狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

琉球新報の人権感覚、

2011-12-02 13:40:00 | ★改定版集団自決

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「暴言」の本質 沖縄蔑視の構造化を危惧
琉球新報 社説 2011年12月2日      
  米軍普天間飛行場移設計画の環境アセスメント手続きを女性暴行に例えて説明した田中聡前沖縄防衛局長の暴言は、著しく品位と人権感覚の欠如した重大事件として歴史に刻まれるだろう。
 高級官僚の暴言としては、県民には1994年9月9日の宝珠山昇防衛施設庁長官が県民に対し「基地との共生、共存」を求めた発言が印象に残る。
 政権与党の社会党が日米安保反対から容認へ路線転換したことを踏まえた宝珠山発言は当時「官僚の傲慢(ごうまん)な発言」と受け止められた。県民を侮るような物言いという点で二つの暴言は通底する。
 しかし、より悪質なのは今回の暴言だ。女性や県民を陵辱の対象と見なすかのような認識。軍隊が住民を守らなかった沖縄戦の教訓には目もくれずに、400年前の薩摩侵攻を琉球に軍がいなかったから攻められたとし「基地のない、平和な島はあり得ない」と断じた。
 暴言の本質的問題は、沖縄蔑視と偏った歴史観だ。それが防衛官僚の本音、官僚組織の体質として構造化していないか危惧する。
 「口が汚れる」。暴言へのコメントを一時拒んだ仲井真弘多知事の姿に県民の悲しみや怒り、疑念などさまざまな思いが凝縮している。
 
常軌を逸した今回の暴言について、本紙は防衛局側へ通告の上、通常は伏せるオフレコ情報の報道に踏み切った。編集局長名で「政府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断」したことをコメントとして発表した。
 日本新聞協会が96年2月にまとめたオフレコ取材の見解に基づけば、メディアにはオフレコを守る信義則と国民の「知る権利」の両方に応える道義的責任がある。
 
本紙は今回の暴言報道に、高い公共性、公益性を見いだした。沖縄への差別意識を赤裸々に表した暴言は極めて重大なニュースであり、悪質性において過去の問題発言、舌禍事件とは比較にならない歴史的な暴言と捉えた。
 党派を超え政府不信が渦巻く中、普天間移設計画に伴う環境影響評価書が県に提出されれば、在沖米軍基地は間違いなく県民の激しい敵意に取り囲まれる。実現不可能な日米合意を撤回し、県外・国外移設へ舵(かじ)を切るのが賢明な選択だ。
             ☆
防衛省関係者が嵌められる罠ととして一時、「ハニートラップ」が話題になった。
ハニートラップは中国が自衛隊員などに仕掛けた例がよく知られているが、防衛庁関係者によると今回の琉球新報の暴走を「宴席トラップ」或いは「オフレコトラップ」と捉える向きがあるという。 
ハニートラップの場合は仮想敵国なので注意のし様もあるが、自国の新聞記者と胸襟を開いて語り合おうという「完全オフレコ」(沖縄タイムス)の宴席で仮想敵国以上の警戒心を抱いて自国の記者に接しなければならない防衛省職員はまことに気の毒としか言いようがない。
今回の琉球新報の「裏切り行為」に対し、防衛省関係者は「困惑している」の発言に止めているが内心では、これで琉球新報との信頼関係は完全に地に落ちてしまった怒りを抑えているという。
上記社説は、自分のしでかした卑劣な「裏切り行為」を糊塗するため、やれ公共性だのやれ公益性などと弁解タラタラの強弁をしているが、仮に田中局長の発言が新報の報道の通りだったとしても、果たして「完全オフレコ」(沖縄タイムス)の信頼関係を裏切ってまで一面トップで大々的に報じる類の暴言だったのか。
琉球新報の当該記者が、今回の田中発言を「女性や県民を陵辱の対象と見なすかのような認識」と感じるほど倫理・道徳観念に優れているというのか。
ならば沖縄県下で女性の人権を踏みにじる類の風俗営業が行われている事実を新聞記者として何ゆえ看過しているのか。
それほど道徳性に優れた記者なら毎晩その類の店に踏み込んで営業停止のための運動をしないのは何故なのか。
それだけではない。
琉球新報は婦女暴行事件の被害者の女性に2時間にも及ぶ取材をしていながら、相手が「自衛隊は殺人装置」と嘯く極左市長であったため一行の記事にもしないで沈黙で押し通し、被害者の女性の人権を踏みにじったではないか。
女性の人権といえば他にもまだある。
琉球大学教授が女子学生にセクハラ行為をし訴えられたのを報道しながら、件の教授が同じく「反戦平和」を叫ぶ極左教授であったため実名を伏せた記事にしたのも琉球新報ではなかった。
>常軌を逸した今回の暴言について、本紙は防衛局側へ通告の上、通常は伏せるオフレコ情報の報道に踏み切った。編集局長名で「政府幹部による人権感覚を著しく欠く発言であり、非公式の懇談会といえども許されていいはずがない。公共性・公益性に照らして県民や読者に知らせるべきだと判断」したことをコメントとして発表した。
常軌を逸しているのは琉球新報の暴走ではないのか。
たいそうな言い訳の割には、琉球新報が言う人権感覚とは、相手のイデオロギーにより、自由に変化して重大にもなれば、羽のように軽くもなるものなのか。
前にも述べたが、筆者は、田中氏と新報記者の間に、どのような会話のやりとりがあったか経緯を知る立場にはない。
だが、相手は仮想的国の人民解放軍ではない。
紛れもない日本の記者団との「完全オフレコ」の親睦会での話なのだ。
おそらく「基地のない島に平和はない」という田中氏の本音が、琉球新報の記者の逆鱗に触れ、まんまと「オフレコトラップ」に嵌められたのだろう。

