<見ノ越峠>
見ノ越から木屋平に向け10kmほど下った先に、
「コリトリ」という不思議な地名の場所があります。
調べたところによりますと、その近辺には、
小さな公衆トイレしかないにも関わらず、
剣山へと向かう道中の至る所に、
「コリトリ ●●m」と記された道路標識が、
500m間隔という非常に短いインターバルで、
設置されているのだとか。
全国的にも珍しいこの光景は、
酷道・標識マニアのみならず、
スピリチュアル好きの人たちの間でも、
「なぜこれほど入念に…?」と、
密かに話題になっていると聞きます。
ちなみに、コリトリは「垢離取」と書き、
行場に入る前に垢を落とす水場を意味するそうです。
その昔、剣山信仰の中心地として栄えたコリトリは、
昭和時代の土砂災害により集落が消滅したものの、
現在も剣山へ続く古い登山道が残っているとのこと。
さらに、コリトリという言葉はヘブライ語であり、
かの古代イスラエルから渡来した十支族の人々も、
このコリトリを通るルートを選択し、
剣山へと入ったという話を耳にしました。