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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ドライに語ろう沖縄問題

2011-12-06 08:20:55 | 八重山教科書採択問題

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■八重山毎日新聞 12月4日


「歴史教科書変えたかった」
対談記事で玉津教育長

 来年4月から使用される中学校教科書の選定で教科用図書八重山
採択地区協議会長の玉津博克教育長は、これまでの歴史教科書を変
えたいとの思いがあったことが3日までに分かった。
 月刊誌「MOKU」11月号に掲載されている明星大学教授の高橋史
郎氏との対談で玉津教育長は「今回の採択で、歴史教科書も変えよ
うという気持ちはあったのですが、やはりまだまだ同調圧力が強
い」と発言している。
 その上で「私も委員の皆さんの気持ちをコントロールしようとは
思いませんでしたし、歴史には県民の複雑な感情が残っていますか
ら、時間をかけて、歴史の学び方から問い直していきたい」として
いる。
 これまで使用されてきた歴史教科書は「帝国書院版」で今回も同
社版が選定された。投票結果は帝国4票、育鵬社3票、東京書籍1
票だった。
 対談は9月13日に収録された。

         ☆

八重山毎日は「歴史教科書変えたかった」との玉津教育長の発言を見出しに使って、「独裁的手法の玉津」という印象操作を狙ったようだが、実際の玉津氏はその逆であった。

意図しない教科書でも法令に従って民主的に選定された教科書なら受け入れる遵法精神の持ち主だった。

つまり玉津氏は育鵬社版に投票したにも関わらず、帝国書院版の歴史教科書を採択しており、印象操作とは逆の極めて遵法精神をに富んだ人物であることがわかるのは皮肉である。

今回の八重山教科書問題は、育鵬社版教科書が八重山採択地区協会で選定されたことに端を発する。

ここで注目して欲しいのは、騒動の原因は「公民」教科書であり、育鵬社版に反対する勢力により「歴史を歪曲する教科書」などと批判されている「歴史」教科書ではないという点である。

教科書問題で左翼勢力が攻撃の対象にするのは「歴史」教科書であり、今回も選定前から「集団自決」の記述をめぐって崎原与那国町教育長と反対派委員とはバトルを繰り返していたが、「8・23八重山採択地区協会」の投票結果は、「歴史」教科書は帝国書院4票、育鵬社3票、東京書籍1で帝国書院が選定された。

この結果に不本意ではあったが石垣市教育委と与那国町教育委はそれぞれ帝国書院版の歴史教科書を採択している。

つまり遵法精神のある石垣市と与那国町の両教育委は、必ずしも賛成ではない教科書ではあるが法令による取り決め通り帝国書院版の歴史教科書を採択しているのである。

それに比べて竹富町教委の民主主義を否定するようなルール破りの態度は一体どう説明すれば済むのだ。

知能の低いガキが甘やかされて、手がつけられなくなったようなの吾がまま放題の態度ではないか。

「沖縄のヒトラー」と命名されても当然だ。

勿論竹富町教委をこれほどまでつけ上がらせたのは県教委が違法なお墨付きを与え甘やかせたせいだ。

その県教委を、沖縄に迎合して腫れ物に触るように甘やかせて来たのは無為無策の文科省ではなかったのか。

他の地域では容易に解決できる問題でも沖縄で起きたとなるとこじれてくるのは、すべてが「沖縄問題」に変換されてしまうからだ。

八重山教科書問題も結果的には沖縄問題に変換されて、教育行政の法律問題から「沖縄の心」などを持ち出す情緒的感情論に摩り替えられ問題を複雑化させている。

今回の「防衛局長不適切発言」も本来ならオフレコ発言を一面トップで報じるべきかどうかというジャーナリズム論が、一転「沖縄県民を侮辱し差別した」として沖縄問題に変換されてしまっている。

民主党政権がことさら沖縄を腫れ物扱いする理由は、15年にも及ぶ日米の努力の結果合意を見た「普天間移設」を、鳩山元首相が「最低でも県外」と実行不可能な発言をしたことによる。

従って民主党政権が続く限り、沖縄に過剰反応し腫れ物扱いをせざるを得ないというのは自業自得ともいえる。

だがこれ以上政府と沖縄との不毛な「腫れ物扱い」の関係が続く限り基地問題は解決できない。

普天間移設はわが国の安全保障の問題であり、国防問題である。

沖縄の基地問題を「小指の痛み」に例えて「小指の痛みを知らないのは差別だ」と叫んで「沖縄問題」に変換する向きもある。 確かに「小指の痛みは全身の痛み」だが、人間の本体が死んだら小指も死んでしまう。

米軍基地は差別ではない!


日本が滅んだでしまったら、同時に沖縄問題も消えてしまう。

国防問題である基地問題を沖縄問題とは切り離せ、とネットの毒舌論客池田信夫氏が論じている。

や在日と同じくタブー化されつつある沖縄問題を「刺激的」と前置きしているが、刺激的でもなんでもない冷静な正論である。

極めて的を射た正論を、刺激的と感じる人こそ沖縄をことさら特別視し、まるで腫れ物でも扱うような人である。 

実は沖縄問題を必要以上に情緒的に捉える人たちこそ沖縄問題解決のガンである。

               ☆

基地問題を沖縄問題から切り離せ  池田信夫
今週のテーマは「沖縄」。問題提起の意味で、少し刺激的な意見を書きます。今回の沖縄防衛局長の発言は、いまだに正確な事実がわからないのに、彼を更迭して幕引きしようとしていますが、環境影響評価書の提出を男女関係にたとえる意味がわからない。評価書を出すのが、それほど悪いことなのでしょうか。

地元が反対しているというが、どんな迷惑施設でも地元は反対します。橋本政権から15年近く協議を続け、いったん地元も合意した計画を撤回したら、もう国内で基地の建設はできない。米国務省の
ケビン・メア元日本部長も指摘するように、そもそもアメリカは普天間基地を移設する必要がなく、それは伊丹空港や福岡空港ほど危険でもない。次の航空写真は、1945年に基地ができたときのものですが、まわりにほとんど住宅はない。


ところが次の2000年の写真では、住宅が密集しています。


つまり現在の住民のほとんどは、基地ができた後に引っ越してきた人々なのだから、危険だと思うなら引っ越せばいい。普天間基地の移転は、沖縄で選挙に弱い自民党が地元に金を落とす公共事業として始まったのです。

辺野古にも、基地の補償金として「北部振興策」に8年間で600億円(市民1人あたり100万円)にのぼる国費が投じられており、島袋市長の時代に名護市は基地の受け入れを決めたのだから、民意は明確です。いま地元が言っているのは「基地はいやだが補償金だけはもらっておく」というルール違反です。反対するなら、600億円を返してからにしてほしい。

本質的な問題は、沖縄の基地は極東の安全保障にとって不可欠だということです。中国の軍事力がここ20年で20倍になったともいわれる中で、力のバランスが崩れると何が起こるかわからない。相手が常識的な話のできる国ではないことは、尖閣諸島の事件でわかったはずです。グアムへの移転は戦略的に危険であり、「最低でも県外」などという話はまったくナンセンスだということが判明した以上、辺野古がいやなら普天間が残るだけです。

沖縄の問題は、在日や同和の問題と似ています。地元の政治家が本土の負い目を利用して、いつまでも「沖縄の心を傷つけた」などという情緒的な理由で基地に反対するのは、メア氏もいうように問題を長期化させて補助金を引き出すたかりだといわれても仕方がない。本土はいつまで、沖縄に謝り続けなければならないのでしょうか。基地を感情的な問題とからめるのはもうやめ、日米同盟の中で沖縄をどう位置づけるのかという戦略的な議論をすべきです。
 
           ☆
 
これまでの沖縄の基地問題に関する論評に慣れた人にとって池田氏の基地論は、刺激的かどうかはともかく、少なくともドライに感じるだろう。
 
だが従来のように「沖縄の心」などの情緒的感情論や同情論だけでは複雑化した基地問題は解決しない。
 
ウェットな情緒論で「普天間移設」を複雑化した張本人の鳩山元首相が、性懲りもなく再び「辺野古以外」を言い始めた。 

「辺野古以外も」鳩山氏また主張

TBSの「朝ズバッ!」の杉尾解説員は鳩山氏の発言を「万死に値する」と斬って捨てたが、至言である。

「八重山教科書問題」も「普天間移設問題」も夫々教科書、国防という普遍的問題を沖縄問題に特化したため、問題が複雑化した。

鳩山氏に代表される民主党政府の沖縄に対する卑屈な態度が基地問題の解決の阻害となっている。

 【おまけ】

自分の特技を生かした職業にタイピストとかピアニスト或いはハーピストとは聞いたことがあるが、世に「レイピスト」という職業、いや少なくとも「レイピスト」という言葉が存在するとは寡聞にして知らなかった。

うら若き(写真で見る限り)女性准教授の言葉である。

「田中不適切発言」以来、沖縄タイムスには特別企画で「連鎖する差別ー田中発言の裏側」と題する連載を、池田氏のドライな基地論とは真逆の立場の内外の「識者」が寄稿しているが、その3回目の寄稿者安部小椋琉球大学准教授の同連載記事の冒頭部分にこうある。

「今般の田中防衛局長のレイピスト発言について、発言そのもののグロテスクさはすでに多くの批判を浴びた・・・・」

「メア発言」で米国側の成りすまし大学生の猿田弁護士が送り込んだ左翼学生一行の沖縄側のコーディネーターを努め、東村高江のヘリパッド反対テント小屋など沖縄左翼の聖地を案内して回ったのが安部小椋琉球大学准教授である。

 【東村高江の座り込みテントで談笑する安部小椋琉球大学准教授(右)】

安部女史は沖縄2紙の田中氏に対する大バッシングや仲井真県知事の怒りの発言にも反発し、次のように怒りを投げつけている。

なぜ「犯す/やる」対象は、無前提に女なのか。 記者もデスクも県知事も政治家も、自分が「犯される」立場に立って怒りを表明できないのか。 なぜ、他に埋もれた事件の幾多に及ぶというのに、いまだに1995年の事件のみを、我々は想起するように仕向けられるのか

フェミニストではないと思われる仲井真県知事に「犯される」立場を想定せよといっても無理があるだろうが、筆者が強調を施した部分に限れ安部女史と同意見である。

つまり何かある度に1995年の事件を引き合いにするのはもう勘弁して欲しいというのだ。

安部女史は触れていないが、筆者はマスコミがこの問題を騒ぎ立てるたびに古傷をえぐられる思いの被害者やその家族のことを考えたことがあるのかといいたいのだ。

1995年の事件が起きた当時、大田昌秀県知事は、被害者の少女の家族が「これを政治利用しないで、そっとして欲しい」と懇願するのをを振り切って「県民大会」で声高らかに「少女暴行事件」を取り上げ、己の政治目的達成に利用した。

それ以後米軍基地関係の問題が起きるたび沖縄マスコミは「1955・少女暴行事件」を基地問題における「黄門様の印籠」にsた。 これを突きつけられると誰も反論できなくなってしまった。

今回の「オフレコ発言」も、あれ以来1週間にもなるというのに、テレビや新聞、そして国会でその詳細を述べよ等の被害者の心情を無視した発言が続いている。

琉球新報は「田中失言」を無理やり「少女暴行事件」に結び付けて報道したが、被害者ご本人や家族の方々が「黄門様の印籠」として「少女暴行事件」がマスコミで騒がれる度いたたまれない気持ちになることに思いを寄せる記者が何人いるだろうか。

大田元知事が家族の願いを踏みにじって派手に政治利用を初めて以来、被害者の家族は住居を転々と変えて他人の眼を気にして生活していたという。

続・罠にかかったケビン・メア

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知能の低いガキを甘やかすと“無法状態”になる

2011-12-05 07:29:12 | 八重山教科書採択問題

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【採択の危機】
“無法状態”の沖縄県教委 八重山問題 越年の可能性
2011.12.4 21:30

 沖縄県八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)の中学公民教科書が一本化されない問題は、採択期限から3カ月が経過してもなお決着がつかない状態が続いている。省令に基づく期限を優に過ぎているにもかかわらず、文部科学省が新たに設定した期限を「法的根拠がない」として守らず、閣議決定した政府見解に反する指導を行う県教委。文科省は新たに年内という期限を設定したが、“無法状態”と化しているだけに、越年の可能性も出てきた。

 「法的根拠(の採択期限は)3カ月前に切れていますから」

 中川正春文科相は2日の会見で、文科省が11月末とした教科書一本化の報告期限を、沖縄県教委が「法的根拠がない」との見解を示して守らなかったことについて不快感をにじませた。