今後、防衛省関係者は、琉球新報関係者と公式非公式に関わらず、一切宴席の場を共有しないと言う申し合わせが必要である。
つまり琉球新報は仮想敵国並みの態度で接しないと国を滅ぼすことにもなりかねない。
今後防衛省は機密保持のため、信頼を踏みにじる報道をする記者団とは「オフレコ宴席」は勿論、記者者クラブでの情報提供をやめるべきである。

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あのケビン・メア氏も、見事に自国内の左翼学生集団と共同通信の仕掛けた罠に嵌められた。

無論、メア氏の脇が甘かったのと同じように今回は田中氏本人が自国の記者ということに気を許した不用意な対応であったことは事実で、その責任はあくまで本人にある。

だが、こういう卑劣な手段を用いてでも、沖縄の米軍基地排除を狙う「極左新聞」が跋扈するのが沖縄であるということを防衛省は今回の事件で学ぶべきである。

八重山教科書問題でもそうだが、今回の田中発言の件で、琉球新報と言う新聞社がイデオロギーのためには手段を選ばない、公的メディアとし看過できないほど卑劣な報道機関であることが、改めて良識ある国民の目に晒されたことは、不幸中の幸いということも出来る。
 
東日本大震災で、同盟国米軍が「トモダチ作戦」で大活躍し日本国民の感謝を集め、全メディアが賞賛の記事を書いた中で、唯一社琉球新報のみが「米軍のパフォーマンス」だとして非難の記事を書いたことを思い起こして欲しい。
 
琉球新報は中国の太平洋進出にとって目の上のタンコブともいえる日米同盟に対する憎悪の念を抱いている。
 
その憎悪が今回の琉球新報の暴走記事となって噴出したいうことが出来る。
 
琉球新報は現在、「言論封殺」でドキュメンタリー作家上原正稔さんに訴えられています。
 

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コメント (9)

無為無策の文科省と県教委

2011-12-02 07:40:56 | 八重山教科書採択問題

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八重山教科書問題 文科省、12月末までの報告求める

琉球新報 2011年12月1日

 【東京】八重山地区の中学校公民教科書をめぐる採択問題で、文部科学省が期限とした11月末までに県教育委員会から必要冊数報告がなかったことを受け、同省の森裕子副大臣は12月1日の定例記者会見で、竹富町教育委員会に対して12月末までに対応方針を決め、文科省に報告するよう求めることを明らかにした。一両日中に県教育委員会へ通知文書を出す。
 12月末の期限を過ぎた後も竹富町教委が東京書籍版を採択するとした従来方針を堅持した場合の対応については、森副大臣は明言を避けた。11月末の期限と同じく12月末を新たな報告期限と定めた法的根拠は示していない。

