いったいどうなっているのか？
もうかれこれ一週間が近くが経つのに
今も各地で大規模な停電が続いているなんて
復旧のメドさえ立たないなんて
そんなことがあるのかと腹立たしくなってくる。
千葉県内を中心に甚大な被害をもたらした台風１５号。
コンパクトで強い台風とは聞いていたが
まさかここまで被害が拡大かつ長期化するとは
思っても見なかった「想定外」の事態だったに違いない。
とりあえず東電の怠慢を批判したものの
どうもそればかりではないらしいと現状を見て思う。
停電と言えは人災のイメージが強いが
今回の台風に限ってはとてつもない想定外の天災だった。
東電ばかりを責めるのは酷だと思う。
さまざまに地球温暖化のは弊害が指摘されるが
台風もこれまでの常識を超えて
巨大化、凶悪化しているのかも知れない。
現代社会は「電気」を前提にすべてが成り立っていることを
今回はあらためて痛感することになった。
やれネットだスマホだと文明の利便を持て囃すけれど
なんのことはない電気がなければすべては無用の長物である。
停電ではあらゆるものが機能を停止し
情報すら入って来ない。
結局、役に立つのは「新聞」であり「携帯ラジオ」だという意見を
今回も被災地のあちこちで聞いた。
震災の時にも言われたことではあるけれど
便利ほど不自由なものはない。
台風で倒壊した何千本もの電信柱をみながら
暗闇の中で粗末な夕食をとる老夫婦の姿を見ながら
つくづくそう思った。