狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

身の程知らぬ稲嶺名護市長

2014-04-15 07:02:59 | 県知事選

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本日午後7時よりチャンネル桜「沖縄の声」に出演します。

ご視聴頂ければ幸いです。

http://www.ch-sakura.jp/1428.html

昨日はNHKの放送法違反の抗議のためNHK沖縄支局に殴り込みをかけた。 

抗議内容は、以下の番組の内容についてだ。

3月19日NHK沖縄が放映した「おきなわHOTeye(旧610)」のコーナー「戦争の傷跡」で、放送法違反の疑いのある捏造番組を放映した。

渡嘉敷島での「集団自決」について、「3年前の最高裁判で集団自決に軍の関与があったという判決があった。」というナレーションがあったが、これはNHKお得意の大嘘である。

NHKの捏造番組、「赤松隊長から西山に集合との命令がでた」2014-03-25

 ★参考:札幌で「集団自決」の講演会  証言者達の人間の絆 2007-12-16

事前にアポイントを取ってってあったので。放送部長のO氏と企画総務副部長のT氏が対応したが、自分たちは正しい、の一点張りで正しさを示す最高裁判決文を示すわけでもなく、問題の番組の録画の提出を求めても拒否され、終始誠意のない対応だった。

一片の証拠も示さず口頭のみの水掛け論が続くので、次回は大江・岩波訴訟の担当弁護士を同行の上説明するからと次回のアポイントを求めたが、「面会する気はない」と、これも拒否された。

視聴者が番組の内容に疑義があると面会を求めているのに、国営放送がこれを拒否することは出来ないはずだ。

弁護士の日程を調整して来月中旬、再度抗議のために訪問の予定である。

この件については本日のチャンネル桜「沖縄の声」でも一部報告の予定である。

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普天間移設:沖縄防衛局、辺野古漁港使用など申請

沖縄タイムス 2014年4月14日 12:27

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画で、事業者の沖縄防衛局が、資材置き場に使うための辺野古漁港の使用許可など6項目を名護市に申請したことが14日、分かった。

 提出したのは①埋蔵文化財の有無にかかる照会②漁港内の環境調査に必要な協議③辺野古ダム周辺での環境調査に必要な協議④水路の切り替えや土砂運搬用ベルトコンベヤー設置に必要な協議⑤辺野古漁港のヤード整備に伴う漁港施設の専用などに必要な申請⑥漁業権の設定されている漁場内での岩礁破砕などに必要な申請書に添付する意見書の提出依頼―の6件。

 同局は「法や、市、県の条例に基づいた」としている。申請書や協議書は11日付。

 辺野古への移設に反対する同市の稲嶺進市長は14日、市役所で「事前に調整がなく、あまりに強引なやり方だ」と防衛局の対応を批判。

 稲嶺市長は、埋め立てを前提とする協議や手続きに応じないことを繰り返し明言している。

              ☆

辺野古埋め立ての承認をしたときの仲井真県知事の立場がそうであるが稲嶺名護市長には市長として常に二つの顔を持つ。

地方行政の行政マンとしての最高責任者としての顔と、選挙で選ばれた政治家としてのもう一つの顔だ。

稲嶺市長は地域行政の最高責任者をしての立場を忘れ、最近の報道を見ると専らイデオロギーに縛られた極左政治家としての言動しか目に付かない。

仲井真県知事は防衛省から提出された申請書を検証し、法的瑕疵がなければ粛々と承認せざるを得ないとして行政責任者の責務を果たした。

同じく防衛省の申請を受けた稲嶺名護市長の場合は仲井真県知事の縮小版ということができる。

稲嶺市長は、埋め立てを前提とする協議や手続きに応じないことを繰り返し明言しているが、防衛省の申請は国防・安全保障に関わる案件である。

何度も繰り返すが、国防・安全保障に関連する案件は国の専管事項である。

いくら名護市長の許可権限内の事項であっても、特に地域住民に直接的に不都合をもたらさない限り、市長はこれを承認するというのが地方自治関連法の主旨である。

したがって、稲嶺名護市長が「辺野古移設反対」という政治家としてのイデオロギーを持ち出して、法的瑕疵のない申請書を拒否することは出来ない。

一地域の首長のイデオロギーの発動で国の安全保障が左右されては、国そのものが崩壊してしまうからだ。

ましてや何の法的権限も持たない稲嶺名護市長が訪米し、「辺野古移設反対」を」言いふらして回るなど、国の安全保障にとって百害あって一利なし。

身の程を知らぬ言動もいい加減にしてほしい。

稲嶺氏が来月中旬訪米

そういえば以前、伊波洋一元宜野湾市長が外務大臣にでもなったつもりで訪米し米軍の高官に面会を求めたが、文字通り門前払いを喰らって、世間の物笑いになったことが記憶に新しい。

しい。

米太平洋軍、宜野湾市長を門前払い(琉球新報 2008.7.29)

米太平洋軍司令部で要請
文の受け取りを拒否される伊波洋一宜野湾市長=28
日午前、キャンプ・スミス


写真を見ると、本当に(文字通り)門前払いで、米軍司

令部の建物の中には入れてもらえなかった模様。(失笑)

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八重山日報の秀逸な記事の紹介です。

八重山分断の正当性は 中国も「反日」に利用 竹富町の採択協離脱

 
八重山採択協議会からの離脱を表明する竹富町教育委員会の記者会見と、周囲を取り巻く記者たち(11日)
八重山採択協議会からの離脱を表明する竹富町教育委員会の記者会見と、周囲を取り巻く記者たち(11日)