            ☆
◯◯◯さんのコメント

◯ッサイクな森のバ◯アのツラを見せるのは読者の皆様におかれましては恐縮至極でございますが、本日の記者会見の内容がうpされていましたのでリンク貼っておきます。
このツラをどアップで見続けるのは拷問に近いと思いますので教科書についての発言部分も同時に貼っておきます。
2:00~15:30 19:00~21:00 30:20~32:30
http://www.youtube.com/watch?v=JrQmxmfrRMo&feature=channel_video_title

感想:地教行法49条があるにも関わらず極悪複合体の総本山の沖教委とその手下の竹教委に是正勧告の一つも出せない無法者の日教組内閣はさっさと解散して消滅しろ!!

             ☆

◯◯◯さんが怒り心頭なのももっともである。

日教組の支援を受ける文科大臣と日教組のドンを擁する日教組内閣の指導力など所詮この程度のもの。

指導する文科省も指導される県教委も、一見お互いに対立しているように見えるが、それぞれ背後の日教組(沖教組)の顔色を窺いながらの発言だという点では見事に一致している。

文科省が提示した教科書の必要冊数報告期限は、8月末、9月16日、11月末と3度にわた無視された。 

県教委が監督官庁の指導を3度にわたり踏みにじるということは前代未聞の出来事だといえる。 

仏の顔も三度までというが、仏ならぬ「日教組内閣」の指導は、県教委が12月末の期限を踏みにじった場合はどうなるのか。

会見に出席した記者の誰一人も期限までに県教委が答えをだすとは信じていない。

つまり沖教組の走狗である県教委が、指導力を発揮して竹富町教委を説得できると信じるものはいないはずである。

だとしたら四度目の期限無視にはどう対処するのか。

案の定記者団から、期限までに決まらなかった場合の文科省の措置について質問があった。

が、 森裕子文部科学副大臣は「年を越しても、決着しないということは避けたい。竹富町においては、ご判断を早めにしていただきたい」と述べ、再び決まらなかった場合の措置については、「ここで話すのは適切ではない」と日教組に遠慮し明言を避けた。 

亮太さんのご指摘のように文科省が竹富町単独を名指しで対応方針の報告を求めたのは今回が初めてであり、その点では僅かながら一歩前進した発言といえる。

その一方で◯◯◯さんが再三指摘するように、文科省に伝家の宝刀である是正勧告を期待したいのだが・・・。

是正勧告とは、県や市町村教委の怠慢などによって、児童・生徒が教育を受ける権利が妨げられている状況を国が是正することを定めた地方教育行政法49条に基づく対応のことで、自民党文部科学部会から解決の目途の立たない現状を鑑みて是正勧告発動の議論で出ている。

是正勧告を記した「地方教育行政方」

 
第49条 文部科学大臣は、都道府県委員会又は市町村委員会の教育に関する事務の管理及び執行が法令の規定に違反するものがある場合又は当該事務の管理及び執行を怠るものがある場合において、児童、生徒等の教育を受ける機会が妨げられていることその他の教育を受ける権利が侵害されていることが明らかであるとして地方自治法第245条の5第1項若しくは第4項の規定による求め又は同条第2項の指示を行うときは、当該教育委員会が講ずべき措置の内容を示して行うものとする。
 
 
 

沖縄県教委や竹富町教委が常識のある普通の教育委員会であれば、たとえ育鵬社版が気に入らない教科書ではあっても、事ここに至っては文科省の指導に従うだろう。
 
最悪の場合県教委が竹富町教委を説得できず年を越したとしても、文科省の地教行法大9条の発動により是正勧告をしたら、それに従うだろう。
だが、県教委も竹富町教委も、極悪複合体のメンバーであり、到底常識のある普通の教育委員会であるとは考えられない。
彼らは、監督官庁の是正勧告より沖教組や「発狂新聞」の非難の目を恐れ、イデオロギーのためには児童生徒の教育の妨げになることを屁とも思わない異常集団なのだ。
伝家の宝刀の地教行法第49条も強力な罰則規定がないので、彼らが是正勧告を無視することは火を見るより明らかである。
現行法で強力な罰則を適用できない以上、文科省が明言している「8.23八重山採択地区協議会」の協議を適法とし、東京書籍版は「有償給付」という措置は、必ずしも満足は出来ないとしても次善の策としてはやむを得ない措置だろう。
金を出せば我侭が取る悪しき例を作るのは良くないので、育鵬社で押し通し東京書籍の有償給付などの姑息な手段は拒否しろ、という)強硬意見もある。
だが教科書が無いまま新学期を迎える生徒のことを考えれば、「有償給付」はあくまでも緊急避難的措置であり、早急に罰則規定も含む法令の改正により、次回からは今回のような「吾がまま」を完全に排除することは言うまでもない。