 県教委は今回に限らず、これまでも文科省の指導や期限を無視し続けてきた。

 文科省は8月23日に採択地区協議会が答申した育鵬社を逆転「不採択」とし、東京書籍を選定した9月8日の協議について、石垣、与那国両市町側の合意が得られていないため無効と判断。県教委に対し、省令に基づく教科書需要数の報告期限である9月16日までに、竹富町に育鵬社を採択させるよう指導したが、県教委は「再協議を促したい」として従わなかった。

文科省幹部らはこれまで「一本化へ向けた努力をされている」と県教委をたててきたが、実際に県教委が一本化へ向けて動いたのは、11月28日に3市町教育長会談を開いたことと、3市町に2回文書で通知したことだけ。9月16日と11月末という2度の期限を守らず、約3カ月間、ただ時間を引き延ばしただけといわれても仕方のない対応だ。

 さらに2度の文書指導のうち11月28日の通知では、9月8日の協議を有効とする「県教委の見解」と題する文書を添付。事実上、東京書籍での一本化を求めており、同協議を無効とし、採択地区協議会の答申に従って育鵬社で一本化すべきだと閣議決定した政府見解に反する指導を行った。

 文科省は教科書無償措置法に基づく協議会の答申に従った石垣、与那国両市町は無償供与の対象とし、竹富町が従わなかった場合、対象外とする方針で、2日、竹富町に年内までに対応を決めるよう求めた

 しかし大城浩沖縄県教育長は1日の県議会で「教科書を地方自治体が購入できる法的根拠について承知していない。国の責任で無償供与してもらいたい」と答弁。竹富町の慶田(けいだ)盛(もり)安三教育長も「東京書籍を採択したことに法的瑕疵(かし)はなく、簡単に変えられない。法の不備なので、今回は特例で無償供与を認めてもらいたい」としており、年内に決着するかは不透明だ。

                             

大城沖縄県教育長と慶田盛竹富町教育長が行っているような「無法行為」を他県の教育長が行っても文科省は今回の八重山教科書騒動のように沖縄を腫れ物扱いで放置しただろうか。

採択期限を8月末→9月16日→11月末と三度も踏みにじっても、何の処分もなしに四度目の期限延長(12月末)を許しただろうか。

田中元防局長の「不適切発言」でも政府は沖縄を腫れ物扱いにして田中氏の発言の真偽を本人に確認する前に「弁解の余地なし」として更迭を決めていたという。 沖縄を腫れ物扱いし迎合するような政府の態度は、文科省の教科書問題に対する「ゆるい対応」とは軌を同じくする。

読者の無法者キラーさんの的を射たコメントを引用する。

知能の低いガキを甘やかすとつけ上がるに決まっている。

文科相はお頭の弱い大城県教育著とケダモリ竹富町教育長を3回も甘やかして完全に付け上がらせてしまった。

何度言っても言う事を聞かないガキは引っ叩くにに限る!

ここまできたら、文科省からの教科書給付は、有償無償に関わらず、全面拒否しして、竹富町など放って置けばよい。

竹富町の子どもたちは、「ヒトラー教育長」を支援した自分の親を恨めばよい。

これ以上の社会科の実地教育はない
。≫

沖縄県人の筆者が言うのもナニだが、文科省も県教委と竹富町教委を甘やかしたのではないか。

甘やかしたつけが、大城、慶田盛両氏の法令無視の傲慢な言動に表れているのではないか。

おそらく大城、慶田盛両氏とも教育長を務めるほどの人物なら自分らの行っている行為が遺法行為であることは百も承知であると推測する。

だが慶田盛氏は県教委のお墨付きで「無理が通って道理は引っ込む」と狂信しているし、一方の県教委は発狂新聞の逆鱗に触れるのが怖くて、違法を承知でお墨付きを出し続け引っ込め気配はない。

極悪複合体が一緒になって一家心中する覚悟としか考えられない。

沖縄の教育界をダメにした沖教組、県教委、発狂新聞等の極悪複合体は一見各々別の組織のように見えるが地下茎ではしっかり繋がっている。 地下で複雑に絡み合った地下茎にに県内大学の左翼学者が肥料を与えて、黒を白というようなデタラメのご高説を垂れ流しているのが沖縄の教育界の現状である。


おそらく文科省は今日あたり沖縄県教委宛に「竹富町教委を指導するように」と記した文書を送付するだろう。

だが県教委、竹富町教委が文科省の指導に従うとは思えない。

竹富町は既に文科省の指導を無視する態度をあからさまにして東京書籍版の「無償給付」を前提に、東京書籍版の指導書の購入を予算化するという。 その一方で文科省が指導する「育鵬社版有償給付」に対する予算化はしないと公言している。

産経が指摘するように、竹富町は、いや沖縄全体が教科書採択に関して「無法状態」と化している。


■八重山日報 12月3日

教科書問題
県に報告求め通知
文科省が今月期限
竹富町の対応めぐり
 文部科学省は2日、八重山地区の中学公民教科書問題で、採択地区
協議会が答申した育鵬社版と異なる東京書籍版を選んだ竹富町が今
後どう対応するのかを、12月末までに報告するよう県教育委員会
に通知した。
 中川正春文科相は2日の閣議後の会見で、町が自費購入すを拒否す
る構えを崩していないことについて「子どもたちに支障が出ない環
境を作っていくことは、国も県も市も同じ責任がある。ルール通り
やらないと決めたのなら、決めたことの責任を果たすべきだ」と指
摘した。
 また、ルールとは採択地区協議会の規約を指すと明言した。
 その上で「規約通りにやって(育鵬社版で統一という)結論が出
ている。それに対し、竹富町が納得できないということなので、町
が責任を持って、独自の教科書を支給してくださいということ」と
述べた。
 文科省の通知では、竹富町があくまで東京書籍版を採択する場
合、生徒に教科書が行き渡らない事態を避けるためには、町が教科
書を購入し、生徒に無償給与するほかないとしている。


東書版指導書購入へ
竹富町
 八重山地区の中学校公民教科書が統一されていない問題で、竹富
町の慶田盛安三教育長は2日、国が求めている町の教科書購入につい
て改めて否定、「国から何の説明もない。町が購入するのは、法的
にも憲法上も問題がある。予算上の問題ではない」と強調した。
 その上で、教科書選定は教育の根幹とし、内容の良い教科書を生
徒に提供するのが行政の責任とした。「竹富の教育行政は、学校現
場と父母、地域住民の信頼を得ている。(保守的とされる)育鵬社
の教科書を選定することはない」と断言。教師向けの東京書籍版指
導書の購入費を予算化する方針を明かした。
 町は今後も、国の予算で教科書購入を求め、生徒に無償給付する
方針を貫くとしている。
 また26日招集する町教育委員会で、教科書の予算計上も議題にな
る可能性があるとしたが、町の結論は変わらないとしている。


与那国町も冊数を報告
 八重山地区の公民教科書問題で、県教育委員会が来年度必要な教
科書の冊数を文科省に報告しなかったことを受け、与那国町教育委
員会(崎原用能教育長)は1日、冊数を「情報提供」という形で、
直接文科省に報告する文書を送った。与那国町が来年度使用する育
鵬社版の冊数は17冊。
 石垣市教委も同じ日に「情報提供」の文書を送っており、2市町教
委が歩調を合わせた。
 崎原教育長は、県教委を指導するよう求める要請書を別個に文科
省に送ることも検討。しかし文科省がこの日、県教委に対し、12
月に竹富町教委の対応方針を示すよう求める文書を送ったことか
ら、要請書の送付は当面見合わせた。
 崎原教育長は、教科書問題の解決について「県が竹富町を指導で
きるかどうかにかかっている」と述べた。


■八重山毎日新聞 12月3日

教科書問題
文科省 無償、有償の二者択一迫る
竹富町 「受け入れられない」と反発
 八重山地区で来年4月から使用する中学校公民教科書が同一に
なっていない問題で文部科学省は2日、竹富町教委に対して無償の
育鵬社や有償の東京書籍かを迫る通知文を県教委に送った。今月末
までに対応方針を報告するよう求めている。県教委は同日、同通知
文を3市町教委に送付した。
 文科省は「採択地区協議会の規約にのっとってまとめられた結
果」が無償措置法の規定する協議の結果に当たるとし、答申に基づ
いて採択をした石教委、与教委は無償給付するとしているが、竹教
委は対象外との見解。竹教委に対し、答申教科書の育鵬社を採択し
て無償で受けるか、東京書籍を町が購入して無償で生徒に配布する
か、いずれか選択するよう県教委を通して求めている。
 竹教委の慶田盛安三教育長は「教科書の内容が最も重要なので、
無償だからと言って他の教科書(育鵬社版)にしますとは言えな
い。(二者択一の)どちらも受け入れられない」と述べ、町教委の
全会一致で採択した東京書籍の無償給付を主張。近く臨時の教育委
員会(竹盛洋一委員長)を開き、協議することにしている。
 文科省に一連の対応について慶田盛教育長は「法整備が不備と
言っておきながら竹富町を有償にするのは責任転嫁ではないか。採
択権を認める一方で有償というが、無償措置法には有償の規定はな
い。町が負担すれば問題ないというのは、こじつけではないか。無
償措置法の立法の趣旨に立ち返ってもらいたい」と反発、「一番
困っているのは、なぜ有償科を町民に説明ができないことだ」と頭
を抱えた。

              ☆ 

 沖縄タイムスは相も変わらず極悪複合体の声を、県民の総意であるかのような印象操作にひっしであるが、これでは事情を知った県民が続々と新聞離れするのは無理もない。⇒2市町育鵬社版報告に批判の声

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哀れ!米海兵隊

2011-12-04 11:23:45 | ★米兵事件

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一事が万事という言葉がある。

レストラン等で一つの料理を注文してみてそれが丁寧な気配りで調理されていたら他の料理も先ず外れることはない。

人間の言動でもそうだ。

ある疑いをかけられた人物が、日頃その疑いに相応しい言動をしていたら、確証がなくとも「あいつならやりかねない」ということになるし、その逆の場合は「あいつに限ってそんなことをするはずがない」ということになる。

日頃米軍関連の事故や事件があると、大は婦女暴行事件から小はタクシーの無賃乗車に至るまで、歪曲・捏造のデタラメ報道が日常茶飯事の沖縄2紙を知る者なら、今回の「田中暴言事件」も「琉球新報の罠に嵌った防衛局長」という構図で見る。

日本の定跡さんが琉球新報の暴走報道を指して「米軍基地という安全保障の問題と女性の人権というポピュリズムを同じ土俵で論じる愚かさ」と厳しく批判している。

         ★

今日の沖縄タイムスにこんな見出しのベタ記事が載った。

住居侵入の疑い

海兵隊員を逮捕

「悪名高い」米海兵隊員が夜中の3時ごろ住居侵入をしたのなら、小さなベタ扱いにせずに一面トップか少なくとも社会面トップにするはずなのだが。

しかし記事をよく読んでみると、タクシーの無賃乗車をした米海兵隊員(22)が警察に追われ、深夜の民家の敷地内に逃げ込んで潜んでいるのを発見され逮捕されたということ。

だったら、米海兵隊員が逮捕されたのは無賃乗車の容疑であり家宅侵入の容疑ではないはずだ。

だが、米兵のタクシー強盗ならともかく、無賃乗車で逃げた海兵隊の逮捕となると記事にもならないので、海兵隊の住居侵入と刺激的な見出しにはしてみたが、さすがに社会面トップにするわけにはいかなかったのだろう。

参考資料として同記事を全文引用しておく。

住居侵入の疑い
海兵隊員を逮捕
浦添署

浦添署は3日、住居侵入の疑いで在沖海兵隊キャンプ・フォスター所属の上等兵コネリアス・ラベル・マーシャル容疑者(22)を現行犯で逮捕した。 容疑を求めているという。 同署の調べによると、マーシャル容疑者3日午前2時53分ごろ、浦添市港川の会社代表の男性(48)の自宅敷地内に理由なく侵入した疑いがある。 事件前に那覇市内でタクシーの無賃乗車があり、警察が別のタクシーに乗り換えて逃げた男を追っていたところ、特徴の似たマーシャル容疑者を敷地内で逮捕したという。 同署は無賃乗車をした詐欺容疑でも調べている。(沖縄タイムス 2011年12月4日)

哀れな海兵隊員、那覇から浦添までなら精々2000円前後の無賃乗車だろうに。 住居侵入とどちらが罪が重いやら。(涙)

【おまけ】

こんなこともあった。

昨年2010年のエントリーである。

毎度、沖縄タイムスのダブスタ報道!

