ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ワインン香が今一歩 モンジャール・ミニュレ エシェゾーVV GC 2003

2010-01-21 | エシェゾー/VR/クロブジョー
モンジャール・ミニュレ エシェゾーVV GC 2003
ECHEZEAUX GRAND CRU VIEILLE-VIGNE MONGEARD-MUGNERET




久しぶりにエシェゾーを開栓した

”手からブドウが・・・”

落ちているのか、拾っているのか

これはどっちなのだろうかとふと思うのは私だけだろうか?


このエチケットのデザインがフランス駐在時代から気に入っている


駐在時代になかなか手に入らなかったワインが帰任してネットで売られているのに感激と驚き

・・・日本の方が手に入るのかあ  ・・・しかもVV

てな具合に感心して即買い!




03というVintageを反映してバランスの上で若干果実味が勝ち酸味が落ちるのだが

美味しく飲める範囲でバランスが取れており
03ではアルローのリュショに若干劣るが良いワインといえるだろう



私にとって
思い入れのあるエシェゾー

・・・・・DRCの”GRAND-ECHEZEAUX 1989”とパリのワイン会で出会って以来
 ・・・・・ECHEZAUX には特別な思いができ
  ・・・・・最高のワインと称されるワインに共通の
      動物臭や獣臭、腐葉土や牧草、テロワールという言葉に集約される土香、そしてフローラル等等



香は閉じ気味なのか或いはこの程度なのか
難しい判断であるが、とにかく美味しい!


いずれにしてもモンジャールのGCはこれぞ中庸と言わんとしているようだ



※熟成6年では厳しいだろうと思い、デカンタージュは十分にやったのだが
 柔らかくはなってきているものの、まだまだ樽が利いてちょっと固め



本来はこのクラスであれば最低10年熟成が基本であるが


時にはきちっと襟を正し、端正でこれぞというもののワインを飲んでないと
味覚の修正が利かなくなるような錯覚?を起こしそうになる


と言い訳をしながら

03シリーズのアタリを期待して開栓したもの



前述したように、ワイン香が思ったほど強くなく、別に閉じているわけでもなさそうだし

モンジャールのワインでグラス口から芳香を放つようなワインには巡り合ったことがない

要するに香の強さも中庸なのだ・・・と思っている



私はカルチャーショック受けたDRCのグラン・エシェゾーを味わって以来
前述したが、良いワインが持つテロワールを感じさせる土っぽさと獣臭に酔いしれる習性がある

・・・獣臭というか野生感を彷彿とする生肉臭がたってくると鳥肌がたってくるのだ


このワインには勿論そこまでのワイン香と味わいはないのだが

端的にいえば中庸だからこそ飲んでて疲れないワインなのだろう


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