まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

巨悪を眠らせない

2020年03月19日 | 日記

とんでもないものが出てきましたねえ。
例の森友問題で不幸にも自殺した
当時の近畿財務局の職員のAさんが書いた遺書です。
あれから誰もが口を拭いウソを重ね
真相は闇から闇へと葬り去られて来ましたが
やはり遺書はあったのですねえ。

国民の税金である国有地がなんの理由もなく
八億円も値引きされるという本来ありえない事件でした。
問題の幼稚園の土地には総理夫人が深く関与していて
様々な疑惑や憶測が指摘されましたが
結局、園長の籠池夫妻が国策捜査ともいえる手法で逮捕され
本丸の財務省関係者はすべて不起訴という
なんとも後味の悪い事件でした。
今回、ご遺族が発表を決意されたAさんの遺書には
総理夫人の関与を示す記述や証拠を
どのように隠蔽し改ざんしたのかが事細かく書かれています。
しかも「すべては佐川理財局長の指示です」と
実名まで上げて経緯を綴っているとか。
Aさんは自分の罪に悩み激しく抵抗もしたようですが
結局、周囲のプレッシャーには抗いきれなかったのでしょう。
痛ましい限りで言葉もありません。



だれが書いたのかは知りませんが
すべてはこのヘタクソな字の看板が掲げられてから
腐敗が始まったような気がします。
世界一優秀と言われる日本の官僚たちがその矜持を失い
誰もが官邸の顔色をうかがいながら忖度し
出世のために心ない仕事をするようになりました。
官僚の命である文章の隠蔽や改ざんやなど平気になり
良心がいつしか腐っていきました。
日本の官僚制度をこれほど見事に崩壊させたことは
まことに罪深いと言わねばなりません。
昔から検事たちは「巨悪を眠らせない」とは言いますが
今やその検察制度さえ捻じ曲げようとする
安倍内閣の前ではその決意ももう過去の遺物でしょうか。