスに登録した、カード有効期限の変更。
JR東日本と関係ない公共料金引き落としなどで手続きが必要なのは、仕方がない。
でも、JR東日本が運営する、えきねっと、モバイルSuica、オートチャージ(ATM・ビューアルッテでの手続き要)それぞれで変更しないとならないのは、なんとかならんものでしょうか。しかも名義変更やカード不良による再発行時は手続き不要なのに。

変更手続きをしてしまえば、後は便利にお得に使わせてもらっているので、引き続きお世話になります。
そして、次の更新前には「大人の休日倶楽部」カードのお誘いをもらうようになってしまうのだろう。年会費が高いし、JR東日本エリア(+α)をそこまで乗らないので、引き続き、このカードを使い続けるつもり。
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ブルドックソースの容器

2024-03-21 23:36:03 | その他もろもろ
少なくとも東日本では、ソースのトップシェアの「ブルドックソース」。ブルドッ“グ”ソースではない。
ロゴマークのブルドッグの顔とともに、ブルドックソースを特徴付けるのが、容器ではないだろうか。四角いボトルで、キャップも四角く、軽く回して開け、カチッと押して閉める。他社のソースにはないデザイン。

最近、ネットでブルドックソースの商品写真を見てみたら…
ホームページにも掲載される「商品のご案内」より
見慣れぬ姿。主力商品であるウスターソース、中濃ソース、とんかつソースなどでリニューアルが行われたのだった。

専用サイト(https://www.bulldog.co.jp/special/new_regular/)もあった。
「おなじみの四角いボトルから」「持ちやすい丸型ボトルに」
「さいきん、まるくなりました」
「50年以上もの間、お客様に慣れ親しんでいただいたブルドックソースの四角い容器が 愛され続けてきたおいしさはそのままに 開けやすく 持ちやすく 使いやすく 新たに生まれ変わりました。」

新旧ともいちばん大きいのが500ml、希望小売価格税抜き430円で変化はないから、昨今流行りの、リニューアルに名を借りた値上げ・ステルス値上げではないみたいだ。
中濃ソースのいちばん小さい60mlは、角形容器で存続している模様。

他のサイトをいろいろ見てみると、変更は2023年9月から順次。前の容器は、1969年にガラス瓶から代わって54年間使用(細部の変更はあった)。新容器は、開けやすさ、持ちやすさ、汚れにくさ、ラベルの分別などに配慮。

たしかに、今の時代、配慮しなければならないことはたくさんあり、改良していくことは当然。だけど、ブルドックソースの象徴と言っていいであろう、角形容器と決別してしまったのは、潔すぎるのでは。角形の趣を残しつつ、時代に合った容器にすることもできたのでは。
ヤクルトの容器は「立体商標」として登録されているが、ブルドックソースの容器もそうなってもいいくらいだと思う。会社としてはそこまでこだわりがなかったのか。

秋田のスーパーでよく売られているブルドック以外のソースは、カゴメソースやキッコーマンデリシャスソース。それぞれ容器の形は違うが、どこか似ているというか、従来のブルドックの容器ほど際立った個性はなかった。
ブルドックの新容器は、それら、特にカゴメの容器にちょっと似ていて、店頭に並んでも目を引かず、ブルドックソースがあるとは気付きづらいと思う。ネット上にもそんな声はある。そういう反応があることを予測して、承知の上で、容器を替えたのだろうか。

2012年にカルピスの容器が変わったが、メーカーの思惑とは違って、秋田市ではごみがかさばることになったし、我が家では冷蔵庫のドアポケットにはまらなくなった。ブルドックソースの容器変更でも、そういうデメリットもあるかもしれない。


最後に旧容器の記録。
我が家では、昔から中濃ソースを常備している。昔はブルドックかカゴメだったが、最近は値段の都合もあってブルドックはご無沙汰。カゴメかキッコーマンかトップバリュを使っている。なお、トップバリュは、ブルドック傘下のイカリソース製【22日補足・イカリソースもトップバリュも容器はカゴメに似ている】。

