ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ジュヴレ・シャンベルタン テール・ブランシュ 2004 シャルロパン・パリゾ

2010-06-25 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHMBERTIN TERRES BLANCHES 2004 Charlopin PARIZOT




私の好きな造り手の一人”シャルロパン・パリゾ”
値段が別世界のために飲んだことがないアンリ・ジャイエが
申し分のないワインと褒めた造り手

ホンマかいな!?
と思うのだが、一口飲むとその味わいに単純に美味しいと思える
ジャイエが提唱する完熟葡萄をどう使うか
パリゾの造りにジャイエへの道筋が多少なりともあるのかもしれない


村名なのだが、香りに、味わいに、GCや1erなどとの比較する気を起こさせない
わがフランスのワイン会・・・Espace-Vineux・・・正しく、ワイン香の空間
にいるような気分にさせてくれるワイン

2004というオフヴィンテージを感じさせないワイン
敢えて言えば、色調と熟成度合いが通常より早いかなと思える程度
奥行きがGCほどでないと言われればそうかもしれない
言い換えれば畑の格式で勝負するのではなく造り手の技量で勝負する
・・・と言わんばかりである

でもこのワインには畑の格式を十分補う何かがある
・・・・・ずっと飲んでていたい気分になってくるワイン


モレのようでシャンボール的な優しさがありジュブシャンのように思えない
ALC臭が残る分が、恐らくはVintageの悪さを感じさせずに造った影響かもしれない

04に拘らず、ピュアな果実味ももちろんだが
ミネラルの味わいと香りは”TERRES BLANCHES ”という石灰質の土壌を素直に味わえる
そこにテロワールという
人と天候と土・風の香を存分に感じさせてくれる
 ・・・・・というと大げさかも知れないかなぁ (~-~)

二日目も果実味がぎっしりで初日と変わらず全体のバランスが良い
ホントに良いワインは二日目でよく分かるとは言い得て妙

おまけで言えば、相変わらずワイン単体でも楽しめるワイン