退職した

本日付けでパートの仕事を辞めた。
求職中である。
当面職探ししながら自分自身のメンテナンス(筋力増強と気分転換のための散歩など)と
身辺の掃除をする。


4年前、ばばの大怪我から退院後の介護申請や転居作業のためにまとまった時間が要り、
前の職場を退職して今の職場にパートで応募し働かせて貰っていた。
パートはばばが転居後落ち着くまでのつもりで、当初は長く続ける予定ではなかったが、
ばばの引越しが落ち着いた頃からじじのADLが急激に落ちて在宅介護は厳しくなった。
認知症が進んで譫妄状態に陥り不穏が続いて目が離せず室内で転んで怪我したり
夜間じじが外に這い出して住人から呼び出されたり、
誤嚥性肺炎、蜂窩織炎、TIA発作、緑内障発作、脳梗塞、尿路感染など
急病で救急搬送を何度も繰り返し、パートの仕事でさえ続けるのが難しい状態だった。
特にじじの介護度の重度化でヘルパーの利用時間の延長が増えたため、
利用料金を節約するために健康保険の維持できるギリギリまで勤務時間を減らし、
何とか辛うじて職場に繋がった状態でヘルパー利用を減らした分の在宅介護を
私が泊り込んでヘルパー業務の不足分を補った。
昨年11月からは深夜に119通報しなければならない事態を何度か繰り返した。


じじの急変で度々勤務中にヘルパーや救急隊から呼び出されて勤務途中で抜け、
またじじの不穏や急変で突発的に仕事を休み、今の職場には散々迷惑をかけた。
にも拘らず寛大に理解と助言を頂き、本当に助けられた。


7月の末に、入院中のじじが療養型病院に転院し、
今後再び在宅介護の生活に戻る可能性は限りなく低くなった。
というよりも、おそらくじじは今後生きて病院から出られないであろう。
在宅介護のために必要な時間を工面する目的でパートの仕事をしてきたが
じじの退院の見込みのない今、もう自分の生活を削って介護の時間を作る必要は無い。
フルタイムで使ってくれる勤務先を探す。
同時に、この4年間心身共に消耗しくたびれた自分自身の生活を立て直したい。
あらゆる意味で。
そのような訳で今月初めに退職を願い出て受理されていた。


4年間散々迷惑をかけたお詫びと感謝の印に贈る菓子折の袋の中に
密かに板チョコ3枚をも忍ばせた。
豚丼チョコ、塩ラーメンチョコ、スープカレーチョコ。
同じ売り場に並べてあったのをどうしても贈りたい悪戯心の誘惑に負けたのだった。
(明日退職するという最後の最後に、こんな私ですみません。)
しかし店では結構売れているんだって。
多分、話題性で。


ややこしい事情を抱えた私を寛大に受け入れて下さり、
たくさんの助言と励ましを頂き、学び、腹が捩れるほど笑い、楽しかった。


職場の皆様、お元気で。
4年間ありがとうございました。
感謝します。