11月の任期満了に伴う那覇市長選で、2期目の現職の城間幹子氏(71)が立候補しない意向を固めたことが複数の関係者への取材で分かった。2日にも記者会見を開き、不出馬を表明する方針。

 関係者によると、城間氏は後継について明らかにしていない。城間氏の後継を巡っては市議会自民会派を中心に副市長の知念覚氏を推す声がある。自民側は5月初旬にも候補者を絞りたい考え。

 一方で「オール沖縄」勢力は、市議会共産党会派を中心に、故翁長雄志前知事の次男で県議の翁長雄治氏(新しい風・にぬふぁぶし)を推す動きがある。ただ、本人の意向を含め動向は見通せていない。

 さらに「第3の勢力」として、糸数慶子前参院議員の長女でNPO法人「にじのはしファンド」代表の糸数未希氏を推す動きもある。市内のNPO団体などが3月に立候補を要請した。ただ、未希氏は態度を明らかにしていない。

 城間氏は伊是名村出身。中学校教員を約35年務め、2009年に市教育委員会学校教育部長、10年に教育長を歴任した。14年の市長選で翁長雄志市長(当時)の後継として辺野古新基地建設反対を掲げ、無所属で出馬し初当選した。18年の市長選は「オール沖縄」の支援を受け再選した。

 城間氏は27日の定例会見で出馬するかを問われ「今は言えることはない。潮を待っている」と述べていた。(社会部・城間陽介)

(写図説明)城間幹子氏

 

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沖縄タイムス

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