ただ、家族の1人がウスターソースが好きならしく、ブルドックのがあった。僕はウスターソースにはなじみがなく、飲食店でソース差しから注ぐ時、間違って醤油をかけてしまったのかと、いつもドキッとする。
2025年4月賞味期限
フタとの境にシールが貼ってある。「ありがとうだワン」「おかげさまで、120周年」。ブルドックソースは1902年創業。
120thのほうがブルドッグの表情が柔らかい

キャップには点字で「ソース」と「上から押して閉めてください。」
改めてじっくり見ると、印象にあるブルドックソースの容器と微妙に違う。
ラベルがない側面にある、つかみやすくするための凹凸は昔はなかった気がするし、昔は全体にもっと角張っていて【22日補足・輪郭がより直線的で】、正面から見るともっと台形(立体としては四角錐台)に近かった気もする。写真の容器は、思っていたよりもストンとした直方体でありながら、角は丸っこい印象がした。記憶違いかもしれないけれど。
フタを外す
キャップ周りは、昔と明らかに違っている。

注ぎ口が二重になっていて、細い丸い口が上に上がって、十字の大きめの口が現れる。
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2023年末・2024年始のごあいさつ

2023-12-31 17:32:46 | その他もろもろ
2024年を迎えるに当たり、簡単ながら久々にアップします。
2023年は、秋田では大雨被害、猛暑、クマの人里や街への出没多発、県知事の放言、そして明るい未来につながりそうな話が相変わらず少ない、ある意味今までとさほど変わらない年だったと思う。

個人的には、思いもしなかった小さくはない良くはない(=ないに越したことはない)変化が年末にあり、忘れられない年になった。
新年には良い方向へ向けて動きそうだし、この後に控えているであろうことも含めていい経験ともとらえられそうで、さまざまな巡り合わせに感謝しながら、年を越せそう。


当ブログは、開設から2023年12月30日までの累計で閲覧 19,964,786IP、訪問者 6,451,215UU(昨年までは単位がIPだった)。
2023年1年間では2,153,450IP(2022年比+24万5633)、 676,861UU(同+2万2486)のアクセスがあり、更新が滞りがちでも多くのかたにご覧いただき感謝しています。


さて、更新休止後、
・秋田市民の正月の食卓に欠かせない、宮城屋蒲鉾店の大雨被災によるかまぼこ製造販売の撤退(飲食店としては存続)。→その後、復活
・秋田中央交通に一般路線用新車導入。臨海営業所にはかなり久々の新車(尿素排気浄化設備の都合と聞いていたが、対応したのか)であり、秋田ではほぼ初と思われる押しボタン式トルコンAT(メーカーの仕様変更による)。→この記事参照
・特急「スーパーつがる」誕生。しかしその実態は…→この記事にて
・アーバン原の町 リノベーション。
など気になる動きも生じています。
いずれ、追記や新記事のアップを考えていますが、その他も含めて、もう少し落ち着いたら、更新再開に向けて動きたいと思っています。当面は休止状態を続けますので、しばらくお待ち願います。【2024年1月28日追記】1月28日から新規記事アップを再開します。更新頻度はどうなるか分かりません。


すべての皆さまにとって、2024年が良い年になりますように。
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しばらくお休みします【再開しました】

2023-12-06 19:28:20 | その他もろもろ
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
最近は更新頻度が落ちており、ご訪問いただく皆さまに申し訳なく思っています。個人的な事情によるものです。

このほど、しばらくの間、ブログ更新をお休みさせていただくことにします。
いつか再開するつもりですので、気長にお待ちください。
コメント欄は閉じずにおきますが、お返事をするかどうかは分かりません。