今年の三月に米兵が酒気帯びで起した当て逃げ事故を、沖縄タイムスが「ひき逃げ」と報じたことに疑念を呈したら、コメント欄が盛り上がった。

当て逃げに見えても被害車両にけが人がおれば、「ひき逃げ」と報ずるという沖縄タイムスを援護するしつこい常連さんがいたからだ。

だが、沖縄タイムスの主張は、その場限りの言い逃れで、加害者が米兵の場合に限り人目を引く「ひき逃げ」と差別報道をすることを自ら暴露してしまった。

全く同じ条件で沖縄人が起した事故を「ひき逃げ」ではなく、「当て逃げ」と報道したのだ。

その詳細は沖縄タイムスが差別報道!に記してあるが、要約し引用するとこうなる。

引用文に入る前に何度も繰り返してきたことを、しつこくくり返す。

日本語の分からない方々向けの一種の儀式ですので飛ばしても結構です。(笑)

米兵の事故・事件に絡むエントリーで、筆者は容疑者が米兵という理由だけで歪曲報道される卑劣な沖縄メディアの報道姿勢を批判するのであり、米兵の事故や事件そのものを擁護する気は毛頭ない。

悪質な事故・事件を起した犯人は、米兵、沖縄人を問わず厳しく断罪されてしかるべき、これは改めていうまでも無い。

 

で、引用文に入る。

<米兵が起した「ひき逃げ」の報道と同じ日の沖縄タイムスに、次のような記事があった。

酒飲み当て逃げ

容疑の男を逮捕   嘉手納署

酒気帯び運転でバイクに追突し、現場から逃走したとしたとして、嘉手納署は8日、道交法違反(酒気帯び運転・事故不申告)の疑いで、那覇市辻の会社員、上地栄太郎容疑者(22)を現行犯逮捕した。 追突されたバイクの運転手は、右ひざを打撲したという。 同容疑者は酒を飲んだことは認めているが、バイクへの追突については「何かにぶつかったような気がする」とあいまいな供述をしているという。(沖縄タイムス 2010年7月9日)

二つの「事件」は同じ追突事故で、事故の状況は次の条件のどれを取っても全く同じである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ただ一つ違いを挙げれば、片方は容疑者が米兵で、一方が容疑者は沖縄人という違いである。

沖縄タイムスは人種によって報道の姿勢が大きく異なる、つまり人種差別主義者であることを自ら暴露したのが二つの追突事故の報道である。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも当て逃げ」と報じている。

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。>

                    ◇

3月に起きた米兵の交通事故を、8月になっても大見出しで報じる沖縄タイムスはしつこく続報を報じていたのだが、沖縄人が起した同種の事故にもこのように執拗に報道するのか。

否である。

 今年3月、名護市辺野古であった米軍車両によるひき逃げ事件で、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告、救護義務違反)と自動車運転過失傷害の容疑で書類送検されていた在沖米海軍の女性3等兵曹ウェンディー・フォスター容疑者(26) ...
  
米兵を書類送検へ 辺野古ひき逃げ 2010年7月9日
来週にも県警方針 車両実験など終了
 
 
終戦記念日の昨日の沖縄タイムス社会面の目立たぬ場所に次のベタ記事があった。

バイクに衝突 けがさせ逃走

酒気帯び容疑の男逮捕

宜野湾署は13日、酒を飲んで車を運転し、オートバイに衝突して男性けがさせ逃亡したとして、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、救護気味違反)の疑いで、中城村北上原の自営業、瑞慶覧朝盛容疑者(53)を現行犯で逮捕した。 同署の調べでは、瑞慶覧容疑者は13日午後9時ごろ、中城村北上原の剣道29号で、酒気帯び状態で普通貨物乗用車を運転してオートバイに衝突、乗っていた男性(24)を転倒させ、擦過傷を負わせた上で、逃走した疑いがある。 同署によると、目撃者からの通報を受けて現場付近を調べたところ、瑞慶覧容疑者は現場から約1㌔離れた場所に車を停車させ、車内に座っていたという。 飲酒検知では、基準値の約2倍アルコールが検出されたという。(沖縄タイムス 2010年8月15日)

                     ◇

まぁ、次々と同じような事故が起きるのも呆れるが、これも赤文字で示したように沖縄タイムスが主張する「ひき逃げ」の条件を全て満たしている。

おまけに酒気帯び運転まで問題の米兵と全く同じではないか。

沖縄タイムスがいうところの「ひき逃げ」報道の次の4点セットである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ん? 実際は5点セットで、(5)は米兵が条件だって。

だったら沖縄人の場合は「ひき逃げ」の栄誉?を得る資格が無いことになる。

やはり、サンマは目黒に限る・・・ではなく、「ひき逃げ」は米兵に限る、というわけだ。

読者をバカにしているとはまさにこのことだ。

敢えて引用と同じ文を用いて、沖縄タイムスのダブスタ報道を批判する。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面と社会面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。(今回は衝突とだけ報じて、「当て逃げ」とも書いていない)

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。

沖縄タイムスよ、恥を知れ!

ん?カエルの面に小便、と言う言葉もあるか。

 

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八重山人の良識

2011-12-04 08:20:43 | 八重山教科書採択問題

 

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毎月第一土曜日は高校時代の友人10名と那覇市内某居酒屋で飲み会がある。

今月は忘年会のせいか当日(3日)は某居酒屋の予約が取れず、一日繰り上げて金曜日の例会となっていた。

当日は午後7時スタートだが、最近早めに家を出て某居酒屋の近くのパレットくもじに行き、時間まで趣味の一つである本屋の「立ち読み」をしたり、喫茶店で本土新聞に目を通したりするのを常としていた。

最近これに新しい趣味が一つ加わった。

居酒屋のはしごである。

居酒屋のはしごも奇妙だが、居酒屋の飲み会前のはしごというのも聞きなれないだろう。

はしごとは酒を飲んだ後、飲み足りずに。未練がましく飲み屋をはしごして回るのが普通だが、居酒屋で飲み食いしたあと再度居酒屋のはしごというのは普通ではない。

これから友人たちと飲み食いをする会合の待ち時間に1人で居酒屋のはしごとは誰に聞いてもおかしいと言う。 

そもそも一次会の前に居酒屋のはしごなどどう考えても尋常ではない。

なかには居酒屋とはいっても美人の女将がお目当てだろうなどと、ゲスの勘ぐりをする友人もいるが、少なくとも最近行った店はいずれもまだ明るい5時の開店で、美人女将どころか、女性の影さえ見えず、店主は男で従業員も男性が多い。 金曜日に行った店などは店の名もそのものズバリ「小やじ」

メニューには東北の地酒が揃っているとあり、定番の居酒屋メニューでは見慣れぬ酒の肴も興味を引いた。

飲み喰い処 小やじ - 外観写真:「美味しい」というウワサを知って行ってみましたが、本当に美味しかったです。近々また行きたいと思います♪

知らない店に1人で入るのは躊躇するものだが、店頭の手書きのメニューを見て急に日本酒が飲みたくなり、入ろうとした瞬間、偶然なのか、それとも中から見ていたのか、若い衆が戸を開けて招き入れてくれた。

店は宮城県出身の若い男性二人で切り盛りしているようだ。

日本酒を飲んで被災地支援だなどと勝手に理由付けし、迷わず岩手の地酒を飲んだ。 つまみは次の飲み会のため胃袋のスペースも考えつつ、タコブツといぶりがっこという秋田名物の燻製タクアンを注文したが、タコも新鮮だったし、いぶりがっこには乗せて食するようにとレーズンバター添えてあり店主の料理に対する工夫が感じ取れた。

メニューには、ワイン等もあり、オーバーに言えば和と洋のコラボレーションともいえる料理が他にも散見されたが、郷土色を生かした料理と和風の雰囲気は日本酒がよく似合う店である。

突き出しの3点おでんもつまんで、酒のお代わりを飲み干しご機嫌になりかかった頃、客が立て込んできたので、そそくさと退散し次の某居酒屋へ向かった。

酒も料理も接客も、気に入った店なので、居酒屋はしごなどで胃袋の容量を気にしない状態で行ってみたい店である。

共同店主(?)の1人が大滝秀治そっくりの名前(顔ではない)だったので「小やじ」はオヤジと読むのかと思ったらコヤジらしい。

ちなみに「小やじ」の大滝○司さんは大滝秀治とは似ても似つかぬイケメン・ボーイである。

           ☆


■八重山日報 12月3日」

論壇

八重山人よどこへいく

石垣市議会議員  石垣 亨

 「中山義隆氏が当選したら街中を戦車が走る」。これは先の市長
選挙期間中にまことしやかに流されていたデマである。無論、市民
は賢明な判断をされた。それでも最近、遠く離れた地からも何を訴
えたいのか分からない、勘違いに基づく的外れな指摘が新聞に載
る。
 一昔前、学級崩壊やイジメなど教育現場が荒れた、というより教
育できる環境にない状況が続いたことがあった。少しひっぱたいた
くらいで体罰だ人権侵害だと騒ぎ、現場教師の「権威や指導力」そ
のものを取り上げた。さも「人権」が生徒だけにあるような錯覚を
与え、教師は腫れ物にでもさわるように恐る恐る生徒に接した。そ
れはややもすると犯罪被害者より加害者の人権を尊重しすぎるきら
いのある最近の変な現象にも表れているように思う。
 戦後、GHQはアジアの小国である日本が二度と帝国主義に歯向か
うことのないように長期的戦略をたてた。その最大のものは「民族
の愚民化」である。最初に軍事教練を廃止させ、戦争協力者とされ
た教員やGHQに逆らう教員は罷免するという方針が出された。次に
神道の否定、修身(道徳)や日本史、地理の授業の廃止や難しい漢
字を使うことも禁止された。伝統文化や言葉そのものが破壊された
地域もある。
 ゆとり教育、週休二日制の導入の結果どうか。薄っぺらの教科書
では家庭学習をせずともついて行けるから子供達は困らない。運動
会の百メートル走では全員が手をつないでゴールする。「俺は国家
公務員、俺の子には棒術や獅子舞などの伝統芸能は教えなくてい
い。早く帰らせろ」という者、高級車を乗り回しながら給食費を踏
み倒す者、「不公平はだめだ」との声に屈したのか主人公のお姫様
が何人もいるお遊戯会、「男女平等であるべきだ」と言われ、ひな
まつりや鯉のぼりを取りやめた幼稚園、「なぜ2番ではだめです
か?」と言う大臣まで出てくる始末。効果は如実に表れてきた。
 このような昨今の社会情勢や最近ごく一部の保護者が「育鵬社
版」の教科書を採択しないよう署名運動をしているのを見るにつけ
「PTAはどうあるべきか」考えてしまう。彼らは「平等権の項目で
は、行き過ぎた平等意識はかえって社会を混乱させる」等、こども
にふさわしくない記述が書かれているからダメだという。物事には
表があり裏がある。陰陽や上下、左右などと一面だけ成り立ってい
るものは一つとしてありはしない。もう少し冷静であってほしいと
願うものである。
 教科書採択は然るべきところで然るべき手順を踏まえて決定され
たものである。自らの考えのみが唯一絶対のものとの信念の強さに
敬服するがイデオロギーの押しつけはやめてもらいたい。
 モンスターペアレンツの定義は「決まりに対してそれが気に入ら
ないからと自己中心的で理不尽な要求をする親」だとされる。主張
が通るまで駄々をこねることは子ども達の目にどう映るのだろう
か。自らの要求だけは必ず通すというのは、かつて限度を弁えず命
まで奪うまで続いた陰湿なイジメ、社会の陰の部分と重なって見え
るのは私だけだろうか。
 PTAへ求められるのはハード・ソフト面に関わる教育環境の整備
の支援ではないのか。学習指導要領、その学校の運営方針に沿った
教育が効果を上げれるよう様々な環境を整えることこそが求められ
ているものと考えるのだが、保護者が混乱を益々あおるような行為
に走るのはいかがなものか。
 新石垣空港建設地がまだ定まらなかった頃、白保と宮良はそれぞ
れ村を二分する事態に巻き込まれた。
 大人同士はそれぞれの考えや立場の違いでいがみ合っていても、
決して教育現場や子供達の世界に波及しないよう努力した。PTAで
も立場の違いを超えて役員をあてがい、決して子供の前では政治的
な対立を感じさせないよう努めた。子どもが聞き耳をたて「何?誰
が?」と来るものなら「子供はこういう話は聞かない」と諭した。
それが智恵だとは言わないが節度は保ったと考える。
「社会や国家に尽くすという日本の美徳は、GHQが教育勅語を廃止
し教育基本法を作成されたと同時に消滅の運命を定められたと言っ
てよい。〈公イコール国家イコール軍国主義〉という連想を植え付
けること公へのアレルギーを持たせ、日本を弱体化しようとした。」
とは藤原正彦先生の言葉であるが、教科書問題への反応をみるとど
うやらこの長期戦略は成功を収めつつあるようだ。

