ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ジュヴレ・シャンベルタン・1er・クレピヨ 2002 ジュラール・セガン

2010-06-16 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHAMBERTIN 1er CRAIPILLOT 2002 Gerard SEGUIN



この造り手
昨年11月に、2003の難しいVintageで、手持ちワインで比較試飲した一人

今回はクレピヨではあるが、03のラ・ヴォー・サンジャック同様に良い畑であるので
Vintageも02と良いので、それなりに期待はしてしまうもの


開栓して、一口飲んで最初に頭をよぎったのは”やっぱり”だった
不思議なもので、03のイメージがきっちり記憶にあったわけだ

実は今日は二日目なのである
初日に感じた、思いと味わいに間違いはなかったか、確認しただけのことである



このワインは選果か除梗がきちんとされてなかったのではないだろうか
二日目は隠れてきているが、初日はこのクラスにしては可也の苦味があった
・・・実際は微々たるものなのだが・・・

香りも好みの動物臭混じりの腐葉土が漂い
味わいも温度が上がってからは酸味、出過ぎない甘みも程よく
ここまでは良いワインなのだが、如何せん、雑味と苦みが許容の範囲ではない
2日目に確かに良くはなったが・・・記憶には残るワインではある

8年目の熟成にしては若かったことを付記しておきたい
恐らくピークは4-5年は先だと思われる

このクラスのワインであれば、もっとピュアな味わいを楽しみたいものである
まあこの2Vintageで2つの畑の味わいでこの造り手はもう十分である。