たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

避難所の立地

2020-01-17 09:14:47 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.8 *****

◆ 避難所の立地に疑問符 ◆

住民の命を救う場所である「避難所」が、

適切な環境・適切な規模で設定されて

いない自治体を間々見かけます。

例えば、すべての地域の人々を

収容するだけのスペースがない、

あるいは指定された避難所が

災害警戒区域にある……等々、

昔から「災害が少ない」と言われていた

地域ほど、避難所の設定がある意味

「いい加減」だったりするのです。

 

昨年の台風襲来時においても、

せっかく避難所に逃げ込んだにも関わらず、

別の避難所へと再避難させられた

ような話を頻繁に聞きますし、

「避難所に行ったら川のそばだった」

「土砂崩れ地帯を通って避難所へ向かった」など、

少々笑えない話もあちこちで飛び交っておりました。

 

もし仮に、生活エリア内の避難所が

このようなケースに当てはまる場合は、

自宅や知人宅に留まるリスクと

避難所に向かうリスクを天秤にかけて、

より安全なほうを選ぶべきなのでしょう。

そのためにも、日頃から生活エリアの立地を

ハザードマップやネットなどで確認し、

「川筋」や「地形」にも注意を払いながら、

いざというときの「救命ルート」を

頭に入れておくべきなのですね。

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