【おまけ】

玉津教育改革は、すべてここから始まった。

刑事告訴はアリバイ作り?婦女暴行疑惑

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万犬虚に吠えた集団リンチ

2011-12-03 17:11:49 | ★改定版集団自決

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産経抄 2011.12.3 03:50

 1日から2年後の3月に卒業する大学生の就職活動が解禁された。4年生の夏が近づいてから「就職どうする?」とぼちぼち会社訪問を始めた「昭和世代」と違い、今は長引く不況で有名大学を出てもすんなりと就職は決まらないそうだ。

 ▼近ごろは、就活には何の役にも立たない小欄のところにも何人か「記者になりたい」と訪ねてくる。そのとき判で押したように聞かれるのが「記者になるためには何が必要ですか」という質問だ。

 ▼正解はいくつもあるだろうが、「信義を守る気概だ」と格好良く答えるようにしている。記者は、頼まれもしないのに他人の悪口を書き、他人にみせたくない暗部を世間に暴くのを生業としているからこそ、人間としての最低限の信義は守らねばならない。当たり前の話だが、実はかなり難しい。

 ▼前沖縄防衛局長が、記者との酒席での発言がもとでクビになった一件がいい例だ。前局長は、小社を除く約10社の記者を居酒屋に集めて、発言を直接引用しないことを前提とした「完全オフレコ」懇談であると念を押し、宴会を始めたという。

 ▼酒もすすんだ前局長は、米軍普天間飛行場問題にからめて「(女性を)犯す前に犯しますよと言うか」と暴言を吐いたとされる。懇談会に記者が出席した琉球新報は、翌日の朝刊1面トップでとりあげ、彼は即クビになったが、同じ新聞人として恥ずかしい限りだ。

 ▼暴言を聞いた琉球新報の記者は、なぜその場で「沖縄をばかにするのか」と一喝しなかったのか。記事にするなら「看過できない発言なのでオフレコ扱いできない」と宣言し、酒杯を伏せて立ち去るのがプロの記者だ。最低限の信義を守ってこそペンの力は光るはずである。

              ☆
琉球新報の暴走について「産経抄」は「同じ新聞人として恥ずかしい限りだ」として最大級の批判をしている。
 
かく言う筆者も「人間として最低の信義もも守れない」琉球新報には同じ県人として恥ずかしい限りである。
 
 
田中防衛局長は、本人が正確には何を言ったかは不透明のまま、集団リンチにあい即クビになった。
 
発言の真偽はともかく、地元紙が一面で報道したこと自体が問題だという。 
 
伝聞情報をもとに付和雷同し追従報道をした他マスコミも問題だが、相手が沖縄というだけで過剰反応し、本人の弁明を聞く前から更迭も止むなしと決めていた政府の態度も問題だ。
 
「一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ」、の世界ではなかったのか。
 
沖縄をことさら腫れ物扱いする政府の態度こそ、ある意味、差別の極地ではないのか。
 
政府、マスコミ共々このように沖縄を特別扱いする悪しき慣例は、今後の沖縄の諸問題の解決に大きな禍根を残すことになりはしないか。
 
            ☆
 

沖縄防衛局長「犯す」発言 正確には何と言ったのか不透明
2011/11/30 19:21 
    
   オフレコ記者懇談の「失言」を報じられ更迭された田中聡・沖縄防衛局長は、本当に報道の通り、「犯す」という表現を使ったのだろうか――インターネット上でそんな素朴な疑問も上がっている。
   田中氏本人が「記憶はない」と否定していることに加え、「記者懇談」での発言の割には、「本社の記者はその場にいなかった」とする間接情報報道が意外に多いことが影響しているようだ。もっとも、発言の趣旨については田中氏への同情論は極端に少なく、批判的な声が圧倒的だ。


夕刊見だしで「犯す前に言いますか」
 
   田中氏の発言とされる「犯す前に言いますか」の文字が、朝日新聞と毎日新聞の2011年11月29日付の夕刊1面(東京最終版)に踊った。

   沖縄の地元紙、琉球新報が、28日夜の「完全オフレコ記者懇談会」で、田中氏が米軍普天間飛行場の移設問題に関連して「これから犯しますよと言いますか」と発言した、との報道を「追いかけた」内容だ。

   ただ、両新聞の30日付朝刊記事によると、朝日は「(懇談での)発言時には同席していなかった」、毎日は「参加していなかった」。
   また、朝日1面記事は、琉球新報報道を引用する形で田中氏発言に触れ、毎日1面記事は、「防衛省関係者によると」として、田中氏が「『犯す前に犯しますよと言いますか』と発言したという」と指摘している。

   沖縄タイムスも同様の「追いかけ記事」を書いているが、「発言時、本紙記者は離れたところにいて発言内容を確認できなかった」そうだ。「(懇談翌日の)29日に複数の出席者に取材し、確認した」としている。

   琉球新報報道などによると、28日の懇談会へ出席したのは、報道9社9人の記者と、防衛局から田中局長と報道室長の2人のため、沖縄タイムスは他社の記者から話を聞いた、と読める。

   勿論、記者たちが普段報じている「誰かの発言」は、伝聞情報のことも多く、「普段の取材・報道と変わらない」という指摘もある。

「『犯す』というような言葉を使った記憶はない」

   しかし今回は、居酒屋で開かれた「記者懇談会」での発言ということで、「発言を確認した取材先は他社の記者」という状況に違和感を持つ人もいるようだ。また、「飲酒」や「周囲の雑音」による影響を想定してか、報道されている田中氏発言の内容の正確さに疑問の声もある

「(発言は女性に対するものだと)勝手に(記者が発言の)行間を足すことに違和感」(ツイッター)といった指摘だ。

   田中氏はどう弁明しているのか。防衛省が公表した内容によると、評価書をいつ提出するのか、に関する話題の際、「私から、『やる』前に『やる』とか、いつ頃『やる』とかということは言えない」「(略)乱暴にすれば、男女関係で言えば、犯罪になりますから」

という趣旨の発言をした記憶があるとしている。さらに、「少なくとも、『犯す』というような言葉を使った記憶はない」とも主張している。もっとも、「今にして思えば、そのように解釈されかねない状況・雰囲気だったと思う」として、「お詫び申し上げたい」と謝罪している。

   弁明を信じるならば、「やる」という表現が、「提出をやる(する)」という意味ではなく、性行為を連想させる言葉でもあることから「犯す」報道につながった可能性も感じさせる。

最初に報じた琉球新報に「出入り禁止通告」
   では、懇談会で田中氏発言を聞いていたが、「オフレコ縛り」を重んじ、琉球新報報道以降に報道した社は、発言をどう伝えているのか。

   時事通信は、「(女性を)犯すときに、『これから犯しますよ』と言うか」

「(読売)記者が参加した」とだけ触れている読売新聞(30日付朝刊)は、「犯す前に(これから)『やらせろ』とは言わないでしょ」

   時事と読売とでは、趣旨は似通っているが、表現はかなり違う印象も受ける。

   もっとも、最初に「オフレコ破り」で報じた琉球新報は自信満々だ。なにしろ、田中氏に評価書関連の質問をして、問題となった発言を引き出したのは同紙記者だからだ。

   田中氏とどこかの社の記者が交わしている会話を遠巻きに聞いていたわけではない、というわけだ。30日記事で報告している。

   ちなみに、発言を報じると沖縄防衛局に通告すると、「(公表すれば)琉球新報を出入り禁止することになる」と警告してきたという。

   結局、田中氏が、朝日や毎日が見だしにもとったように「犯す前に言いますか」と発言したのか、「~という趣旨の発言をした」にとどまるのか、ははっきりしない。

   ネットや各種報道をみると、「細かい言葉尻の違いは問題ではなく、そこににじみ出た認識が問題なのだ」との解説がある一方、「『犯す』と言ったのか、『犯すという趣旨の発言』はしたが『犯す』とは言っていないのか」で印象は大きく変わる、との声もある。

   普段は「マスコミによる言葉狩り」に厳しい反応を示す傾向もあるインターネット上でも、今回は田中氏への同情論はあまり見受けられない。更迭を発表した一川保夫・防衛相が言ったように「弁解の余地はない」との見方が大勢だ。
 

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教育長の頭越しだって(爆)

2011-12-03 08:20:41 | 八重山教科書採択問題

 

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読者のご指摘の通り、人気ブログランキング欄の最新記事案内が昨日から削除された状態が続いている。

「言論封殺」がお得意の琉球新報を立て続けに罵倒したせいで、「言論封殺」を喰らったのか。(笑)

目下のところ原因不明である。

文科相「決めたことに責任を」=沖縄・八重山教科書問題

2011年12月2日13時6分
 
 沖縄県八重山地区(石垣市、竹富町、与那国町)の中学公民教科書問題で、中川正春文部科学相は2日の閣議後会見で、地区協議会の答申とは異なる教科書を採択するとしている竹富町に対し、「協議会のルール通りやらないと決めるなら、決めたことへの責任をしっかり果たすべきだ」と述べ、答申以外の教科書は町費で購入すべきだとの考えを改めて示した。

 文科省は同日、「答申と異なる採択をするのであれば国は無償給付できず、町が購入し生徒に無償配布していただくほかないと考える」とする文書を県教委に送付、今月末までの報告を求めた。  [時事通信社]

             ☆

当初日教組の顔色を窺いながら、曖昧発言で森副大臣に「大臣発言は間違い」などと訂正されていた中川文科大臣も、ここまで問題が煮詰まってくると日教組のご機嫌取りではまともな答弁が出来ないと自覚したのだろうか、比較的まともな発言をした。

「中川氏は間違っている」森副大臣が指摘

中川大臣は竹富町に対し、こう述べた。

「協議会のルール通りやらないと決めるなら、決めたことへの責任をしっかり果たすべきだ」

これは文科相自ら竹富町のルール破りを認めたものだと批判する向きもある。 

「金さえ出せばルール破りでも認めるのか」と。

ところが、驚いたことに、慶田盛竹富町教育長はルール破りで我侭を押し通しても金は出さないという。(怒)

二重のルール破りではないか。

本日の沖縄タイムスは一面でこう報じている。

竹富予算盛らぬ方針

竹富町は2日までに「教科書は無償給付されるもの」として、来年度予算に教科書の購入費用を計上しない方針を決めた。同町教委は東京書籍版の採択を堅持する構えだ。(沖縄タイムス 12月3日)

慶田盛という人物、ルールは破るは、金は出さないは、とヤクザもビックリ、「沖縄のヒトラー」と呼ばれるのも当然だが、ヒトラー本人も逃げ出すほどのやりたい放題ではないか。

              ☆

■八重山日報 12月2日


教科書問題
育鵬社551冊と報告
市教委 政治運動激化を陳謝
 
八重山地区の公民教科書問題で、県教育委員会が必要な教科書の
冊数報告を見送ったことを受け、石垣市教育委員会(玉津博克教育
長)は1日、文科省に対し「情報提供」という形で直接、冊数を報
告した。与那国町教育委員会(崎原用能教育長)も2日、文科省に冊
数を報告する方針。
2市町教委とも、育鵬社版の採択を認めようとし
ない県教委に対し、不信感をあらわにしている。
市教委の文書で
は、県教委が「法的に何ら根拠のない9月8日の会議を有効と主張し
ている」として、東京書籍版の採択は無効と指摘。
教科書の冊数は
育鵬社版で報告しているが「文科省に届いているかどうか懸念され
る」と述べている
。また「一部の政治的運動から多大なるご迷惑を
おかけしている」と、育鵬社版の反対運動が激化していることを陳
謝した。育鵬社版の冊数を来春の中学3年生が使用する551冊とした文書を添付した。
 崎原教育長は、文科省あてに冊数を情報提供する文書を準備して
いるとした上で「県教委は3市町から上がったもの(冊数報告)を
そのまま文科省に報告するべきだ。
報告しないのは越権行為、職務
怠慢だ」と批判。県教委を強く指導するよう求める要請書の提出を
検討する考えを示した。

         ☆

県教委の言動は全てが沖教組、や沖縄2紙の視線を気にしながらなので、当然、極左教育長の慶田盛氏の言動に合わせての言動となる。

県教委が既に提出済みの石垣市や与那国町の(育鵬社版の)必要冊数報告を、握りつぶしているとしたら、両教委にとってはとんだとばっちりであり、県教委の不作為のため自分たちも無償給付の適用が不可となってはたまったものではない。

両教委が念のため文科省に直接必要冊数を報告してもやむ得ないことである。

ところが両教委の当然の行動は、心のヒネクレた沖縄タイムスの目にはどのように映るのか。

本日(3日)の第二社会面トップの見出しはこれ。(爆)