どうかよろしくお願いします。
taic02

【9日追記・6〜9日のメッセージ機能について】※コメントとは別の機能です。
6日から9日16時にかけて、ブログの「メッセージを送る」の内容を確認できない状態でした。
こちらの手違いによるものです。
その間にメッセージ送信されたかたがいらっしゃいましたら、おそれいりますが再度お送りいただくよう、お願いします。


【2024年1月28日追記】2024年1月28日から新規記事アップを再開します。更新頻度はどうなるか分かりません。
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ライバルの提供でお送りします

2023-09-25 23:22:12 | その他もろもろ
TBS系木曜19時放送の「プレバト!!」のスポンサーの話。
※制作は大阪の毎日放送。TBS系列局がない秋田県では、秋田テレビ(フジ系)で日曜正午放送(スポンサーは異なるはず)。敬称略。

フジパンがスポンサーの1社なのは、前から承知していた。
ちなみに、2004年から松下由樹がCMに起用されていたが、2023年7月から綾瀬はるかに交代。だいぶイメージが違うし、どの業種・企業も同じ人ばかりCMに出ているというのは、そんなにいい感じもしないと思う。

この番組は、芸能人たちが芸術作品などを制作して、評価を受ける内容。
9月21日放送では、そのひとりに酒井美紀がいた。知る限りでは3度目の出演で、紹介ナレーションは3度とも、同じような内容だった(21日放送回では、最初の「一筆書きアート」ではなく、次の俳句で紹介が流れた)。

その決まり文句が「不二家の社外取締役としても話題の(酒井美紀)」。

2021年に就任したことは、芸能ニュースでも取り上げられて知っていたけれど、株式会社不二家の資本関係を意識すると、この場でそんなこと放送していいの? と思ってしまった。
なぜなら、株式会社不二家の筆頭株主は、山崎製パン株式会社だから。

上記の通り、この番組のスポンサーの1つが、フジパン。
ヤマザキ本体ではないので、商品ジャンルが完全にかぶるわけではないものの、不二家とフジパンは競合企業・ライバルの間柄に当たると言える。日本の広告業界・テレビ業界の慣行として、スポンサー企業の競合他社の名前を、番組内で出すことは避けるのでは? 昨今は、ビール瓶や自動販売機のロゴ、車のエンブレムにまでボカシを入れて隠してしまう番組もある。制作側が不二家とヤマザキの関係に気付いていないのではと、気をもんでしまった。


ところで、プレバトでは、同じく山崎製パン系列のヤマザキビスケット(2016年までヤマザキナビスコ)のCMが流れるのも知っていた。
ろくに確認もしない先入観で、毎週スポンサーになるのではなく、フジパンと重ならないよう、隔週交互など調整していると思いこんでいた。

ところが、9月21日放送の「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」で確認したら、そうではなかった。
なお、プレバトでは「~お送りします」はなく、提供告知は終わり近くの1回のみ。ゴールデンタイムだけにスポンサーは16社あり、5画面で表示される。
最初の画面でヤマザキビスケット

3番目の画面でフジパン
なんと両社が同一回で(というか毎回)スポンサーに付いていた。
こちらも完全競合ではないにせよ、パン業界1位の企業の子会社と、2位の企業が、同じ番組のスポンサーになるとは!
当然、両社とも納得してスポンサーになっているわけで、不二家社外取締役の件も、同様に問題なしで話が着いているのだろう。

そればかりではなかった。
2番目の画面でサントリー

最後の最後にアサヒビール
CMが何の商品だったか忘れたが、一般消費者の認識(=大手ビールメーカー)としては完全に競合している。
ほかにポリデント、小林製薬、P&G、コーワ辺りも競合する部分がありそう。

このように競合企業が1つの番組のスポンサーに相乗りすることは、最近はなくもないのだそうだ。
日本テレビ「世界一受けたい授業」では、トヨタとマツダ、ライオンとP&G、2020年のテレビ東京「共演NG」では(番組タイトルと裏腹に)キリンとサントリーが、それぞれスポンサーのようだ。

少なくともテレビでは、ライバル企業が名を連ねて提供することなど、昔は絶対になかったはずで、ダブーだと思っていた。どういう経緯かは知らないけれど、変わることもあるものだ。
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のど自慢 はなわ世代?

