たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

未知の自分

2017-11-13 09:45:22 | 歴史・神話・旅・風景

<東祖谷名頃・かかしの里>

 

とかくポジティブなイメージが付きまとう

「旅」や「旅行」というキーワードですが、

個人的に「旅」という言葉を聞きますと、

「またか……」「しんどいな……」

という思いのほうが先に立ちます。

私にとって旅というものは、

「やらなければならない義務」のような感覚で、

「出かける」と決めたそのときから、

自分を追い込む修行の毎日が続くのです。

 

なぜそんなしんどい思いをしてまで、

「旅に出かけるのか」と問われれば、

それは恐らく自分の目で見たことを、

自分の言葉に置き換えたいからなのでしょう。

その場に立ち、その場の空気を感じ、

「自分自身が何を思うのか」……に対し、

私自身が一番興味を持っているのだと思います。

これまで見たことのない未知の光景、

これまで見たことのない未知の感覚は、

やはり自らの足で探るしかないのかもしれません。