ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

シャトー・ド・ボーカステル C.N.d.P ヴィエイユ・ヴィーニュ 1999

2013-08-03 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Château de Beaucastel Châteauneuf-du-Pape Blanc Cuvée Roussanne Vieilles Vignes

ルサンヌ100%のワインを家内の誕生日に合わせて超久しぶりに開栓しました。

当時は仏人でも嵌っている人でないと、年間7,000本ほどのこのワインは入手しずらく、何を隠そう私自身もワインショップ”Le Repaire de Bacchus ”で仲良くなった店長に、入荷したら取り置きを頼んでおくわけです。所謂、常連客でないとそんなことはできませんでしたから結構通いました。 ^^;  ・・・故にもちろん現地調達品です。

今日は興味がある方にお教えするために現地店名を記載しましたが、パリでボーカステルを求めるのであれば、Le Repaire de Bacchus というパリ市内のCaveチェーン店(特に16区と17区)で求めるのが手っ取り早いでしょう。

さて、セパージュの熟成も”今日”が最高度に美味しいです。正直言って、これほどとは想像していませんでした。実は2年前に飲んだときに結構きていたので、シェリーが少し入ってきただろうかと思っていたのですが・・・・・ ところがどっこい、全くのピークでして。 ホント熟成ってボトル毎に違いがあって読めないですねぇ(汗)

このワインは今までの白の概念が瓦解するほど美味しく、2003年頃でしたか、当初のPPでは97点ほどでしたが、PPなんて消し飛んで、まったくどう表現していいのか言葉が見当たりません。写真の通り鼈甲のような色調から、水飴を通り越してフルーツ爆弾炸裂ですし、酸が抑えられているのですが、複雑かつ重ね合わさるコクに逆に圧倒されます。これは、ホントに凄いワインです。ヴィンテージ1999は現地含めて今回が3本目かとうろ覚えですが、過去最高のVVです。



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