梅雨の晴れ間
くっきりとした日差しが
首筋を焼く
風がざわざわと強く吹く
木立がさわさわと強くそよぐ
弱った心には
そんなぎらぎらした生命の焰が
痛くてしかたがない
カーテンを閉めて
薄暗い部屋のかたすみで
うずくまりたい
たちむかったつもりだった
たたかったつもりだった
けれど
窮鼠のひと齧りにもならなかった
徒労と絶望
ただ
惰性でよろよろとさまよっている
ねえ
「つもり」じゃだめだと
「けっか」をのこせと
したり顔で言ってくれたじゃない
ねえ
結局負け犬
結局虫ケラ
せせら笑いで言ってくれたじゃない
なんか
その時は
無感覚でいたけれど
その顔は
ボディブローで効いてくる
浅い夢に
繰り返し
繰り返し
出てきて
さいなむものだね
心が押しつぶされた時
人は
心のスイッチを切る
決定的に壊れてしまわないように
うつろな瞳
からっぽの意識
感情のひとかけらも
残っていないみたいだ
でも
人は
あまりにも健やかで
あまりにも強い
自分で自分を治そうとする
自分で自分に生きろと叫ぶ
だから
ある日
突然
目覚めたかのように
感情が決壊するのだ
ぽろぽろ
ぽろぽろ
涙がこぼれ落ち
止まらなくなるのだ
もし
それすらも
蔑むのであれば
人は
もう逃げ場はない
壊滅の崖に
真っ逆さまに
落ちてゆく
くっきりとした日差しが
首筋を焼く
風がざわざわと強く吹く
木立がさわさわと強くそよぐ
弱った心には
そんなぎらぎらした生命の焰が
痛くてしかたがない
カーテンを閉めて
薄暗い部屋のかたすみで
うずくまりたい
たちむかったつもりだった
たたかったつもりだった
けれど
窮鼠のひと齧りにもならなかった
徒労と絶望
ただ
惰性でよろよろとさまよっている
ねえ
「つもり」じゃだめだと
「けっか」をのこせと
したり顔で言ってくれたじゃない
ねえ
結局負け犬
結局虫ケラ
せせら笑いで言ってくれたじゃない
なんか
その時は
無感覚でいたけれど
その顔は
ボディブローで効いてくる
浅い夢に
繰り返し
繰り返し
出てきて
さいなむものだね
心が押しつぶされた時
人は
心のスイッチを切る
決定的に壊れてしまわないように
うつろな瞳
からっぽの意識
感情のひとかけらも
残っていないみたいだ
でも
人は
あまりにも健やかで
あまりにも強い
自分で自分を治そうとする
自分で自分に生きろと叫ぶ
だから
ある日
突然
目覚めたかのように
感情が決壊するのだ
ぽろぽろ
ぽろぽろ
涙がこぼれ落ち
止まらなくなるのだ
もし
それすらも
蔑むのであれば
人は
もう逃げ場はない
壊滅の崖に
真っ逆さまに
落ちてゆく