石垣、与那国、頭越し報告

沖縄タイムスの赤く濁った目には、県教委が石垣、与那国両教育長の報告を「握り潰し」することは正しく映り、石垣、与那国両教委の「(報告が)文科相に届いているかどうか懸念される」という心配等聞く耳を持たないのだろう。


教育委員長に具志堅学子氏
与那国で選任
 与那国町教育委員会は11月22日の定例会で、
辞任した入慶田本朝
政前委員長に代わり、具志堅学子委員を新委員長に選任した
。入慶
田本氏は、東京書籍の公民教科書を採択した全教育委員の協議を有
効とした文書を石垣市、竹富町の教育委員長と連名で送ったが、町
教委が文書の無効を議決したため、責任をとる形で辞表を出した。
教育委員職にはとどまった。
崎原用能教育長と具志堅委員長は育鵬
社版の採択を支持している。 (八重山日報 12月2日)

          ☆

東京書籍版を指示する石垣、竹富、与那国の3教育長は連名で、違法尽くめの「9・8全教委協」の協議を正当化する文書を文科相に送付したが、この文書に公文書偽造の疑いが浮上したため、石垣市教育委員長は急遽、教育委員長の職を辞任し、任期1年余を残して教育委員の職も辞任してしまった。 

極悪複合体に煽られて熱病に冒されたように違法行為に突っ走ったが、冷静になって考えて見ると自分の犯した数々の違法行為が怖くなったのだろう。

同じく公文書偽造の疑義がある入慶田本与那国教育委員長が教育委員長の職を辞任した。

頭を冷やして考えたら、法律を破ってまで、イデオロギーを押し通すことは許されることではないと反省したのだろう。

大城教育長
「一本化」継続
 県教育委員会の大城浩教育長は1日の県議会で、八重山地区の公
民教科書問題について「採択地区内で、すみやかに同一の教科書を
採択できるよう、引き続きお願いしている」と述べ、一本化に向け
た調整を継続する考えを示した。辻野ヒロ子氏の代表質問 に答え
た。また「採択権限は3市町教委にある」と改めて強調。「一致団
結して取り組んでいただき、一日も早い解決をお願いしたい」と要
望した。(八重山日報 12月2日)

          ☆

大城教育長の答弁は、自分の無為無策は棚に上げて寝言の連発である。

大城教育長の辞書によれば「調整=無為無策」ということなのか。

3ヶ月もかけた「調整」の結果、水と油のように意見が合うはずのない3教委に対し、「一致団結して取り組んでいただき、一日も早い解決をお願いしたい」とは県民を愚弄する答弁ではないか。(怒)

寝言の連発で議会答弁が務まるなら、県教育長とは気楽な商売である。

          ☆

大城教育長の寝言を聞いた文科省の立場からすれば、県と竹富町は、適法な「8・23協議会」の協議に従って育鵬社版教科書を採択するする気は毛頭ないと判断できる。

この問題が八重山地区の問題から全県的問題に発展し、さらには全国民の人口に膾炙するようになった現在では、文科相としても日教組の顔色だけを窺っているわけには行かなくなった。

県と竹富町が謀議して教科書代金を払わないで違法な東京書籍版を要求していることは極めて悪質である。

12月末日まで県教委が寝言を言い続け、竹富町の二重のルール破りの無理難題が変わらないのなら、文科省は決然として地方教育行政法第四十九条を適用するべきである。

さもなくば国民が黙っていない。

 

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琉球新報の人権感覚、

2011-12-02 13:40:00 | ★改定版集団自決

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「暴言」の本質 沖縄蔑視の構造化を危惧
琉球新報 社説 2011年12月2日      
  米軍普天間飛行場移設計画の環境アセスメント手続きを女性暴行に例えて説明した田中聡前沖縄防衛局長の暴言は、著しく品位と人権感覚の欠如した重大事件として歴史に刻まれるだろう。
 高級官僚の暴言としては、県民には1994年9月9日の宝珠山昇防衛施設庁長官が県民に対し「基地との共生、共存」を求めた発言が印象に残る。
 政権与党の社会党が日米安保反対から容認へ路線転換したことを踏まえた宝珠山発言は当時「官僚の傲慢(ごうまん)な発言」と受け止められた。県民を侮るような物言いという点で二つの暴言は通底する。
 しかし、より悪質なのは今回の暴言だ。女性や県民を陵辱の対象と見なすかのような認識。軍隊が住民を守らなかった沖縄戦の教訓には目もくれずに、400年前の薩摩侵攻を琉球に軍がいなかったから攻められたとし「基地のない、平和な島はあり得ない」と断じた。
 暴言の本質的問題は、沖縄蔑視と偏った歴史観だ。それが防衛官僚の本音、官僚組織の体質として構造化していないか危惧する。
 「口が汚れる」。暴言へのコメントを一時拒んだ仲井真弘多知事の姿に県民の悲しみや怒り、疑念などさまざまな思いが凝縮している。
 
常軌を逸した今回の暴言について、本紙は防衛局側へ通告の上、通常は伏せるオフレコ情報の報道に踏み切った。編集局長名で「政府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断」したことをコメントとして発表した。
 日本新聞協会が96年2月にまとめたオフレコ取材の見解に基づけば、メディアにはオフレコを守る信義則と国民の「知る権利」の両方に応える道義的責任がある。
 
本紙は今回の暴言報道に、高い公共性、公益性を見いだした。沖縄への差別意識を赤裸々に表した暴言は極めて重大なニュースであり、悪質性において過去の問題発言、舌禍事件とは比較にならない歴史的な暴言と捉えた。
 党派を超え政府不信が渦巻く中、普天間移設計画に伴う環境影響評価書が県に提出されれば、在沖米軍基地は間違いなく県民の激しい敵意に取り囲まれる。実現不可能な日米合意を撤回し、県外・国外移設へ舵(かじ)を切るのが賢明な選択だ。
             ☆
防衛省関係者が嵌められる罠ととして一時、「ハニートラップ」が話題になった。
ハニートラップは中国が自衛隊員などに仕掛けた例がよく知られているが、防衛庁関係者によると今回の琉球新報の暴走を「宴席トラップ」或いは「オフレコトラップ」と捉える向きがあるという。 
ハニートラップの場合は仮想敵国なので注意のし様もあるが、自国の新聞記者と胸襟を開いて語り合おうという「完全オフレコ」(沖縄タイムス)の宴席で仮想敵国以上の警戒心を抱いて自国の記者に接しなければならない防衛省職員はまことに気の毒としか言いようがない。
今回の琉球新報の「裏切り行為」に対し、防衛省関係者は「困惑している」の発言に止めているが内心では、これで琉球新報との信頼関係は完全に地に落ちてしまった怒りを抑えているという。
上記社説は、自分のしでかした卑劣な「裏切り行為」を糊塗するため、やれ公共性だのやれ公益性などと弁解タラタラの強弁をしているが、仮に田中局長の発言が新報の報道の通りだったとしても、果たして「完全オフレコ」(沖縄タイムス)の信頼関係を裏切ってまで一面トップで大々的に報じる類の暴言だったのか。
琉球新報の当該記者が、今回の田中発言を「女性や県民を陵辱の対象と見なすかのような認識」と感じるほど倫理・道徳観念に優れているというのか。
ならば沖縄県下で女性の人権を踏みにじる類の風俗営業が行われている事実を新聞記者として何ゆえ看過しているのか。
それほど道徳性に優れた記者なら毎晩その類の店に踏み込んで営業停止のための運動をしないのは何故なのか。
それだけではない。
琉球新報は婦女暴行事件の被害者の女性に2時間にも及ぶ取材をしていながら、相手が「自衛隊は殺人装置」と嘯く極左市長であったため一行の記事にもしないで沈黙で押し通し、被害者の女性の人権を踏みにじったではないか。
女性の人権といえば他にもまだある。
琉球大学教授が女子学生にセクハラ行為をし訴えられたのを報道しながら、件の教授が同じく「反戦平和」を叫ぶ極左教授であったため実名を伏せた記事にしたのも琉球新報ではなかった。
>常軌を逸した今回の暴言について、本紙は防衛局側へ通告の上、通常は伏せるオフレコ情報の報道に踏み切った。編集局長名で「政府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断」したことをコメントとして発表した。
常軌を逸しているのは琉球新報の暴走ではないのか。
たいそうな言い訳の割には、琉球新報が言う人権感覚とは、相手のイデオロギーにより、自由に変化して重大にもなれば、羽のように軽くもなるものなのか。
前にも述べたが、筆者は、田中氏と新報記者の間に、どのような会話のやりとりがあったか経緯を知る立場にはない。
だが、相手は仮想的国の人民解放軍ではない。
紛れもない日本の記者団との「完全オフレコ」の親睦会での話なのだ。
おそらく「基地のない島に平和はない」という田中氏の本音が、琉球新報の記者の逆鱗に触れ、まんまと「オフレコトラップ」に嵌められたのだろう。

今後、防衛省関係者は、琉球新報関係者と公式非公式に関わらず、一切宴席の場を共有しないと言う申し合わせが必要である。
つまり琉球新報は仮想敵国並みの態度で接しないと国を滅ぼすことにもなりかねない。
今後防衛省は機密保持のため、信頼を踏みにじる報道をする記者団とは「オフレコ宴席」は勿論、記者者クラブでの情報提供をやめるべきである。

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あのケビン・メア氏も、見事に自国内の左翼学生集団と共同通信の仕掛けた罠に嵌められた。

無論、メア氏の脇が甘かったのと同じように今回は田中氏本人が自国の記者ということに気を許した不用意な対応であったことは事実で、その責任はあくまで本人にある。

だが、こういう卑劣な手段を用いてでも、沖縄の米軍基地排除を狙う「極左新聞」が跋扈するのが沖縄であるということを防衛省は今回の事件で学ぶべきである。

八重山教科書問題でもそうだが、今回の田中発言の件で、琉球新報と言う新聞社がイデオロギーのためには手段を選ばない、公的メディアとし看過できないほど卑劣な報道機関であることが、改めて良識ある国民の目に晒されたことは、不幸中の幸いということも出来る。
 
東日本大震災で、同盟国米軍が「トモダチ作戦」で大活躍し日本国民の感謝を集め、全メディアが賞賛の記事を書いた中で、唯一社琉球新報のみが「米軍のパフォーマンス」だとして非難の記事を書いたことを思い起こして欲しい。
 
琉球新報は中国の太平洋進出にとって目の上のタンコブともいえる日米同盟に対する憎悪の念を抱いている。
 
その憎悪が今回の琉球新報の暴走記事となって噴出したいうことが出来る。
 
琉球新報は現在、「言論封殺」でドキュメンタリー作家上原正稔さんに訴えられています。
 

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無為無策の文科省と県教委

2011-12-02 07:40:56 | 八重山教科書採択問題

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八重山教科書問題 文科省、12月末までの報告求める

琉球新報 2011年12月1日

 【東京】八重山地区の中学校公民教科書をめぐる採択問題で、文部科学省が期限とした11月末までに県教育委員会から必要冊数報告がなかったことを受け、同省の森裕子副大臣は12月1日の定例記者会見で、竹富町教育委員会に対して12月末までに対応方針を決め、文科省に報告するよう求めることを明らかにした。一両日中に県教育委員会へ通知文書を出す。
 12月末の期限を過ぎた後も竹富町教委が東京書籍版を採択するとした従来方針を堅持した場合の対応については、森副大臣は明言を避けた。11月末の期限と同じく12月末を新たな報告期限と定めた法的根拠は示していない。

            ☆
◯◯◯さんのコメント

◯ッサイクな森のバ◯アのツラを見せるのは読者の皆様におかれましては恐縮至極でございますが、本日の記者会見の内容がうpされていましたのでリンク貼っておきます。
このツラをどアップで見続けるのは拷問に近いと思いますので教科書についての発言部分も同時に貼っておきます。
2:00~15:30 19:00~21:00 30:20~32:30
http://www.youtube.com/watch?v=JrQmxmfrRMo&feature=channel_video_title

感想:地教行法49条があるにも関わらず極悪複合体の総本山の沖教委とその手下の竹教委に是正勧告の一つも出せない無法者の日教組内閣はさっさと解散して消滅しろ!!

