たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

自治体の役目

2020-01-24 09:02:06 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.15 *****

◆ 不慣れな自治体 ◆

これまで、大きな災害見舞われなかった

ような場所で有事が発生すると、

自治体の担当者の狼狽ぶりが

否が応でも目につきます。

確かに、正誤の入り混じった情報を見極め、

正確な被害状況を周囲と共有認識し、

的確なタイミングで避難を促すのは、

その道の専門家でさえ難しいものです。

 

特に、台風上陸時のように、

「避難準備・高齢者等避難開始」

「大雨特別警報」「土砂災害警戒情報」

「避難指示(緊急)」……等々、

似たような名称の警報が数分おきに

飛び込んでくるような災害の場合、

該当区域の住民に対し正しい情報を

伝えるのは至難の業でしょう。

 

ちなみに、昨年の台風襲来後によく耳にしたのが、

「お役所に聞いても避難しろと

言うばかりで、どこに逃げればよいかは

教えてくれない」という話でした。

「自分の身は自分で守る」ことを前提とすれば、

避難経路を確認しておかない

住民側にも責任がありますが、

これまで自治体が「真剣に」災害対策を

考えていたかと言えばそうとも言い切れず……。

 

「避難場所の選定」はもちろん

「被災情報の分析」や「地区担当者との連携」など、

多方面からの「救命」を模索する義務が、

自治体側の人たちには求められるのですね。

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