中野図書館から予約していた火坂雅志著「天地人」上下二巻を借りてきました。
上巻を読み終わったのですが、ものがたり として楽しく読ませていただきました。さてこちらもつづきを。
天下取りを目指す徳川家康は加賀前田家に次いで上杉家を屈服させようと目論み詰問状をつきつける。兼続は敢然と反発し、逐一理に適った反論を書き送る。世に聞こえた直江状である。大軍を発した家康軍が会津に迫ろうとするまさにとき、石田三成が動いた。関が原の戦いの発端である。とって返す家康軍を追撃せんとの兼続の献策に、景勝は上杉の「義」に悖ると、初めてこの策に反対した。なおも追撃すべしの声を飲みこんだ兼続 後にこの詩を残している。
雪夜炉を囲む
雪夜炉を囲んで情更に長し 吟遊相会して古今を忘る
江南の良策求むること無くんば 柴火煙中芋を煨くの香り
煨 焼く 江南の良策 追撃の献策か?
上巻を読み終わったのですが、ものがたり として楽しく読ませていただきました。さてこちらもつづきを。
天下取りを目指す徳川家康は加賀前田家に次いで上杉家を屈服させようと目論み詰問状をつきつける。兼続は敢然と反発し、逐一理に適った反論を書き送る。世に聞こえた直江状である。大軍を発した家康軍が会津に迫ろうとするまさにとき、石田三成が動いた。関が原の戦いの発端である。とって返す家康軍を追撃せんとの兼続の献策に、景勝は上杉の「義」に悖ると、初めてこの策に反対した。なおも追撃すべしの声を飲みこんだ兼続 後にこの詩を残している。
雪夜炉を囲む
雪夜炉を囲んで情更に長し 吟遊相会して古今を忘る
江南の良策求むること無くんば 柴火煙中芋を煨くの香り
煨 焼く 江南の良策 追撃の献策か?