             ☆

◯◯◯さんが怒り心頭なのももっともである。

日教組の支援を受ける文科大臣と日教組のドンを擁する日教組内閣の指導力など所詮この程度のもの。

指導する文科省も指導される県教委も、一見お互いに対立しているように見えるが、それぞれ背後の日教組(沖教組)の顔色を窺いながらの発言だという点では見事に一致している。

文科省が提示した教科書の必要冊数報告期限は、8月末、9月16日、11月末と3度にわた無視された。 

県教委が監督官庁の指導を3度にわたり踏みにじるということは前代未聞の出来事だといえる。 

仏の顔も三度までというが、仏ならぬ「日教組内閣」の指導は、県教委が12月末の期限を踏みにじった場合はどうなるのか。

会見に出席した記者の誰一人も期限までに県教委が答えをだすとは信じていない。

つまり沖教組の走狗である県教委が、指導力を発揮して竹富町教委を説得できると信じるものはいないはずである。

だとしたら四度目の期限無視にはどう対処するのか。

案の定記者団から、期限までに決まらなかった場合の文科省の措置について質問があった。

が、 森裕子文部科学副大臣は「年を越しても、決着しないということは避けたい。竹富町においては、ご判断を早めにしていただきたい」と述べ、再び決まらなかった場合の措置については、「ここで話すのは適切ではない」と日教組に遠慮し明言を避けた。 

亮太さんのご指摘のように文科省が竹富町単独を名指しで対応方針の報告を求めたのは今回が初めてであり、その点では僅かながら一歩前進した発言といえる。

その一方で◯◯◯さんが再三指摘するように、文科省に伝家の宝刀である是正勧告を期待したいのだが・・・。

是正勧告とは、県や市町村教委の怠慢などによって、児童・生徒が教育を受ける権利が妨げられている状況を国が是正することを定めた地方教育行政法49条に基づく対応のことで、自民党文部科学部会から解決の目途の立たない現状を鑑みて是正勧告発動の議論で出ている。

是正勧告を記した「地方教育行政方」

 
第49条 文部科学大臣は、都道府県委員会又は市町村委員会の教育に関する事務の管理及び執行が法令の規定に違反するものがある場合又は当該事務の管理及び執行を怠るものがある場合において、児童、生徒等の教育を受ける機会が妨げられていることその他の教育を受ける権利が侵害されていることが明らかであるとして地方自治法第245条の5第1項若しくは第4項の規定による求め又は同条第2項の指示を行うときは、当該教育委員会が講ずべき措置の内容を示して行うものとする。
 
 
 

沖縄県教委や竹富町教委が常識のある普通の教育委員会であれば、たとえ育鵬社版が気に入らない教科書ではあっても、事ここに至っては文科省の指導に従うだろう。
 
最悪の場合県教委が竹富町教委を説得できず年を越したとしても、文科省の地教行法大9条の発動により是正勧告をしたら、それに従うだろう。
だが、県教委も竹富町教委も、極悪複合体のメンバーであり、到底常識のある普通の教育委員会であるとは考えられない。
彼らは、監督官庁の是正勧告より沖教組や「発狂新聞」の非難の目を恐れ、イデオロギーのためには児童生徒の教育の妨げになることを屁とも思わない異常集団なのだ。
伝家の宝刀の地教行法第49条も強力な罰則規定がないので、彼らが是正勧告を無視することは火を見るより明らかである。
現行法で強力な罰則を適用できない以上、文科省が明言している「8.23八重山採択地区協議会」の協議を適法とし、東京書籍版は「有償給付」という措置は、必ずしも満足は出来ないとしても次善の策としてはやむを得ない措置だろう。
金を出せば我侭が取る悪しき例を作るのは良くないので、育鵬社で押し通し東京書籍の有償給付などの姑息な手段は拒否しろ、という)強硬意見もある。
だが教科書が無いまま新学期を迎える生徒のことを考えれば、「有償給付」はあくまでも緊急避難的措置であり、早急に罰則規定も含む法令の改正により、次回からは今回のような「吾がまま」を完全に排除することは言うまでもない。

外交・安全保障問題が民主党政権のアキレス腱だといわれていたが、今回の八重山教科書問題で日教組に迎合する民主党政権にとって、教育問題もアキレス腱であることが露呈した。
【おまけ】
■八重山日報  12月1日

教科書問題
県教委 冊数報告せず
石垣市と与那国町
きょうにも文科省に「情報」
 八重山地区の公民教科書問題で、文部科学省が県教育委員会に対
し、3市町で使用する公民教科書の冊数を報告するよう求めた期限
の30日、県教委は、3市町で公民教科書が一本化できていないと文
科省に報告した。育鵬社版で県教委に冊数の報告を済ませている石
垣市、与那国町教委は、県教委が冊数を報告しなかったことを疑問
視。1日にも「情報提供」という形で、文科省に直接冊数を報告す
る方向で検討している。
 文科省に冊数を報告しなかったことについて、県教委義務教育課
は、「3市町からの冊数の報告がそろっていないため」と説明して
いる。県教委は28日、3市町の教委に対し、改めて公民教科書の冊
数を報告するよう求める通知文を送った。
 東京書籍版を採択した全教育委員による9月8日の協議が有効だ
とする「見解」を添付しており、事実上、東京書籍版で冊数を報告
するよう求めていると見られる。
 また29日には、中野吉三郎委員長が、教科書採択に関する法律の
不備を訴え「3市町に教科書の無償措置を行う特別措置をしていた
だけるものと信じております」とするコメントを発表した。
 公民教科書について文科省は、3市町で同一の教科書を採択でき
ない場合、八重山採択地区協議会の選定に従って育鵬社版を採択し
た石垣市、与那国町は無償、東京書籍版を採択した竹富町は有償と
する方針を示している。
 玉津博克石垣市教育長は、県教委が冊数を報告しなかった理由を
「竹富町教委に引導を渡すように受け取られるからではないか」と
推測。「県教委は、育鵬社版を採択するよう竹富町教委を指導して
ほしい」と述べた。


教科書問題「泥沼化」
石垣・与那国の不信感募る
 県教委は30日、3市町で使用する公民教科書の冊数を文科省に報
告せず、育鵬社版を無償、東京書籍版を有償とする文科省方針に
「抗議」する姿勢を続けた。東京書籍版の採択に固執する姿は、教
育行政に求められる中立性や公正性からかけ離れており、教科書問
題はさらに長期化の懸念が強まった。
 県教委は3市町教委に対し、9月から今月28日まで、3回にわ
たって教科書の冊数を報告するよう要求。しかし「同一の教科書が
報告されていない」として、冊数を文科省に報告していない。
 育鵬社版で冊数を報告している石垣市、与那国町教委は「いつま
で報告を先送りするのか」(崎原用能与那国町教育長)と、県教委
に対する不信感を募らせる
 県教委が3市町の教委に示した「見解」では、八重山採択地区協
議会が答申した育鵬社版を採択す料指導助言することは、3市町教
委に対する「採択権の侵害行為」であり、同一の教科書を採択する
ために行われる3市町の協議の「妨害行為」だと主張した。
 一方で県教委は、東京書籍版を採択した全教育委員による協議が
有効だと再三訴え、事実上、東京書籍版の採択を市教委、与那国町
教委に求め続けており、言動が矛盾している
崎原教育長は「育鵬
社版はだめだ、という県の腹は読めている」と批判する。
 問題が長期化する中、住民が市教委を提訴し、育鵬社版に反対す
る集会が繰り返されるなど、保革のイデオロギー闘争色も増してい
る。「泥沼化」と言えそうだ。
                    (仲新城誠)

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地方紙に巣食うゾンビ集団

2011-12-01 18:34:15 | 八重山教科書採択問題

 

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 27日のエントリー「洗脳される人々、オウムと八重山教科書問題 」で八重山毎日への読者の投稿文を紹介したが、この読者は一般の善意の読者ではないことが判明した。

投稿者の黒島精耕氏のことを、八重山毎日の偏向記事で洗脳された善意の市民と考え、投稿内容の酷さにはあえて触れず、紹介のみに止めたが、その後の情報により黒島氏は「ゾンビの会」のメンバーであることが判明したので、改めて引用する。

読者の安仁屋正昭さんのコメントにこんなものがあった。

≪八重山日報が7月20日付の朝刊で報じた市民の会(何やら市民の党と似ている)のメンバーことペンギン市長の腰巾着(元教育長)を紹介することに致します。
仲山忠亨・村田栄庄・内原英忠・波平長吉・江川三津惠・登野原武・大仲康文・黒島精耕・島袋憲一・慶田城久 以上の10人
8月23日午後3時から教科書採択の委員会会場を沖教組等が大挙して包囲する予定とのこと。≫

大浜前市長時代の悪行が露見するのを恐れ、「玉津教育改革」を阻止するため必死のゾンビの会の面々。

ちなみに江川三津恵氏は玉津教育長の前任の教育長である。

じっくり鑑賞してください。

■八重山毎日新聞 11月27日 【投稿】

教科書問題の結末を迎えるに当たって
~9・8協議決議を起点に着地点を目指して~ 黒島精耕

 一、もはや議論は尽くされた
 6月末、教科書採択協議会の規約改正を機に始まった教科書問題もおよそ5カ月の長きにわたる議論を経て、いよいよ結末を迎えるに至った。その間、わたしも3度にわたり、本紙のお世話になった。「八重山地区教科書採択の仕組みの問題点~子どもの手によりよい教科書を~」(8月18日)、「無理が通れば道理引っ込む~再協議による打開への道を~」(8月30日)、「八重山地区教科書採択の行方~県教育庁の方針を受けて~」(9月21日)の通りである。またマスコミにおいて、それぞれの社説で、わたしの手もとにあるだけでも本紙が6回、琉球新報が6回にわたって本問題について論じている。それだけではない。県内の各民主団体や平和団体がそれぞれの立場から本問題を取り上げ、問題の本質がどこにあるかを論じている。これらの論調の中でもとりわけ、いまわたしの心に印象深く残っているのが本紙不連続線における八重洋一郎氏の4度にわたる本問題の本質に迫るするどい指摘である。八重山住民はもとより、全県民の意思を代弁しているような内容で、とても感銘を受け、早速本人へ敬意の電話をし、感謝を申し上げたところである。そしてさらに、これまでの論議を整理し、分かりやすくまとめていただいたのが、琉球新報に掲載された仲山忠克弁護士の「憲法の文科省見解~八重山教科書問題~」である。この論文の提起によってこれまで議論されてきた教科書問題の論点がよくまとめられ、同問題についての議論は尽くされたものと思われる。あとは関
係当局がどう決着をつけるかにかかっている。
 二、ホップ・ステップ・ジャンプを踏まえた決着
 わたしはこれまでの論議を通して、本問題の流れを次のようにとらえている。すなわち、6月末に提起された規約改正問題の時点をホップとして位置づけるとすればこれに基づいての手法によって協議された8月23日の採択時点はステップとして位置づけられよう。これがいわゆる8・23の協議における答申で、石垣・与那国両教委がこの答申を拘束力のあるものとして重視しているのに対し竹教委がこれに異を唱えたことにより協議はまとまらず、その決着は再協議の場に持ち込まれた。これが全教育委員による協議であり、いわゆる9・8協議決議である。これがジャンプの位置づけでこの時点で、同問題は決着したものだと考えている。これで教科書問題は終わりだと思っていたところに、例の中川文科大臣の発言である。これについては先に述べた仲山論文で明快な答えが出ているすなわち、本問題の終点ー着地は、育鵬社ではなく、東京書籍だという結論である。
 三、着地点への3つの対応
 
