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寡黙堂ひとりごと

詩吟と漢詩・漢文が趣味です。火曜日と木曜日が詩吟の日です花も酒も好きな無口な男です。

直江兼続 (一)

2008-07-03 10:40:38 | Weblog
永い間ご無沙汰いたしました。生来の怠け癖にて半年が経ってしまいました。
昨晩法人会の集まりで坂崎師匠にイエローカードを切られましたもう一枚で破門です。実は来る10月5日中野芸能小劇場で詩吟の温習会を開くことに決まり構成吟を入れることになりました。題材は来年のNHK大河ドラマの主人公直江兼続を取り上げます。大体の骨子がまとまったので、少しづつ書いてゆきます。

 直江兼続

時は戦国、群雄の割拠するなかで文武を兼ね備えた武将はそう多くはない
甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信はともに詩を賦しこれを後世に伝える。

 九月十三夜陣中の作    上杉謙信
霜は軍営に満ちて秋気清し   数行の過雁月三更
越山併せ得たり能州の景    さもあらばあれ家郷遠征を憶う

 新正口号         武田信玄
淑気未だ融せず春尚お遅し   霜辛雪苦豈詩を言わんや
この情愧ずらくは東風に笑われんことを 吟断す江南の梅一枝
                            -つづく