ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

バランスの取れた造り アンリ・ボワイヨ サン・トーバン 1er ピタンジェレ 2007 

2010-02-06 | サントーバン/マランジュ/ラドワ
アンリ・ボワイヨ サン・トーバン 1er ピタンジェレ2007 
SAINT-AUBIN 1er PITANGERET




割安でそれなりに美味しいワインのイメージがあるのがサントーバン


このワインは07なので固さと酸の強さで1~2日放置しないとダメかな
   
   ・・・と思いながら開栓した


いやー  最近飲んだ白ワインでは、というより久しぶりだろうか
   ・・・ 艶めかしくしっとりとした鞣革香が漂っていいですね

   ・・・ 味わいとしてはピヒラーに続いてストライクゾーンに入ってきました



サントーバンの白はマルク・コランのシャトニエール97
アラン・シャヴィの1er・アン・ルミリー05以来だが

このワインの方が甘味が程良く、柔らかな酸味も相まって
全体的な良好なバランスと伴に優雅さのある仕上がりになっている



驚きは開栓前の予想と違って十分飲んで楽しい域に入っている

最近では若飲みにたえられるものが主流なのだろう
パーカーが5星を与えた赤白両方の造り手はルロワとH・ボワイヨだけだったと思うのだが
そんなイメージから少なくとも1erクラスであれば最低でも5~6年経ってなければ厳しいと思っていた


質感のある色調で口中でのビロード感も申し分なく雑味や苦味も一切なく

ミネラル感や透明感のある味わいは若飲みの熟成感不足を十分補って余りあるほどで申し分ない
立ち位置が畑の位置と同様でピュルニーとサシャーニュの中間的で
但し高地であるのに厚みがあるためにブラインドは難しいだろう

まあサントーバンでは指折りのワインと言えるのではなかろうか


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