マスコミをはじめ、県内の多くの世論が、教科書問題は9月8日の協議決議を持って決着したものとみていた。本問題は流れとして
は、ホップ・ステップの段階を経て、さらにジャンプをもって一応決着したものだとしてとらえ、あとはその着地点を待つのみであった。
ところが、着地寸前になって文科大臣により、何ら根拠のない石垣・与那国教育長の県を飛び越えた例の公文書により「協議は整っていない」発言となり、さらにひどいことにはこれがさらに発展して、「竹富町への教科書は有償」との文科省の決定によって、結末寸前において流れは止まっている。
ジャンプした後、東京書籍に降りよう賭したまさにその寸前において、文科大臣の待ったがかかり、東京書籍上空において宙に浮いた流れは止まったままであるその事態にどう対応していくのか。それには3つの対応が考えられる。1つは、県教委の示すもっとも現実的な対応で、9・8を踏まえた市町教委の再協議による着地である。2つは、住民の父母会の提起した署名運動による文科大臣発言の撤回である。そして3つ目は、教科書をえらぶ会の2人の母親によって提起された裁判による着地である。この3つはいずれも9・8協議による決議を有効としてとらえ、これを起点に、東京書籍版公民教科書を子どもたちの手に渡すという目的は一つであるが、終点に至る対応において、その着地点を求め、取り組みを展開しているところである
 終わりに、ここでわたしが特に強調しておきたいことがある。それは第1に教育行政当局に対してである。まず地元3市町教委はこれまでの論議を踏まえ、八重山教育の新しい夜明けを迎えるためにいま一度しっかりした協議をしていただきたいということである。もしそれができないのであれば県教委の示す指導・助言および援助(規定では、援助をしなければならない)を真摯(しんし)に受け止めていただきたい。また、県教委に対してはこれまで文科省に対してぶれることなく、一貫して対応してこられた姿勢に対しては敬意を表すと同時に事態が事ここに至っては、文科省の指導・助言および援助(規定ではすることができる)にこだわらず、リーダーシップを発揮し、ここで断を下していただきたいということである。まさにいまがタイミングである。
 第2に、住民の会としては、文科大臣の発言の撤回を求め、署名運動をさらに強化拡大し、断固初志貫徹まで戦い抜く決意である。それにしても玉津教育長は何を勘違いしてのことか、憲法で保障されている署名活動に対し、圧力をかけるようなことだけは直ちに止めていただきたい。何よりも玉津教育長には8・23協議会における議事録の説明責任を果たしていただきたい。このことを強く求めるものである。
 第3に石垣・与那国両教委と文科省当局の不条理の判断に対し、やむにやまれず立ち上がった2人の母親の、裁判に訴えてでも終点の着地を見いだそうとする姿勢には、本当に頭が下がる思いでありぜひ志を共有し、目的貫徹まで共に頑張っていきたいものである。
 私の教科書問題への投稿もこれをもって終わりにしたい。そのためにも最後に一言。文科大臣はこれまでのメンツにこだわることなく、直ちに発言を撤回し、東京書籍版公民教科書を認めていただきたい。これが正当な手続きであり、八重山はもとより県民の大多数が求めている民意だからである。また、文科省の撤回発言の前に県教委にお願いしたい。本県教育の最高責任を担う立場において、いま求められている地方分権化の時代にふさわしく、21世紀ビジョンに示された時代を切り開く意味において県教委には、ぜひ長期にわたる教科書問題の終末、結末に際し、主体性をもって英断を発していただきたい、ということを強く求めて、私の本稿結びのことばとしたい。(新栄町16の25)

                ☆

突っ込みどころ満載でとても1人の手に負えるシロモノではないので、とりあえず、いつも誤記を正して頂いている石垣市在住の匿名氏からのメール引用して突っ込みの助太刀を願った。

ご本人は、個人攻撃になるので公開を憚るとの但し書きがあるが、軽妙洒脱な指摘が的を射て興味深いので、筆者の責任であえて紹介する。

■以下引用

おはようごさいます。欠かさず拝読しています。
今朝のブログメインタイトル「国喧に嘩売る・・・」の誤記、
一大事の慌てぶりに、ンンッ、と読者を引きつける。
賢明な読者ですから、笑って読み進むことでしょう。(引用者注:すぐ訂正しますー汗)

昨夜、県教委員会との協議「物別れ」との貴ブログ速報の配信、
TVドラマ「水戸黄門」を見終えて拝見しました。

今回の「水戸黄門」劇場、ある藩の勘定奉行選任を巡って
二つの「算学塾」の「算学藩主御前勝負」の巻き。

そういえば思い出しました。八重山毎日「不連続線」筆者八重洋一郎先生、
大学は哲学科卒業のようですが、東京時代から今も数学塾の先生だそうです。

ご自身の子らは生後から東京で育てて、56歳になられて単身石垣島に戻り、
島の生活やよしとする田舎住まいの詩人(?)が評価されたのか、
「(アナーキスト)詩人賞」をいくつか受賞され、そして八重山郡域の教育問題を論ずる。
その論調に、なぜか、いつも違和感を覚えていました。

ところで、27日(日)の地元八重山毎日新聞の投稿者「黒島精耕」氏、
姓は「黒島」ですが、「小浜(こはま)島」出身、元竹富町教育長です。

投稿文タイトル「教科書問題の結末を迎えるに当って」と意味深なのです。

投稿文前段、八重山毎日コラム「不連続線」筆者「八重洋一郎」氏について、
「・・・本問題の本質に迫るするどい指摘である。八重山住民はもとより、
全県民を代弁しているような内容で、とても感銘を受け、早速本人へ敬意の電話をし、
感謝を申し上げた・・・云々」と勝手に激賞する自己陶酔ぶりは、
いつぞやの気色悪い「○山○堂」氏の私書開示投稿と似て
お互いを褒めまくる同じ調子を感じますね。

お互い褒めまくるのはそちらの勝手ですが、でも、
勝手に「八重山住民、全県民を代弁する」などと書くな!(怒)

「類を以って集まる。」、[類は友を呼ぶ。」の類(たぐい)であり、
「肝胆愛照らす」、(訂正)「肝胆相照らす。」友情には、
「教科書問題の結末を迎えるに当って」ご両人、実に涙ぐましい限りです。
しかし、「肝胆寒し」とも言います。
ご両名のご関係に「ぞっとする寒気」を感じますね。

おそらく、この方々は、若かりし頃の「大学紛争当時」のまま思考停止して、
今に生きる「八重山化石人」ではないでしょうか。

「ぷれずに」、「ぶれずに」とオウムのように連発する者らが、
「ぷれまくって」論理が破綻する様は、滑稽ものです。
自陣の攻撃するボールばかり見て、追っかけばかりだから、
自らの「ぶれ」や「論理破綻」に、まったく気づかぬばかりか、
「関係法」や「法に則った手続き事実」を見ていないばかりか、
見ようともしないのです。
自ら正義だ、と信じきっている思い上がりを感じます。

前にも、八重氏「カントが・・・」なんだらかんだらと知識をひけらかし、
自意識過剰な言葉遊び(失礼)が本業の「詩人(?)」が、
いつのまにか、時事評論家気分で八重山毎日新聞に物書きする「自由を獲得」し、
「読者の思考の自由を侵害」しています。

八重氏曰く、政治に関心をもった原点は、沖縄復帰当時、
「本土の沖縄化」という仲間
(中核、核マル、社青同、赤軍派、その他いろいろあったが所属仲間派は不明)
のスローガンに疑問を持ったことだそうです。(WEB検索より)
根っからの(化石思考の)今もサヨク活動家なのでしょうね。
若かりし頃のあの「高揚した気分」を思い起こし、またぞろ活動しだした。
さしづめ「ゾンビ活動家」と命名します。

さらに、「八重氏」11/3の「不連続線」中、数学の「帰謬法(きびゅうほう)」
なる知識をひけらかし、簡単な例をあげて、うんちくをたれています。
「数学には帰謬法(きびゅうほう)という証明方法がある。・・・略・・・」
ほう、そうですか。「帰謬法」聴きなれないので調べたら、昔の数学論理用語、
今の高校生らは「背理法」の用語で学ぶようです。
「八重氏」70歳になろうかの年齢が知れますね。(笑)

「黒島元先生」の投稿にあるように、近々「教科書問題の結末を迎える。」
つまり、結末の「事実」が明らかになる。(もう少し先になるのか・・・)
いずれにしても、一定の結末(結論)は近いのです。

八重氏が数学知識で披瀝する「帰謬法」、
(いわゆる氏が主張する)「仮定」(教科書選定経緯)が間違っていたことを
証明したいようですが、果たして、「結論、結果」は、八重氏の思惑どおりの
結果、結論となるでしょうか。八重氏の「仮定は誤り」(教科書選定経緯)を
証明する努力は報われるだろうか、それとも水泡に帰するか、であります。

ともかく、何も数学の論理学を持ち出して当てはめずとも(無理がある)
今般の「教科書問題」凡人が普通に考えても理解できそうなことですがね。
単なる知識のひけらかし、「算学」いや「数学」を持ち出すまでもない、
と言いたいのです。つまり、「数学論理学」思考で読者を煙に巻いて
自説を主張する独りよがりの手法は、
「どうだ、分かるかね。」と言わんばかりで鼻につく、
読者に分かりやすい言葉を使わないのは、まやかしのアンフェアー。

そして、八重氏は10月6日不連続線「例えばの話しだが、・・・略」の文中、
わが石垣市教育長を「彼」呼ばわりしたうえ「うそつき」と貶めた。
限度を超えた「言論の自由」は必ず破綻する。
つまり、一連の八重氏記名になる「不連続線」により、
八重氏が論ずる「帰謬法」で自身が「うそつき」であることを
自ら証明することになるでしょう。

そのときは原稿料を新聞社に返還してくださいね。
そして毎日新聞は、その分購読料から差引いてくださいね!

それから、そのような事態になったとき、八重氏の「数学知識」を信じた
「八重山住民はもとより、全県民」を裏切ったことになりますから、
それなりに「結果、結論」から「帰謬法の仮定」は間違いではなくて、
「正しかった」ことをきちんと説明し、謝ってください。

「数学論理学」は確かでないこともある、「数学論理学」は間違いだ、
「仮定の立て方を間違えた。」などと、決して「数学」に責任を転嫁し、
「言い訳」しないでください。「数学塾」の先生ですから。

おわりに、「物言わぬは腹ふくるる業」といいます。
お忙しいところ、長い「独り言」で失礼しました。
ご面倒なお付き合い、お詫びいたします。すみません。

「狼魔人日記」ブログ発信ある限り、
不条理な者らに決して負けることはない、と確信します。
ご自愛のほど祈り、お礼といたします。

以上、一読者のお礼と勝手な「読者の独り言」まで
(個人攻撃になりますので非公開に願います。)

-- 石垣島、匿名

■引用終了

蛇足を一つ。

>マスコミをはじめ、県内の多くの世論が、教科書問題は9月8日の協議決議を持って決着したものとみていた。本問題は流れとしては、ホップ・ステップの段階を経て、さらにジャンプをもって一応決着したものだとしてとらえ、あとはその着地点を待つのみであった。

黒島氏はジャンプをもって一応決着したものと言っているが、ジャンプの踏み切り場所は固いグラウンドであることが正確なジャンプの条件である。

だが、黒島氏の指摘するジャンプの踏み切り場所は一見固いグラウンドのように見えるがその下は穴だらけ隙間だらけの液状化現象を起こしており、到底ジャンプの踏み切りに耐えうる代物ではなかった。 当然着地がうまくいくはずはない。 

間違った着地の寸前に文科省の待ったがかかり、着地点(育鵬社版の採択)を指導したことは遅まきながら適正な処置である。

黒島氏がジャンプの踏み切り点と信じる「9・8全教委協」の「協議」が法的瑕疵に満ち溢れていることは何度も指摘されており、その違法性は八重山日報の連載特集「逆転採択の現場」(1~6)シリーズで、既に白日の下に晒されている。

黒島氏には、いまからでも遅くないから「不都合な真実」に目を閉ざすことなく、是非八重山日報の特集を読んでから、再度ご高説を聞きたいものである。

 少なくとも、次のリンクを読んでから・・・。

ペテン会議の内幕!八重山日報特集

狩俣悪代官の悪行!八重山日報の暴露シリーズ

続・マスコミを恐れて不当介入!狩俣課長が証言

 

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自殺未遂!名護市辺野古区長が、琉球新報の実名糾弾で

2011-12-01 07:46:33 | 県知事選

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掲題の「自殺未遂!名護市辺野古区長が」については後半に述べます。

               *

■琉球新報の逆鱗に触れた田中氏の本音とは

「やる」という曖昧な動詞も、セックス妄想に耽っている人が聞くと極めて淫らなに聞こえ、「犯す」や「強姦」を連想するらしい。 絶えず差別意識を持つ人が無意味な文言に過剰反応し、差別を意識をした言葉狩りに走るのと同じ構図である。

これでは村田英雄さんも草葉の陰でオチオチ寝ておれない。

≪ ♪やると思えばどこでもやるさ それが男の魂じゃないか♪≫(「人生劇場」より)

筆者は田中防衛局長の「問題発言」の現場に居たわけではないので、言った言わないには言及しないが、現場に居ながら、これを29日の第一報では報じなかった沖縄タイムスは、その理由を昨日の記事で次のように釈明している。

「沖縄防衛局が28日に居酒屋で主催した懇談会には、本紙を含む県内外の記者約10人が出席し、完全オフレコで行われた。 中氏は酒を飲んでいた。 発言時、本紙記者は離れたところにいて発言内容を確認できなかった。 」(沖縄タイムス 11月30日)

だが琉球新報の記者の逆鱗に触れたのは、「やる」或いは「犯す」という発言より、むしろ田中局長の次のひと言だったのではないか。

記者の「沖縄における軍隊の意義について」という質問に対し、田中氏は次のように本音で答えている。

「薩摩に侵攻されたときは(琉球に)軍隊がなかったから攻められた。 基地のない平和はありえない」

田中氏は「完全オフレコ」の機会を利用して、ばか正直にも記者たちと胸襟を開いて本音で語るとつもりだったのだろうか、あまりにもストレートに本音を語ってしまった。

■「反戦平和」は免罪符」

沖縄の言論界には、誰が言い出したか、「反戦平和は免罪符」という言葉がある。

沖縄で言論を戦わそうとする者は、とりあえず「反戦平和」を念仏のように唱えておいて、それからおもむろに「しかしながら現実を鑑みると・・・」などと持論を展開すべきである。 

