<御稲御倉 みしねのみくら>
遷宮諸祭の中でも、遷御の儀とともに、
ひときわ重んじられてきた祭典が、
「心御柱奉建(しんのみはしらほうけん)」です。
心御柱とは、正殿の真中にあたる場所に、
地中深く立てられる神聖な柱のことで、
祭儀は夜の暗闇の中で執り行われます。
実はこの柱、山から伐採された後、
奉建の儀が執り行われる日まで、
神様にお供えする稲を保管している
御稲御倉に安置されているとのこと。
* 外宮の心御柱は外弊殿
参拝者が何気なく通り過ぎる、
御正殿から荒祭宮への参道では、
儀式までの数年間もの間、
内宮の中心となる大切な柱が、
行きかう人々を見守っていました。