***** 災害備忘録 No.13 *****
◆ 駐車場の選択について ◆
先日、「避難所の立地」と「車の置き場」
に関するテーマを取り上げましたが、
今回の台風時の避難においては、
避難所の駐車場が冠水し、
避難してきた人々の車が
水没するというケースが見られました。
多くの車が水没したその避難所は
「浸水地区」に位置するため、
本来は水害の避難所としては
指定されていなかったものの、
他の避難所が閉鎖されたり、
収容人数が足りなかったり……などの理由で、
あぶれた人たちを受け入れなければならず、
急遽その公共施設が開放されたのだとか……。
案の定、河川の氾濫により一帯が浸水し、
駐車場に停めてあったほとんどの車が
水没したと聞きます。
被災をした上に「車がない」という状況は、
想像以上の不便を強いられるわけで、
以前ご紹介した「高台に移動した車」のように、
普段から「退避場所」を考え
確保しておくべきなのでしょう。
知人のお宅でも、床上浸水は免れたものの、
家族全員の車が使い物にならなくなったそうですし、
家族の避難と同時に「車の避難」も
考えておいたほうが良いのかもしれません。