これを上手く使い分け、地元紙の顔色を窺いながら、地元紙の宣撫にほぼ成功しているのが仲井真県知事である。

田中氏は面倒でも重要なこの「免罪符儀式」を省略してストレートに「基地のない平和はありえない」と真っ向から「反戦平和」に冷や水をぶっ掛けてしまった。 

田中氏の論は防衛局長としては当然すぎるほどの正論であるが、これに神経を逆撫でされた傲慢不遜な沖縄2紙がまともに議論することなく田中氏を叩きのめすのに、手段などを選ぶはずはない。

琉球新報にとって田中防衛局長は「やる」或いは「犯す」の文言の当否にかからず、叩き潰し葬り去るべき当面の敵であった。

それが琉球新報の一面を飾った「犯す前に犯すと言う」の大見出しである。

ケビンメア氏が米総領事に在任中絶えず本音で地元紙に対応し、議論では言い負かされていた沖縄紙が「メア発言」を裏取りもせず集団リンチのようなバッシング記事で辞任に追いやった事件と全く同じ構図と断言する所以である。

「反戦平和」を叫んでおれば、地元紙の免罪符で記事にならなかった例は枚挙に暇がない。

「侮辱発言」どころか実際に婦女暴行を犯しても記事にならなかった極左市長の例や、学生にセクハラを行い訴えられていながら最後まで本名を伏せてもらった琉球大学教授、さらにホテルの宴会場で地元記者の目前で酒乱の挙句、暴力行為に及んだ県知事を地元紙は「反戦平和」の免罪符に免じて徹頭徹尾「報道しない自由」で守り通している。

破廉恥教授を庇う琉球新報

続・琉球新報が庇う破廉恥教授

反戦平和の免罪符を剥がす!

 

一部報道によると更迭された田中氏は憔悴しきって健康上の問題も出てきているという。

当日記のコメント欄にも田中氏の健康を気遣う次のようなコメントが寄せられている。

 こんな事は正直、考えたくも無いのですが…衆愚代表 さん」

 これは、他のブログの書き込みにも同じ事を書いたのですが…。

 万が一に、今回の事態を田中聡沖縄防衛局長が死をもって償ったとき、彼を死に追いやった琉球新報社はどのような落とし前をつけるのでしょうか?

 「公共性」などと正当化し、被害者を死に追いやる危険性を無視した、などと遺族から訴訟を起こされ、被告人の席に着く羽目になるリスクを、琉球新報社は考えているのでしょうか?

 柳の下の土壌を狙って、アメリカ人のケビン・メア氏とは違い、田中氏が日本人であるという事に無頓着すぎる気がします。

 そのような事態になった時、「自分達には非は無い。自殺は自己責任だ」という趣旨の弁明をしたとき、良識を問われ、会社そのものが致命的な立場に追い込まれるのは琉球新報社の方でしょう。

 イギリスでは盗聴で廃刊になった例もありますし…。
 

琉球新報の実名を挙げた糾弾報道は、最近の八重山教科書問題で「8・23八重山採択協議会」の協議は教科書選定は無記名」と決めていたにもかかわらず、琉球新報は育鵬社に投票した委員の実名を公表している。 その実名公表のため当該委員の自宅等には反対派の嫌がらせが続出し迷惑を被っているという。

協議が開かれる前、玉津教育長は記者団の質問に答え「無記名投票」の理由について「狭い地域社会であらぬ混乱を避けたい」と言う主旨の発言をしていた。

琉球新報は育鵬社に投票した委員の実名を公表すれば結果的に当該委員が追い詰められ精神的打撃を受けることを承知のうえで実名公表に踏み切っており、実際琉球新報の予想通りの結果になっている。

琉球新報の実名を挙げた糾弾報道で、「反戦平和」とは逆の基地容認の立場の辺野古区長が、自殺未遂をした例もある。

名護市辺野古区長が自殺未遂

琉球新報 2000年1月31日       
  普天間代替問題に揺れる名護市辺野古の嘉陽宗健区長が自宅で服毒自殺を図り、県立北部病院に入院していることが31日までに分かった。病院の措置で一命をとりとめたが、同区長は「ヘリポート問題で悩み、死のうと思った」と病院側に話しており、同市辺野古に移設先が決まった普天間基地移設問題が背景にあるものとみられる。
  関係者の話を総合すると、嘉陽区長の家族から29日午後4時半ごろ、「毒薬を飲んだ」と名護市消防本部に通報があり、救急車で県立北部病院搬送された。病院側が事情を聴いたところ、「ヘリポート問題で悩んでいた。自殺しようと思った」と話したという。

 

辺野古区長が自殺未遂

琉球新報 2000年2月1日       
  政府が普天間飛行場の移設先に決定している名護市辺野古の嘉陽宗健区長(46)が自宅で服毒自殺を図り、県立北部病院に入院していたことが31日、分かった。病院の措置で一命を取り留めたが、同区長は「ヘリポート問題で悩み死のうと思った」と話しており、同移設問題が背景にあるものとみられる。名護署は、自殺未遂として処理する方針。
 
  関係者によると、嘉陽区長は29日午後2時ごろ、自宅で薬物を服用、苦しんでいるところを家族が見つけ、名護市消防本部に通報、救急車で県立北部病院へ搬送された。容体回復後、病院側が事情を聴いたところ、「ヘリポート問題で悩んでいた。
周囲の圧力に耐えられず、自殺しようと思った」などと答えたという。
  名護署は31日午前、嘉陽区長の容体について病院側に確認。その結果、自殺未遂と断定して捜査を打ち切った。薬物は特定されておらず、動機についても「プライバシーの問題」として明らかにしていない。
  嘉陽区長は、昨年4月に就任。同区の行政委員会は昨年9月、ヘリポート移設問題について協議、埋め立て、陸上両案について賛成多数で反対決議を行った。しかし、同年暮れの
岸本建男市長の受け入れ表明を受けて開かれた1月25日の同委員会では、移設に向けた「条件整備を行う必要がある」と決議、事実上、受け入れ容認に転換していた。
 
 稲嶺知事「心痛む思い」
 
  名護市辺野古区の嘉陽宗健区長が自殺を図ったことを受け、県首脳、幹部は31日夕、一様に重苦しい表情を浮かべた。幹部を介して報告を受けた稲嶺恵一知事は「プライバシーの関係もあるので、コメントは差し控えたい」とした上で、「心痛む思いがする。いずれにしても早い回復を願っています」と硬い表情で語った。
  県は、区長に関する地元の事情について情報収集することは現段階では差し控える考えだが、今後の移設作業への影響を計りあぐねている。
 
 地域に重苦しい空気/「気の毒に」と気遣い/反対集会は延期
 
  【名護】名護市辺野古区の嘉陽宗健区長の自殺未遂が明らかになった31日午後、地元辺野古区は重苦しい空気に包まれていたが、区民の中では反応の違いも見られた。嘉陽区長の家族や移設推進派の住民らは「病院に運ばれたが、ただの風邪。本人は元気にしている」などと言葉少な。反対派の区民らで組織する命を守る会や名護市のヘリ基地反対協議会のメンバーは「あまりの重圧に耐え切れなくなったのでは」と同情を寄せる一方、「なぜ、県や国の問題が辺野古区に押し付けられ、区長が苦しまなければならないのか」と怒りの声を上げた。同反対協は事態の重大さを考慮して、1日に予定していた集会の延期を決めた。
 
  区長の身内は最近の嘉陽区長の様子について「気苦労が多いから、疲れがたまっていた」と気遣ったが、病院に運ばれた件については「風邪」と説明した。
  命を守る会のメンバーは「本当に人間らしい人柄で、まじめで責任感の強い人だ。気の毒だ」と沈痛な表情。「なぜ区長にこんな重荷を背負わせることになったのか。住民にけんかさせないでほしい」と訴えた。
  一方、推進派の住民は「風邪をひいたという話を聞いているが詳しくは何も聞いていない。彼は豪胆な性格なので報道自体が間違っているのでは」と驚いていた。
  ヘリ基地反対協は31日夜、緊急役員会を開き、集まったメンバーは終始硬い表情で今後の対応を検討。「事態を重く受け止め、精神的に追いつめられた区長の心身を配慮したい」として、1日に予定されていた集会「新春の集い-リコール運動を成功させよう」の延期を決めた。
  集まったメンバーは戸惑いを隠せない様子で「水面下での区長に対する圧力がひどかったのでは」「弱い者に基地を押し付けるいじめの構造が根底にある」など県、市当局に対する批判が相次いだ。同反対協の仲村善幸事務局長は「あってはならない悲しいことが起きてしまった。1日も早く元気になってほしい」と沈痛な表情でコメントした。
 

              ☆

■琉球新報の言論封殺との戦

歪曲・捏造報道だけではあき足らず、「言論封殺」を公然と行っても恥と考えない傲慢不遜の琉球新報に対して、ドキュメンタリー作家上原正稔さんが、言論封殺への戦いを挑んでいます。

琉球新報の言論封殺と捏造報道に敢然と戦いを挑んでいる上原正稔さんをご支援下さい。

■カンパ協力のお願い■

琉球新報の言論封殺に対し、徒手空拳で戦いを挑んでいるドキュメンタリー作家上原正稔氏の「パンドラの箱掲載拒否訴訟」の第5回公判は年が明けて1月24日(火)の予定です。

これまで皆様のカンパにより戦いを継続してきましたが、沖縄のマスコミから村八分状況の上原氏は現在闘争資金に不足をきたしています。

担当弁護士の先生も手弁当で支援して下さっていますが、打ち合わせ等をするにも交通費等の出費を無視できません。

沖縄の閉塞した言論空間に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟にカンパ協力をお願いしております。

三善会は、平成23年1月31日に上原正稔氏が琉球新報社を提訴した裁判「パンドラの箱掲載拒否訴訟」を支援する為、皆様の支援金のご協力のお願いを致しております。

支援金は、裁判の支援・報告会・講演会等の開催や広報活動等に活用させて頂きます。
振込手数料につきましては振込者にてご負担下さるようお願いします。

--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【口座番号】記号:17010 口座番号:10347971
【名  義】サンゼンカイ.
--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【店  名】七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店  番】708
【口座番号】普通:1034797
【名  義】サンゼンカイ.

              ★

【追記】

かでな文化センターで行われた「左翼集会」に参加された読者のメールを紹介します。」

              ☆

  

 

田中防衛局長の更迭の裏には、教科書問題で攻勢をかけられた左翼の焦 りを感じます。

事件を利用して「沖縄を理解しない政府・本土」VS「被害者・沖 縄」の構図を強化して、教科書と基地移設問題で押し切ってしまおうという魂胆があると思います。

実は先日、かでな文化センターでの「9月8日八重山全教育委員協議の決定を認めさせる県民集会」というサヨク集会に参加して参りました。
県民集会というわりに空席が目立ち、盛り上がりに欠ける大会でした。
それでも、国会議員の糸数慶子、瑞慶覧長敏、そして県議会議員が15名も出席していました。

一言目が「モンスター玉津!ヒットラー玉津」で、それに対する反応は爆笑と拍手でした。
いきなり気分が悪くなりましたが、なんとか二時間耐えました。
私は三列目くらいに座っていたのですが、周りは最後までガラガラでした。
かでな文化センターは最大収容こそ1100名ですが固定席は1010名です。空席の状態からして、700~800名といったところでしょうか。

登壇者から「『日本国民会議』という保守団体が県民に嫌がらせをしている」という発表がありましたが、日本会議のことでしょうか。

発表を聞いていると、サヨクも中川大臣の竹富町は有償にせよ、との発言にショックを受けたようです。
しかし、中川大臣の地元は日教組の本場・三重であり、板挟みになっていることにサヨクは期待を持っているようでした。
そのため、糸数慶子議員に動いてもらい首相と官房長官に直訴させようと考えているようです。
また裁判をもう一度行う必要があることも指摘していました。

ただ、集会内ではサヨクが非常に焦っていることがよくわかりました。
写真をご覧いただければお分かりのようにガラガラですが、翌日の新聞は1000名の県民の怒りとして、大見出し。完全に1000名集会として扱っていました。

 
ご参考までにお写真お送りさせて頂きます。ご査収のほどよろしくお願いいたします。
突然のお便り失礼致しました。

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