まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

東京国際映画祭

2017年10月27日 | 日記

六本木を歩いていて・・・
今年もまた「東京国際映画祭」が始まったことを知った。
もう30回目と知ってちょっと驚いた。



これから一週間にわたって
六本木を中心とした映画館や劇場で
世界中ら集まったノミネート作品が上映されるらしい。
サイトを覗いてみると驚くほどの数の「意欲作(?)」のラインナップだ。
勉強不足で前評判も何も知らないけれど
やはり中国を中心としたアジア勢の台頭が著しい。
確か第一回のグランプリは相米信二監督の「台風クラブ」だったと思うが
残念ながらもう亡くなってしまわれた。

当日は日本映画の主演女優が勢揃いだった。
宮崎あおいや満島ひかりはこの映画祭が始まった年に生まれたらしい。
ちょっと意地悪を言ってみたくなるが
この中で文句なく観たくなるような映画女優らしい美人が
果たして何人いるのだろうか。(笑)
私はそういう要素は映画には欠かせないとおもうのだが
お叱りを受けそうなのでこれ以上は言わない。
ただ、これだけ仰々しく金をかけて開催される東京国際映画祭も
ここ数年、観客減に頭を悩ませていると言う。
実際、世界中に星の数ほどある映画祭の中でも存在感はイマイチである。
もちろん作品の充実も大切ではあるが
普段は映画を観ない人たちをもっともっと呼び込むような
発想の転換が必要ではないだろうか。



映画はささやかな産業である。
あってもなくても「経済」というマクロの視点から見れば
取るに足らない存在かも知れない。
とくに言葉の壁がある日本映画は市場規模も驚くほど小さい。
私たちも別に映画など観なくても何の痛痒も感じないし不便もない。
でも、だからこそ育てなければならない蚕業である。
なぜならかけがえのない「文化」だから・・・