外交・安全保障問題が民主党政権のアキレス腱だといわれていたが、今回の八重山教科書問題で日教組に迎合する民主党政権にとって、教育問題もアキレス腱であることが露呈した。
【おまけ】
■八重山日報  12月1日

教科書問題
県教委 冊数報告せず
石垣市と与那国町
きょうにも文科省に「情報」
 八重山地区の公民教科書問題で、文部科学省が県教育委員会に対
し、3市町で使用する公民教科書の冊数を報告するよう求めた期限
の30日、県教委は、3市町で公民教科書が一本化できていないと文
科省に報告した。育鵬社版で県教委に冊数の報告を済ませている石
垣市、与那国町教委は、県教委が冊数を報告しなかったことを疑問
視。1日にも「情報提供」という形で、文科省に直接冊数を報告す
る方向で検討している。
 文科省に冊数を報告しなかったことについて、県教委義務教育課
は、「3市町からの冊数の報告がそろっていないため」と説明して
いる。県教委は28日、3市町の教委に対し、改めて公民教科書の冊
数を報告するよう求める通知文を送った。
 東京書籍版を採択した全教育委員による9月8日の協議が有効だ
とする「見解」を添付しており、事実上、東京書籍版で冊数を報告
するよう求めていると見られる。
 また29日には、中野吉三郎委員長が、教科書採択に関する法律の
不備を訴え「3市町に教科書の無償措置を行う特別措置をしていた
だけるものと信じております」とするコメントを発表した。
 公民教科書について文科省は、3市町で同一の教科書を採択でき
ない場合、八重山採択地区協議会の選定に従って育鵬社版を採択し
た石垣市、与那国町は無償、東京書籍版を採択した竹富町は有償と
する方針を示している。
 玉津博克石垣市教育長は、県教委が冊数を報告しなかった理由を
「竹富町教委に引導を渡すように受け取られるからではないか」と
推測。「県教委は、育鵬社版を採択するよう竹富町教委を指導して
ほしい」と述べた。


教科書問題「泥沼化」
石垣・与那国の不信感募る
 県教委は30日、3市町で使用する公民教科書の冊数を文科省に報
告せず、育鵬社版を無償、東京書籍版を有償とする文科省方針に
「抗議」する姿勢を続けた。東京書籍版の採択に固執する姿は、教
育行政に求められる中立性や公正性からかけ離れており、教科書問
題はさらに長期化の懸念が強まった。
 県教委は3市町教委に対し、9月から今月28日まで、3回にわ
たって教科書の冊数を報告するよう要求。しかし「同一の教科書が
報告されていない」として、冊数を文科省に報告していない。
 育鵬社版で冊数を報告している石垣市、与那国町教委は「いつま
で報告を先送りするのか」(崎原用能与那国町教育長)と、県教委
に対する不信感を募らせる
 県教委が3市町の教委に示した「見解」では、八重山採択地区協
議会が答申した育鵬社版を採択す料指導助言することは、3市町教
委に対する「採択権の侵害行為」であり、同一の教科書を採択する
ために行われる3市町の協議の「妨害行為」だと主張した。
 一方で県教委は、東京書籍版を採択した全教育委員による協議が
有効だと再三訴え、事実上、東京書籍版の採択を市教委、与那国町
教委に求め続けており、言動が矛盾している
崎原教育長は「育鵬
社版はだめだ、という県の腹は読めている」と批判する。
 問題が長期化する中、住民が市教委を提訴し、育鵬社版に反対す
る集会が繰り返されるなど、保革のイデオロギー闘争色も増してい
る。「泥沼化」と言えそうだ。
                    (仲新城誠)

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