役所もかきいれどき

１１月の家計簿の集計をしていたら、駐車違反チケットを発見。

警察ではなく、市の条例を取り締まる係りが発行したものだ。



夫によると、いつもTABIを遊びに連れて行っている犬公園に車を駐車したときにもらったんだそうだ。「これまで二年以上、同じ場所に同じように車を停めてきたのに、罰金払うの初めて」と、夫。最初はなんで駐車違反なのかわからなかった。私も、全く見当がつかなかった。

なんでかと聞いたら、「車の流れと同じ方向に駐車しなければならない」というルールが、その場所にはあるんだそう。

しかし、そこは一方通行じゃないし、その界隈の人たちはそれぞれ勝手な方向に車を向けて停めている。これまで、そんなルールがあったなんて知らなかった。おそらく、その公園の近所に住む人々だって知らないに違いない。

年末に向けて、市も今がかきいれどきなのだろう。
何も知らない市民から、できるだけお金をふんだくるには、こうした手でも使う以外にない。

しかし、６０ドルは大きいよね。

猫めしとTABI

TABIは、猫のオヤツが大好き。

日本で猫のオヤツをいくつか買ってきた。犬用オヤツは肉が使われているため税関でひっかかりやすいが、日本の猫のオヤツは魚系が主なので、問題ない。かつおダシが使ってあったり、「あったかご飯にかけて食べたら美味しそう」と思うようなのが多い。



あげてみたら、やっぱり大喜びでパクパク。

猫めしなど犬にあげてはいけない、という人もいるが、毎日じゃないし。それに、TABIはこういうものを食べて十二年も健康で過ごしてるんだから、今更べつに好きなものを食べさせたっていいじゃないか。

共存するということ

TABIがやっかいになっている知人宅から、メールが届く。

ずっとセラピー活動を一緒にやっている彼女は、今回は自分の犬だけでなくTABIもセラピー訪問に連れて行ってくれた。出かける前のツーショット。


クリスマスのコスプレしてます

訪問先では、一時引退したTABIが今回特別に参加したので、熱烈歓迎してくれたそうだ。
いつも「この子を連れて帰りたいわあ～」と言い続けているオバサンも、大喜びしてくれたらしい。

もう一枚送ってくれたのが、衝撃画像！

なんと、いっつもTABIがやられてばかりの猫、Pandaが飼い主のベッド上でTABIと仲良く（？）一緒に寝ているではないか！


世紀の添い寝図

お互い距離を置いて、それぞれ逆方向を向いて寝ているところがミソ（笑）。
しかし、あれほどTABIを嫌がっていた猫に、一体何があったのか？
TABIはずうずうしくも、飼い主のすぐ隣に陣取っている。
「この犬はどーせすぐ、うちからいなくなるからいいや」と悟ったのか？全くナゾである。

人間に飼われている動物達は、お互い共存することを覚えるのが早い。
それもある意味、生き残りをかけた知恵の一つなのだろう。

ちゃっかりTABI

一夜明けて、様子はどうかと電話を入れてみる。

「夕べはずっと玄関にいてクンクン泣いてたけど、今朝はすっかり元気になってお散歩に行ってきたところよ」と、Ester。彼女はTABIのために犬用ベッドを用意してくれたらしい。

猫はあいかわらずTABIをからかってるらしいが、EMMAは遊び相手ができてうれしそうとか。TABIは食欲もあり、すっかりなじんでいる様子で、こちらもホッと安心。こんな調子なら、これからもお泊りするのはむずかしくないだろう。

前にお隣にあずけたときは、三日後に引き取りにゆくと「アンタ、誰？」ってかんじで私たちをすっかり忘れたみたいな態度をとられ、ガッカリ。でもそのくらいのほうが、いざ何かあったときに順応性が高いってことで安心だ。

私のほうが、分離不安になっちゃってさみしいよ～。

いい子でいるのよ

明日の早朝から旅行なので、TABIをEsterのところへ連れてゆく。

彼女はなんと今日が定年退職の日。そのパーティーで留守だったので、彼女の旦那さんが応対してくれた。ゴールデンのEMMAはセラピー活動でいつも一緒なので、二頭は早速オモチャをめぐって家の中を走り回って遊んでいる。

二匹の猫は、「新入り犬が来たぞ！」ってかんじで威嚇。そのうちの一匹、PANDAはセラピー活動でも一緒だったが、TABIはいつもやられてばかりのへタレ。今回も、「フー！」と棚の上から飛び掛ってきてTABIは耳を寝かせて逃げ出すしまつ。

TABIは赤ん坊のとき猫と一緒だったので、猫とは遊びたいのだが、猫のほうがその気が全くないのである。

まあでも、すでにTABIはちゃっかりEMMAのベッドに陣取っていい気分なので、これからの数日間はなんとかなるだろう。ご飯やおやつ、オモチャなどの一式を置いてくる。

玄関を出るとき、TABIは私達について来ようとしたので、私は「Sit, stay」のコマンドをかける。ちょこんとお座りしたあの子の顔を見たら、胸がキュンとしたが、まあ仕方ない。いい子でいるのよ。迎えにくるからね。