まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

案山子

2019年09月30日 | 日記

さだまさしに「案山子」という歌がありました。
都会で一人暮らしをする弟(あるいは妹)を案山子になぞらえて
故郷にいる兄がメッセージを送る歌です。

   元気でいるか 街には慣れたか
   友達できたか
   淋しかないか お金はあるか
   こんどいつ帰る

この歌を聴くと自分の学生時代と重なり胸がジーンとなります。
なかなか街に馴染めず、友達も出来ず
いつもお金がなくて心細い思いを抱えていた青春時代でした。



そう言えば、最近、案山子を見ないなあ・・・と思っていたら
近頃の案山子はずいぶんファンキーになっていました。
歌のイメージとは違ってご陽気です。
これで案山子の役をちゃんと果たせるのでしょうか。
そう言えば、最近、雀もあまり見かけなくなったような気がします。
というか田圃そのものを見かけなくなって来ました。
トランプのご機嫌取りでアメリカから米を買っている場合でしょうか。



案山子のルーツは島根県の津和野だそうです。
島根県はわが故郷です。

    手紙が無理なら 電話でもいい
    金頼むの一言でもいい
    お前の笑顔をまちわびる
    おふくろに 聴かせてやってくれ

心配ばかりかけて来た田舎の母と重なり
いい年をしたオジサンはまたまたジーンと来てしまいました。
そのおふくろが亡くなってもう何年でしょうか。
電話をかけることも、手紙を書くこともなくなって
ふるさとはドンドン遠くなります。