 教科書問題で竹富町が11日、八重山採択地区協議会からの離脱を表明した。予想されていたとはいえ、八重山の教育界に与えた衝撃は大きい。これが認められれば、今後の教科書採択で八重山は分断されることになるからだ。竹富町に、そこまでしなくてはならない正当性はあるのか、率直に疑問を感じる。これまでの経緯を見ていると、不毛なイデオロギー闘争を引き起こし、教科書問題の混乱に拍車を掛けた張本人こそ竹富町だからだ。

 ▽先手打った離脱表明
 八重山の教科書採択には、石垣市、竹富町、与那国町の3市町でつくる採択協が教科書を選定するというルールがある。2011年の中学校公民教科書採択では育鵬社版が選ばれ、石垣市、与那国町は協議会の結論通り育鵬社版を採択したが、竹富町はこれに反発し、従来から採択されている東京書籍版を再び採択した。


 次回の中学校教科書採択が来年に迫っているが、竹富町は恐らく、来年の採択協でも育鵬社版が選定される可能性が高いと踏んだのだろう。先手を打って離脱を表明したように見える。


 背景には、9日成立した教科書無償措置法改正で、従来は「市郡」単位で構成するとしていた採択地区が「市町村」単位に改められたことがある。県教育委員会は町の要望を受け、来月にも離脱の是非について結論を出す方針だという。


 これが認められれば、竹富町は今後、他の2市町と離れて独自に教科書を採択することになる。百冊に及ぶ膨大な教科書を調査研究するため、町は今後、単独で採択協を設置するのだろうか。あるいは地域性も全く異なる宮古や沖縄本島の採択協に「仲間に入れてほしい」と懇願するのだろうか。
 いずれにせよ「八重山は一つ」という3市町の合言葉に逆行し、コスト的にも町民に余計な費用を負担させかねない不合理な決断だ。八重山がイデオロギーによって分断される危機だとも言える。


 ▽育鵬社版の問題点?
 竹富町が離脱表明に至った理由は「育鵬社版を採択したくないから」の一言に尽きる。しかし、育鵬社版とはそのように有害な教科書なのだろうか。
 「新しい歴史教科書をつくる会」が執筆した自由社版と、日本教育再生機構のメンバーが執筆した育鵬社版は、ともに反対派から「右翼の教科書」「保守色が強い」などと批判されている。


 その主な理由は、自衛隊の役割を高く評価していることと、尖閣諸島(石垣市登野城)の領有権が日本にあることを詳しく記述していることにある。憲法改正も必要があれば行うべきという立場だ。


 一方の東京書籍版には、自衛隊は憲法違反であると匂わせる記述がある。尖閣が日本の領土であることには、ほとんど触れていない。


 育鵬社版の反対派と同じ土俵に立って、東京書籍版を「左翼の教科書」「革新色が強い」と批判することも十分に可能なのだ。要するに程度の差である。


 教科書改善の会によると、2011年の教科書採択の結果、育鵬社版は全国で4万8千冊以上が使用されており、シェアは3・7%(教科書会社7社中5位)。2012年から使用している石垣市、与那国町を含め、全国で問題が起きたという事例は報告されていない。


 例えば受験生が不利になるなど、内容に偏りがある教科書であれば、そもそも文科省の教科書検定を通過するはずがない。


 反対派は「教科書検定そのものがおかしい」と主張するかも知れないが、竹富町が使用している東京書籍版も、同じ検定を通過した。


 「教科書は内容が問題だ」とは竹富町教委の言い分だが、育鵬社版の内容に客観的な問題は存在しないと言うほかない。つまり東京書籍版の採択を死守する竹富町の「戦い」とは、イデオロギー闘争以外の何物でもない。


 ▽中国は竹富町「支持」
 竹富町が採択協を独自に設置するなら、その費用は町民が負担する。町内の教員に教科書の調査研究を委嘱しようにも、どこも小規模校で余裕がなく、現実的には難しいだろう。


 琉球大の高嶋伸欣名誉教授は県紙で「教科書研究はほかの採択地区と共同ですればいい。問題となりそうな公民や歴史だけ除く手もある」と提案しているが、それは、ご都合主義が過ぎるのではないか。


 教科書研究を八重山採択協と共同でやるなら離脱する意味がないし、宮古や沖縄本島と一緒になるなら、町の子どもの教科書を、よその地区に選んでもらうことになる。こうした問題を引き受け、なお八重山を分断しなくてはならない正当性が竹富町にあるのか、ここで再び問わなくてはならない。


 竹富町の教科書問題は今や世界的な話題だ。米国のニューヨークタイムズに取り上げられ、中国メディアも「安倍政権の歴史修正主義の表れ」と日本政府を批判。竹富町を支持している。


 問題になっているのは歴史教科書ではなく、公民教科書なのだから、的外れな批判だ。竹富町の意図はどうあれ、町の行為は、このように他国で反日キャンペーンに利用されている現実がある。


 とりわけ、中国メディアが竹富町に肩入れしている意味は大きい。尖閣強奪を狙う中国にとって、ほかならぬ八重山で、育鵬社版をかたくなに拒否してくれる竹富町は、都合がいい存在なのだろう。国際社会は、このようにシビアだ。竹富町はさらに、文科省の是正要求に従わないことも表明した。町も、町を支持する人も、自分がどこへ向かっているのか冷静に考え直すべき時だ。(仲新城誠)

「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。

 

 書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。

 

ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆

 


 

 

 

新発売・「かみつく3」は県内書店で発売中

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メール ezaki0222@ybb.ne.jp

 

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