2023-09-22 16:52:08 | その他もろもろ
「NHKのど自慢」の小ネタと、聞き間違いの話。一部敬称略。
※ロゴは「のどじまん」に変わったが、正式な番組名は従来どおり。※のど自慢関連の直近の記事

2023年9月17日は佐賀県鳥栖市からの放送。司会アナウンサーは二宮直輝、ゲストはMAXと市川由紀乃。
1番の歌唱途中で、違う音声が重なって流れてしまったが、ご当地紹介VTRの「NHK佐賀放送局ディレ…」の部分。ゲストの歌の前に「音声の乱れがございました」とお詫び。

合格者は、かつては「おところとお名前」を尋ねられていたが、近年は「お名前」のみを聞くようになった。しかし実際には、ほとんどの合格者が、以前同様、在住市町村名も答えている。
昔は、住所を番地まで言ってしまったり、なぜか年齢も言ってしまったり、“男の名前”と聞き間違えたり、(関連記事)した人がいた。
今回の放送では、自分の番号(歌唱順)を言ってしまった合格者が2人いた。緊張と喜びにより、なくはなさそうな失敗ではあるが、記憶にはなく、1回に2人も出たのはレア。冒頭に番号を言わなかったり、予選会の番号を言ってしまったりする人はたまにいるけれど。

なお、文字放送のリアルタイム字幕では、名前をフルネームで答えた場合でも、字幕では姓のみをひらがなで、居住自治体名は言えば表示するという原則のようだ。「秋田市から来ました さたけです。」と。
今回の番号を言ってしまった部分は、気を遣ってくれたのか2人とも表示されなかった。



最後のゲストの歌。昔から、芸歴の浅い人が先に歌うことになっている。先輩がトリということだろう。
今回は市川さん、MAXの順。
MAXがトリを務めるのも時の流れを感じるが、市川さんと比べればそうなのかなと思った。しかし、今、調べるとデビュー年は市川由紀乃1993年、MAX1995年と逆だ。ちなみに年齢では市川さんがわずかに上(後述)。どういう理屈なんだろう?

その市川さんの歌の曲名。
二宮アナウンサーが声のみで紹介した時、「ハナワセダイ」と聞いてしまった?
佐賀県といえば、出身地・佐賀県をネタにした歌がヒットした芸人・はなわ。
もしかしてそれをモチーフにした「はなわ世代」? 今回はその縁でゲストに呼ばれたのか? 市川さんもそんなコミカルな歌を歌うのか?
と頭をよぎったが、字幕を見たら「花わずらい」でした。

歌唱後にも、改めて二宮アナが「花わずらい」と言ったけれど、それでもやっぱり「ハナワセダイ」に聞こえてしまった。見逃し配信で改めて聞いても、そう聞こえてしまうような…聞き慣れない語(造語のようだ)ではある。


ところで、市川さんは1976年生まれ(早生まれ)。MAXの4人も1976年(早生まれ)から1978年(早生まれ)の間なので、ゲスト5人は同世代とまとめて差し支えないだろう。

そして、はなわも1976年生まれ。
ということで「はなわ世代」はあながち間違いでないことになる。したがって僕もはなわ世代。



「はなわ世代」と聞いてしまった原因は、記憶の片隅にあった「菅野美穂世代」かもしれない。
かなり以前に見た、ラバーガールのコント。
不動産屋の店員と客が、同い年だと判明して「じゃあ菅野美穂世代だ」「あんま言わないけど、そうですね」というやり取りがあって、おかしかったのと、僕自身も菅野美穂世代(=はなわ世代)なんだと心に残っていた。
上演する年代によって変えているのか、上原多香子世代、中川翔子世代のバージョンも存在する。実際のラバーガールの2人は、上原多香子世代に当たる。
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