まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

クルーズ船

2020年02月25日 | 日記

連日のようにこの船影を眺めては
こんな豪華客船で船旅を愉しめるなんて
いったいどんな人だろうとピントはずれなことを思っていた。
結構なご身分ではないかなどとやっかみ半分で
いささか食傷気味でもあったのだが・・・

このクルーズ船の乗客への対応をめぐって
日本の防疫体制の不備が世界中から批判を受けていると言う。
コロナウイルスなどという得体のしれない細菌が
いきなり集団でやって来たものだから右往左往するばかり。
ついには3人の死者を出す事態となってしまった。
その後の凄まじい感染拡大のスピードはご存じの通りで
素人の私でさえ驚くほどで事態の深刻さ思った。
ただ、クルーズ船が新たな発生源になった・・・
などと言われると生来の天邪鬼だけについ反論したくなる。
確かに後手後手に回った不手際はあるが
てはどうすればよかったのか?
正体不明のウイルスに正しい対処法などあるのか?
いろんな人がいろんなことを言うけれど
3700人もの人間をほとんど密室状態に閉じ込めておいて
感染を防ぐなんて、どだい無理な話である。



とは言いながら・・・
日本の危機意識の希薄さは絶望的である。
春節の時期にすでにウイルスの発生は伝えられていたのに
中国人の入国を拒否する訳でもなく
ドンドン受け入れてそれは今も変わらず続いている。
中国人旅行客が急激に減って閑古鳥が鳴くと
インバウンド消費の激減を嘆くばかり。
道頓堀には「武漢ガンバレ!」などという垂れ幕まで掲げて
結局は金儲けしか頭にないのである。
専門家も含めた対策会議が開かれたのは数日前だし
本部長の安倍総理の出席はわずか数分で
あとはアベトモとの宴会で笑顔を振りまいておられた。
まったくやる気がなく危機意識ゼロである。
現場は自らの感染リスクも恐れず体を張って頑張っているのに
上がこれではどうしようもないのである。
新型肺炎の終息は不明だが
習近平の来日なんてとんでもないし
オリンピックの開催も当然ながら中止である。